- 1いろ♂×いろ♀カプを待ってる人22/08/29(月) 19:00:00
- 2二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 19:39:06
ほしゅ。あ、一応落ちたしハーメルンのチラシ裏に過去作まとめておいたからね
- 3二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 19:50:48
保守のためアレの続き、残りは最終日とエピローグの〆だが綺麗にアウトプットできんので整理のため投稿
◯1日目(土)、午後
待機、フェリシア・環・うい
~ういの報告~「環さんだと他人行儀すぎるし……でもお姉ちゃんって呼んだら、鏡の向こうの私の居場所を取っちゃうことにならないかな」
昼も過ぎて、やちよたちをミラーズに送り出した後のみかづき荘のこと。
付き合いの長くないういから見ても、今のフェリシアは様子がおかしかった。勉強こそ大人しくしてみせるが、何かと理由を付けては離席する。
そうするとういは環と二人きりになってしまう。後から考えると、これはフェリシアなりの環への気遣いだったのかもしれない。
初対面の時から、二人の間には何とも言い難い空気があった。ういは環のことを知らない、しかし環はういのことを知っている。
灯花とねむが居たらこの説明のつかない気持ちを整理してくれただろうか。だが、例えばジャンヌ・ダルクたちのように、あらざる因果を過度に紡ぐのは時空に対して良くない結果を与えると身を持って理解している。
これ以上彼女の存在を知る人を増やすのは良くないというのがみたまの見解に、時空間や因果の知識などチンプンカンプンな皆は唯々諾々とするしかなかった。
午前の疲れで会議からずっとうとうとしているういはこの程度の考えしか浮かばない。では環はどうしているか。
「授業の進み具合まで同じだなんて変な感じ……」
フェリシアの教科書を見ながら口を抑える彼女はごく自然体だった。
教えられるでもなく茶器や茶葉の場所を知り、やちよの手伝いで作った料理はやはり――いや兄よりも少々味が薄く、今のようにペンをもつ仕草は兄にそっくりだった。
もし兄が双子で、自分に姉が居たらこういう既視感と共に育ったのかなと、そういう物語のような妄想にふけるくらいしか今のういには遣ることがなかった。 - 4二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 19:51:29
ただ少し変なところもある。
玄関の横にある花、ゲームセンターのぬいぐるみ、商店街の景品、家政婦さんにプレゼントされたまな板、都さんがくれた化学の入門書、自分とフェリシアとさなは断じて近寄ってはならないと厳命された来客向けの棚、他にも多くの雑貨。
そういったモノを見る時、環さんは急にほうっとして瞳が揺らいでいた。その後にあれは何と聞かれるそれらは主に兄のものであった。
ういから見た兄というのは、言いづらいが、きっと父母が仔細を聞くと卒倒するかもしれないプレイボーイの類ではある。そのせいか、家主(やちよ)が機嫌が悪くならないギリギリのラインで多くの贈り物をされている。
生花の先生から貰ったというアネモネの花とやちよさん宛のタンジーの造花、まなかさんの料理教室に参加して貰った計量カップ、レナさんたちとゲームセンターで掴んだ景品、そうした女性たちと紡いだ因果の記念(イベント報酬)だ。
すいません家主のラインはたぶん越えてます。
内心で申し訳ない気持ちを抱きながらも、色々と省略して魔法少女からの感謝の贈り物だと環さんに伝えると、彼女はそっけなくふうんとつぶやいた。
何故か不安になる。
彼女の表情が、まさしく兄の我慢強いという悪癖が発露した時そのものだったからだろうか。
「……ねえういちゃん、変なこと聞いていい?」
「なんですか?」
自然と他人行儀のようになってしまう返事は、もしかすると環を傷つけてやいないかという不安がよぎる。しかし気にした様子もなく、環はういを見つめて言った。奇妙な質問だった。
「この世界の私ってどんな人?」
「わたし、きっと答えられるほど今のお兄ちゃんのこと知りません」
「そうなの?」
「友達は多いみたいなんですけど……離れてる間に違う人になっちゃったように感じることがあって」
自分が魔女になりかけている時間は客観的には短かったが、その間を神浜で過ごした兄にとっては非常に濃密な時間だったようだ。仲の良かった二人以外に義姉の候補がたくさん増えて、まだまだ声変わりも終わらず愛らしいだけだった兄は多少なり男性的になった。 - 5二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 19:52:03
兄とマギウスの3人だけで出来た狭い世界は、起きてみると途端に広がっていて、兄は見知らぬ人たちと過ごす時間も増え、一部ではねむがブックカバーで誤魔化してバレていないつもりでいる小説のような関係になっているらしい。
そうやって、一年と少しで人間としての奥行きが急激に広がった兄のことをまだ自分は全然知らない。
「でも、たぶんこれからは離れることもありませんから、もう一度自慢のお兄ちゃんって言える日も近い気がします」
「そっか」
環さんの顔は笑っていた。でも、ういの見るその眼差しはちっとも笑っているように見えなかった。かといって怒っているわけではない、悲しんでいる様子ではない。ただ耐えている、まるで兄のように。
「ういが幸せそうで良かったよ」
「お姉ちゃん」
ういがそう呼ぶと、一瞬環の目の色が抜け落ちた。ういにはそう見えた。
「お姉ちゃんは向こうでどんな人だったの?」
「ういちゃんのお兄ちゃんとあまり変わらないよ、私もお姉ちゃんだったんだから」
そう言って彼女は困ったように微笑んだ。ういの知らない環いろはの顔だった。こっそりと様子を窺っていたフェリシアは呆れてため息をつくしかなかった。
~フェリシアの報告~「勉強しろってうるさい、料理の味は薄い、わざわざしなくてもいいガマンしやがる……やっぱり、女になってもいろははいろはなんだな」 - 6二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 19:54:47
◯1日目(土) 夜
探索、やちよ・みたま・鶴乃・環
~環の報告~「みたまさんが凄いもの食べてて、やちよさんの料理もいつも通りだから、万々歳の料理はこちらでも50点だって思ってたんですけど……違っていた物もあったんですね」
月の輪郭がくっきりと光る様になった頃、あくびが目立つようになったさなをいろはがエスコートしてみかづき荘に帰ってきた。それと交代で、時間を作ってみかづき荘に待機してくれた鶴乃が環とともにミラーズへ向かい、みたまたちに合流することとなった。
