- 1二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:23:37タイシンの♀トレは身長低いって概念出したそこのアナタ|あにまん掲示板末代まで誇れbbs.animanch.comテイトレTSウマ娘化概念に脳を侵されたもの|あにまん掲示板幻覚は文章にならば文章は絵にするものhttps://bbs.animanch.com/board/58697/bbs.animanch.com
普通のタイトレも例の3女神でロリっ子ウマ娘にしちまえばタイシンより低身長♀トレーナーができるんじゃねぇか?
前スレ
おれバカだから言うっちまうけどよぉ… part588【TSトレ】|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/44303/https://bbs.animanch.com/board/60076/普通のタイトレも例の3女神でロリっ子ウマ娘にしちまえ…bbs.animanch.compart1
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/44303/https://bbs.animanch.com/board/60076/普通のタイトレも例の3女神でロリっ子ウマ娘にしちまえ…bbs.animanch.comWiki(解説/全パートリンク/用語集などはこちらから)
言うっちまうTSウマ娘化タイトレスレ @ ウィキ【9/26更新】言うっちまうTSウマ娘化タイトレスレ@ウィキへようこそ 詳しくはこちら→言うっちまうTSウマ娘化タイトレ解説スレ(外部リンク) まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧...w.atwiki.jp後感想用言うっちまえなかったスレ(12/24更新)
おれ居なかったから言うっちまえなかったんだけどよぉ…新part2|あにまん掲示板リアタイで伝えられなかった感謝や感想を伝えれる方がより清々しく尊死できるんじゃねぇか?それに大量の情報がある中、いまさら聞けないことを聞ける場所があったらより素敵なSSを書くことができるんじゃねぇか?…bbs.animanch.com本筋のタイトレ情報まとめ
・(正直自分だけのタイトレを作ってもいい)
・140-90-55-80(魔法の合言葉)
・25歳
・熱血クソボケ
・髪色は茶色でパーマーみたいな流星
・目の色はエメラルドグリーン
・全身からおひさまのにおい
・髪と尻尾はタイシンと同じシャンプーやソープの匂いがする
・耳と尻尾と胸が敏感
・最初はロブロイの服とか下着とかを借りていた。のちの着せかえ人形である。あとBIG90Tシャツ
・耳飾りはタイシンとお揃い
・最近にんじんがおいしい
・タイトレとタイシンは因子継承する。タイトレは産む。(諸説あり)
- 2二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:31:27
たておーつ
- 3二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:31:36
たておつ
こたつでぬくぬくですわ! - 4二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:33:08
タテオツ
トレーナー室に炬燵を置いているトレーナーって何人くらい居るんだろう? - 5二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:36:00
完全に覚えてるわけじゃないけどセイトレもおいてそう
- 6二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:38:24
立て乙
- 7二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:39:54
たておーつ
- 8二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:40:07
たておつ
- 9二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:41:41
おこたで担当と2人でぬくぬくみかん記念か…
- 10二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:44:07
カフェトレーズは4人でコタツに入ってぬくぬくしててね
あ、ミカンいる?持ってくるからね - 11二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:44:21
たておつ
仮にサイズ合ってたとしてもフウトレのスリーサイズであの服はシンプルにヤバいんじゃねえかなあ… - 12二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:45:28
これでフウトレも自分の体がウオデッカじゃなくてウオデッッッッカ!!!なのを自覚するだろう……
- 13二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:47:35
ブラトレさんのトレーナー室にはこたつがあります。ミカンもあります。美味しかったです───ネイトレ
- 14ジョートレ作者21/12/25(土) 22:48:25
ドーモミナサン、ジョートレ作者デス。
ずっとネタ切れでしたがこの聖夜にお姉さま概念が思い浮かんだので挙げていいかな? - 15二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:48:47
おけ
- 16二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:49:10
どうぞどうぞ
- 17ジョートレ作者21/12/25(土) 22:49:15
ライスシャワー担当サブトレーナー(♀)
【略称案】ライ(ス)サブトレ、
【呼ばれ方】お姉さま(こっちがメイン)
【身長】170cm(人間時と同じ)
【体重】63.4kg(人間時と同じ)
【スリーサイズ】
74-63-79(人間時と同じ)
【髪の色】灰色(元々は黒色)
【瞳の色】黒(人間時と同じ)
【年齢】27
【一人称】私
【概要】
ライスシャワーの担当をしているサブトレーナー。生まれはそれなりのお嬢様、文武両道で良い家庭環境なのだが、ウマ娘に対し嫉妬心のような物を抱いていた。そんな感じでいたがその成績の優秀からトレセン学園トレーナーに推薦され、周囲からの期待もありそれを受けた。そんな感じでトレーナーをしていたが、ある日ライスシャワーに会ったことで自分がどんなにバカなことをしていたのかを思い知る。そしてライスのことを第一に考え行動するようになる。後、お兄さまとは幼馴染で互いにタメで話す。 - 18二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:49:19
このレスは削除されています
- 19二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:50:41
幼馴染が生えてきた…?
- 20ジョートレ作者21/12/25(土) 22:50:53
【お姉ちゃん、ウマ娘になる。】
ライス=米、お兄さま=兄、お姉さま=姉、理事長=理
朝、目を覚まし鏡を見てみると私にそっくりなウマ娘が一人いた。
(ああ、とうとう私もなったのか。)
ふと、幼馴染で同じウマ娘を担当している男…いや、ウマ娘とその担当のとても可愛くきれいなウマ娘が自分を見た時の反応を想像する。
(…電話をしよう。)
普通、理事長に報告するべきなのだが、彼女はその二人に連絡した。
数分後…
『お姉さま・○○!!』二人は一緒に来た。ちなみに○○とは私の名前である。
姉「おはようライス。…ちょっとアナタ、来るのが少し遅いんじゃない?」
兄「しょうがないでしょ…。ライスを迎えに行くのに少し時間がかかったんだから。」
米「ふ、二人とも喧嘩しないで…。そういえばお姉さま、理事長さんにはもう知らせたの?」
姉「いえ、まだよ。それじゃあ今言うわね。」
…理「了解!!すぐに学園中に連絡しよう!!」
姉「ありがとうございます。」ガチャ。
兄「…まったく、報連相はちゃんとしておくべきだよ。」
姉「…わかってるわ。」
米「ふ、二人とも喧嘩しないでって…。」
兄・姉…『ごめんなさい。』
米「うん!仲直り、仲直り!…あ、そういえばお姉さま・お兄さま!!今日ってクリスマスだよね!!だからライス、りんごのケーキ作ったんだけど…食べる?」
兄・姉『食べる!!』米「わ…!!」
兄・姉『だってライスが作ったケーキでしょう?どんな味だろうと、僕・私は食べるよ・わ。』
米「お兄さま、お姉さま…。(涙)じゃあライス、ケーキ持って来るね!!」
そうやって嬉しそうに廊下を歩く少女。
改めて、彼女の担当になった私達は本当に幸せ者だろう。
兄「…ねぇ。」姉「…何?」
兄「…綺麗だよ。」姉「…ありがとう。」
そして、彼と幼馴染になったのも。
そんなことを思いながら、私は雪が降る外の景色を眺めていた。 - 21二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:51:14
たておつ
ウオトレは置いてるとおもうんだ
冬はチーム全員で炬燵に入りながら鍋をつついて、〆は勿論ウオッカに決定権がある - 22ジョートレ作者21/12/25(土) 22:54:01
- 23二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:56:23
まあネタ切れを気にしてトレーナーを投げる必要はないとは思うけどもねぇ
- 24二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:58:01
そしてトレ一人持ちなのにネタを処理しきれないのが自分です
多い……っ!書きたいモノが……っ!! - 25二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 22:58:51
クリスマスの絵を描いたので投げます
- 26二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:00:16
やったぁ
- 27※エビフライです21/12/25(土) 23:00:40
- 28二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:00:58
(TSお姉さま出してるライトレ作成者なのですが、ライスちゃん視点の地文はお兄さまですけど、呼ぶときはお姉さまなんですよね……)
- 29二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:01:59
ブルトレちゃんかわいい……
- 30二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:02:40
どんどん上手になっていくぜ…かわいいがいっぱいだ
- 31二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:02:49
かわいい
- 32二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:03:00
ウワーッ!酒池肉林(藤崎版)!!
