- 1二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:50:42タイシンの♀トレは身長低いって概念出したそこのアナタ|あにまん掲示板末代まで誇れbbs.animanch.comテイトレTSウマ娘化概念に脳を侵されたもの|あにまん掲示板幻覚は文章にならば文章は絵にするものhttps://bbs.animanch.com/board/58697/bbs.animanch.com
普通のタイトレも例の3女神でロリっ子ウマ娘にしちまえばタイシンより低身長♀トレーナーができるんじゃねぇか?
前スレ
おれバカだから言うっちまうけどよぉ… part44【TSトレ】|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/44303/https://bbs.animanch.com/board/60076/普通のタイトレも例の3女神でロリっ子ウマ娘にしちまえ…bbs.animanch.compart1
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/44303/https://bbs.animanch.com/board/60076/普通のタイトレも例の3女神でロリっ子ウマ娘にしちまえ…bbs.animanch.com解説/全partリンク
言うっちまうTSウマ娘化タイトレ解説スレ|あにまん掲示板このスレは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…(TSトレ)」スレを解説するスレです。まず初めに、このスレの土台になっている二つの概念「タイシンより小さいタイシントレーナー♀」「三女神によってウマ娘化…bbs.animanch.com本筋のタイトレ情報まとめ
・(正直自分だけのタイトレを作ってもいい)
・140-90-55-80(魔法の合言葉)
・25歳
・髪色は茶色でパーマーみたいな流星
・目の色はエメラルドグリーン
・全身からおひさまのにおい
・髪と尻尾はタイシンと同じシャンプーやソープの匂いがする
・耳と尻尾と胸が敏感
・最初はロブロイの服とか下着とかを借りていた。のちの着せかえ人形である。あとBIG90Tシャツ
・耳飾りはタイシンとお揃い
・最近にんじんがおいしい
・タイトレとタイシンは因子継承する。タイトレは産む。(諸説あり)
- 2二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:50:50
よくやった!
- 3二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:51:13
よくやった!
- 4二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:54:07
タテ乙
ドトトレwktk - 5二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:55:21
また200がルドトレ向きに……
- 6二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:55:30
ブラ購入決定にございまする
- 7二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:55:40
たておつ
ウワーッ!!
ウワーッ!!(前スレ200見た) - 8二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:55:46
たておつ
- 9二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:56:15
たて乙さまです
- 10二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:56:38
マックイーン
済まないが下着の買い方を教えてくれないか(TS2日目) - 11二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:57:04
立て乙、因みに今ってtsトレ何人居るのよ?
- 12二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:57:13
どのトレーナーが買うの??
- 13二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:57:29
- 14二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:57:43
ブラトレ…なんも考えてない色気もクソもない下着だったが、ハヤヒデさんに連れられてもうちょっとマシなものを選ばされた。
無事タンスの肥やしになった。 - 15二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:57:54
- 16二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:58:04
どのトレーナーでもいいんじゃないか?
- 17二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:58:13
有無を言わさず全員買いに行け(独裁者)
- 18二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:58:19
どっかでカフェトレが分裂した
- 19二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:58:20
- 20二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:58:49
- 21二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:59:19
そういえばこのスレのクリークってタイシンを軽く応援したりオグリトレのサポートをしたりする後方気ぶりママだな…
- 22二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:59:29
- 23二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 11:59:55
ちゃんとメーカーまで考察してけ
- 24二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:00:45
タイトレ→さらしで済ましてたのに怒ったタイシンがすっ飛んでいく
ルドトレ→ルドルフに一緒に勝負下着も買わされる
テイトレ→テイオーが楽しそうに選ぶのに任せてる
フラトレ→フラッシュが掛かる下着を選んで買う
ボノトレ→女装用の下着を本気で吟味し始める - 25二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:01:42
寝起きデジトレSS書いたよ(R-15なので問題があれば消します)
カーテンの隙間から差し込む光で目を覚ます。
あくびとともに流れ出た涙を脱ぐって隣を見ると、アグネスデジタル___ご主人様が小さく寝息を立てていた。
そのあどけない寝顔がとても愛おしくなり、抱きしめてしまう。
二人とも裸だから、お互いの体温を全身で感じる事ができる。
脚をからませてたら、なんだか下腹部が熱くなってきた。
ご主人様の温もりに酔いしれながら、俺は昨日の夜の事を思い出していく。
ご主人様に首輪を着けて貰った瞬間から、俺は彼女の奴隷になった。
四つん這いで犬語しか喋れなくなったり、背中に乗って貰ったり、頭を踏んで貰ったり。
一番凄かったのは首を絞めて貰った事。
苦しさと、心地よさで完全に頭がおかしくなっていた俺は、気が付くと失神…………そして失禁していた。
今こうして一糸纏わぬ姿なのもこれが原因だったりする。
気絶している間に服を脱がして貰った俺は、同じく裸になったご主人様と一緒に布団に入り、お互いの愛を確かめあいながら夜を過ごしていた。 - 26二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:02:35
寝起きデジトレSS続き
ウマ娘になってからずっと助けてくれていたご主人様に抱いていた恋心はいまや忠誠心。いや、信仰心にまで進化している。
ご主人様の言う事は絶対だし、ご主人様のお役に立てるなら死んだってかまわない。
そんな俺に対してご主人様はまだ少し迷いが見える。
元々俺の事を心配して精神的な距離を取っていた彼女はSとしては目覚め立てで戸惑いがあるのだろう。
俺が失神した際には心底している顔をしていたし。
でもそれは時間の問題。
そう遠くない内に彼女は吹っ切れて俺の自慢のご主人様として完成するだろう。
「ん…………」
ご主人様も目を覚ました。
目が合った俺達は、お互いに顔を近づけ唇を合わせて、口の中で舌を絡ませる。
「んっ♡、ちゅっ♡…………はむっ♡」
「むぅ♡…………は、ん♡…………くちゅっ♡」
唇を離して舌で唾液の橋を作る。
蕩けた顔でみっともなく涎を垂れ流す俺を見てほほ笑んだご主人様はそっと俺の頭を撫でながら言う。
「おいで、昨日の続きがしたいんでしょ?」
だらんと垂れ下がったベロから流れ落ちる涎で布団を汚しながら、
「ふぁい♡…………ご主人しゃまぁ♡」
舌足らずな声で返事をしながら、再びご主人様の唇に自分の唇を近付けた。
- 27二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:03:08
ルドトレはルドルフに胸が成長してるのをみんなの前で無邪気に伝えて来ると思う
- 28二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:03:45
〜ルドトレは監禁された〜
- 29二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:03:58
テイトレ
復帰前は男物付けてる、心壊してからは他人任せ、復活後はテイオー任せ
ブラトレ
雑、ブライアンに任せた結果全部同じスポブラになる
ルドトレ
カマキリライオンはさぁ…
マクトレ
スポブラ中心だけどマックイーンエミュの為のがいつくかある
イメージ - 30二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:04:13
ドスケベすぎる…
- 31二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:04:55
グラトレ…サラシ
- 32二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:05:14
デジたんは捕食者だった…?
- 33二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:05:42
覇王軍デジたん……
- 34二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:06:27
- 35二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:07:08
- 36二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:07:12
ドトトレ概念が出きってからSS投げよう
- 37二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:07:35
タバコのカフェトレは168cmだったわ
- 38二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:07:48
(イメージの中のデジタルはここまでガッツいてないし、学生のうちからこんな趣味に目覚めるような下地ももってないんじゃないかと思うのだけれども、それはそれとして)
エッチだ…… - 39二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:08:15
- 40二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:08:34
タイトレ(体力というより体型デバフ的な意味で)
- 41二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:08:40
デジトレのデジたんはトレーナーの方が突き抜けててデジたんはまだ若干躊躇してるイメージですね
- 42二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:08:41
ネイトレ
サイズの関係で今まで利用していた店に涙の別れ。ロブロイにお店情報を聴取。
ネイチャが少しネチャる - 43二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:08:59
デジトレ:その...乳首が擦れて痛いからブラ買いたいんだけどどうやって買えばいいのかな?(上目遣い)
デジタン:!?
良バ場 晴れの日 デパート× 買い物上手○ 掛かり気味 直進加速 昇り龍 昇天 復活 尊みのマエストロ 桃色ギア
尊み☆フルスパー(゚∀゚)ート 貴顕の使命を果たすべく 先頭の景色は譲らない 来ました来ました アクセルXX
デジタン:今すぐ行きましょう!レッツゴーです! - 44二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:09:02
デシたんこれ出切ってないんかもっとえっちになるのか?
- 45二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:09:18
(スズトレは今書いてるけどゴールしきります…)
- 46二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:09:28
カフェトレ(タバコ)が曲がりなりにも執念で完走しちゃったからな…ここはカフェトレ(ケツ)で
- 47二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:09:41
- 48二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:10:30
デザインが見つからなかったら手癖で書くよごめんね
- 49二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:11:29
いっちょ3200m走の順位作ってみるかな?