念には念を入れ、環はみたまが用立てた羽根のローブだったものを被っている。環にしてみればここまで隠さなくてもいいと思うのだが、やちよの警戒は尋常ではなかった。
「でも似合ってるからいいんじゃないかな~?」
大荷物を抱えた鶴乃は呑気そうに鼻歌交じりの返答をした。一人だけいつもと違う服を着せるのも悪いと言って自分もお揃いのローブを纏ってくれていた。
「いつも気になってたんだけど、あの鉤爪ってローブに仕込んであったんだね」
「鎖が伸びる理由が分からないんですけど……」
空いた手をひょいと降ってみれば金切り音を立てて鉤爪が飛び出した、他にも色々と仕掛けが施してある。これも着るウワサの一種なのだろう。
夜食用の手作り中華弁当を抱えながらも、鼻歌まじりで器用に遊んで見せる鶴乃は実に楽しそうだ。その鼻歌はいろはの知らない曲だった。例えば親が懐かしがっていたような、そういう90年代の曲調。
「鶴乃さんのその歌初めて聞きますけど、なんていう曲なんです?」
「これ? やちよししょーの持ち歌だよ」
環は声を上げて驚いた。環の知る七海やちよはモデル業をやっていたはずだが、こちらの世界では歌手なんだろうか。
そう聞くと鶴乃は軽く違うよと答えた。
「ジュニアアイドル時代にししょーがテレビのカラオケ大会で歌ってたの、実家にあった古いラジカセの中に音だけ残ってたんだ」
「やちよさん、歌うんですね」
「違う曲のCDも出してたらしいよ、機会があれば聞いてみたいよね」
「今度おねだりしてみましょうか」
「いいねえ~!」
鶴乃の歌に一つ遅れて輪唱しながら夜道を行くと不思議と温かい気持ちになった。 - 7二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 19:58:25
やや急な斜面の坂もなんのそのと登っていくと、鏡屋敷の大きい屋根が見下ろせる下り坂が続く。ミラーズまではもうすぐだ。
「疲れてきたでしょ、はいこれ」
風で汗を拭う環のために鶴乃は包みを一つ解いた。中にあったのは月餅やアーモンドクッキーといった中華の菓子だ。
「うちの新商品、道中お腹が空くと思って余ったのを持ってきたんだ」
「あ、ありがとうございます」
鶴乃の気遣いは嬉しかった、事実、軽い夕食を済ませた後とはいえ、この後に戦闘を行うことを思うと口が寂しい。
二人して菓子をかじる。鶴乃は出来に満足したがいろははその味に瞠目した。
「どうしちゃったんですか……!?」
「え、なにが? ひょっとして苦手な味だった?」
「美味しいんです、万々歳のお料理なのに!」
「酷いよ!!」
思わず立ち止まった鶴乃は涙目だが、環に言わせればこれほど衝撃的なことはない。この世界に来た時と同じレベルの動揺が環を襲っていた。
「どうしたんです鶴乃さん? もしかしてこの世界の鶴乃さんはキュウベエにこれを願ったんですか?」
「さらっと辛辣なとこまでそっくりなんだ……違うよ、あのね、よく聞いて?」
このお料理は皆が開発を手伝ってくれたんだよと、そういう鶴乃の微笑みは環の知らない鶴乃のものだった。 - 8二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 20:00:41
女性的というのか、自分には向けてくれないと当たり前のように察する事のできる表情だ。
「西から東まで、いろはくんと神浜を飛び回って色んな魔法少女と知り合うことになったからね。弟子入りして監修してもらったの!」
『味付けもですが、まず厨房の整頓からですね、 お安めの町中華でも限度がありますよ! 厨房と客席こそ最大の調理器具です!』
『今以上の食材を揃えられなくても大丈夫! スーパーで買えるお野菜も、商店街のお魚も、もう少し下ごしらえすればみんな美味しくなるんだよ!』
たとえサイキョーでも料理は上がいるし、闇雲に過度な向上心を抱くと果てを見失う。
自分一人でそこにたどり着けなかったことは悔しいが、胡桃まなかの心得と若葉つむぎの舌を借りて美味しいと言ってくれる人を少しでも増やすことを選んだ鶴乃はクッキーを口に放り込んで坂を駆け下りて行く。
いろはは少し間を置いてから下り坂へと一歩踏み出した。知っているはずの眼下の景色がまるで絵画の中のような不安さを抱えたまま。
~鶴乃の報告~
「笑顔は満点! 料理はそろそろ60点! 万々歳をよろしくね! ……報告をしなさい?」
「といっても、あの後ししょーたちとミラーズを見て回っても何もなかったし」
「うーん、環ちゃんの帰り道って本当にあそこにあるのかなあ」 - 9二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 20:02:04
中編ここまで、残りは後編と〆。正直鶴乃のまなかへの弟子入りネタが公式と被って困惑した。あと親へのストレスでボクシングに目覚めた結菜さんかわいい
- 10二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 20:05:03
乙カレー劇場
最近スレ見てなかったらまとめられたの読んでみようかな - 11二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 20:32:25
スレ立てありがてぇのとss乙
- 12二次元好きの匿名さん22/08/29(月) 22:01:14
感謝します。
- 13二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 03:12:17
いろはちゃんよりいろはくんの料理の味が少し濃いのは男女の差とかなんすかね
- 14二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 03:52:40
そこら辺の男女差出していくの楽しい・・・
- 15二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 12:28:02
いろは君復活か
- 16二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 12:47:43
第二部完結まではある程度ネタ補充もされるから語れないこともないという。魔法少女のいない世界でも皆願いで命拾った組以外は出会うみたいだし……
- 17二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 20:54:54
保守
- 18いろ♂×いろ♀カプを待ってる人22/08/30(火) 23:28:37
まだかね?