- 33二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:03:16
- 34二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:03:22
(他人のキャラと勝手に幼馴染にはしないだろうしこれはまた別のお兄さまじゃない?違うのかな?)
- 35二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:04:29
(なるほど、サブだったので早とちりしてしまいました…申し訳ございません)
- 36二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:04:29
なんだかんだ準レギュラーになった擬人化邪竜
- 37二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:07:04
懐かしいねハンバーグ
- 38二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:07:46
- 39二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:09:14
- 40二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:09:21
- 41二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:09:25
横に広がっているといよいよティンカーベルの羽根みたいできれい>リウトレ耳
- 42二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:09:49
もちもちしている…
- 43二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:10:55
- 44二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:15:05
- 45二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:16:30
貰ったものを皆で分け合うのも良いよね……
- 46二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:18:28
やさしいせかい
- 47二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:19:39
- 48二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:20:05
このレスは削除されています
- 49二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:20:09
ごべーーん!!
ヘリオスサブトレ(弟子ぴっぴ)TS最初期エピソードのアイデアが浮かんだんだけどよぉ…
ヘリオスの太陽神的ギャルボキャブラリーが再現難度死ぬほど高けぇんだ…
ト書き的状態で投下してもいいかなぁ…!? - 50二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:20:16
貰い物3連続いくぞぉい
間に何か挟まっても気にしなくていいぞぉい - 51二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:20:44
ムントレ→ブラトレ (特に指定がなかったので勝手に選ばせてもらいました)
「というわけで、どうぞブラトレさん。私からのプレゼントだよ」
「ムントレか……うーむ、ムントレのプレゼントとなると何が入ってるのか全く想像できんな」
「開けてからのお楽しみ、という便利な言葉があるものだよ」
「それもそうか。じゃあ御開帳」
「どうだい?」
「これは……琥珀のブレスレット?」
「正直に言うと、ピンポイントでだれに当たるかがわからない以上どういったものを選べばよいのか大変悩んでしまってね……であれば、パワーストーンとしてはマルチに効果を発揮するといわれる琥珀のアクセサリが適切だと考えたわけだ」
「なるほどなぁ」
「それに、悠久の時を経て作り出され、歴史においても太古より人と共にあった宝石だ。ロマンを感じないかい?」
「ふむ、そういう言い回しは中々来るものがあるな。ムントレはセールストークにも向いてるようで」
「まあ、気に入らなければ担当やチームの子に渡してもらっても構わないよ」
「いやいや、大切にさせてもらうぜ。たまにはこういうのも良いもんだ」
「それだけ喜んでくれれば、作った甲斐もあったというものだ」
「……自作かぁ。まあムントレなら自作くらいするだろうな……」 - 52二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:21:15
タキトレ→ベガトレ 自作のシャンプー一式+柑橘類の匂いがする石鹸と温まれる入浴剤
「いやはや、運命とはこういうものをいうんだろうかね?」
「え、どういうことだい?」
「ちょうどシャンプーが切れそうなタイミングで何というタイミング。そろそろ買わないとなって思ってたけどしばらくこれを使わせてもらおうかね」
「成程、それは贈ってよかった。それにしても……失礼かと思うがあまりそういった化粧品の類に興味がないものと思っていたのだけど?」
「あー、まあ私はまあまあってもんで……──どちらかというと、わたしが気にしてるからですね」
「おや、アルちゃん」
「せっかく良い資質を持っているのにベガトレさんはそのまま乱雑にしてしまいますから。そういったものを買うときはわたしが選んでるんですよ」
「成程ねぇ……」
「後ほどまたレビュー……というにはちょっと堅苦しいですね。感想をしっかりお伝えしますね。楽しみにしてます」
「ふふふ、そう喜んでくれたら本望だよ。……『光る』栄養ドリンクでなくてよかったよ」
「……それ、どっちの意味ですか?」
「……どちらの意味でもと言えば?」
「……まあ、その時は一緒に乾杯ということで」
「ふふっ、まあ共に輝くのも悪くないと思うよ」 - 53二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:21:48
ネイトレ→バントレ 鹿の子餅
「おや、これは富山県のお菓子ですか」
「ご存じですか?」
「ええ、大学で学びを修めていた時に全国を旅行していたもので。その時に食することはありませんでしたが、巡り巡って私のところに来たとは。交換会というのも良い物ですね」
「それはまたなんとも奇遇ですねぇ……」
「では、こちらはゆっくりとバンブーさんと頂くことにします。ありがとうございます。……お返しというにはちょっとゆるめですが、こちらをどうぞ」
「これは?」
「今回贈り物には選ばなかったのですが、私もお菓子を少し用意していましたので」
「……あ、萩の月」
「えぇ、こちらも東北は仙台県の銘菓、私の好きなものです。そして月つながりでもあります」
「月、というともしやその耳飾り?」
「はい、月と竹、竹取物語を模した耳飾りですね。漢文や古文が好きなもので、よくブラトレさんマクトレさんとおしゃべりをしていたりします」
「なんだか可愛らしいですね……」
「ふふふ、ちょっと照れますね」
「では私もネイチャと一緒に楽しみますね。ありがとうございます」
「いえいえ、喜んでくださればありがたい限りで……」
「……あれ?私が贈るだけだったような?」
「美味しいものは分け合いたいというのもまた人情ということでひとつ」 - 54二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:25:22
(♡、レスありがとうございます)
(身体の距離が近いのはまあいつものことだったり…)
(こんな落書きしてないで長編SS進めないとですね)
(ifでも変わらないし、いつものノリにレースに出るという要素をつけただけになりつつありますが投下の際はお付き合いいただければ幸いです)
- 55二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:26:35
いいぞ
- 56二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:26:50
以上3つの会話劇でした。突発イベントだったけど交換会楽しかったですよ
- 57二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:27:04
突然ウマ娘となってしまったヘリオスサブトレ
当然ウマ娘用の服など持っていないのでヘリオスと共に調達に行く
本人は性格&男としての自意識的にユニ的なのや落ち着いた感じのを所望するのだが
「せっかくカワイイ顔とバツグンのスタイルなんだからバッチリ決めた方が絶対イイ(要約」
と押し切られて肌を大胆に露出した派手なギャルファッション、下着もセクシーなデザインのを着せられ
さらに顔も派手なギャルメイクでバッチリにされちゃう
そして最後は2人で自撮り(サブトレは顔真っ赤&グルグル目&ヘリオスに促されるままのピースサイン)
みたいな - 58二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:28:24
- 59二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:30:40
- 60二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:30:42
男性
- 61二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:30:50
男性だった気がする
- 62二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:31:31
- 63二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:32:18
- 64二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:34:40
すき!!!!!
- 65二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:35:03
(ヘリサブちゃん元男だったのか……)
(ヤバイ、新しい扉開きそう) - 66二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:35:10
お好きでござるっ!!(画像略
- 67ジョートレ作者21/12/25(土) 23:35:16
- 68二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:40:09
- 69二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:40:58
だいじょうぶ
- 70二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:41:08
どーぞ!
