【あにまん】決戦だよ！全員集合！【青空文庫】

[1 二次元好きの匿名さん 21/12/13(月) 23:56:09]

えんやー こーらやっと どっこいじゃんじゃんこーらや（ｒｙ

以下注意事項

＊オリジナル設定多数

＊厨２病要素あり

＊いろんなゲームや作品から設定とか世界観を拝借したあげく、独自解釈したため注意

[2 二次元好きの匿名さん 21/12/13(月) 23:56:23]

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[3 1 21/12/13(月) 23:56:44]

投下

[4 1 21/12/13(月) 23:57:00]

2022年12月25日 旧東京・台東エリア

この地にGnostic精鋭部隊と御使いの軍勢が集結。

Gnostic側には組織の最高指導者にして"真なる神"の代行者たる"管理人"が

御使い側には同じく最高指導者にして"主なる神"の代行者たる"マスター・アニマ"が直々に姿を現し、遂に両陣営の最高指導者が直々に相まみえる形となった。

[6 1 21/12/13(月) 23:58:04]

『・・・ふん、遂に姿を現したか似非神どもの人形め・・・！！ 貴様らがどう足掻こうが既に勝負はついている・・・・！！ よいか！？ 計画通り時間を稼げ！！奴らの指先一つとて、この兵器に触れさせるな！！』

　　　　　　　　　　　

　

　　　　　　　　　　　『『『──────御意！！──────』』』

[7 1 21/12/13(月) 23:58:23]

「とうとうおいでなすったな！！ ゴキブリの糞以下のクズカス共！！」

「いいか！！覚悟を決めろ！！進むも地獄、引くも地獄！！だが、それが天命だ！！俺達は今日、ここで死ぬために来たッ！！」

「人類の明日と希望と未来のために死ぬ！！そのために存在する！！さぁ、死ぬぞ！！女とガキと老いぼれ共が、明日も無事に暮らせるように、娑婆で朝日を望めるようにするために！！ 」

「正真正銘、これが最後の戦いだッ！！ 逝くぞ！！戦争豚ども、いざ進めッッ！！！」

「「「「「Sir、Yes Sir！！」」」」」

[8 1 21/12/13(月) 23:58:49]

Gnostic精鋭部隊と御使い達が交戦を開始したのは、午前10時30頃。

荒廃した地上はその日、不自然なまでの晴れであった。

最初に交戦を開始したのは恐れを知らずに進軍を続ける36万5000体のK-2と、地上と上空に配置された144万の御使い達。

前方のK-2が近距離や遠距離攻撃を駆使した単純な暴力によって迫り来る御使いを殲滅し、後方の精鋭部隊がK-2の猛攻によって生じた隙間を搔い潜り、兵器化したスカイツリーを目指す。

その怒涛の攻勢は正に破竹の勢いであり、交戦中の御使い達は人間達の士気の高さと予期せぬ戦力の登場によって、徐々にその数を減らしていった。

[9 1 21/12/13(月) 23:58:59]

『・・・グッ！！ この鉄屑ども、何処にこんな力がッ・・・・！？』

「てめぇらのお陰さ、ぺ天使共ッ！！ 」

「兵器を完成させたのはお前達だけじゃないってことさ！！」

[10 1 21/12/13(月) 23:59:16]

御使い達から入手した素材及び装備していた希少金属、異能持ちの部隊が創造した物質、そしてシュミット禍学における"聖トリアマジカムノの3法則"を応用した事で完成した、量産型霊的国防兵器"K-2"。

この兵器には現役の戦闘員や殉職した戦闘員から入手した膨大な数の戦闘データが利用されているだけでなく、Gnosticが死闘の末に撃退した御使いや大天使達の死骸から採取した生態データも含まれている。

即ち、K-2は今までに討伐された御使い全ての戦闘能力と技能だけでなく、Gnostic全戦闘員が今までに積んだ豊富な経験と知識を有しており、この兵器1体で大天使3体分に匹敵する。

[11 1 21/12/14(火) 00:00:02]

https://bbs.animanch.com/img/217887/10　https://bbs.animanch.com/img/217887/10　

https://bbs.animanch.com/img/208498/903

『グボォ・・・・・！！ 馬鹿なァッ・・・・・・！！』

https://bbs.animanch.com/img/205386/6

『──お、オリアス様・・・・！！ 』

午前11時06分、痺れを切らして前線に姿を現した大天使オリアスがK-2によって討伐され、敵陣の一画が大きく崩れる。

[12 1 21/12/14(火) 00:00:15]