- 19二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 23:29:30
ここまでPart8
ここから先Part9 - 20二次元好きの匿名さん22/08/30(火) 23:33:39
歴代スレ
ここだけいろはちゃんが・・・|あにまん掲示板男の子として生まれた世界なんやかんやあって変身すると魔法少女になりますbbs.animanch.com環いろはくんスレ完走記念スレ|あにまん掲示板もしいろはちゃんが男の子で魔法少女だったらスレの完走記念スレです。需要あったら使ってください。https://bbs.animanch.com/board/520733/bbs.animanch.com環いろはくんスレ完走記念スレ完走記念スレ|あにまん掲示板まさかの完走2スレ目需要あれば使ってhttps://bbs.animanch.com/board/520733/https://bbs.animanch.com/board/555126/bbs.animanch.com環いろはくんスレpart4|あにまん掲示板歴代スレhttps://bbs.animanch.com/board/520733/https://bbs.animanch.com/board/555126/https://bbs.animanch…bbs.animanch.com環いろはくんスレPart5|あにまん掲示板歴代スレhttps://bbs.animanch.com/board/520733/https://bbs.animanch.com/board/555126/https://bbs.animanch…bbs.animanch.com環いろはくんスレPart6|あにまん掲示板歴代スレhttps://bbs.animanch.com/board/520733/https://bbs.animanch.com/board/555126/https://bbs.animanch…bbs.animanch.com環いろはくんスレPart7|あにまん掲示板歴代スレhttps://bbs.animanch.com/board/520733/https://bbs.animanch.com/board/555126/https://bbs.animanch…bbs.animanch.com環いろはくんスレPart8|あにまん掲示板歴代スレhttps://bbs.animanch.com/board/520733/https://bbs.animanch.com/board/555126/https://bbs.animanch…bbs.animanch.com - 21二次元好きの匿名さん22/08/31(水) 08:39:56
保守
- 22二次元好きの匿名さん22/08/31(水) 15:24:16
今回のイベントの魔法少女が存在しない世界でもいろはくん相談に乗ったりしたりでワンチャン普通の世界以上にモテそうな感じする
- 23二次元好きの匿名さん22/08/31(水) 17:04:50
転校してきた男子中学生の横に座っていたアイドルヲタクが友達に誘われてアイドル活動始めるっていうレナのストーリー力が高い
- 24二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 01:09:52
保守
- 25二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 01:54:55
かりんとやちよさんのお婆さんが友人だったり、けっこう語られてないバックボーン多そうなんだよなあ
- 26二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 11:33:59
あげ
- 27二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 19:45:49
保守
- 28二次元好きの匿名さん22/09/01(木) 22:08:46
復活しとるやんけ
蚊に刺されたういちゃんに痒くなくなるおまじないとしてちゅっとしているところを目撃してざわつくみかづき荘…… - 29二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 02:43:08
コスプレして売り子するいろはくん見てみたいな
- 30二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 02:46:48
どのサークルでやるかだな
- 31二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 07:12:11
保守
- 32二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 12:27:15
- 33二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 12:34:35
いろはくんコスプレ写真(会場限定)
- 34二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 12:44:45
- 35二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 14:29:34
このレスは削除されています
- 36二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 14:36:45
みゃーこ先輩が逝去してる影響でエミリが相談所開いてないから、その役割をいろはが担ってる感じがしたね
- 37二次元好きの匿名さん22/09/02(金) 22:03:28
シチュエーション的にはフェリシアも合いそう
- 38二次元好きの匿名さん22/09/03(土) 04:30:23
保守
- 39二次元好きの匿名さん22/09/03(土) 12:44:40
あげ
- 40二次元好きの匿名さん22/09/03(土) 19:10:14
保守
- 41二次元好きの匿名さん22/09/03(土) 19:35:21
- 42二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 00:44:30
- 43二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 03:39:33
一番最後にお風呂に入った時に処理してたらシャンプーが切れていたのを知らせに来たやちよさんに見つかりめちゃくちゃ意識されるやつとかありそう
- 44二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 12:42:17
- 45二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 13:12:02
- 46二次元好きの匿名さん22/09/04(日) 20:16:09
保守
- 47二次元好きの匿名さん22/09/05(月) 01:34:35
- 48二次元好きの匿名さん22/09/05(月) 06:43:23
保守
- 49二次元好きの匿名さん22/09/05(月) 10:09:41
- 50二次元好きの匿名さん22/09/05(月) 18:11:20
保守
- 51二次元好きの匿名さん22/09/05(月) 23:38:22
めっちゃ緊急事態の時に口調荒くなったいろはくんに問い詰められてドギマギしてる誰かを見た
- 52二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 02:15:52
を見て思いつきました。
キャラとか大分違う気がするし、推敲してないから誤字とか多いけど、燃え上がったリビドーを消化したいし、もう寝たいので投稿します。
「鶴野さん!」
魔女の攻撃で吹き飛ばされた私は受け身も取れずに頭から落ちた。
「この!」
可愛い顔に似合わない荒々しい声を上げるいろは君を見ながら私は意識を失った。
「鶴野さん! 鶴野さん!」
聞き覚えのある声が呼び掛けてくる。
「あれ・・・? どうしたの? いろは君」
「鶴野さん! よかった!」
ギュッと抱きしめられた。苦しい。
見回すと元の廃墟。背中には埃っぽい壁のひんやりとした感触。
「頭から凄い血は出るし、治療としても全然よくならなくて」
そうだ。魔女と戦って吹き飛ばされて、気を失って。
私の胸の中、瞳に涙を浮かべているいろは君。
変身を解いているから男の子だけど、やっぱり可愛い。
「ボク、もう目を覚まさないんじゃないかって」
少し前に神浜に来た不思議な子。