- 71二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:41:49
「うぐぁぁぁ…………」
クリスマスの深夜。俺は自室で机に伏せて頭を抱え、悩みに悩んでいた。
ちらりと目線を上げれば、そこに置かれているのは、『ヴィセ・ノワールクリスマス限定ディナーチケット』と書かれた一枚のチケット。それは昨年のクリスマスに、カレンチャンに贈ろうとしたものだった。
クリスマス当日、一日ずっとカレンと一緒に街中を歩いて、写真を撮って、クリスマスケーキを食べて、クリスマスパーティーをして……。
同じ時間を過ごす中で、それでも結局、お互いにこのチケットのことを話すことはなく、クリスマスが終わろうとしている。
「これでよかったのかな……」
一人呟くも、部屋の中で返答するものは無く。頭の中の2人も、何も答えることは無く。
とはいえ、このチケットもまだ期限は──
『まだ期限あるみたいだし、カレンがもう少し大人になるまで待っててほしいの』
「……もう少し大人、か」
どうだろうか。こうなってから、ちゃんと大人でいれただろうか。
ふと自分の行動を思い返す。数瞬、いくつかの思い出が頭を巡り……脳内フォルダのゴミ箱に叩き込みかける。
あまりいられなかった気がするが、まあ恥を忘れることは大人の特権だろう。忘年会はまだあとだけども。
僅かに嘆息し、机の上に置かれた鏡を見つめる。すっかり馴染んでしまったそれは、まだ男のころ、カレンチャンに贈られたものだ。
一体どうすればいいのだろう。鏡に映ったツインテ―ルの少女に問いかけてみるも、その少女は不思議そうな顔をして私を見つめ返すばかりだった。 - 72二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:42:08
ふと、なにやら騒がしい音が聞こえる。顔を上げて音の原因を探るが、分からない。
少し悩んだ後、ゆっくりと耳を澄ませば、頭の中の2人?の声だった。興奮していて、上手く聞き取れない。それでもなんとか、『カレンチャンが近くに来てる』という一言を聞き取り。
一瞬、思考が止まる。それでも体はほとんど反射的に動いた。
まずチケットを机にしまい込み、それから部屋を見渡し不味そうなものを隠し。
ある程度見苦しくない程度に片付けをしてから、急いで玄関に向かう。
──玄関から外に出てみれば、確かにカレンチャンが歩いてきていて。
スーツケースをからからと引っ張っている姿を見て、思わず駆け寄る。
「ちょっとお姉ちゃん!?」
「あ、お兄ちゃん。……えへへ、来ちゃった♪」
「…………? いやとにかく、こんな夜に出歩くなんて、いくらクリスマスでも……」
「……お兄ちゃんのお部屋でお泊りしたいな☆」
「え?」
そのスーツケースまさかお泊り用?
ちょっと頭がくらくらとしたのは、この寒さのせいばかりではないだろう。というか話が早すぎて追い付けない。でも思えばいつもそうだった気もする。
それでも、流石にこればっかりは……そう思い、カレンを見る。
こちらを見つめるカレンの瞳には、どこか切実さが感じられた。
そしてその瞳を見つめていると……
「お兄ちゃんのお部屋だー♪」
「……え!? あれ!?」
気が付くと部屋に招き入れていた……!?
なんということでしょう。鋼の意志はどうした。またか。学ばねぇな俺。 - 73二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:42:46
「待ってお姉ちゃん! が、外泊届とか……」
「もう出してあるよ♪ お兄ちゃんにも見せたよね?」
「え?」
「あ、ちゃんと理由も書いたし、それで受理された……って、お兄ちゃんにさっき言ったよね? もぉー、カレンのお話、ちゃんと聞いてなかったの……うるうる」
「えっ ……ちょ、ちょっと待ってお姉ちゃん」
何とか記憶が飛んでいた間の出来事を思い返そうとする。
うん、確かに外泊届や諸々の書類も見せられた。両親の許諾付きで。説得には大分苦労したんだーって言われて、こんな時間に外を出歩かせるわけにもいかず招き入れていた。
どうやら動揺している間に無意識で説得されていたらしい。そんなことある?
「えへへ、お兄ちゃんの部屋にお泊り♪ あ、お風呂借りるねー♪」
「えっ」
まだ思考が追い付いて無いが、カレンは止まらない。……え、ほんとにどうしよこれ。
とりあえずシャンプーとかスキンケアグッズとかそういうのは……前にカレンとお揃いのを買った。着替え……はたぶん持ち込んでる。タオルは予備のがあるか持ち込みか。うんやること無い。ヨシッ!
「いや何も良くない!?」
一応自分でツッコミを入れる……が、何もできないのも事実。とにかく体を冷やしたままは良くないし、お風呂で温めるのもいいよね。よし正当化完了。なかったことにしよう。
「お兄ちゃーん♪ 一緒に入る?」
「ごめんもう入ったから!」
「そっかぁー」
問題は一切無かった。 - 74二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:43:03
その後も、ある意味いつも通りというかなんというか。
お風呂から出てきたカレンに、振り回されたまま時間は過ぎて……。
「ふわぁ……お休み、お兄ちゃん」
「……うん」
気が付けば一緒にベッドに寝ることになっていた……!
……譲ろうとしたらじゃあカレンも床で寝るとか言い出して、寝袋を取り出そうとするもお兄ちゃんこそちゃんと寝るべきだと言われてそのまま数十分お互い意地を張って
男の頃なら、2人では狭いからとか言えたんだろうなぁってふと思った時、カレンが強引に引きずり込んできた。それから、「カレンと一緒に寝るのがそんなに嫌なの?」と言われて。
でもきっと、そこで抵抗しなかったのは、その言葉ではなく。
「お姉ちゃんが、こんな強引なことをするなんてなぁ……」
カレンが寝静まったのを確認して、一人そう呟く。
それほど、思いつめていたように見えたのだろうか。チケットのこと。今の体のこと。これからのこと。俺の情けなさは分かっている。カレンらしからぬ行動の理由も、全部ではないけれど。カレンは優しい子だから。ただ「部屋に泊まりたい」とか、「一緒に寝たい」からって、こんなことをするような娘では、ない。……たぶん。
トレーナーと担当/大人と子供の関係は、二人三脚では、無い。もちろんそうして頑張ってる人達もいる。でも俺はそうではいけない。
担当を頼りにするようではいけない。担当が頼れる存在でなければいけない。
担当を支えにするようではいけない。担当を支える存在でなければならない。
担当に教えられるようではいけない。担当に教える存在でなければならない。
……カレンは強い子だから、中々頼ってはくれない。俺がカレンのためにしてあげられることが、それほどあるわけでもない。でも、だからこそ、トレーナーとしてできることを、私の役割をこなし続けなければならない。
少なくとも、カレンが大人になるまでは。 - 75二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:43:42
もしカレンが大人になったら。大人になって、今よりもっとカワイくなって、もっと広い世界を見て、そして────
『お兄ちゃんと過ごした日々、忘れないよ』
『だからカレンのことも──覚えていてね♪』
そうなった時、俺はちゃんと祝福できるだろうか。
私はちゃんとその日まで、カレンにとって「大人」のままでいなければならない。
机にしまったディナーチケットを思う。どうなるにしても、あのチケットの期限はいつか来る。その時、カレンはどんな大人になっているのだろうか……
「んぅ……お兄ちゃん……」
漏れ出た声に驚いて、下に視線を移すと、いつのまにかゆっくりカレンの頭を撫でていた。
はっとして、離そうと思うも……安らかに眠るカレンを見ていると、なぜだか手が離れてくれない。
……こうして頭を撫でている間は、カレンはまだ子供のままなのかも、しれない。
自分の考えに思わず苦笑する。振り払うように少し頭を振ると、妙に跳ね上がったツインテ―ルがびしばしと頬を叩く。それがなんだかおかしくって、思わず笑いそうになるのをこらえる。
電気を消して、目を閉じる。絡みつくカレンのことを努めて認識しないように……は、無理なのでそこは耐える。
今日一日の疲れが出たのか、それともこの温かさのせいか。意外なほど早く眠気はやってきた。
夢を見た。
走る私。その前を走る芦毛の──。
ずっと私の前を走っていた。いつも先にいて、だから追い付きたいと思って走って。
あの日、ようやく追い抜いて────
それから先は、いつも霞がかかったように、はっきりとしないまま目が覚める。
うまぴょいうまぴょい - 76二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:46:54
このレスは削除されています
- 77二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:53:33
まだまだ謎の多いカレトレ……でも一人でいる時は案外お兄ちゃんでいられてるのかな
- 78二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:55:30
- 79二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:55:38
カレトレの黄昏のような不安さ好き
- 80二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:56:10
俺と私で混じるの気を抜いたらあっち側に行ってしまいそうでこわいこわい
- 81二次元好きの匿名さん21/12/25(土) 23:57:14
ルドトレ→タイキトレ[独占力のLv2ヒントになるメモ]
「……タイキに……タイキに習得させるにしては使いづらいよ独占力!!」
「クリスマスにトレーナーさんを独り占め?ナイス・アイディーア!」
「いやいや、独占力発揮しなくたってタイキと過ごす気満々だってのにねぇ……」
「……リアリー?」
「たりまえでしょ。クリスマスは家族と過ごすもんでしょーに」
「……シスター!!」ピョン
「おおう!?……甘えんぼのマイリトルシスターさんや、アンタに抱きつかれると大変歩きづらいんですが」
「この方がワタシはソーハッピーです……」スリスリ
「……まんまでっかい抱っこ人形だねこりゃ。いっそ肩車するぐらいの方が楽かも分かんないレベル」
「!!それいい!それにしまショー!」
「……マジで言ってる?自分が下で?」