今までの怪文書だと
ブラトレ、テイトレ、マクトレ(ここまでハナ差)
フクトレ、ルドトレ、フラトレ
の順で通ってるぽいけど - 50二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:12:12
シチュエーション被りだけど
「いきます(鋼の遺志)」と心のトレーナーがそう言ったから、ネイトレさんによるウララトレお見舞い貼ります。
ドトトレが迫る中なので緊張
ネイトレもウマ娘の本能には目覚めてなさそうなので走り切れない
- 51二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:12:43
- 52二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:12:58
わたしは普通のハルウララトレ♀。
激動の時代の到来を、病室にいても肌身に感じます。
ネイトレさんがナイスネイチャを連れて来てくれました。
彼女が笑顔でいられることが嬉しくて、
今もその時の事を繰り返し思い出しています……。
────────────────────────────────
「ネイチャ、一緒に病院行かない?」
「……は??」
おでかけに誘ったが反応はイマイチだ。
溜まっていた諸々の雑務を片付け、切り抜け、色々ぶっちぎった結果、
ようやく余裕ができたので、かねてよりの懸案事項を解消することにしたのだ。
「……大丈夫トレーナーさん?そりゃ倒れるならうってつけの場所だけど」
ナイスネイチャが心配そうに、後ろ手を組みながら顔を、目をのぞき込んでくる。
こういう美少女しか許されない仕草をこの子はたまに天然でしてくる。
「いや、垂れ目で目に疲れが出やすい体質なだけだよ。それでどう?」
「いやいや……誘い文句が既にもう病院案件なんですわ」
「頭の病院?」
「正解~。10ネイチャポイント入りまーす」
「そろそろ温泉旅行と交換できるね」
「そんな溜まってたっけ!?」
いけないいけない、打てば響くとはいえ話が進まない。
「ウララトレさんのお見舞いに、ついてきてくれないかな」 - 53二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:13:06
- 54二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:13:12
病院に到着したころ、ネイチャは小さくため息をついていた。
「最初病院って言われたときさ、重い病気が見つかったーとか、検査入院がーとか、
そういう覚悟が必要な話かと思ったよ」
「覚悟は常に必要だよネイチャ。私は最近そう思えてきた」
「何があったのトレーナーさん……」
「人からウマ娘になった」
「うーーん……!!」
頭を抱えて唸っているネイチャを連れて目当ての個室前まで来た。
「……こういうのはね、インパクトのある先制攻撃が重要なの」
小声でネイチャに伝える。
「討ち入りの相談なら乗らないよ」
「敵は一人。侮れないけど、こっちにはネイチャがいる」
「聞いてないし……とりあえずあたしウララトレさん側につくから」
「……それなら私の散り様、しっかり目に焼き付けてね!」
「そんな大層なことなの!?」
勢いのまま戸を開ける!
「ただいまー!!母さ、ん、……」
「本当に待って!?今母さんって言った!!? ん……?」
ウララトレさんはベッドの上で正座をしてスタンバっていた。
「わたしは母ではありません。そして病院では静かにしてください」
至極まっとうな理由で怒られた。
「……だからそんな年じゃないって言ってるのに」
「やっぱりママの方がよかったですかね」
「ナイスネイチャ担当」
「ごめんなさい」
担当に見せるべき醜態じゃないのに、こんなやり取りがまたできることが嬉しい。 - 55二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:13:23
「それで、横にいるのが?」
「えと、はい!初めまして。ナイスネイチャです。……初めましてですよね?」
「ええ。活躍は拝見してましたけど、実は初対面。……うん、かわいらしい」
「ふぇっ!?」
「でしょう、かわいいでしょう!」
「ウララの次にかわいいわ」
「は???」「ん???」
「あ!あの……!」
メンチを切りあう私たちを余所目に、意を決して声を挙げるネイチャ。
「トレーナーさんの、お母さんではない……んですよね?」
混乱してるのかぐるぐる目になってる。やだかわいい。保存したい。
「……こんな誤解をネイチャに与えにきたと」
「ごめんねネイチャ、冗談だよ。母でも義母でもない。……友達だよ」
「はい。中央トレセン学園勤務の女性トレーナーはその実多くはないので、
大体顔馴染みなんです」
「はえ~……」
貴女は男女関係ないのでは?私は訝しんだ。
「ま、私自身はまるで馴染みのない顔になっちゃいましたけどね」
「……自虐できるようになったなら、とりあえず大丈夫だと思います」
ウララトレさんが笑う。そっか、大丈夫だった。大丈夫でいいんだ。
「でも」
「『声』は人間のころとほとんど変わりません」
「うんうん。体格全然違うけど、声聞いただけでトレーナーさんって分かるし」
「……そうなの?」
分からなかった。でも言われてみれば自分の声に違和感を感じてなかった。
のどに手を当てて「あーー」と繰り返し声を出す。
……自分をもう少しだけ好きになれる気がした。 - 56二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:13:36
「ムニャムニャ……まだ……まだ食べられる、いけるよ……」
奇妙な寝言が聞こえると思ったら、ウララトレさんの後ろ、
ベッドにもたれて布団に埋もれたハルウララが寝ていた。さすがの図太さ。
「わー……あたし、漫画以外で鼻提灯って初めて見ました」
「女の子が作るものじゃないんですけどね」
苦笑いした彼女は鼻提灯を弾いて消し、ハルウララの頭に手を置いた。
「ハルウララはよくがんばってくれました。
彼女に力添えができたこと、できること……それが今のわたしの誇りです」
「……トレーナー……も、もう無理かも……グフッ」
自然と笑いに包まれる部屋。こんなところがファンの心を掴むのかもしれない。
病院の玄関を出てからすぐ、ネイチャが話しかけてきた。
「お見舞い。どうだった?」
「ネイチャも紹介できたし、話したいことも話せたと思う。
元気なのは他のトレーナーからなんとなく聞いてたし」
「……悩んでたのもなんとかなった感じ?」
「少しだけよくなったと思う。来てよかった」
「ふーん……ま、ネイチャさんはまだまだ発展途上、成長途中だからね」
ネイチャが二歩三歩と歩を進める。
「でもさ、一緒にいるトレーナーさんが悲しいのは嫌だしさ」
振り返った愛バの顔は赤い。
「どうしていいか分からなかったときは、またあたしに言ってよ」
──小さく愛らしい独占欲の発露がこそばゆくて。
──でも夕陽を背にしてはにかんでみせるネイチャがとても眩しくて。
──こんなにも、ああこんなにも。
──うちの子はかわいくてかわいくて、ちょっとかっこいい。 - 57二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:13:51
「ああ……。嫁に出したくない……」
「いきなり何いってんの!?」
「どこの馬の骨ともわからない男にやりたくないぃ……」
「大昔の親父か!邪魔になるしさっさと帰るよ!」
「うん……」 - 58二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:13:52
そこになおりなさい に草生えました
- 59二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:14:06
- 60寝起きデジトレ書いた人21/09/26(日) 12:15:40
実は調教されてるのはデジたんの方です。
ドMのデジトレに影響されて少しずつSに目覚めていくイメージです - 61二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:15:40
- 62二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:15:47
- 63二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:16:17
今なら余裕あるから行け
- 64二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:16:23
待って……感想追いつかないの……
- 65二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:16:24
やれー!
- 66二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:16:42
好き!!!
- 67二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:16:49
しゅき(語彙)
- 68二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:16:53
おまけ
ぎゃぐはさまないとしぬえぬじーしーん1
「ま、私自身はまるで馴染みのない顔になっちゃいましたけどね」
「ええ。本当に馴染みのない身体になって……」
「顔って言ったんですよ?」
「……いけませんね。要らぬ毒を吐くところでした」
「いや言っちゃいましょうよ。とんだ裏切り者ですよこいつ」
「ネイチャ!!?」
ぎゃぐはさまないとしぬえぬじーしーん2
「彼女に力添えができたこと、それが今の私の誇りです」
「……ねぇトレーナーさん。私3冠取ったよね?」
「うん?そうだよ」
「春シニアも秋シニアも全部取ったよね?」
「…………そうだよ」
「ウララトレさん。あたし、ウララと対決したことないんだけど……」
「……君のような勘のいいウマ娘は嫌いだよ」
「どストレートに言った!!!」
※マジカルU☆R☆A概念
- 69二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:17:03
しゅき!!