いつも礼儀正しくて魔法少女になれる不思議な男の子
……あれ、いま
「鶴野! いろは!」
やちよ師匠が廃墟に飛び込んできた。
「二人共大丈夫!?」
肩で息をしているやちよ師匠を見るのは初めてかもしれない。
「どうしたのししょー?」
「どうしたのって……。鶴野が目を覚まさないっていろはから――」
その時に感じた違和感はししょーが来たことで一旦、閉まっておくことにした
- 53二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 02:18:14
次にそれを聞いたのはその夜のことだった。
血がつく食べ物ってことで牡蠣の生姜焼きやレバーや鰻が並んだ夕食を食べ終えたあと、いろは君のスマホにご両親から電話が掛かってきた。いろは君が部屋に行くとき、ボク……と言ったのがはっきりと聞こえた。
私達と一緒にいるとき、いろは君は『私』を使ってる。多分私達に合わせて。
でもきっと、いろは君本来のの一人称は『ボク』だ
それを知っているのはそれを知っているのは私だけ。
そう思うと笑みがこぼれた。
「なんか変な顔してんな」
嫌なこというフェリシアの脛を軽く蹴った。
お風呂から上がり、リビングへ戻ると時刻は12時を回っていた。
ししょーはレポートがあるからと片付けの後二階へ上がり、さなちゃんとフェリシアももう部屋に戻っている。
最後に風呂を出た人がいろは君にお風呂が開いたことを伝えることになっていた。
リビングを出る前にドアのガラスに映った自分を見る。
お風呂上りのさっぴりとした肌。髪の毛は程々に乾いてソウルジェムと同じ、橙色のパジャマ。たぶん50点とは言われないと思う。
普段だとお風呂を伝えたらそのまま二階へ上がっていくけど、今日は少しいろは君と話がしたい。昼間の廃墟のお礼と『私』と『ボク』のことや他にも色々。
いろは君の部屋は一階の廊下の奥にある。リビングからは少しだけ、ほんの少しだけ数歩だけど歩くことになる。
何故か音を立てないように歩いてドアの前まで来た。
なんでだろう。
ノックをしようとして気が付いた。ドアが少し開いている。それになんだかゴソゴソと音がする。
聞き耳を立てた。
「――ッ! やちよさん、ボク!」
師匠の名前が出た瞬間、ほとんど反射でドアを開けた。
結局どんなに可愛くても魔法少女に変身できても、いろは君も男の子だってこと。
こうなるともう、出たとこ勝負しかない。
「ねぇ、いろは君、……手伝ってもいい?」 - 54二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 07:01:29
保守
- 55二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 07:46:48
「もしも魔法少女にならなかったら」
やちよ「もう少し穏やかな性格になって、おばあちゃんとみかづき荘を経営したりしてね…
あといろはと付き合ってるわ」
結菜「惨劇が起こらず、二木市の多くの命が救われて…
私は環くんと出会って父との関係に向き合わせてくれた事をきっかけに交際が始まるのよぉ」
さな「二葉の家を出てみかづき荘で暮らせたら…
それでみかづき荘に下宿する事になったいろはさんと一緒に暮らす中で恋仲になるんです!」
かえで「家庭菜園の問題も解決して、いろはくんと同じ学校に通う最初の友達になるの
それでね、学校の事を教えていくうち仲良くなってお付き合いする事になるんだ」ふゆぅ
レナ「レナはいろはと同じクラスの隣の席になって、意気投合するの
レナがアイドルになった後は公私ともに支えるパートナーになるのよ」
おガキ様「わたくし達は魔法少女にならなかったら死んでるからにゃー」
「だからいっそ死ぬ間際にお兄さんに愛の告白をするんだ」
「そうしたら、優しいお兄さまは他の女とくっつかずにず〜っとわたくし達を引きずって生きてくれるんじゃないかな〜」
「お兄さんの心の中で僕達は永遠に生き続けるんだ」
「くふふっ」「むふっ」
〜中略〜
∞いろは「なんだか恐ろしい世界が出来上がってしまいそう…」 - 56二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 10:50:44
- 57二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 16:12:32
多くの魔法少女がいろはくんと付き合うことを疑ってないのちょっと笑ってしまう
- 58二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 18:07:08
- 59二次元好きの匿名さん22/09/06(火) 23:16:27
あげ
- 60二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 05:59:23
保守
- 61二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 12:35:25
保守
- 62二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 18:57:36
わたしはコスプレを頼んだ漫画家なの。環先輩はアリナ先輩と付き合うべきだと思うの。
- 63二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 20:21:34
最近みふゆさん見なくなったな…
- 64二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 20:31:55
- 65二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 20:35:36
- 66二次元好きの匿名さん22/09/07(水) 20:46:08
プリコネのレイさまみたいな卑しいロールできそう・・・
- 67二次元好きの匿名さん22/09/08(木) 03:54:25
海に行っていろは君にサンオイルを塗らせるみふゆさん……
- 68二次元好きの匿名さん22/09/08(木) 12:10:05
アニレコ1話のクラスメイトの巨乳モブちゃんから掃除の代わりを引き受けたのも
いろはくんになったら途端にスパダリムーブに… - 69二次元好きの匿名さん22/09/08(木) 16:59:24
保守
- 70二次元好きの匿名さん22/09/08(木) 18:11:43
イヌカレーのツイッターに黒江の話題あったけど好物たこ焼きなのね
- 71二次元好きの匿名さん22/09/08(木) 23:58:08
好きな人とたこ焼きの食べさせあいっことかしたかったのかな
- 72二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 02:21:53
それを見ていたみかづき荘の皆にも頼まれるやつ
- 73二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 06:30:54
- 74二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 12:37:11
保守
- 75二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 12:55:36
やっちゃんと会えばイケイケな性格に変わって、会わないならオドオドなままかナ?
- 76二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 18:59:29
保守
- 77二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 00:34:12
天音姉妹が魔法少女になる前に神社でそれぞれいろは君に会うのを思い付いたけど、体調悪いので誰か書いてくれ
- 78二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 00:38:21
- 79二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 01:15:34
- 80二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 07:01:40
保守
- 81二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 14:32:05
あげ
- 82二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 20:43:34
ははあこの子受け身だけど面倒くさいな?