「モチの、ロンでーす。絶対楽しいに決まってマスから!」
「見て見てルドルフ。タイキたちが肩車で爆走してる。すっごく楽しそう」
「まさしく自由奔放を画に描いたようなコンビだ。……トレーナー君、なんだか感慨深そうだね」
「うん。あれがあの二人なりの独占力の発露なんだなって……」
「……おそらく違うと思うよ」
「ワーオ!エキサイティン!でも手放しでもダイジョーブ!まだまだスローリーですよトレーナーさーん!!」
「キャッキャしてんねえ!ご希望ならロデオになってあげようか!?……本気にしないでタイキ!そろそろ自分、全力の肩車ダッシュで活動限界がっ……!マジでやめて!ダメ!タイキダメッ!」
(終) - 82二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 00:00:10
- 83二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 00:02:56
- 84二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 00:11:44
オグトレ→ブルトレ(レシピ本)
(何が来たのでしょうか…機械じゃないといいのですが…)
「これは…レシピ本ですね。オグトレさん…かな?」
(なるほど…栄養バランスがいい物が多いですね、不健康な人にも良さそうです)
自分の周りで不健康な人、で思い浮かぶのは──
「セイトレさん、でしょうか」
自分と8cmも身長差がありながらウエストが全く変わらない彼を思い出す。
(しっかり食べられる様になって欲しいですねえ。タマモクロスさんの食事を改善した黒タマさんにでも聞いてみましょうか…)
少しでも改善案出来ればいいのですが、と思案を巡らせるのだった。 - 85二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 00:25:22
- 86二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 00:49:57
「その単語は、どういう意味があるんですかっ?」
何度も何度も、何度でも。私の相棒、ダイタクヘリオスに向けた言葉。
質問と回答でびっしり埋め尽くされた手帳は、私とヘリオスの思い出の証。
「んっとね。あげぽよのあげはテンションあげあげでー」
「うんうん……っ」
「ぽよはね、わっかんない!」
「うんっ!?」
「かわいいから使ってるだけ! ウケんね!」
「うん……?」
まるで新しい言語(事実、その通りなのだけれど)を紐解くような作業を、楽しんでいるのが伝わったのか。ヘリオスは私にその言葉の秘密を、ひとつひとつ教えてくれました。
私が作ったそれを見て、私の師たる先生は満足そうに髭を撫でていたのを憶えています。
「君は儂の知る中で、そう数を見ないほどに知への姿勢を弁えておるのう」
「そ、そうでしょうか……っ?」
「切らしがちな吐息は、熱心さの現れかの。ホッホ、そのまま精進なさい」
この手帳は、思い出でありささやかな誇り。
今、私はその手帳で胸を隠すように、縮こまってヘリオスに見せています。
「へ、ヘリオス……わ、私ですっ。ヘリサブですっ」
「ま!? トレぴっぴウマ娘になってんじゃんウケるー!」
元々細身だったせいで、ボタンの弾けたワイシャツと、腿が増して尾が生えたことで尻から裂けたスラックス。
私は草陰に隠れながら、必死に露出狂として晒されないようヘリオスの撮影を止めるのでした。 - 87二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 00:50:26
「うう……こんなにもらっていいのでしょうか……っ」
「いーじゃんっ、いーじゃんっ! おこづかいアゲアゲ最高!
じじピあざまる水産ー! マジらぶー!」
両手を挙げて、今は病院でお眠りになっているであろうヘリトレ先生へお礼をするヘリオスに対して、私のテンションはやや下がり気味でした。
私がウマ娘になったことで、ヘリトレ先生は落胆することはありませんでした。
『トレーナーとウマ娘の絆は、その程度では崩れんよ。
今は……ホレ、これで服でも買ってきなさい』
私の手に小隊を組める程度の諭吉さんを押し付け、先生は私達を送り出しました。
実際スーツも全ておじゃんなので、書い直さないといけないことを考えるとありがたい限りですが……余計な出費をかけてしまった気がします。
「はぁ……っ」
「トレぴっぴぃ、アゲていこ! ほらここ、ウチのオススメ~!」
ヘリオスが案内してくれたお店は、なんだか派手な服が並んでいます。
ヘリオスらしいチョイスといえばそうですが、私に向いているかというと……。
「……ゆ、ユニクロとかじゃ、だめですかぁっ?」
「アゲアゲの服着てけば、気分もアガるっしょ~!」
そう言われるがまま、私は後に顔馴染みとなるストリートファッションのブティックへ押しやられるのでした。 - 88二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 00:50:31
このレスは削除されています
- 89二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 00:51:26
「こ、これ、胸がほうり出ていませんかっ」
「ウチじゃ見えっかも? ……トレぴっぴなら見えねっしょ! たぶん!」
「多分っ!?」
そこは正に、私にとっての未知でした。
初めて着る女性としての衣服。その中でも、私にとって想像もつかないほど派手なもの。
「そ、鼠径部を晒していますがっ!?」
「んー! いーねいーね、きれーじゃん!?」
「し、下着が見えてしまいますよっ!?」
「あーね! どする? 見せるヤツ履く? 見せないヤツ履く?」
「ぴぃっ」
元の私なら絶対に手を取らなかった……どころか、存在を知ることもなかったであろうそれを、私は狼狽のままに持たされていました。
懸命に他の、落ち着いた衣服を探していますが、どれも同じ、煽情的で刺激的なものばかりです。
「お、落ち着いた服は、ないんですか……っ?」
「……えーっと、トレぴっぴはそうしたい系?」
「環状線そうしたい系です……っ」
「そかぁ」
気疲れと共に泣き言をこぼす私に、ヘリオスはんー、と指を当てて考え込みました。
その反応は珍しいものです。迷うことなく飛び込んで楽しんでいくヘリオスが考え込む時は、だいたい人をどう気遣うべきか考えている時で……あ。
その気遣いは、もしかして、私に?
- 90二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 00:52:30
「……ヘリオス。どうして、私をこの店にお誘いしてくれたんですかっ?」
「……トレぴっぴ、今めちゃアガる超バズりそうな美人じゃん?」
「うん……そう、なのかもですねっ」
「だったら、超アガる服がいいよぅ。その方が落ち込んだ時もアガれるっしょ?」
アガることはサガらないこと。
ヘリオスは時々そう信じているみたいに、私達のことをアゲようとしてくれる。そうでした。この子はいつだって人に対して、自分なりの形で気遣ってくれる。私はサブトレーナーとして、その期待に応えないといけなくて……。
「……わ、わかりましたっ」
「トレぴっぴ?」
「アゲましょうっ! 1番似合うと思う服……いいえっ。似合う服全部買いましょうっ! 着せてアゲたい服を、ヘリオスが決めてくださいっ!」
「トレぴっぴぃ!」
「はいっ。私は貴方のトレぴっぴですっ! なので、いっしょにアゲアゲになりますっ!」
こうなれば、もうやけくそなのです。
大真面目に考えてヘリオスを曇らせるよりも、大真面目に考えていっしょにアゲアゲになりましょう。私が先生から教わったことは、およそそうやって活かされるべきなのです。
「トレぴっぴトレぴっぴ! これ着よこれ! 超ミニ!」
「最早チャックのついたパレオと水着な気がしますっ! 着ますねっ!?」
「メイクしよメイク! アガるっしょ絶対!」
「なんか派手になりそうですねっ! お願いしますっ!」
お目々も頭もぐるぐるな状態で、私は言われるがまま出されるがままに受け容れます。私もヘリオスもテンションがアガりっぱなしで、もはや止まる兆しがありません。
「FOOOOOサイッコーじゃんトレーナー! 自撮りしよ自撮り! うぇいうぇい?」
「「うぇ~~~いっ!」」
後日ウマスタグラムに載ったそれを見て、先生は「公序良俗は弁えるように」と釘を刺されたのでした。本当に、どうしてこうなったやら……。
うまぴょいうまぴょい
- 91オペヘリダス21/12/26(日) 00:53:27
- 92二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 01:01:34
- 93二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 01:02:18
あと、プレゼント交換SSを投下します
- 94二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 01:02:27
ダストレ→グラトレ(独)
グラ「あらあら、此方の贈り物は~……パーティグッズでしょうか~?」
ダス「おっ、グラトレが俺のプレゼントを手に入れたか~」
そう言って現れたのはマリモを持ったダストレさんだった
グラ「あら、ダストレさんの物でしたのですね~」
ダス「そうだよ……すまんな他の奴より地味なヤツで」
グラ「いえいえ、良い物ですよ~」
ダス「そう言ってくれると助かるよ」
グラ「大切に使わせて貰いますね~」
そんな会話をしている時に、ふと思い付いた。
グラ「せっかくなので小さなパーティを開いて、このグッズを使ってみるのは如何でしょうか~?」
ダス「パーティ?」
グラ「ええ、ええ、ダストレさんとダイワスカーレットさん、それから私とグラスの四人でどうでしょう~」
ダス「なるほど、スカーレットも楽しんでくれるかな?」
グラ「ええ、きっと」
ダス「よし、それじゃあ日時とか決めようか!」
グラ「はい、そうしましょう~」
そうして小さなパーティの約束をしつつプレゼント交換会は終わりを告げるのでした。
後日、ダストレペアとグラトレペアのパーティは開催され。
ダストレの顏が他三人の尻に押し潰されるという事故が有ったが無事に終わったという。
うまぴょいうまぴょい - 95二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 01:05:53
ダストレがしんだ!!!