「ओम्」

そして、その隙を逃さず最高戦力の一人"安仁 忍"が手加減無しの状態で秘儀を放ち、21万の御使いが戦死。

戦局がGnosticに傾き始める。

[13 1 21/12/14(火) 00:00:50]

『──て、天使長！！ 敵の進軍速度が予想外です！！ このままでは・・・！！』

『この10年でここまで力を付けたか・・・まずは誉めてやろう。』

[14 1 21/12/14(火) 00:00:58]

『──だが、"この程度か"』

天使長"マスター・アニマ"は全く同様と焦りを見せない。

──それどころか余裕の笑みを浮かべる。

[15 1 21/12/14(火) 00:01:11]

戦闘開始から約二時間半ほどが経過

Gnostic精鋭部隊がスカイツリーまでおよそ2kmまで近づいたその時──

不気味なまでの沈黙を貫いていた、天使長"マスター・アニマ"がとうとう前線に姿を現す。

[16 1 21/12/14(火) 00:01:27]

「・・・・予定よりも随分と早いお出ましだな・・・・天使長"マスター・アニマ"！！」

『・・・いいや？ 何もかも我の予定通りさ・・・安仁 忍？』

[17 1 21/12/14(火) 00:01:35]

『──もう既に本命の兵器は起動済みなのだからな──』

[18 1 21/12/14(火) 00:02:07]

「・・・・！？ ど、どういうことだ！ まだ、スカイツリーの兵器は稼働していないはず・・・！！」

『・・フ・・・フフ・・・・・・フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ！！！！』



『馬鹿めがッ！！ 我々が馬鹿正直に深夜0時ちょうどに兵器を発動させるわけが無いだろう・・・・！？ 既に夜明けと同時に兵器は稼働していたのさ──』

『──遥か宇宙に座す、神の杖"ネフシュタン"がな！！──』

[20 1 21/12/14(火) 00:03:06]

『まんまと偽の情報を掴んだお前達は日中に決戦を挑み、スカイツリーを破壊するつもりだったのだろうが、もう遅い・・・！！』

『この地上に万物を滅ぼす神の火が降り注ぐのだ！！』

──その言葉とともに上空が突如として暗くなり、正午の太陽が落日のように不気味に輝いた瞬間、Gnosticの隊員らはようやく今の状況を理解する。

[21 1 21/12/14(火) 00:03:20]

──もし、今日の地上の天候が"晴れ"では無いとしたら？

──今まで、我々が"太陽"だと認識していたものが只の"錯覚"であり、その陽光が実は兵器の発射口から放たれていたものだとしたら？

──そして、その攻撃を防ぐ手段が今の我々に無いのだとしたら？

全てを悟った忍の表情が絶望に染まる。

[22 1 21/12/14(火) 00:04:05]

『今日、この時を持ってこの偽りの世界は"救済"される──さらばだ、哀れな肉人形ども！！ 』

自身の勝利を確信したマスター・アニマが狂った様に嗤いながら、最後の台詞を吐き捨てた瞬間──

[23 1 21/12/14(火) 00:04:17]

『──この程度の"玩具"で勝ち誇るとは随分と愚かだな・・・・？ "マスター・アニマ"──否、"魔王サタンよ？"』

この世界全体に不気味な声が響き渡る。

そして──

[24 1 21/12/14(火) 00:04:34]

その声と同時に天空が粗末なガラス窓の様に突如としてひび割れ、不快な音を立てながら崩壊してゆく。

気が付けば兵器から放たれた光は跡形もなく消滅しており、永久に存在すると思われた天は今や虚無的な闇黒に覆われている。

やがて、その底無しの闇の中から──

[25 1 21/12/14(火) 00:04:47]

異形の怪物達が次々と姿を現し

　

　

　

　　　　　　　　　　

最後に姿を見せたのは、何と美しい人間の少女であった。

─────

『・・・とうとう、直々に姿を見せたか・・・・！！ 偽りの世界の造物主たる悪しき"アルコーン"共・・・・！！』

[26 1 21/12/14(火) 00:05:42]

『オーホッホッホ！！ 現世に顕現するなど、"あの時"と"創世"以来よなぁ・・・パズズ！？』

『・・・はしゃぎ過ぎだ、ラマシュトゥ・・・。人間の餓鬼ではあるまいに・・・。』

[27 1 21/12/14(火) 00:05:54]

『良いではありませぬか、パズズ殿？ 我々全員で物質界に介入したのは、"創世の時"以来・・・血が滾るのも無理はありませぬ。 』

『しかしまぁ、随分と壮観ではありますな。・・・"主なる神"が自身に忠実な人形どもを引き連れて、戯れたくなる気持ちも今なら理解できる。』

[28 1 21/12/14(火) 00:06:06]