- 83二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:14:49
ういの病気平癒の為にお百度詣りしてて姉妹と会うとか
- 84二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:22:35
水名神社だとしたらあれかな、ういたちのウワサ作りで名前を聞いて見に行ってみたみたいな感じかね
- 85二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 02:26:43
そういえば男子なんだからと原作以上に肉体面でこき使われてる可能性はあるな、というか少し時間ずらして神浜徘徊してたら色々面識増えてたんだろうか
- 86二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 10:18:54
あげ
- 87二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:10:41
環(道に迷ったせいで少し遅くなったけど、ここがねむちゃんの言ってた神社か。写真何枚要るのかな)
月咲(♪~~♫~)
環(笛の練習してる人がいる、邪魔しちゃ悪いから静かに撮ろう)
次の日
環(ういの手術まで当分みかづき荘にお世話になるし、放課後散歩ついでにお百度参りでもしてみようか)
月夜(♪♪~~)
環(今日も夜遅くまで練習してる、熱心だなあ)
数日後
環(目があったから会釈)
月咲「あ、どうもこんばんわ! いっつもお参りされてますけど、もしかしてお百度参りですか?」
環「はい、そちらも毎晩熱心に笛の練習をされてますね」
月咲「ウチ毎日は来てませんよ……?」
環「えっ」
この後ドッペルゲンガーが怖いからと付き添ったら姉妹の再会に巻き込まれた様子。キュウベエのいる世界か否かは想像に任せる - 88二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 23:40:06
保守
- 89二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 04:16:10
- 90二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 04:43:28
- 91二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 12:01:55
保守
- 92二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 16:02:10
- 93二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 22:13:25
- 94二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 02:50:35
鶴乃とかも恋を自覚したらぐいぐい行きそうである
- 95二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 12:21:11
あげ
- 96二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 20:57:16
あんまりここで話題にあがらないからかごめちゃんごり押ししてみる
まあ、実際はあんまりグイグイいくタイプのキャラではないんだけども - 97二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 21:10:18
実際二部ヒロイン枠ではある
- 98二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 00:27:27
いろは君の男友達になって女の子相手には絶対にしない表現を引き出したい
- 99二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 05:55:57
イベントシナリオ読むためにメインシナリオ読み進めて今12章前半終わったんだけどこれ展開がきつすぎるわ…続き、続きを早う…
それはそうといろはの求心力やっぱすごいわ - 100二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 12:30:52
保守
- 101二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 19:53:57
保守
- 102二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 20:28:38
- 103二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 22:47:35
- 104二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 23:02:02
- 105二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 23:05:26
もし出来たらssとして出力して♡
- 106二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 05:53:15
保守
- 107二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 13:08:36
- 108二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 14:52:01
- 109二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 22:59:21
保守
- 110二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 02:23:55
兄の体を全身で感じる系女子ういちゃん
- 111二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 07:03:42
∞いろはくんのおかげで急にういちゃんの強さが上がったな…
- 112二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 17:01:05
やっぱういちゃんのヒロイン力強すぎるって
- 113二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 19:52:13
ついでにお餓鬼様たちもウワサ化して合流してくるぞ。
というか無限いろはの能力が仮面ライダーウィザードインフィニティーみたいになっとる…… - 114二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 20:29:31
∞いろはくんに寄生する灯ねむ!?
- 115二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 03:18:00
やっぱいろはくんと病院組3人の組み合わせ好きだわ
- 116二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 14:56:47
保守
- 117二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 22:16:28
保守
- 118二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 03:09:31
エピローグでどうなるかわからないけど、とりあえず原作は病院組ルートに入った感じだな
- 119二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 11:29:53
保守
- 120二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 18:59:01
いろはくんとういちゃんと一つになれたおガキ様二人は歓喜だろうな
- 121二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 21:26:21
- 122二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 01:38:06
いかん、メスガキたちが強すぎる
- 123二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 02:46:23