おっぱいばかりに目がいくように見えてケツも評価点高いもんだから、多分ガン見したんやろなあアイツという思いでいっぱいです
その死に顔は幸せだったことでしょう! ご利用ありがとうございます!
- 96二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 04:36:26
(一時間以内に書き込みが無ければタバコが義or黑orカフェに押し倒される)
- 97二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 05:29:38
(最近ちょっとタバコさんに対して掛かり気味すぎない?
- 98二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 05:33:30
- 99二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 05:35:01
(まあ口酸っぱく言いたくないんだけど前スレの発言もちょっとアレなの多かったし落ち着きなさいよ
- 100二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 05:59:25
おはようございます 155-77-55-85
朝食をお届けします - 101二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 05:59:50
レースの日のグラトレ(独)
今日はグラスの目標として定めていたレースの開催日。
そのレースの開幕直前に競技場への地下通路にて俺は、グラスへレース前に最後の言葉を掛けに来ていた。
「さて、さて、体調は万全でしょうか、グラス?」
「はい、万全な状態ですよトレーナーさん」
グラスからの返答、自身の所見、前日迄のグラスの体調を元にグラスの現在の体調を判断し問題無しと結論付ける。
グラスの体調に問題は無し。
レースの作戦については存分に話し合った。
……ならば後は激励の言葉を掛けるのみ。
「良いでしょうかグラス、勝利を目指す時は終わりました」
「はい、次は優勝を勝ち取る時……ですよねトレーナーさん」
「……ええ、ええ、その通りですよグラス」
……何度も繰り返した言葉だ、グラスも覚えてしまったのだろう。
言葉を取られた形だが怒りは無い、寧ろそこまで関係が深まった事に充足感を覚える程だ。
……さて、そろそろ時間だ
俺は競技場の方へと向き直り、それに合わせる様にグラスもまた体を競技場の方へと向ける。
「さあ、行ってらっしゃいグラス」
そう言ってグラスの背中を押し出す様に軽く叩く。
「はい、行ってきますトレーナーさん」
それに合わせてグラスは地下通路の先へと歩を進み始める。
そして歩み始めたグラスの背に最後の激励の言葉を掛ける。
「悔いの無い戦いを!!」
「はい!!」
大和撫子然とした言葉使いを投げ捨てた以前と変わらぬ俺の力強い激励に、グラスもまた力強く返し競技場へと進んで行った。
競技場から差す光の中へグラスが進んだのを見届けた俺は、観客席に向かうべくその場を離れるのだった。 - 102二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 06:00:10
期待、嫉妬、祈り、呪い、興奮
それらが渦巻く観客席にはそぐわない様な、清楚で大和撫子然としたウマ娘が静かに出走ゲートを見据えている。
そのウマ娘に話し掛ける者は居ない……否、話し掛けれなかったのだ。
まるで己が出走するかの様な気迫を纏うそのウマ娘に話し掛けれる筈が無かった。
そのウマ娘が誰なのか、それは今回のレースの出走者とその担当トレーナーを一度でも競技場で見た事がある人は理解していた。
いくら姿形が変わろうとも、その燃え盛る闘争心を見れば自ずと答えが出てくる。
それが競技場におけるグラスワンダー担当トレーナーなのだ。
「……始まりますか」
レースの開幕を告げるファンファーレが吹き渡り一瞬の静寂が競技場を包み込む。
……ガコン
そんな面白みの無い音と共にゲートが開き走り出すウマ娘達。
そしてそれに釣られる様に堰を切ったかの如く大声援を持って競技場を静寂から包み返す観客席。
「良い走り出しですね」
そんな中、俺は静かにレースの分析を開始する。
……次のレースの為に必要な事なのだが、ただ無心に声援をグラスに送る事が出来ないのは少々もどかしい。
序盤、中盤に大きな問題は無い。
グラスは予定通り群の後方に位置して静かに一人のウマ娘を見据えている。
そのウマ娘は集めたデータから決めたマークするべき相手、今回のレースではグラスを除いたら最も強いだろう。
相手の動きを読み仕掛けるマーク戦法、グラスと歩んだ三年間で培った経験と勘で決めた相手がそのウマ娘だったのだ。
やがて遂にレースは終盤へと突入し会場のボルテージは最高潮まで上がっていく。
一部のウマ娘はその熱狂に少し掛かってしまっているが……グラスは冷静にタイミングを計り始めていた。
- 103二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 06:00:30
そして最後のコーナーへと差し掛かり走者達は最後のスパートを掛け始める。
それを見つつ、グラスが仕掛けるタイミングを計る。
先ずは一人がスパートを掛けた。
……まだだ
スパートを掛けた一人に釣られてか二人程スパートを掛け始める。
……まだだ
それから一拍ほどして、もう二人程スパートを掛ける。
……まだだ
その直後にマークしていた娘がスパートを開始する。
……まだ
そしてそれから二拍経ってから。
「今」
それは大歓声の中ではあまりにも小さく届く筈も無い声だった。
しかしグラスはその声が聞こえたかの様に仕掛け始める。
……グラスと共に歩んで培った経験と勘なのだから当然グラスも培っている、それだけなのだが心が通じたと思う方がロマンチックで良い。
そんな事を考えている内にグラスは順位を上げていく。
二人、三人、四人五人と抜いていく。
そしてグラスがコーナーを抜けた時には、前方に居るのはマークしていたウマ娘唯一人となる。
「行け、グラス!!」
俺の口から思わず出た応援の言葉に合わせるかの様にグラスはその豪脚を魅せてくれる。
他の娘を圧倒する力強い脚で先頭のウマ娘と距離を詰めていくグラス、その姿は意識を焼き付けて離してくれない。
……思えば俺は、この力強い走りに魅了され続けている……今回のレースでもまた……グラスに惚れてしまった様だ。
そんな色々な物が込められた熱い視線を俺が向ける中、グラスはゴール板の直前で差し切り優勝を勝ち取るのだった。
- 104二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 06:00:47
レースが終わり競技場への地下通路へと赴いた俺は、レース前に送り出したのとは逆にグラスを迎え入れていた。
「グラス、優勝おめでとうございます」
「はい、トレーナーさん」
しかし、グラスは少々何か考えている模様
……まあ、十中八九先程のレースの事だろう。
「着差ですね、グラス?」
「はい」
それはレースの着差。
本来の予定なら半身差で勝つ様に仕掛けるタイミングを計っていたのだが、今回はアタマ差だったのだ。
「トレーナーさん、もしかして私の仕掛けるタイミングが悪かったのでしょうか?」
どうやらグラスは自分のミスだったのかと思い考えていた様だ。
「いえ、私も仕掛けるのは其処だと判断していましたよ」
しかし、俺も仕掛けるタイミングは其処だと考えていたのでグラスに非は無い。
それはつまり……
「それじゃあ」
「ええ、私たちの予想より彼女の実力が上だった様ですね」
そういう事だ、相手の実力を過小評価していたのだ。
「帰ったら反省会ですねトレーナーさん」
「そうですね、ですが今は」
「はい、勝利を喜ぶ事にします」
「ええ、ええ、勝者としての振る舞いを魅せましょう」
「はい!」
明るい返事と共に晴れやかな顔をしたグラスは、ウィニングライブの為に準備をするべくその場を去るのだった。
- 105二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 06:01:18