- 70二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:17:58
むしろ早く出してくれるとこちらも出せるから助かる(スズトレSS終わった)
- 71二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:18:20
- 72二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:18:25
ありがとうございます。
順次上げていきます。もし解釈違い等あったら読み飛ばしてください。あとドトウの育成シナリオのネタバレを若干含みます。 - 73二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:18:55
掛かってるなぁグラスさん
- 74二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:19:03
デジたんエミュって難しいよね
- 75二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:19:40
「私…ライバル宣言…してみます…。」
「こ、これまでと違うオペラオーさんと私になるの…怖いけど、でも…。」
「言います!オペラオーさんに…挑戦を!自分のために、オペラオーさんのために、私が、私がっ、私が! 変わらなきゃ。」
アドマイヤベガの助力もあり、やっと本人の口から聞くことができたメイショウドトウの意思。これならきっと、彼女は本当の意味で前に進んで行ける。
誰よりも諦めが悪い彼女なら、きっとテイエムオペラオーさえも超えてキラキラする走りを見せてくれる。
「明日から心機一転、ジャパンカップに向けて一緒に頑張ろう、ドトウ。ドトウがもっと自分に自信を持てるように、俺も頑張って支えるから。」
「は、はいい!わ、私も、頑張りますうぅ!」
決意を新たに、また明日、と言って帰路に就く。ふと、いつもなら特に気にしたことはないのだが、なぜかその時だけ三女神の像が目にやたら入ってきた。
ドトウも過去に何度か不思議な力をもらったと言っていた、トレセン学園の謎のパワースポットでありシンボル。
もっとも現在は学園内に広まってしまった『トレーナーのウマ娘化現象』に関わっているのではないかとかで、むやみに触れられないようにバリケードが張られている。
それでも現象は時々発生しているらしく、今の学園はかなり混沌としている。
なぜかウマ娘化した当のトレーナーたちがほとんど順応してしまっているため、あまり深刻さが表立つことはないのだが…。
確かドトウと親しくしてくれているマチカネフクキタルのトレーナーも少し前に巻き込まれてしまっていた。フクキタルによく似た容姿をしていて、男性であった頃の彼を知る者としては今でも少しだけ慣れない。幸い性格などはあまり変わっていなくて、頼れる先輩トレーナーのままだったのは本当に安心した。 - 76二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:20:28
遠目で三女神像を眺めていた時間はほんの数秒だったと思う。帰ろうと思い三女神像に背を向けた瞬間、俺はひどい頭痛に襲われた。
あまりの痛さに立っていられなくなり地面に座り込む。現状把握も正常な思考もできないまま、謎の幻覚が視界を覆う。
それは暗闇の中、二人のウマ娘が光に向かって駆けていくような情景。
俺はただふらつく足で、先に行く二人を追おうとする。ただ夢中に先にある光に手を伸ばし続ける。やがて光に手が届きそうになった瞬間…。
視界が開けた。謎の暗闇の空間ではなく学園の地面が映り、さっきまでいた場所に俺は座り込んでいる。
頭は少しまだ痛むが普通に立ち上がれる。幸いにも近くに人の気配はなく、倒れこんだ時を見られたということはなさそうだ。それにしても…。
嫌な予感が全身を駆け巡る。いやこんな予感は外れてくれないと困る。悪い方に思考を働かせるな。
以前に想像したことが無かったわけではない。あまり被害らしい被害は出ていなかったが、俺は前から正直怖くて仕方がなかった。
学園を少し離れることも考えたが、ドトウを一人にして置いていくなんてことはできなかった。ただのオカルトなんかよりもドトウの隣にいて助けてやらなければいけないと、そう必死でいるうちに頭から追いやられていた懸念。
「…早く帰って今日は早く寝よう」
徐々に早足になっていくのを自覚しながら逃げるように俺はトレセン学園から出る。悪いことは考えないように、ただ一心に、明日からのこととドトウのことだけを考えて…。
秋も終わるというのに汗が止まらず、高熱にかかった時みたいに頭に靄がかかったような感覚に襲われ続け、帰り道の記憶はほとんど残っていない。
ただ自宅の玄関にたどり着きドアを閉めた瞬間、俺は崩れるように倒れた。
- 77二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:21:08
ドアの隙間から差し込む光と外の喧騒で目が覚める。意識を起こしていくのと同時に目覚めたことを後悔した。
…自分が自分でないような感覚というのはこういうことなのだろうか。胸と腰の下あたりにある異物と、音が聞こえる位置がやや上になっているのが特に顕著だった。
「…なんでだよ…」
俺ではない誰かの声が部屋に響く。なんで。なんで。なんで。しかもよりによって今、この時期に。言葉が頭の中で回り続ける。
ドトウだってトレーナーのウマ娘化現象のことぐらいは把握している。俺が話せば理解はしてくれるだろうし、助けてだってくれるかもしれない。ドトウは誰よりも優しい子だから。
同時にドトウは不器用な子でもある。昨日の決意の後すぐにこんな現実を突きつけられたら絶対に混乱する。きっとトレーニングにもレースにも支障が出る。
ジャパンカップまで時間は正直あまりない。こんな俺の身に起きた都合で、ドトウが踏み出し始めた一歩にノイズが入ってしまう。今この時期だけは、それは絶対にあってはいけないことだったのに。
…しばらくは隠し通さなくてはいけない。ジャパンカップ、いや年末の有馬記念までは少なくとも必ず。
嘆いてばかりいては、進めない。
「…まだ、大丈夫」
ドトウだってあんなに頑張ったんだ、彼女のトレーナーである俺がここで立ち止まってはいけない。
納得は決してできそうにないが、それでもこれから自分のしなくてはいけないことを必死に考える。そして一つの案とも言えない何かが浮かび上がる。
これしか、ない。
体を起こして立ち上がる。サイズが合わなくなったのか、昨日着ていた服がずるずると脱ぎ落ちていく。自分ではなくなった体に気持ち悪さを感じつつも、これからは我慢しなくてはいけない。
時計を見ればすでに午前9時を過ぎていた。ドトウとのトレーニング開始予定も9時に決めていたから遅刻は確定してしまっている。
すぐに謝罪と遅れる旨の連絡を送りながら、準備を進めていく。
ふと、鏡に映った自分ではない顔の誰かに向かって少しだけつぶやいた。その言葉はまるで自分に言い聞かせたようにも思える。
「ドトウたちの邪魔だけは絶対にするなよ」
その声も、姿も、今はただ気持ち悪い。
- 78ネイトレ発案者21/09/26(日) 12:21:21
good!!
- 79二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:21:42
私は、頑張ります。オペラオーさんのライバルになる、そう信じてくれるトレーナーさんのためにも。
昨日のこともあってか、今朝の目覚めは自分でも驚くくらいばっちりで。シャカールさんもちょっと驚いていたけど、頑張れよ、と準備を手伝ってくれて。
9時の開始に間に合うように、ドジを踏まないように、ゆっくりしっかり、集合場所へと向かいます。
「ト、トレーナーさあぁぁん…。お、お待たせしましたぁぁぁ…」
時間は9時ぴったりくらい。いつもならトレーナーさんはずっと早く着いていて先に待っていてくれているのですが、今日はその姿が見えません…。
…も、もしかして私また集合場所を間違えてしまってたり…? あぁぁぁほんとにドジでごめんなさいぃぃぃ…。
急いで場所を確認しなおそうとするのと同時に、カバンの中からスマホの着信音が鳴りました。慌てて取り出してみるとそのトレーナーさんからです。
『すまないドトウ。俺の都合で申し訳ないんだが開始時間を1時間遅らせてほしい。10時までには必ず着く。もう少しだけ待tt』
最後の途切れた文だけ気になりますが、どうやらトレーナーさんがまだ来ていないというのは本当らしいです。場所ももう一度確認しましたが私のいる場所で間違いなさそうでした。
「私が遅刻しないで、トレーナーさんが遅刻…珍しいですぅ…」
その場で時間まで待とうかとも思いましたが、周りからはだんだんと、他のウマ娘さんたちがトレーニングをしているらしい声も聞こえてきて、思い直しました。
「トレーナーさんが来るまで、準備運動しておこう…かな…」
そうして私は少しだけ転びそうになりながらも、走り始めました。
- 80二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:22:17
ちょうど一時間くらいが経ったでしょうか。私の方に近づいてくる人がいるのに気が付きました。感覚で、間違いなくトレーナーさんだと思ったのですが…。
「あ、トレーナーさん…!おはようござ…いま…すぅ…?」
変な恰好でした。いえ、そもそもトレーナーさんかどうかもわかりません。少なくとも私が覚えている限りでは、トレーナーさんがこのような恰好で来たことはありません。