ちくしょう難しいから動画勢になってしまった悲しみをSSにする、ネタバレと妄想ありありだ
鏡の魔女と取引で「過去の悲劇も何個かなかったコトにする」ためディケイドみたいな旅に出た感じ
エロいだけの内容で無いようだよ
およそ一年ぶりに主を迎えた寝屋で少年はさながら獣のように快楽に溺れた。
乳海のようなシーツが轢かれた寝台の上、二人の女の乳房を撫で、尻を揺さぶり、太ももを撫でる。ほとの心地を楽しみながら幾度となく果てる。
部屋が静まり返ってなお、月が眠り太陽が目を覚ますその時まで、互いの汗を絡ませた少年少女はその余韻の熱に身を委ねていた。
「……この子も相当ね」
七海やちよはそう呟いて穏やかに眠る由比鶴乃の頬を突いた。自分と同じく随分と乱暴に、それでいて上い手付きで翻弄されながらも、全てされるがまま受け入れた少女は満足げに眠っている。
汗と汗以外の体液を皆で洗い流して階段を上がる頃にはうとうととしていたが、部屋に入るなりベッドに倒れ込んで糸が切れた人形のようにすやすたと眠ってしまった。
三人で一番派手に乱れたとは思えない穏やかな寝顔だ、意地を張って声を抑えた自分が逆に恥ずかしいくらいに。
「実はちょっと僕も危なかったです……」
「あらまあ、じゃあ鶴乃はこっちでも最強なのかしらね」
鶴乃を挟んでベッドの向う、先程まで女二人を随分と喘がせた少年は愛おしげに鶴乃のおでこを撫でた。
少女たちからすると一年ぶりの逢瀬だが、環いろはにとっては違う。
未来へと進むために今から過去へと渡り歩く少年は、後少しでやちよの背を追い越せそうなくらい長い時間を旅の中で過ごしていた。 - 124二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 02:47:39
そしてお盆の前に「順番待ちの鏡の魔女たちが少し疲れてきたから」と一時帰還の目処が立ったことを現代に残ったウワサたちを経由して伝えてから数日、歓待の準備を整えた大勢の少女達の下へと帰り……ひとまず一番手は当然のようにやちよが強引にもぎ取った。
無論、多方面からあらゆるブーイングが飛んできたが、そこは論よりも武力と暴力と筋力でねじ伏せ、こうして可愛らしいままにたくましくなったいろはの胸板にしなだれている。
何故そこまでして分捕ったのかといえば、いろはがこの関係を今どう想っているか真っ先に問いただしたかったからだ。
そのため鶴乃と二人で迫った時、いろははこう言った。
「もう魔女になる恐れは無いのだし、みんな僕とのことは忘れてパートナー探した方がいいと思うんですけど……」
案の定、やっぱりそういうことを考えていたらしい。
対してやちよはこう返した。
「そんなこと、あなたが居ない間にきちんと話し合ったに決まっているでしょう。その上で望んだ女だけがこうしてるんだからあなたが気に病むことはないわ」
なるほど私達の関係はいびつだし非常に常識はずれだ。
しかしそれはそれで、これはこれ。
ソウルジェムは残っているし、この幸せな世界は予期せぬ出来事により一瞬で崩れ去るかもしれない。そういう表裏一体の可能性の中に生きていく事を選んだのだから、そのため尽力したいろはは他人よりもいい想いをしても咎められるいわれはない。
つまり「まだ満足するまでハーレム継続でいいわねえ(あんたと二人っきりなんて許さないわよぉ)」と結菜が纏めて魔法少女の話し合いはとっくに終わっていたのだ。
「ううん……」
その事を聞いてもいろはは困り顔だった。
確かに、そういう話し合いをしてくれたことはありがたいが、自分含め親御さんとかにどう言えばいいんだろうとか、人間でも魔法少年でもなく、妹・モキュ・灯花・ねむと合身して神っぽい何かになった自分にそこまでの甲斐性があるのかとか、そういう悩みが次々に浮かんでくる。 - 125二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 02:48:18
嘆息したやちよは鶴乃を脇にどかすと、煮え切らないいろはの頭を後ろから抱き寄せ苦笑しながら頭を撫でた。
「もう、まだそんな顔をするならこっちも切り札しか無いわね」
「はい?」
実のところみっともない自虐同然の一言なので言いたくなかったが、それでも言うしか無いなら遠慮はしないと腹をくくって告げる。
「ねえ、そうやって残った魔法少女って彼氏出来るか怪しい奇人変人が大多数だから、あなたが頑張らないと魔女じゃなくて喪女になるわよ」
「ええ……」
パッと思いつくだけでも、我が家の透明人間と親なき子、喪女候補筆頭の合法ロリ化学ヲタク、歴史を明かすと国家ぐるみで大変なことになる時代錯誤な隠れ里、以心伝心してるせいで迂闊にあれこれできない双子、一切離れる気のない鬼っ子……そもそも境遇のせいで、魔女化を免れてなお尋常ではない人生を送ることが確約された者が多いのだ。今更これくらいなんだとやちよは言いたい。
そんなこと言われたらいろはも腹をくくるしか無かった。過去への旅で現代では体験できないであろう戦火などもくぐり抜けたせいか、そこらへんの感覚がゆるくなっているだけかも知れないが。
やちよの手を取って体を引き寄せ、深く口付けてから抱きしめ、ささやく。
「分かりました、なるべく、出来る限りですが……今はまだ顕界してる間だけでも幸せにします」
「ええ、幸せにしてちょうだい」
今度はやちよから口づけて、幸せな夢を見る鶴乃の横で二人はパジャマ越しに体温を確かめあった。 - 126二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 02:48:43
それから今度は互いを抱き枕のようにしながらこの一年の事を話し合った。
主演ドラマがプチヒットしたこと、いつの間にか万々歳イメージガールになっていたフェリシアも牧場開業の資金を集めるためこちらの道に進むかも知れないこと。
話したいことはいくらでもあった、そして聞きたいことも。
「……それでいろは、確か過去の神浜にも行ったのよね?」
「はい、戦神子の千鶴さんと露さんの問題は真っ先に解決しないといけなかったのでけっこう最初の方に行きましたね」
話の流れの中で、いろはの背中に抱きついたままごく自然にやちよは切り出した。
さっきからいろはの旅のことを聞きながら、どうしても気にかかること、いろはが意図的にぼかしていることがあると気づいたからだ。
「どうしても気になってることが在るのだけど、いいかしら?」
「構いませんよ、なんでしょう?」
旅の話をするのが楽しくなっていたいろはは軽い気持ちで答えた、何を聞かれるのか想像もせずに。
ゴソゴソと動きながらやちよは指を絡めてくる。
「『梶の葉伝説物語』覚えてる?」
「ええ、懐かしいですね……ドラマもなんですが、二人に会ったことも昨日のように思い出せます」
七夕まつりで流された短編だ。件の千鶴と露の物語をモチーフにしたドラマを鶴乃とやちよが演じていた。
みかづき荘の皆で万々歳の冷麺を囲みながらきゃっきゃと鑑賞したのはいい思い出だ。
「実は今度それの続編をやることになったのよ、また私と鶴乃でね」
「えっ、そうなんですか……録画しておいてくれます?」
「任せなさいな、それくらいお茶の子さいさいよ」
やちよの腕はいつの間にかいろはをがっしりと掴むように、足も絡めて本当の抱き枕のような姿勢に変わっていた。
少し動きづらくて身じろぎするが、どうにもやちよが離してくれない。 - 127二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 02:50:02
「それで鶴乃や麻友さんと一緒に梶の葉伝説を再度調べ直したのだけど、どうも前に調べた時の記憶と食い違うのよね」
いろはは単にあの二人のことを演技のために聞かせてほしいのかな、と思ったがどうやら違うようだ。
そういえば自分のやっていることは完全な過去改変なのだから、帳尻を考えてパラドックスを抑え込んでこそいるが、細々とした影響は出てもおかしくないはずだ。
自分が関わった伝説はどのように語り継がれたのだろうか、好奇心がうずいた。
「何か影響が出てるのかも知れませんね、いったいどうなってるんです?」
「続巻で天狗が出たの」
「天狗」
いろはは思わずオウム返しに呟いた。おかしい、妖怪は確かに見かけたがあそこにはいなかったはずだ。
どんな顔で言っているんだと思って体をねじろうとするがやちよは離してくれない。セミロングまで伸びたこちらの髪に顔を埋めながら話を続けてくる。
「それでね、その天狗なんだけど……江戸時代の講談によると、北養区の万年桜があったという山中に居を構えた金翼の天狗で『北山桜万坊』というのよ」
「――はい?」
『伝承に曰く、領主を打ち倒してなお止まらぬ争いに心痛めた戦神子たちは天の神に身を捧げ平安なる世を乞おうと山中で心中を図る』
『百年ぶりに見事咲き誇ったという桜の木の下、懐中に遺書を携えいざ短刀で喉を互いに突こうとしたその時、一体の天狗が現れ二人に割って入った』