「……良いライブでした~」
グラスのウィニングライブを最前列で堪能した後、グラスの選手控室でライブを思い返しながら独り言ちる。
それから直ぐにドアのノック音の後に扉が開きグラスは帰って来た。
「お待たせしました、トレーナーさん」
「お疲れ様でした、グラス」
とても疲れただろうグラスに労いの言葉を掛け、飲み物を手渡す。
「ありがとうございます」
その事に感謝の言葉を語るグラスだが、今度は随分と嬉しそうな顔をしている事に気が付いた。
「……随分と嬉しそうなのですが、何か有りましたでしょうか~?」
「ええ、実は……」
なんでもライブの後に二着の娘に話し掛けられたという。
……勝者と敗者が出来るのがレースだ、激情のままに声を放つ者も居るだろう。
しかし、グラスの嬉しそうな顔からそんな悪い話では無かったと判断できる。
「それで何と言われたのでしょうか~?」
「はい、次は負けない……と」
「なるほど……それにグラスは何と返しましたでしょうか?」
「私は次も負けるつもりは有りません……と」
「ふふっ、ふふふふふっ、ええ、ええ、満点の回答ですよグラス」
きっと彼女もまた今頃闘志を燃やしているだろう。
俺とグラスの予想を超えた成長をしていた彼女だ、きっと強くなる。
そんな何時かまた相見えるであろう強者に思いを馳せながら、俺とグラスは今だ熱の止まない競技場から帰路へと着くのでした。
帰路への道中、車の助手席で静かにグラスは眠っていました。
「本当にお疲れ様」
そう言って左手をグラスの頭へと伸ばし撫で……ドア側に頭が有って届かなかったので肩をポンポンと労いの気持ちを込め軽く叩き。
「帰り着いてから頭を撫でてあげようかね」
そんな計画を立てるのでした。
- 106二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 06:03:46
- 107二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 06:33:54
いいね……
担当ウマ娘と心を1つにして勝利を目指すのがトレーナーだよね
私の夢はディープボンドです - 108二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 07:00:17
トレーナーしてるのは良いね…
…私も投げていいかな? - 109二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 07:01:33
どぞー
- 110二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 07:04:41
スイトレ→ファイトレ(女)
「…ふむ、ハートのあみぐるみか…」
「あ、私のプレゼントですねー」
「スイトレのか、なるほど…良いプレゼントだね」
「…えへ、ありがとうございます〜。それとぉ、わたしの元には年代物のワインが届いたんですけどぉ…」
「…スイトレ、それ30年物の熟成ワインかい?」「は、はいぃ…」
「…ふ、ははは。まったく運命の巡り合わせってのも不思議なものだな。それは私のプレゼントだよ。多分ね。」
「あら?そんなこともあるんですねぇー」
「まあ好きにしてくれたらいいとも。しかし、このあみぐるみ…良い手触りだ…」
「割れたハートですけどぉ、ふたつあるので結んでみてくださいねぇ」
「…良いね、ファインにも見せて結んでみようか。いや、片方ずつ持つなり置いておこうか…?」
「…悩んでいる姿も似合うんだねぇ…」
「私はそんな大層な人ではないよ。…そうだな、折角だし私からの感謝の意を込めて…こうやってハグしてあげよう。…ムチムチだね?」
「…あ、温かいです〜…」
「ふふ、顔が赤いよ?…もうちょっと抱き締め続けてあげようか。私もこの温かい等身大湯たんぽを手放したくはなくてね…」
───その後、お互いの担当に見られたことでそれぞれおねだりされるのは別の話。 - 111二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 07:05:12
キタトレ→ファイトレ(男)
「湯呑…しかも高級なののペアか…」
「あら?私のプレゼントは貴方の元に行ったのね。…どうかしら。」
「ええ、使い勝手も良さそうでいいですね。」
「ふふ、そう言ってくれるのは嬉しい限りね。」
「…後、折角来てくれたことですしそちらにでも座ってください。…少し話もしたいので」
「…分かったわ。…早速、使ってくれるのね」
「勿論です、プレゼントですから使わないのは勿体ない。…お茶と菓子です、どうぞ」
「ありがとうね、貴方の丁寧な扱い方がその動きから分かるわ。」
「公私が完璧なキタトレさんに言われるほどではないですよ。演技には見えないくらい様になっていますし」
「あら、それは貴方も一緒よ?ファインちゃんを演じてる時の貴方はまるでそっくりだもの。」
「…殿下の再現は無理ですね。聡明で芯のあるファインを完璧に演じるのは俺には不可能だと思ってますし」
「まあ、人は他人になることはできないってのは言われてる話ね。…演じることは出来ない訳ではないと思うのだけど。」
「キタトレさんが言うとまた説得力がありますね。…じゃあ、いつも通りトレーナーとしての話をしますか」
「勿論よ、貴方との話は私も勉強になるもの。」
───二人はトレーナー業務について、じっくりと話し込んだのだった。
短文失礼しました
昨日のプレゼント交換ネタ第一弾。第二弾も出来次第上げていきます。ファイトレ二人がもらったプレゼントと送り主と話です
ファイトレ(女)とスイトレで抱き合ってもらい、ファイトレ(男)とキタトレで演技とトレーナーとしての話をしてます。 - 112二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 07:17:36
おは168-81-58-86/182-105-68-99
俺も書かねえとなあ…用意始めよ - 113二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 07:20:04
良いねぇ
ファイトレはどっちも格好いいな - 114二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 07:41:58
おはよー
朝から良いのあるね… - 115二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 08:11:23
- 116二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 08:16:00
- 117二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 08:23:09
- 118二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 08:37:56
ドSバリタチネイトレとかいう電波を受信してしまった
- 119二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 08:38:46
かわいい…
サトトレ「水晶は浄化作用を持つパワーストーンなので、お守りがわりに編み込んでみたんだ。そのミサンガが霊に関わりのある黒カフェトレさんの元に行ったのも運命の巡り合わせなんだろうね。」
- 120二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 08:44:03
👮<そいつは危険物だ!!こちらで押収する!!
- 121二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:00:44
クリスマス交換のSSが書きあがりました!
4レスお借りすることになりますが、投稿してもよろしいでしょうか - 122二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:01:49
ヨシ!!!