まずコートを着てフードをかぶっています。でもサイズが全然合っていなくてかなりぶかぶかで、手に関しては袖に完全に隠れてしまっているくらいです。それになぜかスケッチブックとペンを持っています。ズボンは普通ですが靴は底がいつもより厚いようにも見えます。さらに極めつけは大きめのサングラスとマスクをしていることです。
胸にトレセン学園のトレーナーバッジを着けて、登録証を首にかけている以外、不審者にしか見えません…。
いくら私がドジで抜けているとはいえ、さすがに怪しいと思いました。
「えっとぉ…あのぉ…本当にト、トレーナーさんですかぁ…?」
すると不審者さんは持っていたスケッチブックを開き、書きにくそうにしながらも何かをペンで書いていきます。
『すまないドトウ。疑問に思うのも無理はない。この格好には深いわけがあって』
…。
『まず筆談とマスクについてだが、これは俺がしばらく声が出せない病気にかかったから』
…。
『サングラスと大きめのコートは、医者から日光に素肌をさらさないようにと指示されたから』
…。
『昨日帰ってからどうにも調子が悪くて病院に行ったんだ。そうしたら結構大変で治るまで何か月かかかるみたいで』
『でも声が出ないくらいで日常生活に支障はほとんどないし、ドトウが頑張らなくちゃいけない時期に離れるなんてできないから』
…。
『ちょっと変かもしれないけど、俺はちゃんとドトウのトレーナーだから。だから一緒に』
『オペラオーに、勝ちに行こう』
- 81二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:22:47
スケッチブックに書いては見せてめくり、もう一度書いては見せる。
まだ手の力加減に慣れず、筆跡は少し歪んでいる。スマホはドトウへメッセージを打っている際に誤って画面を割ってしまった。
我ながら頭のおかしい嘘をついているという自覚はある。でも頭のおかしくなるような現象が起きてしまった以上、良識の範囲内で解決することは不可能だと察した。
ドトウならわかってくれる、姿が変わっても変わらない気持ちが伝わってくれる、そう信じるしかない。
大きくなった胸部はむりやり締め付けておさえた。生えてしまった耳と尻尾は表に絶対に出ないように衣服に隠れるよう固定した。おかげで常に鈍い痛みがあるが、こんなのは些細なことだ。
変わった声は聞かれないように。変わった顔は見られないように。せめてドトウがジャパンカップ、そしてその先の有馬記念を走り切るまで、俺は変でも、変化した姿を誰にも晒してはいけない。
やがてドトウが口を開く。
「う~ん…、わ、わかりましたぁ。い、いやよくわかってはいないんですけどぉ…。でもなんとなく、今目の前にいるのはトレーナーさんだって、わかる気がするので…」
「そ、その、はやく病気が治るように…、私も毎日お祈りしますぅぅ…。だから、が、頑張りましょうっ!」
ありがとう、と言葉にできない代わりに俺は精一杯うなずくことしかできない。
心の中で何度も謝る。すまないドトウ。これはドトウの優しさに甘えた俺の弱さだ。
でも成し遂げてみせる。君の決意に、障害があってはならないのだから。
- 82二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:23:13
二年以上一緒ですから、トレーナーさんのことは多少わかっているつもりです。
ドジでダメで自信の持てなかった私を信じてくれている人。私が頑張れるように背中を優しく押してくれる人。
だから感じます。トレーナーさんには今何か普通じゃない事情があること。そしてそれをごまかしてまで強引に私のところにいようとしてくれていること。
変な恰好には慣れないけれど、でも私のことをそこまで思ってくれているのは素直に嬉しいです。
でも同時に思ってしまいます。トレーナーさんにそう思わせてしまうほど、私はまだまだ頼りないんだって。
『私の…貴方の担当の前でなら、隠し事はしなくてもいいんじゃないですか…?』
そう私が言えたなら。トレーナーさんはどんな反応をするのだろうか。
でもトレーナーさんはそれを望んでないと、なんとなく分かってしまいました。
だから私は、私にできることを…。
トレーナーさんに迷惑をかけながら、オペラオーさんたちの待つ舞台に、少しでも相応しくなれるように。
- 83二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:23:44
ドトウはジャパンカップを無事に走り切った。今までのオペラオーにどこか遠慮していた走りとは違い、彼女を超えていくためにライバルとして挑んだ。
結果、ドトウの走りを受けたオペラオーがさらに上回る底力を見せ、ドトウはクビ差で二着だったが、ドトウはすさまじい速度で実力を伸ばしている。
これなら大丈夫。ドトウなら乗り越えていける。その思いがジャパンカップを経てより固い確信へと変わった。
不安であった俺との筆談でのトレーニングも、最初こそ戸惑いながらだったが、今では特に問題なくコミュニケーションをとれるくらいには慣れてきた。
有馬記念まであと少し。それまでは…。
今日のトレーニングの準備をしていると、ドトウが珍しく二人のウマ娘を連れてきているのが分かった。
「おや、噂は本当だったようですねぇ。ドトウさんのトレーナーさんが怪しい恰好をし始めたというのは」
「はーはっはっは!ドトウのライバル宣言に加えそのトレーナー君もヴィランになり切るとは!僕を倒すための心意気の表れということかな?素晴らしい!」
「い、いや…トレーナーさんはぁ…病気のためにぃ…仕方なくぅ…」
一人はマチカネフクキタル。ドトウのトレーニングの時にたまに顔を出して助言してくれる占い好きの友人。
もう一人はテイエムオペラオー。今の世代で名前を知らない者はいない、ドトウの憧れであり、そして超えるべき覇王。
「ふむ…病気というならあまり外を出歩かずに安静にしていた方がいいのでは?」
「その通り!万全の状態の好敵手を相手してこそ、覇王の輝きはより一層増すのさ!」
他の人に見られることを極力避けてきはしたが、それもそろそろ限界が来たらしい。
トレーニングの指導のために来ているのだから、絶対に見られないなんていうことはそもそもあり得なかったのだ。
- 84二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:24:05
俺の姿形は少しずつトレセン学園のウマ娘たちの話題に挙がるようになってしまった。そもそもドトウであったから受け入れてくれただけであって、
本来の反応としてはフクキタルやオペラオーが正しい。ドトウもかなり二人の対応に困っているようだった。
「えぇぇっと、それはぁ…そのぉ…その通りなんですけどぉ…」
二人はかなり興味深そうに俺の恰好を見てくる。どうしたものかとスケッチブックとペンを手に考えていると、
「と、とにかくっ!私のトレーナーさんは、だ…大丈夫なのでぇ!ってうわぁぁぁぁぁ!」
その時だった。近くの茂みががさがさと揺れ、なぜか急にタヌキがドトウめがけて飛び上がってきた。突然すぎる出来事に反応なんてできず、タヌキを受け止めきれずにドトウは体勢を崩し、近くにいた俺にぶつかる形になった。それなりにつよい衝撃に視界が揺らぐ。倒れるドトウの手は俺のコートをつかみ、そして一緒に倒れこむ。
「あぁぁぁ…やってしまいましたぁぁ!トレーナーさん、ご…ごめんなさ…」
ドトウの声は驚きのあまり途切れた。
鎧がはがれる。仮面も、今までなんとか取り繕っていた「メイショウドトウのトレーナー」という形が無音で崩れ去る。
耳。尾。変わり切った顔。短く震えて漏れ出る声。俺ではない誰かを、見られてしまった。
「まさか、ドトウさんのトレーナーさんも…?」
「…なるほど!そういうことか…」
思考がパニックに陥る。壊れた頭で、周りの声が何を言っているのかも理解しないまま。
俺はドトウを置いて、逃げてしまった。
- 85二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:24:38
私が、トレーナーさんの守っていた何かを壊してしまった。…それだけは直感で分かった。
やってしまったことの重大さに気づき、頭が真っ白になる。トレーナーさんが走って行ってしまった方角をぼんやりとながめ、ただ立ち尽くす。
「……ウさん!ドトウさん!」
誰かが私を必死に呼ぶ声がします。
「気をしっかり持つんだドトウ!確かに驚きはしたが、このまま立っていても解決しない!」
よく聞いた声。私の大切な友達と、私の憧れの、二人の声が。
「………はっ!フ、フクキタルさんっ!オペラオーさんっ!ど、ど、どうしましょうぅ…!?
ト、トレ、トレーナーさんがぁ…!ウマ娘になって…?どこかに行ってしまいましたぁぁ!」
混乱する頭で叫びました。トレーナーさんがどうしてウマ娘になっていたのか、そしてどうして逃げて行ってしまったのか。
たった今起きた何もかもが、私には分かりません…。
「ドトウ、とにかくゆっくり落ち着いて聞くんだ」
オペラオーさんが真剣な面持ちで私に話しかけます。
「君も少しは知っていると思うが、今このトレセン学園は妙でね。僕たちのトレーナーがウマ娘になってしまうという奇想天外な現象が起きているんだよ」
「は、はいぃ…私も聞いたことありますぅ…」
「で、さっきほんの少し見ただけだが…。君のトレーナー君もその現象に巻き込まれてしまったとみていい」
「…」
「彼が逃げ去ってしまった本当の理由は僕には想像がつかないが…、それでもきっとウマ娘になってしまったことが深く関わっていることは間違いないだろう」
頭を整理します。ということは、ジャパンカップの前、突然筆談を始め、変な容姿をするようになったあの時に、きっとトレーナーさんはウマ娘になってしまったのかもしれません。でもどうして、トレーナーさんは隠し続けていたのでしょう?