『突如現れた天狗は「待たれよ、某はこの北山に住まう桜万坊。今日ここで坂東八州の山々の天狗が集いて歌会をやるのだから死んでくれるな」と懇願する』
『困った二人は身の上を話してどうか私達の悲しみを止めてくれと懇願し、天狗に助力を願った』
『桜万坊は困り果てたが、致し方ないと自身の秘蔵する弓矢などを備え金色の翼を広げると城下へと赴き大音声でこう脅した』
『「貴様らは喧々諤々たる戦の音を昼夜問わず響かせ私の眠りを妨げた、よって罰を与える」と吠えるやいなや、天狗雨を降らせば金物全てが石塊に変わり、天狗風が吹けば家屋は木に変わり礫は全て砂塵へと帰したという』 - 128二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 02:50:53
余りに心当たりのない怪談を聞き終えたいろはは気が動転して思わず叫び声を上げた。
「えっそんなことに!?」
「歌舞伎の演目にもなったらしいわ」
ついでにネットで検索したらソシャゲで擬人化されて美少女になっていたことを伝えるか迷ったが、後で八雲みたまがやるだろうなと思って口をつぐむ。
「なんで……なんで!?」
「静かにしないと鶴乃を起こしてしまうわよ……やっぱり事実は違うのね」
「ぜんぜん見に覚えがありません……」
うめき声を上げたいろははことのあらましを整理した。
いろは達が降り立ったのは重税を敷く古い領主が打ち倒されてすぐのことだ。
その“時点”にいわゆるセーブ&ロードを行うためのポイントを設置してから禁則事項を確認する行動に移った。自分たちが為せるのはあくまで個人レベルで魔法少女に起こった悲劇の改変。それを越えてはならないという認識を明瞭にするためだ。
まず神浜の東西対立というのは、その対立構造自体が発展に寄与する歴史が存在する都合上、消す影響が大きいため過去世界で変革するわけにはいかないという結論に達した。
ゆえに此度の課題は“対立構造をある程度維持したまま二人が魔女となる悲劇を防ぐ”こととなる。
リヴィアが聞いたら「そんなん互いにガマンをせえや」の一言で済ます内容だ。
何度も試行錯誤を重ねた。
神子の二人とは予め顔なじみになっておいて、歩き巫女みたいなものだと身の上を語って流浪の神子として交流する。
悲劇の当日、城に侵入し露の父の命を救う。千鶴の父には隣国の豪族が迫っているなどと誤報をもたらし、絶好のタイミングで戦を止める。 - 129二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 02:51:26
途中何度か「くふふ、ギャルゲーやってるみたいだにゃ」という身も蓋もない身内からのからかいにも耐えながら、他にも四方八方手を尽くしてどうにかこの時代だけでも対立は止み、二人は魔女になること無く時代が進んだ。
「もしかして千鶴さんたちと並んで戦う時に一度合体したからかなあ……」
「きっとそれよ、羽根で空を飛ぶから江戸時代になって天狗と勘違いされちゃったんだわ」
自身が介入した結果、長期化した諍いのせいで集まった負の思念に誘われて強靭な魔女が現れたので、仕方無しに数秒だけインフィニットの力を使って決戦に挑んだのだが、派手な外見も相まって大勢に姿を見られていた。
結果として戦いが終わった後にどんな勘違いをしたのか合掌されて拝まれ、双方が鉾を収めてくれる契機になったのだが。
後始末と双方への説明を千鶴たちに任せたのがいけなかったのかもしれない。
「まあ、それだけで済んで良かったじゃない」
「それはまあ」
絡められた足に触り気を晴らす。もじもじと動くやちよの柔らかさに身を委ねているといくばくか楽になった。
そうやって前戯のようなことをしていると、後ろから胸板に手を宛てたやちよは「それでね」と前置きして新しい話を始めた。
「実はこのお話にはまだ続きがあるの。知りたい?」
「ううん……」
随分と夜も更けてきた、明日また違う用事があるからそろそろ寝付いてしまいたい。
それはそうとやちよの話は後ろ髪を引かれる。 - 130二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 02:53:10
「じゃあこれが最後ということで、お願いできますか?」
いろはの頼みを聞いて、耳に口をよせたやちよは語り始める。この物語の急段を……
『こうして闘いが終わってなお三昼夜が過ぎた頃、真の事情を知らぬ人々はどうすれば天狗に機嫌を直してもらえるだろうと話し合っていた』
『そこで手を上げたのが密かに山から降りていた神子たちだった』
『「私達が天狗様のお怒りを鎮めるため、宝物を携え嫁ごうと思います」と告げると慌てて引き止める領主たちを諌め、神子はこう言い残して山へと去っていった』
『「どうか天狗様のお怒りが一日でも早く静まるよう、みな平穏に暮らして高らかと山に届く炊事の音を奏で、この日のことを祭りとして後世まで永く伝えてください」』
『それから数年後、それぞれ見事な紅玉と碧玉を握りしめた赤子を抱えた二人が下山したという』
『この二人が後の世に双玉の英傑と謳われし水名の二柱である』
「これが新しい梶の葉伝説のお終いよ、めでたし、めでたし……」
話を聞き終えたいろはは冷や汗が止めどなく流れていた。「やだなあ、エロ小説じゃないですか」と軽口を返す余裕がない。
この話には心当たりがあるからだ。
「ねえいろは」
やちよは胸板から首元に手を持ち上げ一瞬で声色を切り替えていた。子に童話を聞かせるような先程までの声とは違う、舐めるような艶のある声でいろはの耳朶を弾いた。
「今は無理だとしても、まさか私達とは同じことが出来ないなんて言わないわよね」
「現代の神子がお相手するんだから、きっと神子さん大好きないろは君も大喜びだよね~」
いつの間にか目を覚ましていた鶴乃が正面に回り込んで豊満な胸で顔を覆い潰す。むーむーともがくたびに鶴乃が快さげな声を上げ、再び部屋に淫気が満ちる。
「……あーもう! じゃあ望み通り二人にしたこと全部しますからね!」
癇癪を起こしたように二人を無理やり押し倒したいろはは告げる。
今度はやちよも素直に心からの笑みを浮かべていろはを受け入れ嬌声を上げた。月だけではない、ようやく思春期を迎えたフェリシアと急かされるように原稿の下書きを続けるかりんたちが全てを見ていた。 - 131二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 02:53:40
おしまい、鏡の魔女むずい……
- 132二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 03:02:31
そして誤字発見、124は そのため鶴乃と二人で迫った時→鶴乃と二人で押し倒した後、
あと他にも時系列を表す語がずれてるな、やっぱ投稿しないと直せないか - 133二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 03:20:55
乙でした
やちよさんの正妻感すげー良かったし可愛かったです
あと、エッチな鶴乃可愛い - 134二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 11:03:53
乙!
- 135二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 18:27:29
たまんねえよ・・・
- 136二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 02:32:09
保守
- 137二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 12:21:19
本編見たらとんでも無いことになってて笑える(笑えない)
- 138二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 18:15:57
アニメだとハンナちゃん助けてたし実は生きてたのかなあ
……助けられて観察したら“お気に入り”に認定されてしまって「じゃあ一緒に滅びよう!」してくるラスボス系ヒロインが浮かんだ - 139二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 00:27:46
保守
- 140二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 03:21:12
- 141二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 08:10:43
- 142二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 15:58:42
保守
- 143二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 21:16:48
いろはくん視点でいろはちゃんがラスボスなお話…?