- 123二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:02:31
[プレゼント交換の夜に]
クリスマスのトレーナー同士でのプレゼント交換会、それは自分にとっては密かな楽しみだ。自分の贈り物が誰かを喜ばせられたらいいなと不安半分期待半分になりながら考えると同時に、同じように考えて選ばれたプレゼントを貰う高揚感を味わえるのは中々ない機会で、自分は研修生時代から顔を出しては色んな物を交換してきた。
最近はタキオンの実験を手伝っていたりしていたので参加できなかったが、こうして久しぶりに参加してみると自分はやっぱりこういった催しごとが好きなのだと思わされる。宴会の場もそうだが、誰もが気兼ねなく話せる環境というものが自分は好きなのだ。
プレゼントの交換を済ませて席に戻り、会の様子を眺めていると──
「おや、タキトレさん。この場で会うのは久しぶりかな?」
「オペトレさんもお久しぶりです。そろそろ年末ですけど、お仕事の方は大丈夫なんですか?」
後ろからかけられた声に振り向きながら答える。後ろを振り向いてみると、そこには青鹿毛の髪を短く切り揃えた紅眼のウマ娘──世紀末覇王の黒子にして一企業の代表も務めているテイエムオペラオーの担当トレーナーがそこに居た。
「無論、この場に参加するために時間は空けてきたとも。皆が考えてきた贈り物を受け取るというのはいつだって心が躍るからね。それに90人以上のトレーナーのプレゼントの動向がわかるというのは、会社としても有難い話なのさ」
「やっぱり企業の社長さんって大変なんですね……ところで、オペトレさんはプレゼント交換で何を貰いました?私はまだ開封してないので言えないんですけども」
「私はトレーニング後のケアについての指南書と目次のセットだね。我が覇王は実はそこまで体が強くなくてね。勿論私もそこについては気を払っていたんだが、眼を通していくうちに興味深い意見や新しい見解を発見することができて今回は中々に良い交換ができたと思ってるよ。これを書いたギムレットさんには感謝という他無い」 - 124二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:02:45
「良いなぁ。ウチのタキオンも体は強い方ではないのでオペトレさんが羨ましいですよ。……今度ギムレットさんにお願いしてもう一部用意してもらおうかな?」
「私個人としては折角の贈り物だから独占したい気もするが、ウマ娘の将来を考える身としてはこういった情報が広く回ることが望ましいというのが困りものだね。……さて、そろそろ君のプレゼントを教えてくれないかな?私だけでは不公平というものだと思うのだが」
「それもそうですし、今開封してみましょうか。ここのプレゼントって良いものばかりですから毎年ワクワクするんですよね」
自身の貰ったプレゼントを嬉しげに語り、それと同時に自分が貰ったプレゼントは何か教えてくれというオペトレの声に導かれるようにプレゼントの袋を開くと、そこには黒い片手ほどのサイズの箱が1つ。高級そうなそれを手に取り、恐る恐る開いてみると中には銀の懐中時計が収められていた。
「オペトレさん。これは……」
「銀の懐中時計、それもハンターカバー付きの実用性を兼ね備えた一品といったところかな。……どうしたんだいタキトレさん。何か悩んでいる様子だが、何か気になることでもあったのかな?もしかして、何か不満な部分があるとか」
「贈ってくれた人が必死に考えてきたものなんですから不満な所なんてありませんし、むしろ昔から少し憧れていたから嬉しいぐらいなんです。けど、思ったより豪華なものが出て来て反応に困ってるというか、これをプレゼントしてくれた人になんてお礼を言えばいいのか少し困ってしまいまして。オペトレさんはこういった時どうしてますか?」
「成程。そうだね、私がこういった時はまず感謝の言葉を言って、その上で好きな所をハッキリと言うことにしているよ。……折角だから、私で練習していくかい?私はこういった事にはそれなりに慣れているし、助言もできると思うよ」 - 125二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:03:01
箱の中に収めてられていた懐中時計は光に反射して煌々と光っている。明らかに高そうなそれに腰が引けていると、隣で自分の様子を見ていたオペトレから助け舟が出された。彼曰く、素直に感謝を述べれば良いし、なんなら自分で練習しても構わないとのことなのだ。確かに、考えてみてこういった機会の多いオペトレに手伝ってもらえるというのはこの上なく心強い助力だ。
「……じゃあ、お願いしても良いですかオペトレさん」
「了解したとも。まずは自分の心を包み隠さず言ってみようか」
「わかりました。……プレゼントありがとうございます。昔から懐中時計に憧れていて、でも中々手を出せずにいた私に貴方は懐中時計とそれを手にする機会をくれました。本当にありがとうございます。頂いた懐中時計は大切にしますね」
「うんうん。少し緊張で固くなっているが、それでも感謝を感じられる良い言葉だね。その言葉を聴けたのならこちらとしてもこの時計を贈った意味があったというものさ」
「えっ」
今なんて言った。
この人は今「この時計を用意したのは自分だ」とかそんなことを言ってなかったか?彼から告げられた衝撃の事実に驚いて彼の表情を見ると、いつも柔和な笑みを浮かべている中に悪戯が成功したかのような密かな喜びが紛れているような気がしていた。 - 126二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:03:18
「……オペトレさん?」
「どうしたんだい?」
「この時計ってもしかしてオペトレさんの選んだものだったりします?」
「そうだね。君に話しかけたのも、君が持っている袋は私が用意したものだったからさ。やっぱり自分が贈った物への反応は気になるものだろう?……どうしたんだいタキトレさん。顔が真っ赤だが」
「顔から火が出そうです。時間が止められるなら止めて落ち着きたいぐらい。まったく、人が悪いですオペトレさん。もしそうなら最初からそう言ってくださいよ」
「はは、それはすまないね。でもやはり受け取った相手がどう反応するのかというのは気になってしまうんだ。もし気を害してしまったらすまない、この通りだ」
「気にしないでください。同じ状況だったら私だって多分そうするかもしれませんから。この懐中時計、大切にしますね?」
「そうしてくれると私としては嬉しいな。これから君と担当が紡いでいく時間を、この懐中時計が刻んでくれるなら贈った意味もあったというものだからね。ああそうだ、ところで話は変わるのだが……」
まさかプレゼント交換会で同僚と話しながらプレゼントを開けたら、それは同僚が選んだものだったとは夢にも思うまい。しかも贈った相手が反応を見たくてそれを隠しているとなるとなおさらだ。
だが不快感は無い。元からこの程度で気分を害するほど狭量というわけでもないし、何より彼の贈り物が心からの物であるとわかるからだ。
彼からの謝意に気にしないでくれと返し、彼の言葉を聞きながらもう一度プレゼント交換会を見渡すと、会場の至る所から悲喜こもごもな反応を見て取ることができた。
「オペトレさん」
「是非タキオンさんの薬品を用いての演出を──どうしたんだい?」
「来年もまた参加したいですね」
「──ああ!」
自分はこういった催しごとが元来好きだ。今ではタキオンの実験の方を優先するようになったけれども、それでも好きだという感情は未だに消えてはいない。来年のクリスマスはどうしようか。来年の事を言えば鬼が笑うというし、今から来年のクリスマスの予定なんてわからないけど、この交換会にはまた参加したいなと自分には不思議とそう思われたのだ。 - 127二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:05:15
これにて終了です
懐中時計は鋼の錬金術師を見てものすごく憧れた記憶があります
オペトレさんをお借りしました
エミュなどで何か気になるところとかありましたら遠慮なくお申し付けください
長文になりましたが読んでくださると幸いです - 128二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:16:42
いい…
- 129二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:20:00
良い…
顔が真っ赤になったタキトレさんは可愛いんだろうな~ - 130二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:21:25
懐中時計に憧れるのわかる
めっちゃわかる - 131二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:30:26
懐から時計を必要に応じて取り出すという光景はちょっと憧れる……
- 132二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:33:22
- 133二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:34:46
対よろです
- 134二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:36:28
【ドベトレ→ドベトレ】
「と!!言うことで!!」
「プレゼント交換の抽選してきたぞみんな!!」
イエーイ!! ダレノガクルンダロー ワイワイガヤガヤ
「んじゃ、みんな持ってってくれよな。ムントレから持ってってくれ!!」
「ありがとうだねドベトレ。そうだ!私から君にプレゼントを……」
「だから今回は『交換』なんだよっ!!
オレが貰っちゃ抽選した意味ねえだろうが!!」
「むう、すまないドベトレ。
私の配慮が欠けていた……」シュン
「……ああもう!!!そんな顔すんなって!!
後で個人的に交換するから!!!!」
「本当かいドベトレ!!」パアッ
(……割とかわいいなコイツ)
「みんな勝手に取ってってくれよな!!」
- 135二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:36:35
いえーち
- 136二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:36:59
- 137二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:37:25
- 138二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:37:59
- 139二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:38:29
「う、うう……」
「ちょっと待って侘助さんシャンパン飲んじゃった!!??」
「水と間違えるなんて……相当ショックだったみたいね……」
「うわあああああああん!!!!!!なんでよおおおおおおお!!!!」
「うわああ!!?抱きつかないでドベトレ!?」
「……やっぱ侘助さんのおっぱいすごいなあ」
「うっ…ひぐっ……ぐすっ……うえええん!!」
「プレゼントのショックと酔いが回って……まさか……!!」
「完全に幼児退行してる……ええ……」
「おれしかいがんばったのに……なんでおれだけおんなじのなの……」ウルウル
「う゛っ……かわいい……」
「酔いどれ侘助さんモードだ……!!スズトレさんこれやばいです!!」
- 140侘助21/12/26(日) 09:39:20
「ねえちゃんおれわるいこなの?ことしはわるいことたくさんしたから、おれにぷれぜんくれなかったの?」
「ん゛っ」
「あねきもしんぱいたくさんかけたし、ほんとはおこってるの?みすてちゃいやあ……」
「」
「ネイトレ気を確かに!!」
「あ……あとで、鹿の子餅の余りあげるから……」
「いいの!?あねきだあいすき!!!」ムギュッ
「あ゛っ」
「……これ八方にらみで済むのかしら……」
【作者あとがき】
抽選してたら勝手にこうなりました
ドベトレすまん(懺悔)
- 141二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:41:32
【ドベトレ→ドベトレ】の文字見てから笑いが止まらねぇんだわ
- 142二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:42:15
ダイス神「昨日ぱかプチ貰ってたしコイツはそのままでええか…」
- 143二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:43:15
昨日結果見た時盛大に爆笑したわ
愛されてんねえ - 144二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:44:46
まさかの司会者本人が自分→自分というウルトラC
運命に愛されてるね - 145二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:45:15
ウワーッ!!!