- 86二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:25:10
「今までが特に大きな問題になっていなかっただけで、やっぱり自分の姿が変わることに恐ろしさは感じるんでしょうねぇ。私のところのお姉…じゃなくてトレーナーさんは、最初戸惑ってはいましたがすぐに順応したので何とも思わなかったんですけど。私もなんだか慣れちゃいましたしねぇ」
「とにかくだ!彼を追って話を聞かなくては解決しないことは確かだ。そして彼を探す役割は…ドトウ。君にしかできないことだ」
トレーナーさんを探して話を聞く。私にしかできないこと…。
「行くんだドトウ。できるね?」
「大丈夫ですよドトウさん!この幸運が詰まった私愛用の水晶玉をお貸しします!この水晶玉がきっとドトウさんのトレーナーさんの場所まで導いてくれるはずです!」
そう言ってフクキタルさんはどこからともなく取り出した水晶玉を私に差し出します。私はそっと落とさないように受け取りました。
「わ、わかりましたっ!私、頑張ってトレーナーさんを見つけてきますぅっ!」
「僕たちも何か手がかりを見つけたらすぐに知らせる!行ってきたまえ!」
オペラオーさんとフクキタルさんにはまた助けられました。私一人ではもしかしたら進むのにもっと時間がかかっていたかもしれません。
目指すは水晶の光る先。トレーナーさんのもとへ。
遠慮も隠し事も、もう終わりにしてください、トレーナーさん。
- 87二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:25:34
俺は自分が嫌いだった。何も取り柄がない自分が。他人みたいに輝けない自分が。
それでも、トレセン学園でトレーナーになって、ひょんなことからメイショウドトウのトレーナーをすることになって。
俺は救われていた。自分では輝けなくても、誰かを輝かせる手助けはできるんだって。
いろいろなことがあった。でも、どんな時も充実していた。ドトウと一緒に歩んできた日々は楽しかった。
メイショウドトウ。誰よりも優しく、誰よりも諦めが悪い、誰よりも強いウマ娘。俺は彼女を信じて一緒に進んできたから、
自分の価値が少しはあるんじゃないかと思うこともできた。それなのに。
たかが姿が、性別が変わっただけ。と誰かは言うかもしれない。でもそれは俺にとっては自己を否定されたことに他ならない。
『メイショウドトウとともに歩んできたトレーナー』という形は否定され、残されたのは誰ともわからないウマ娘の姿。
誰が受け入れることができる。やっと手にできた自分の生きる価値を否定されて、俺には何が残されているというのだろう。
そんなことを思いながら、俺はさっきのことを思い返す。
我ながら何をやっているんだろう。パニックで逃げ出すなんて子どもじゃあるまいし。もう、あの場所には戻れそうにない。
ドトウにはなんて説明しようか。こんな勝手なことばかりしてさすがに愛想を尽かされただろうか。ドトウの優しさに俺はずっと依存していたのかもしれない。
後はマチカネフクキタルのトレーナーに任せようか。彼、いや今は彼女か。フクキタル経由に事情を聞いてくれるかもしれないし、何より人柄が信頼できる。
ドトウもきっとうまくやっていけるはず。
そう全てを諦めて最後の連絡を取ろうとした時、スマホが壊れていることを思い出す。
仕方なく立ち上がり、自宅に帰ってから連絡をしようとそう思った時。
「ト、トレーナーさぁん!み、見つけましたぁ…!」
ジャージを汚れまみれにしながら、メイショウドトウは現れた。
- 88二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:26:04
「どうして場所が分かったんだ…?いやそれよりも、俺がトレーナーだってわかるのか…?」
学園からかなり遠い山奥のはずだ。それに何より、俺の容姿はドトウと長く過ごしてきた男性の人間の時のそれではない。それなのに。
「フ、フクキタルさんの水晶が案内してくれましたからぁ…。そ、それに服装とかも…。なにより雰囲気が、トレーナーさんだってわかります…」
息を切らしながらも、ドトウはまっすぐに、震えながらも強くこっちを見つめてくる。俺はそれに耐えきれず目線をそらしてしまう。
何か言わなければいけない。感謝か、謝罪か、別れか。俺が言葉を選びかねていると、
「わ、私はっ!トレーナーさんが何に苦しんでて何を悩んでるかなんて全然分かりませんっ!
でも、私は貴方に勇気をもらいましたっ。貴方のおかげで成長できましたっ。あのオペラオーさん、『覇王』に並べるところまで来たんですっ。
だから言いますっ!一人で悩まないで私に任せてくださいっ!貴方が教えた私をもっと信じて頼ってくださいっ!
姿形が変わって不安なら私が支えます!不安なんて忘れるくらいの輝きを、私が持てるだけの光を貴方にあげます!
だからそんな顔をしないで戻ってきてください!私に遠慮して隠し事なんてしないでください!
私にも、迷惑をかけてくださいぃぃぃぃぃぃぃ!」
静寂の中、ドトウの必死の叫びが響き渡る。
俺の口から言葉は出なかった。
でもせき止めていた何かが壊れたように、涙が溢れてとまらなかった。
無意識にドトウの方に体を預けてしまう。感情は治まりなんてせずに、ただただひどい泣き声を空に響かせる。
小さい子どものようにずっと。俺は意識を失うまで泣き続けた。
- 89二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:26:35
「んで、サングラスとマスクは外れたが、結局クソデカコートはそのままと」
「…ウマ娘の見た目って死ぬほど恥ずかしいんですよ本当に。なんで先輩たちはみんなはしゃいでいられるんですか。」
「まあアホばっかりだからな」
「じゃあ俺はアホの仲間入りはしてないってことですね」
「お前はお前で違う意味でアホだとは思うけどな。ほら、そんな意地張ってないでフード取って楽になれ」
「やっ…、本当に勘弁してください…」
俺をからかって意地の悪い笑みを浮かべるのはマチカネフクキタルのトレーナーだ。今はドトウとフクキタルの並走トレーニングのために同じ場所にいる。
彼女?には本当に世話になった。あの日意識を失った俺の面倒をしばらく見てくれたのも、俺の現状を知っていろいろと手配してくれたのも彼女?だった。
「…平気か?」
「平気じゃないですよ。この見た目には慣れないし、まだ気持ち悪いです」
「そんなに悲観するなって。男のお前より何倍も可愛いぞ」
「…元男に容姿をそんな風に評価をされる時がくるなんて、この世はもう終わりですね…」
「ははっ、そんな返事ができるくらいには回復してんじゃねえか」
そう笑って彼女はフクキタルに呼びかける。
「今日はお疲れさん。おーいフク!今日のトレーニングは終了だ!帰るぞー」
「あ、待ってくださーい!トレーナーさーん!」
フクキタルと彼女は練習場を後にする。もうだいぶ日が傾いてきた。
「今日もお疲れ様、ドトウ」
「は、はいぃ…、お疲れさまでしたぁ…」
ドトウに飲み物とタオルを手渡す。彼女はいつもとなにも変わらずそれを受け取る。
あの日、ドトウは俺を見つけてくれた。もっと頼ってくれと、そう言ってくれた。言わせてしまったのだ。その意味を俺は忘れてはいけない。
「あれ…トレーナーさん…、コート脱いでも大丈夫なんですかぁ…?」
「ドトウの前だけでは恥ずかしくても隠さないって約束したから。少しずつ頑張ってみるよ。…ドトウがそうだったように」
いつか、二人でお互いをもっと誇れるように。
終
- 90二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:27:12
よかった
乙! - 91二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:28:36
ヤバい最近しゅきしか言ってない気がする、せっかく初SSなんだしもっと具体的に言ってみよう
しゅき…(語彙消し飛ぶ音) - 92二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:32:32
- 93二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:32:50
よき………
- 94二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:34:56
あー素晴らしい…覚悟ガンギマリ勢良い…
- 95二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:35:28
ドトトレの信念いい……
ドトウの覚悟もいい……
オペフクかっこいい……
すき…… - 96二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:36:11
自分で解説スレに書いた概念に解釈違い起こしてる
もう消せないから仕方にないけど - 97二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:38:17
- 98二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:38:35
- 99二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:39:15
三女神像前にバリケード張られてるの笑う
- 100二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:39:41
クリークトレTSを提唱しようとする者だが
色々と世話になっている愛バにいいところ見せようとして
途中でへばるクリトレはありだと思うんだ
で結局また愛バのお世話になるんだ
申し訳ないと思いつつお世話してもらえるのが嬉しいんだ
という訳でドトトレに続いてクリトレTSを投げようと思う
お手柔らかに頼む
- 101二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:39:48
現状推定爆心地だし…
- 102二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:41:03
- 103二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:43:59
- 104二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:44:44
あとドトトレ作者様はビジュアルイメージを描いていただけると嬉しいわよ、SSの中の必要はないけど描きてえ欲が発生するので
- 105二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:45:45
俺は謎の覆面S
秋のトレーナー3200mのスズトレ版仕上げたけど出してよろしい? - 106二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:46:17
あなたの真骨頂は実はNGシーンなんじゃないかと思っている。あれだよね、本家ハガレンの巻末4コマ漫画感ある
- 107二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:46:37
スパクリの人と衝突しそうだからちょい待って!
- 108二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:47:32
三女神(何ですか!このバリケードは不敬ですよ!私を誰だと思っているんですか!あの女神ですよ!即急にバリケードを解除しなさい!さもなくば全トレーナーの胸をAAAで固定しますよ!良いんですか!?)
- 109二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:48:28
- 110二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:49:06
- 111二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:49:11
あなたはAAAの代償にケツデカを導くではありませんこと
- 112二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:49:30
「頑張ってください!!トレーナーさん!!」
「…何度も言ってるけど適性距離じゃないし期待するなよ…?」
目をキラキラと輝かせるスズカにそう念を押しつつ、ゲートの中へと入る。
トレーナー対抗3200m、生徒会と理事長による半分ゴリ押しで開催された企画だ。
…いや、トレーナー対抗までは分かる。ウマ娘化トレーナーもすっかり普通にレースできる人数に達したし。だけど問題は距離だ。
なぜ3200mを選んだ??普通適性率の高い中距離、もしくは適性なくてもほぼ確実にスタミナが持つ短距離では??