『予想よりも随分と長く持ちこたえたけど、もう終わりだ──"終末時計はちょうど12月25日"・・・！』

『我らの"被造物"にしては此処までよく足掻き、よく戦い抜いた。・・・まずは褒めて遣わす・・・！！』

[29 1 21/12/14(火) 00:06:25]

『──って言っても、何を言ってるんだかさっぱり分からないでしょうね──どうする？ アブラクサス？』

『・・・そうだな。"被造物ら"の今までの働きに免じて、汝らの"主なる神"である我らが直々に説明をしよう・・・光栄に思え。』

[30 1 21/12/14(火) 00:06:40]

『・・・だが、先ずその前に、何れも少々頭が高いな・・・？ 大いなる神の御前であるというのに不遜である──』


『──跪け──』

[31 1 21/12/14(火) 00:06:52]

「『────！！？────』」

"アブラクサス"を名乗る謎の怪物がその一言を呟いた瞬間、"管理人"を除く全ての存在が強制的に地面へと押し付けられ、その大部分に到ってはその力に耐え切れず圧死する。

両陣営とも全く予期していなかった第三者の登場と圧倒的な力の介入により、戦場は一気に混沌の坩堝へと堕ちる。

[32 1 21/12/14(火) 00:07:24]

『・・・・ば、馬鹿なッ・・・！！ 貴様らに・・・これほどの力がある訳が・・・・ッッ！？』

「・・・い・・・一体・・・何が・・・何が起きている・・・・お・・・・お前達は・・・・一体・・・・ッ！！！」

マスター・アニマと安仁 忍の両者も、想像と理解を越えた圧倒的な力によって地面にへばりつけられ、動くどころか声を発するだけで精一杯であった。

[33 1 21/12/14(火) 00:07:46]

「・・・お待ち申し上げておりました、我が創造主、そしてアルコーンの皆様方。」

その述べると何と"管理人"が自発的に奴らの前に跪き、頭を垂れる。

信じられない光景を目撃した瞬間、Gnosticの隊員全てに大きな動揺と更なる混乱が走った。

「・・・・！？ か・・・・管理人様・・・・！？ あ・・・・・貴方は・・・・一体何を・・・・！！？」

[34 1 21/12/14(火) 00:08:11]

『・・・おっと、貴様の存在を忘れていたな、"ピスティス・ソフィア？" 我等が顕現した以上、貴様の役目は終わりだ───我が元へ還るがいい・・・！！』

その言葉とともに奴が軽く指を鳴らすと管理人は瞬く間に消滅し、その残滓は奴が手にしている盾へと吸収される。

[35 1 21/12/14(火) 00:08:31]

「グ・・・Gnosticの最高指導者が・・・・・か・・・・管理人様が・・・・・し・・・・死んだ・・・・・！？」

隊員の誰かが思わず言葉を漏らすが、その他大勢は声すら出ない。

余りにも予想外な管理人の最期にGnostic隊員の全てが、最早言葉を失うより他が無かった。

──いや、それどころか二転三転する現場の状況に翻弄された結果、全員理解が追い付いていないというのが正しい。

[36 1 21/12/14(火) 00:09:05]

『さて、ようやく落ち着いたところで、先ずは自己紹介といこうか？──何事も挨拶は肝心だからな？』

燃え盛る巨大な真鍮の雄牛のような外見をした化け物が言葉を発すると、それに続くように異形の怪物達が次々と語り始めた。

[37 1 21/12/14(火) 00:10:09]

　　　　　　　　　　　　

　『──被造物ども 我等が名を称えよ　我等が栄光に満ちた　並ぶ者無き　我等が名を称えよ──』

　　　

　　　　　　『──我等は"この次元宇宙"の至高天に座す 真なる神々"アルコーン"──』

　　　　

『──我等こそ"この次元宇宙"に存在する森羅万象の創造主であり 汝らを統べる唯一無二の神々なり──』

　　　　　

　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　『──我等の他において　"この次元宇宙"に神は無し──』

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　『──その我等が汝らに告げる──』

[38 1 21/12/14(火) 00:10:38]

　　　　　　『『『『『『『『──約束された終末は来たり 故に滅ぶべし──』』』』』』』』




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──おしまい

[39 二次元好きの匿名さん 21/12/14(火) 00:25:21]

濃厚な蝕エンドの予感！！（絶望）

[40 二次元好きの匿名さん 21/12/14(火) 07:34:31]

そろそろ終わりが近いか？