- 146二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:47:02
- 147二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:50:14
「アパタイトは繋がりを大切にする石」
これが自分に回ってきたってのも
なんか運命的というか - 148二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:51:17
- 149二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:51:47
- 150二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:51:55
お願いしまぁす!!!
- 151二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:52:28
マベトレ→フウトレ
「わたしのはこれね。随分と大きい箱だけど一体なにが……あら?これはスノードーム?」
「あーそれは私のだねー☆どうー?マーベラスなプレゼントでしょー?」
「ええ、とても綺麗。家に飾らせてもらうわね、ありがとうマベトレ。」
「どういたしましてー。だけどねーフウトレ、私のマーベラスなプレゼントはそれで終わりじゃないよ〜?」
「……もしかしてスノードームを包んでたこれも?」
「そう☆ふふふ、広げてみて〜。」
「もちろんよ。どれど、れ……」
(明らかに露出度のヤバいサンタ服)
(凍りつく会場)
「……マベトレ、これは……」
「見ての通り、サンタ服だよ〜☆ちょーっとだけ露出度高いけど、大人のお姉さんにはピッタリだと思うな〜★」
「……ほんとに?お姉さんに似合う?」
「おい雲行き怪しくなってきたぞ。」
「乗るなフウトレ!戻れ!!!」
「私見たいな〜時間かけて選んだサンタ服が着られてるとこ〜。フウトレにしか、お姉さんにしか頼めないな〜☆★」
「……そっかあ……わたしにしか頼めないかあ……!!!」
「あ、ダメですわねこれ。」
「まあせっかくプレゼントしてもらったんだし1回も着ないのは失礼よね!!よし、着てくる!!わたし、みんなのお姉さんだから!!!!!!」
5分後、それは現れた。
182-105-68-99という恵まれたプロポーション、平均から大きく離れた長身であるが故にややキツキツとなったサンタ服。
そして恥ずかしさでこれでもかというくらい赤面した顔と、少ない布面をギリギリまで伸ばして隠そうとする仕草。
────モブトレ達の性癖は破壊された。1人残らず、駆逐された。 - 152二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:53:31
- 153二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:55:12
- 154二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:58:02
- 155二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 09:58:44
ルドトレと同じくらい渡ったら駄目な人の所に行ってる……
- 156二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:01:01
わーお、やべーことになってらぁ
それはそれとして私も投げて良いかな? - 157二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:01:05
- 158二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:01:18
- 159二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:02:32
後は着替えて仁王立ちして色気/zeroな親父とか……?
- 160二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:02:51
どうぞ~
- 161二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:03:16
ウラトレ→キタトレ
「…ん、美味しいわねこの桐葉菓」
「…あら、私のプレゼントはキタトレさんに届いたのですね」
「…なるほど、貴方のプレゼントでしたか。ええ、中々美味しいプレゼントですわね。」
「それは良かったです。…少し、隣に失礼しますね」
「…珍しく暖かいというか、寒くない日ですからね。今日は外でこうしているのも悪くないと思いますわ。」
「陽光できらめく艶のある髪…しっかり手入れされてるんですね。少し私の手で纏めてみてもよろしいですか?」
「構いませんわ。…ただ、一つだけ条件があります」
「…なんでしょう」
「…はい。ウララトレさんも桐葉菓を食べませんかしら?私は一人より皆で食べる方が美味しいと感じる人ですので」
「………ええ、良いですよ。はむ…やはり美味しいですね。」
「…お茶の一つでもあれば更に良かったのだけど、まあ、ない以上は仕方ありませんわね。後で買ってきますわ」
「冬でも水分補給は大切ですからね。それと、別に私の分まで用意する必要はないのですよ?」
「ふふ、私がしたいだけですので、お気になさらず。後、触るのは良いですが耳は敏感なのでなるべく触らないようにお願いしますわね。」
「分かりました…ピトッ」
「〜ッ!」
───その日、日の当たる中で、笑顔でキタトレの髪を纏めているウラトレが目撃されたという。 - 162二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:03:52
イクトレ→サトトレ
「あ、蹄鉄だ…これ…多分イクトレさんだろうな…」
「😉」
「あ、いたんですねイクトレさん。こんにちは。これってもしかしなくても貴方のプレゼントですよね?」
「◎」
「やっぱり。練習上手になる蹄鉄なんて、イクトレさんくらいしか用意出来る人を思いつかないから。」
「(コクコク)」
「でも、これが僕に回ってくるのも何かの縁なんだろうなぁ。蹄鉄も結構消費してるトレーナーだろうし。」
「🤔」
「あー…他にもトレーナーと担当の二人で走っている所なんて結構居たね…それに僕は蹄鉄の摩耗は走る量に対して少ないはずだし」
『逆にいうと、それでも周りと同じくらい摩耗するってことは相当どころではなく走ってることになるけど』
「…過度の練習の心配かな?僕は大丈夫。脚が壊れないギリギリのラインで追い込んで練習してるから。」
「😠」
「あっ、ごめんなさい…。どこまでならいけるのか自分でラインは把握してるから、勘弁してください…」
『替えのきかない脚だから、丁寧に労ること。…分かってるかい?』
「はい、分かっています。…とりあえず、プレゼントありがとうございます。これでトレーニングが捗りそうですから。」
「😄」
「あ、後また蹄鉄の調整もお願いしますね…」
───練習上手の蹄鉄は、早速サトトレによって使われて良い結果を出しているそうだ。
短文失礼しました
第二弾、キタトレとサトトレです。キタトレはウラトレさんということで、仲の良い二人を書いてみました。(エミュ大丈夫か…?)
サトトレはイクトレの蹄鉄を早速使ってます。彼は只管に一直線で追い込む人なので、当然自分のトレーニングも追い込みます。 - 163二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:08:16
毎回思うけど顔文字が可愛い
- 164二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:09:34
キタトレとウラトレの所の空気めちゃくちゃ綺麗そう
- 165二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:17:41
イクトレさん絵文字という名の圧縮言語使いなんじゃないかと思うことがある
キタトレさんとウラトレさんの間の空気感良いね…… - 166二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:23:03
大掃除中に見に来たら止まんなくなった
ヤバイヤバイ - 167二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:30:16
そういやもう大掃除の時期か
- 168二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:35:52
- 169二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:37:06
- 170二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:37:24
- 171二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:50:11
(只今交換会SS執筆中)
(これ大丈夫か……?) - 172二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:53:00
- 173二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:53:36
- 174二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 10:53:47
クリスマスカラーのコートを着ているドトトレを思いついたが出力する腕が無い。
- 175二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:02:25
このレスは削除されています
- 176二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:03:10
- 177二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:04:38
このレスは削除されています
- 178二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:07:24
ウマ娘だって風邪ひくし頭痛に悩むしポンポン痛くなるぞ
- 179二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:09:38
そのセリフ、タバコとセイトレの前で言えますか?
- 180二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:13:18
睡眠不足+飯食わない+食わない腹にコーヒー+喫煙
もう胃を荒らす黄金コンボ完成してるのよ - 181カフェトレ(タバコ)の人21/12/26(日) 11:22:23
- 182二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:22:46
- 183二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:22:59
C'mon
- 184カフェトレ(タバコ)の人21/12/26(日) 11:24:13
わかりましたー
- 185二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:26:12
- 186二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:27:02
立て乙で御座るよ
- 187二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:31:08
たておつー
- 188二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:31:23
うめうめ
- 189二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:32:09
たておつでして〜
- 190二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:33:39
190なら200の言うことは絶対
- 191二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:36:42
梅昆布茶
- 192二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:37:17
うめ
- 193二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:38:02
- 194二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:39:22
- 195二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:40:02
せふせふ
- 196二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:40:18
(改めて建乙で御座る)
- 197二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:40:44
200なら風邪を引いたトレーナー
- 198二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:40:49
- 199二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:40:59
200なら全員エチエチ衣装
- 200二次元好きの匿名さん21/12/26(日) 11:41:02
200なら同窓会