最長のGIを選出した意図が全く分からないが、ひとまず置いておこう。
これまでのスズカとの並走からして私の距離適性は中距離とマイル。長距離の中でも更に長い今回のに出る必要はない、はずだった。
「トレーナーさん、申し込み終えてきましたー。」
流石の大逃げ。恐るべき俊足。気づいた頃にはもう遅い。こうして無事(?)私の出走が決まり、今に至る。
…さて、出るからには当然勝つつもりで挑まなければならない。
こちらの有利なとこは日頃からスズカのトレーニングに付き合ってること。要は経験の差だ。
一方で不利な点は不適性距離によるスタミナ不足。逃げてもバテちゃ終わり。
特にブライアンとよく走っててかつ長距離適性のあるブラトレは1番の脅威と言える。
「ふぅー…」
ゲートに入り、目を閉じて心を落ち着かせる。
あえて中盤でスピードを抑え、後続との差を維持するだけに留める。
これが今回の、勝つための作戦だ。序盤はスズカのように思いっきり逃げて差を5~7バ身程度に開き、そこからはあえてその差を維持し続ける。
そうする事でスタミナをギリギリまで温存し、終盤に持ち越す事ができるだろう。
「…よし。」
実況の声で目を開く。
そして…ゲートは開かれた。 - 113二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:50:00
出だしは好調、スズカと鍛えた逃げ足で一気に他を離していく。
だが想定よりもペースが早い。ブラトレとマクトレ、テイトレ辺りか?その3人が逃がさないと言わんばかりにいい速度を出してきてる。
1000m、圧をかけてきていた3人がやっとこさ速度を下げてくれる。が、正直かなりスタミナを持ってかれた。
1600m、ちょうど中間地点だが残りスタミナはざっと見積もって3割、よくて4割ほど。最後まで持つ気がしない。
2200m、終盤に突入し、後続が一気に加速する。
差し返すほどのスタミナはとてもじゃないがない。ならば…逃げるしかないだろう!
負けじとこちらもその速度を一気に上げる。
残されたスタミナが一気に消費され、息が荒くなり始める。
2500m、長距離に突入。作戦のおかげでまだスタミナはかろうじて残っているが、後続がその差を徐々に詰めてきている。
2700m、ついに先頭を奪われる。メンバーは6人、ブラトレ、マクトレ、テイトレ、フクトレ、フラトレ、ルドトレ。
スタミナももうほとんど残っておらず、脚が重くなるのを感じる。
…ちくしょう、と心の中で叫ぶ。無謀と分かってたとはいえ、勝ちたかった。
そうしてる間に2800m、最終直線へとたどり着く。
────ゴールの先で待つ、スズカが見えた。
「…は、あ、ああぁ…!!」
無理やりにでも肺に息を取り込む。
とっくに枯れ果てたスタミナを根性で代用し、限界以上の力を以て脚を動かす。
2900m、さらに速度が落ちる。
3000m、息が苦しい。
3100m、視界が霞む。
…3200m、先頭集団から大幅に遅れ、ゴール。
- 114二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:50:46
「トレーナーさん!!!」
「ス、ズカ…」
力尽き、地面に倒れそうになった私をとんできたスズカが支えてくれる。
「ご、めん…1着…取れ…」
「全然気にしないでください。最後まで諦めずに走りきったその姿、凄かったです。またいい景色見させてもらいました。」
「そか…なら、よか…た…」
空気を肺に取り込むのにせいいっぱいな口で途切れ途切れながらもそう返す。
ヤバい。今にも気を失いそうなレベルで意識が朦朧としている、頭が回らない。
が、これ以上スズカに迷惑をかけたくない。
用意されたイスに座らてもらい、意識をハッキリさせるために、ゆっくりと呼吸をしていく。
「…あの、トレーナーさん。」
「ど…うした…?」
「…私、やっぱりトレーナーさんのトレーナーになりたいです。
トレーナーさんは私の走りを「みんなに夢を与えるもの」だと言ってくれましたよね。
同じ、なんです。私も、トレーナーさんの走りは多くの人に夢を与えるものだと感じたんです。
自分の方も疎かになんかしません。…なので、お願いします…!!」
スズカが頭を下げる。
頭が回らない今、正直何を言われたか理解できてない。
だけど、スズカが頭を下げてまで頼むということは、相当の覚悟を持ってるのだろう。
「…い、いよ…」
「…!!」
「がん、ば…るん…ぞ…」
「…はい!!!!!!」
スズカの顔が歓喜一色に染まるのが鮮明になってきた視界に映る。何かは分からないけど、よほど喜ばしいものだったんだろう。
- 115二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:50:54
「ついに決意固めたのね…」
そん後ろから声がかかる。振り向くと比較的仲のいいグルトレだった。
「決意…?」
「ほら、さっきスズカの提案飲んでいたでしょ?」
「ん?ああ…ちょっと待って、あれ私絡みなの?」
「うん?当然でしょ?」
…なんだろう、猛烈に嫌な予感というか、やらかした気がしてきた。
すっかり回復した脳をフル回転し、何があったかを思い出し────
「…あああああああ!!!!」
自身のやらかしに盛大に叫んだ。
「…やった…やった…!!」
「待ってスズカ!違う!!違うんだ!!あの時はまだ意識が朦朧として!!」
「まずはトレーナーの資格取るとこからよね…勉強頑張らなくちゃ…」
「ホントに待って!せめて話し合いを!!!!」
しばらくの間、レース場に私の絶叫が響き渡った。
- 116二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:54:56
- 117二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:56:05
- 118二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:56:46
出来る事なら解説スレのデジトレ概念を書き直したい
今のドM路線も悪くないんだけどもうちょいキャラが広まってから書いた方がよかった気がして後悔してる - 119二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:57:12
- 120二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:57:33
- 121二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:58:00
これみて歓声が上がるのやっぱ闇レース!!!
- 122二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:58:19
死屍累々だ…….
- 123二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:59:00
part45で新解釈が出て来るの楽し過ぎて目を離せないんだが??(謎ギレ)
- 124二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:59:02
尻尾描き忘れたので直すう!!
- 125二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:59:29
- 126二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 12:59:59
- 127二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:00:31
- 128二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:00:44
イイヨー
- 129二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:00:45
勝負服だから多少はね?
- 130二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:00:51
しょ、勝負服ですから!
- 131二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:01:08
流れとか特に無いので〜
- 132TSセイトレ概念提唱者21/09/26(日) 13:01:22
「ミーティングもこんなところかな」
「はーい、お疲れ様でーす」
夕暮れ時より幾分日が高い時間、ミーティングも早めに終わる。
模擬レースの後という事で私の疲労抜きにトレーニングも軽くしてくれていた。
「いやー、何時もこの位ならセイちゃん助かっちゃうんですけどねー」
「…疲労抜き終えたら何時ものメニューに戻してくからな?」
「はーい」
釘を刺すように伝えるトレーナーさんの言葉を聞きながら時計を見る。
ゆっくり休む時間をくれているだけあってまだ時間に余裕がありますねー。
「それじゃトレーナーさん、一つ相談したい事が」
「何?」
「買い物行きましょう?服とかー、日用品とか!」
ビクッとトレーナーさんの耳と尻尾が跳ね上がる。
私よりも身長が縮んだ影響かトレーナーさんの耳は随分大きく、時に顔より感情を表してくれる。
おかげでセイちゃんはトレーナーさんを引っ掛けやすくて助かってまーす。
「スカイの疲労抜きの為の休みだから」
「えー、トレーナーさんはセイちゃんのお休みに付き合ってくれないんですかー」
「…スカイの買い物ならいいよ」
「やったー、流石トレーナーさん!それでですね──」 - 133TSセイトレ概念提唱者21/09/26(日) 13:01:37
仕事用のスーツ、髪や尻尾のケア用品、私服に化粧品とプランを話すとみるみるトレーナーさんの耳がペタリと倒れていく。
イジメてるみたいになってますけどココまで何も用意してないトレーナーさんも悪いんですよー?
「俺はスーツとジャージがあれば良いんだけど」
「トレーナーさん、身嗜み整えるのも社会人の礼儀ですよー」
「そうなんだけども…私服はジャージかスーツで良いんじゃ」
「良いじゃないですか、担当の為に一肌脱いでくださいよトレーナーさーん!」
「女物は気が進まない…」
「えー、私の勝負服はすぐに着てくれたじゃないですか」
「それは…」
トレーナーさんが体を縮こまらせて押し黙る。
逃げるように視線を泳がせていく先を見ると私の勝負服、そんなに気に入ったの?
「しょうがないなぁ、似たような服ちゃんと見繕ってあげますから」
「いや俺はスーツかジャージで」
「良いんですかー、着せ替え大好きな人達のところに連れて行っちゃいますよ?」
「見繕ってください!」
「にゃはは~、りょうかーい」 - 134TSセイトレ概念提唱者21/09/26(日) 13:01:57
「それで貴方のトレーナーさんもスーツの丈が合ってたのね」
「うん、やーっと買いに行ってくれてね。でも大変だったんだよ、採寸に影響出るから厚底ブーツ脱がせたり」
「気持ちは買うけどなんで履いてきてるのよ」
「色々と譲れないものがあるんだって。特に下着買う時大変だったんだよ」
「抵抗あるでしょうね、今までずっと女性ものを避けてたんですもの」
「そうそう、まず下着を買わなきゃいけないと連れて行ったらトレーナーさん逃げ出しちゃってね」
「ショッピングモールで何をやっているのよ!?」
「トレーナーさんの腰にしがみついて引っ張って連れて行ったよ、ちょっと憔悴しちゃったけど」
「本当に何をやっているのよ!!」 - 135TSセイトレ概念提唱者21/09/26(日) 13:02:54
セイトレ自然発生を目指して…。
筆が遅くて流れに乗れないのでこのタイミングで出せてよかったです。
可愛らしいのは任せた!!! - 136二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:02:58
それは…そうなんですが…
そもそも頭スズトレの原動力って「他の人が書いたSSや絵が見てえ!!!!!」であって、言い出しっぺの法則で書いた1番最初以外って他の人が書き/描きやすいようにする意図が4割、他の人のスズトレSS見てえ欲を満たしたいが4割、書きてえ!!が1割なんだ
このままドンドン書いてってもいいけどそしたらそれだけスズトレのキャラ固まっちゃうしシチュエーションも減るから定期的に休憩挟んで他の人のスズトレを取り入れたいのです
だからこうして身を削る
- 137二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:03:23
うおおおおおおおおお!!!!!!(闇の観衆)
- 138二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:03:31
- 139二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:04:35
- 140二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:05:50
- 141二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:05:54
- 142二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:05:54
8だからだよ...