- 144二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 03:16:13
保守
- 145二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 12:48:01
保守
- 146二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 18:42:40
いろはくんに絆される瀬奈帆奈とか見てみたいよね
- 147二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 19:22:10
- 148二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 02:39:09
かまって欲しくて無理難題を言う彼女みたい
- 149二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 03:15:09
つまりいろはくんと帆奈ちゃんの殺し愛
- 150二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 14:32:24
保守
- 151二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 21:34:50
保守
- 152二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 00:28:39
実は彼女がいるいろは君
家事スルキはその子に教えてもらった - 153二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 00:30:43
- 154二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 03:43:02
- 155二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 05:47:24
家政婦さんといっしょ
い「初めまして」
ラ「今日からよろしくおねがいします」
い「妹たちにお土産を持っていきたいんですけど」
ラ「その花はよしたほうが良いかと」
い「妹のお弁当はこんなものでいいでしょうか」
ラ「まだ薄口醤油を足して大丈夫ですよ」
い「魔法少女だったんですか!?」
ラ「戦い方もお教えしましょうか?」
~本編少し前~
い「僕妹が居たみたいです」
ラ「???(複雑な家庭の事情?)」
- 156二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 13:06:29
あげ
- 157二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 20:25:49
保守
- 158二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 23:17:54
まったく魔法少女と関わり合いのない一般人でもいいと思う
- 159二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 23:26:02
- 160二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 00:11:50
端から見ると彼氏という関係で縛って都合のいい男にしてる女に見えるんだが・・・
- 161二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 02:18:57
- 162二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 03:34:24
- 163二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 06:22:01
巨乳モブちゃん好き
- 164二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 08:38:39
- 165二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 14:49:18
- 166二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 21:40:08
保守
- 167二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 01:25:09
ソウルジェムが無事なら平気平気
- 168二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 07:10:20
保守
- 169二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 14:58:17
あげ
- 170二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 21:10:32
いろはくん…お前消えるのか…?
- 171二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 21:23:09
このレスは削除されています
- 172二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 01:07:04
概念化してる状態だし、たぶんきっかけあれば戻ってくるんじゃないかな
- 173二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 08:05:30
ED後、「ただいま」が聞けると思ってたよ…
- 174二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 16:46:39
やちよさんやっぱ愛の重い人だよなというのを再認識したよね
- 175二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 18:45:58
わかる
- 176二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 19:39:16
やっちゃんが未亡人になっちゃった…
- 177二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 05:28:31
保守
- 178二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 06:16:26
いろは×いろはの続きかなり書けてるけど、これCPハーレムものとかから離れてきたからハーメルンの方には完成品載せるが、こっちには数レスで済む軽いので済ませていい・・・?
- 179いろ♂×いろ♀カプを待ってる人22/09/28(水) 07:07:45
- 180二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 13:17:19
- 181いろ♂×いろ♀カプを待ってる人22/09/28(水) 15:30:36
ありがとうございます。
- 182二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 18:57:26
ありがたい
- 183二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 21:40:30
――いつも私は置いていかれる側だった
「ういのお見舞い、行っちゃダメなの?」
お兄ちゃんが風邪を引いた時、私がそう聞くとお母さんは「神浜は怖い事件が多いから」と言って女の子一人で里見クリニックへ行くことを許してくれなかった。
「みんな、どうしてるのかな」
今度は私が風邪を引いた時、お兄ちゃんが皆からのメッセージを見せてくれた。
「お兄ちゃんだけ日本に残るんだ」
お父さんの長期出張にお母さんが着いていくことになって、お兄ちゃんはいつの間にか見つけていたみかづき荘という下宿屋の世話になると決まっていた。
「アシュリーちゃんたち、楽しそうだな」
アメリカでようやく出来た友達が見せてくれた動画、神浜という街は輝いていた。女の子みたいな格好して女の子に囲まれていた桃毛は間違いなく兄だ。
「あれ………? なんで今までういのことを忘れてたんだろう」
神浜に襲来したという巨大台風が過ぎ去った頃、私はういのことを突然思い出した。
「お兄ちゃん、うい、灯花ちゃん、ねむちゃん、どうしてるかな」
一度家族で日本に帰ることになって、私は親に何も言わず神浜に向かった。
「みんな、ずるいよ」
皆が私に隠し事をしているのはすぐに分かった。佐鳥という子と行動して知った、魔法少女という存在。
「キュウベエ、私の願いを聞いてくれる? 私は、もう兄妹と離れたくないの!」
そして今、友だちになったひめなさんに手を引かれ、兄と妹が止めるのも聞かずキュウベエに願う。
「おけおけ、いもーとちんはもー少しワガママになっていいっしょ!」
魔法少女になった(人ではなくなった)私はようやく大好きな皆に追いつけた。これでもう離れることはない。ひめなさんにはいくら感謝してもしきれない。
「もうずっと一緒だよね、お兄ちゃん」
はるか地球を見下ろす光帯の上で、天使のような衣装で泣きそうな兄を抱きしめる。今私は幸せだ。 - 184二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 21:40:52
というわけで1レスで済むいろ♂×いろ♀カプだよ、変に凝らずこれくらいにしておけと過去の自分に言いたい
そして短すぎるからハメには載せられん・・・ - 185二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 21:51:32
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- 186二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 21:58:55
ちゃんと読んでなかったわ。
改めて、本当にありがとう! - 187二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 22:05:24
このレスは削除されています
- 188二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 23:19:16
ひょっとして今までのやつとは繋がりが無い……?(文盲を繰り返しているなワシ)
- 189二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 23:20:57
おつおつ
そろそろこのスレも終わりますな - 190二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 23:24:46
次スレ立てる?
次で10スレ目だしキリ良くそこまで行きたいけども。 - 191二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 23:43:37
立てても良いと思う
キリ良くいこう - 192いろ♂×いろ♀カプを待ってる人22/09/28(水) 23:51:50
また、ワシが立てるべきかね?
誰か立てられる人がいたらお願いしたいのですが……。 - 193二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 23:57:27
立ててきます
- 194二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 00:01:15
- 195いろ♂×いろ♀カプを待ってる人22/09/29(木) 00:01:53
行動が早い。
ありがとうございます。 - 196二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 00:13:54
じゃあ、こっちは埋めるか。
- 197二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 00:15:26
ありがとう!
- 198二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 00:18:38
埋め
- 199二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 00:21:09
立て
- 200二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 00:23:32
うめ