- 143二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:06:12
マンハッタンカフェトレーナー(ケツ)で毎回笑ってしまう
- 144二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:06:55
カレトレがきっちり手でハート作ってて爆笑した
- 145二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:07:04
10はもう抱いてるフラッシュだからその寸前まで行くのは当然だな!!
- 146二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:09:07
指輪交換したテイトレと同数値ですねソレは
- 147二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:09:16
あ、それはそれとして感想いっぱいもらえればもらえるほど創作意欲が上がるので感想は非常に助かる…ありがてぇ…
- 148二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:09:34
百合深度計測不明のトレーナーがいるってマジですか?
一体誰の事なんだ……(監禁) - 149二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:10:39
これ見るとカフェトレ(タバコ)が完走したの奇跡に思えてくるなぁ…
- 150二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:10:41
10年後がまだかけてないのに下着購入安価怪文書ステークスしたくなってきた
ウゴゴ…… - 151二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:11:36
三人の体力限界カットインを担当ウマ娘に合わせて描こうと思ったのにカフェが実装されてない何で……
- 152二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:12:04
ターフを走る。
それ則ちウマ娘の本懐というには、些か多様性に欠けると今はハルウララのトレーナーを務める女史に諌められたことを思い出す。
而して私こと、テイエムオペラオーのトレーナーも今はウマ娘であることから、この芝3200m走には僅かな高揚を感じているのだ。
例えそれが、凡走だったとしても。
私は内臓機能から脚質に至るまで、知り合いの教授がいる大学病院で検査を受けてきた。
結果として、私の脚質は障害走向きであると明らかになっている。
最高速度に恵まれないが、スタミナはあり、膝や腰は強靭、ということだ。
故に私が取った作戦は、最初からハイペースに逃げウマに食らいつくこと。つまり追いの逃げだ。
先行バには前段階で差をつけ、逃げウマに常にプレッシャーを与える。世紀末覇王の黒子にしては上出来の、脚引きウマと言えよう。
而して結果は凡走。元より一位は期待していなかったが、先行バ達の若い情熱に勝つには速度が足りなかった。
「良い走りだったよ、トレーナー君」
「ああ……最後まで息を乱さず、完走できてよかった」
世紀末覇王、テイエムオペラオー。
そのトレーナーとして、着順こそ凡庸でも、最後まで胸を張っておきたい。そういう見栄が私にもあった。
「さて……完走できなかった組に渡す、差し入れを用意しておこう。こういうところで恩を売っておかねば」
「素晴らしい奉仕の心だよトレーナー君! さあ、どんどん配りたまえ!」
スポーツドリンクを詰めたクーラーボックスを抱えて、私はオペラオーと共に駆け出す。
私はテイエムオペラオーのトレーナー。
常に優秀な黒子なのだから。
うまぴょいうまぴょい - 153二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:12:25
- 154二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:13:16
「あんなに走りたい欲求ないって言ってたのに……てかあのポーズ死んでない?トレーナーさーん!?」
「お姉ちゃん……」(ラブメッセージにキュン死)
「根性が足りていませんね。でも……伸び代はあると思いますので」
「さ、次のレースのためにもばたんきゅーしたトレーナーちゃん達は回収しに行きましょ♪」
- 155二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:13:38
- 156二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:15:19
いい…
- 157勢いがないと書けない21/09/26(日) 13:15:31
うん!()
- 158二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:15:52
良い……
- 159別人でスマンがなんか見えた21/09/26(日) 13:16:32
- 160二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:17:03
- 161二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:17:46
マジでWikiかなんか作って全部まとめてぇ…
作り方が分からねぇ…(無能)
調べるだけ調べてみるか… - 162二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:17:49
大 元 凶
- 163二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:18:37
タイトレのウマ娘化に恐怖した理由できたな……
- 164二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:19:21
いっぱいトレーナーズステークス増えたからちょっとした後日談投げるぞ!
- 165二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:19:23
- 166二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:19:50
- 167二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:20:07
- 168二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:20:24
そろそろガチで有志wikiほしくなるよな。。。
- 169二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:21:13
『ある科学者の推論』
「先日はありがとう。まさかあそこまで大盛況になるとは思わなかったがね!」
そう言って俺の目の前で紅茶のカップを傾かせているのは、トレセン内で最もマッドな科学者ともっぱらの噂、いや事実であるアグネスタキオン。
アホ企画の発起人であり、最初に俺ことブラトレとマクトレに話を持ちかけてきた張本人でもある。
「まあ新鮮な気分ではあったが、あそこまで規模を大きくする必要はあったのか…?理事長やたづなさんまでノリノリだったし」
「まあ秋のイベントとして受理されたわけだしね。それに私の研究にとっても、予算が増えることは喜ばしいことなのだよ」
「いえまあ、それは…良かったですね」
ケラケラとタキオンが笑う。今でこそ色々と世話にはなっているが、実験対象になるとは思わなかったから最初はビビり散らかしたものだ。
「さて、本題に入ろう。今回のレースは他でもない、君たちトレーナーがウマ娘に変貌してしまった現象についての研究が主目的だ。今回のレースで分かったのはやはり各々脚質があること、個人差が非常の出ていること。まあここらはすでにわかっていたことだがね」
そういうと一呼吸おいて、タキオンは言葉を告げる。
「そして何より…ゾーンに入った者が多く存在したこと。それがわかったのだよ」
ゾーン。タキオンが言うには、ウマ娘の内面に存在するウマソウルが爆発的に活性化した際に、ウマ娘の体へと強力な力を与える現象。
ゾーンが発揮される時、ウマ娘はさまざまな光景を見るという。
「自分からならわかるのですが、他所から見てもそういったものはわかるのですか?」
マクトレが疑問を投げかける。俺はちょっとわかってしまったからなんとも言えない。
「そうだねえ…共鳴とでも言うのかな?近くにいた場合はビリビリと感覚に訴えかけてくるのだよ。科学者の言葉とは言えないが、そういったものだ」 - 170二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:21:45
「なるほどなー…」
難しいことはよくわからんが、とにかく走りまくってればビリビリ来るものらしい。
「そう、そして最初にキミたち2人に声をかけたのはもうひとつ理由がある」
ビッと手を向ける。いきなりでちょっとびっくりした。
「一つは、マクトレ君。君は明らかにメジロマックイーンと同じウマソウルを宿しているだろう。出なければここまで似た顔つき、似た体格にはならないだろうからね。まあ一部違うが瑣末な問題さ」
俺と同じことを思ってる。
「そして重要なのはブラトレ君だ。ウマ娘となったその姿からはまったくと言っていいほどそのウマソウルはわからなかった。しかも肉体以外の影響もほぼ出ていない…君はイレギュラーすぎるのだよ」
言われてみれば確かに。皆大体何かしらの影響が出ているのだが、俺はアホだったからなのか何なのか、影響はほぼなかった。
いや、あの夢を見てから少しだけ走ることに対してのイメージは変わったのだが、それだけである。
「しかし私は少ない情報からある程度の憶測を立てた…まあこれは話半分に聞いてくれたまえ。名前が響かないということは名前が元から無いだろうということ。最初黒毛だったのが今や黒い部分は髪先に少ししか残っていない。それならば宿ったウマソウルが非常に幼かったということだ。そうなればそこから導き出される結論は…」
一呼吸置く。
「…名前をもらう前に死んでしまった、ウマの魂だというわけだ」
「な、なるほど…?」
「ふむ…いや、言われてみればだな」
走りたい。自由に走りたい。夢の中で出会った魂にはそんな気持ちが溢れていた。それは自由に走ることもできなかったから。
「そんな希薄な魂だが、他のウマとどう違うのか?といった部分でも私は疑問を抱いた。だからこそ、今回のレースを企画したというわけだね。結果としてはブラトレ君もしっかりとゾーンに入っていたようだ。大きく変化した存在というわけではないと証明されたといえよう」
「つまりは壮大な人体…いや、バ体実験だったということですか」
「まあ乱雑に言い放てばそうだろうね。そこに掛かり切ったライオンさん…もとい生徒会長がノリノリで企画に賛同し、あれやこれやのうちに一大イベントとなってしまったのが先日のトレーナーズステークスというわけだ!はっはっは、どうなるかわかったものではないね!」
- 171二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:22:36
「いや笑い事で済ましてますけど3200なんてアホみたいな距離設定のせいで何人かひっくり返って過呼吸起こしてたし、走り切ったらなぜかブラトレさんが妙に罵倒されたのですが?」
「アッハッハッハ!」
「笑って誤魔化すんじゃなあい!」
「まあまあ、君はしょっちゅう走り回ってたしその分強い存在と見られていたからね。そんな強い存在がふとしたときに弱さを見せる、そんな姿に興奮を覚える子も大勢いるというわけだ!まあ私もまさか走り切ってしまうとは思わなかったがねアッハッハ!」
と、倒錯している…!顔も知らぬウマ娘たちめ…!
「ふう、笑いすぎて顔が引き攣りそうだよ。ともかく貴重なデータは取れたわけだ、大変感謝しているとも。まあ感謝の一部は既に優勝賞品として受け取っているとは思うが、改めて感謝させてくれたまえ」
散々笑い飛ばした末に、落ち着きを取り戻して真面目な顔に戻る。
「いずれこの件は解決させるとも。科学者として断言は避けたいが、ここまで興味をそそられる事象もそうないからね」
「ええまあ、期待していますよ」
「俺はまあ…楽しいから戻れる時が来ればその時に考えるかな」
ぐいっと紅茶を飲む。タキオンもなんだかんだ先のことはしっかり考えているようだ。
尊大な態度や色々とおちょくるような口調も、不安を隠すためであるのは知っている。
こうしてつつがなく茶会は終わりを告げようと…した最後に。
「ああ、この後血液検査もちゃんと受けてくれたまえよ!」
「えええーっ!もう嫌ですわ!この体になってから注射がやたらと怖いんですよ!」
爆弾によってマクトレは悲鳴を上げた。
この後、タキオンは遂に禁断の薬を作り出してしまうのだが…まだ先の話。
ああ、それと3200を提案したのはルドルフ生徒会長殿だよ。
スカレトレその他撃沈ステークス陣は激怒した。
うまぴょいうまぴょい。
- 172二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:27:20
- 173二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:30:35
- 174二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:31:24
芝3200、一流のウマ娘でも適性が無いと走れない、そんな距離を走らされて居る可哀想なトレーナーは誰でしょう?そうです、タマトレです()
遡ること2週間前、たづなさんからレクリエーションに参加しませんかと言われホイホイ承諾したのが全ての始まりだった...
俺も今はウマ娘、走りきれないことは無いだろうと高を括って居た...がダメ、500mを通過したところで息は絶え絶え、足はガクガク...それでも死力を振り絞って進む...その時周りの歓声が消え何かのスイッチが入る感じがした...
聞いたことがある、ウマ娘の中にはゾーン(固有)が発現するものがいると..彼女らは皆レースで途轍もない力を発揮すると
これなら...行けるっ!
«白い稲妻(セイデンキ)lv-»
俺は1200mで泡吹いて倒れた - 175二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:32:00
素晴らしいですっ!!!
- 176二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:35:02
トレーナー3200m対抗レース。そう、3200m。担当しているカレンにも、ましてや普段飲み込まれるのを恐れて走ってない俺にとって、あまりにも長すぎる距離だ。
俺に宿り普段から何かと囁きかけているウマソウル─いまいち明瞭としないが、今の俺の姿がカレンチャンに似ていることを考えればたぶん葦毛のウマ娘なのだろう…いやカレンチャンそのものかも─も、先ほどから「1200mならいけてた」「1800m、いやせめて2000mまでなら勝ってた」とどこか諦めムードに入っている。
──だが、それでも、走る前から諦めるわけにはいかない。なぜならそれは、カワイイではないから。俺はカレンチャンのトレーナーなのだから。一つ決意を胸に、ゲートの中に入る。そしてゆっくりと目を閉じ、また開く。視界が広がる。感覚が広がる。熱狂する観客達、静かに熱意を放つウマ娘と化したトレーナー達、芝が風で僅かに揺れる音。自分の中の何かが切り替わった。今、俺はウマ娘だ。いや、最初からそうであったような気もする。
ゲートが開く。少なくとも出だしは問題無い。先頭を走るスズトレを視界に収めながらその後ろを走る。ははっと笑い声が漏れる。勝ちたい、証明したいと、私の魂が叫んでいるのが分かる。広がった視界で周囲のトレーナー達を観察していく。やはり強いのはブラトレ、テイトレ、マクトレの三人、それにルドトレとフラトレ、フクトレからも奇妙な感覚を感じる。逆にカフェトレは既にやばそう。早くね。
そして1000mに差し掛かり、まず最初に後ろでカフェトレが崩れ落ちたのは理解った。1200m。まだいける。まだいけると私の魂が叫んでいる。1400m。まだいける(震え声)。ぎりいける。1800m。いける逝ける。まだドバイドバイ。2000m。やべ秋天超えた死ぬかもこれ。
そして2200mを超えて──私の体がいきなり崩れ落ちた。 まだジャパンカップよりは短い距離だしいけると思ったんだけど、やっぱ無理だったか。拡散は#LocketFallingでね。そんなアホなことを思い、暗くなる視界の中で、情けない、カワイくないという気持ちを抱いたまま、でもせめて倒れる時はカワイイで…とゆっくりとポーズを決め、そこで俺の意識は落ちた。 - 177二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:36:01
目が覚めた時、俺はカレンの腕の中だった。
「ごめんお姉ちゃん…私、やっぱりまだカワイイじゃないみたい…」
カワイイであれなかった自分の不甲斐なさを噛みしめていると、カレンはゆっくりと俺の頭に手を伸ばし、撫でた。
「…ううん、そんなことないよ、お兄ちゃん。今のお兄ちゃんは、とっても、とってもカワイイだよ!」
そっか、それならよかった。俺は安心して、ゆっくりと目を閉じ──ようとして、微妙ににやついてるカレンの顔に気付いた。別にいい、別にいいが…やっぱなんか負けた気がする。
俺の中の負けず嫌い精神に火が付き、負けたままではいられないとカレンを見つめる。ゆっくりと上目遣いになり、涙目で、そしてずび声を意識して──
「ううっ、ありがとう、お姉ちゃん…」
カワイイを全力でぶつけてみた。
そしてお姉ちゃんは──耐えた。
やっぱり今の俺は、まだカワイイに値しない。 - 178二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:37:11
トレーナーのレース適正は担当ウマ娘に依存しているとして、
さらにレースやウマ娘の身体に対する不慣れによる大きなデバフが掛かると考えると…
バクシントレとか300mぐらいで力尽きそう
後バクシンオーはトレーナーがウマ娘になったら一瞬だけ驚くけど5秒くらい経ったら受け入れそう - 179二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:37:47
- 180二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:38:36
カフェの二つ名だっけ?いいよね…
- 181二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:39:56
180越えたからスレ建ての時間だ!
- 182二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:41:40
「会長、緊急の要件が福島競バ場であるそうです」
「わかった。すぐ向かおう」
「たづなさんが車を出してくれるみたいですのでこちら資料です車内で読んでおいてください」
「仔細承知した」
(読みながら駐車場に向かっている)
「シンボリルドルフさん、こっちですよ」
「ありがとうたづなさん」
ガチャ。バタン。
「しっかりシートベルトをしてくださいね」
「ああ、すまない」(ペラッ)
「ん?」
(……たづなさんの車は左ハンドルでガルウィングだったか?)
運転席のたづなさんが帽子を外すと、栗毛の激マブな美女が現れた。
「はぁい!」
「ま、マルゼンスキー!?」
開けられた窓の外には少し申し訳なさそうなたづなさん(本物)がいる。声は本物のたづなさんが出していたのだ。
「な、なにを」
「別に?ルドルフちゃんが福島競バ場まで急いでるって言うから。あ、あとこれ渡してって」
マルゼンスキーが差し出した写真を見ると。四人のウマ娘がポーズを取り、手書きで『3200持たなかった』と書かれていた。私は全てを察した。
「さっかっ飛ばしていくわよ!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
私の体は高Gにより座面に押しつけられのだった。 - 183二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:43:46
- 184二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:44:05
ないすぅ!
- 185二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:44:28
ないすー!
- 186二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:44:35
9000…
9000?? - 187二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:46:16
- 188二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:46:48
黎明期の競バかな?
- 189二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:47:16
中国だって8000mやぞ
- 190二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:47:20
- 191二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:47:46
まだまだ議題は尽きんぞ!
- 192二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:47:59
レッツモンゴルダービー
- 193二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:49:22
感謝の140-90-55-80
- 194二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:49:23
さぁ始まりました、芝3200を走りきった猛者によるダート9000mステークス
皆さん死んだ魚のような目をしてますね、これは一体?
解説のたづなさん?皆さん根性が足りないようですね
的な? - 195二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:49:30
ダートはやめろぅ!
- 196二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:49:56
140-95-55-80
- 197二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:50:06
1200×3が3600だから3000×3は9000mだろう(バクトレ理論)
それでも大半死ぬけど - 198二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:50:19
140-90-55-80
- 199二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:50:30
200ならpart100は超えて行く
- 200二次元好きの匿名さん21/09/26(日) 13:50:49
脱落者だらけの大運動会!パタリもあるよ!