ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……!Part20

  • 1二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 02:57:29

    オグリキャップと>>1ちゃん、さらには>>1ちゃんの周りのあれやこれやを妄想して楽しむスレです。


    もっともっと困らせてやりましょう。

  • 2二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 02:58:11

    過去スレ一覧

    ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......!|あにまん掲示板大量のにんじんを押し付けてやる!https://bbs.animanch.com/img/243226/595いくら良く食べると言ってもこの量は迷惑でしょ!これで体調でも崩せばいいのよ!bbs.animanch.com
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  • 3二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 02:58:55

    紹介スレ(裏スレ)なんだ

    こっちでは創作の質を高めたり関係あることを雑談したりする場所だったんだ

    初めての人は暇なときにでも見て欲しいんだ


    あれは「ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......!」スレと言って|あにまん掲示板このスレから概念化してPart化したスレなんだhttps://bbs.animanch.com/board/255217/私にツンデレ(デレデレ)な後輩のイチちゃんの妄想を書き込むスレなんだとくにルー…bbs.animanch.com
    あれは「ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......!」スレと言って Part2|あにまん掲示板このスレから概念化してPart化したスレなんだhttps://bbs.animanch.com/board/255217/私にツンデレ(デレデレ)な後輩のイチちゃんの妄想を書き込むスレなんだとくにルー…bbs.animanch.com
    あれは「ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......!」スレと言って 2.5|あにまん掲示板このスレから概念化してPart化したスレなんだhttps://bbs.animanch.com/board/255217/私にツンデレ(デレデレ)な後輩のイチちゃんの妄想を書き込むスレなんだとくにルー…bbs.animanch.com
    あれは「ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......!」スレと言って 3|あにまん掲示板このスレから概念化してPart化したスレなんだhttps://bbs.animanch.com/board/255217/私にツンデレ(デレデレ)な後輩のイチちゃんの妄想を書き込むスレなんだとくにルー…bbs.animanch.com
    あれは「ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......!」スレと言って 4|あにまん掲示板このスレの紹介スレみたいな立ち位置で分裂してPart化したスレなんだhttps://bbs.animanch.com/board/255217/私にツンデレ(デレデレ)な後輩のイチちゃんの妄想を書き込…bbs.animanch.com
  • 4二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 02:59:21
  • 5二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 03:00:21

    1ちゃんの概要
    名前:レスアンカーワン(仮)
    愛称:イチちゃん
    親友:オグリキャップ(本人は否定)
    後はふんわり

  • 6二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 03:01:06

    姿かたちもふんわり

  • 7二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 03:01:47

    110ちゃんの設定
    名前:エイジセレモニー(仮) アダルトデイズ(仮)
    愛称:モニー または セレちゃん
    ルームメイト:レスアンカーワン
    あとはふんわり

  • 8二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 03:02:26

    イチちゃんのお母さん
    あとはふんわり

  • 9二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 03:02:44

    wikiが開設されたんだ


    過去スレを辿って過去絵等を見るのが面倒な時はここを使うと良いんだ。

    編集のお手伝いをしてくれる方を常に募集しているんだ。特にSS系

    resanchorone @ ウィキ【7/18更新】レスアンカーワンwikiへようこそ https://bbs.animanch.com/board/255217/ を発端に、ウマ娘世界に爆誕した>>1ちゃん(仮名:レスアンカーワン)のまと...w.atwiki.jp
  • 10二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 03:02:57

    ◇ルールのようなもの◇


    前述した通りここはオグリキャップと>>1ちゃん、さらには>>1ちゃん周りのあれやこれやを妄想して楽しむスレなんだ

    あくまで楽しむ場なのであまりに直接的なセクシー表現・演出は自分の中だけに取っておいて欲しいんだ

    かといってあまりガチガチに縛ると表現が限られてしまうので、そこはあくまでも自由にというスタンスなんだ

    地産地消なら問題ないんだ

    紳士ルールというやつなんだ

    設定とかもふんわりなので、>>1ちゃんの名前はもちろん、関係性やレース成績なども貴方の思うがままなんだ

    そうしてあなたが生み出した概念や物語は何もにも代えがたい素晴らしいものなんだ

    他の人にも受け入れられるように配慮しつつ、そのうえで自分が楽しめるようにしていく、という流れなんだ

    Take it easyなんだ


    次スレは>>190に任せるんだ


    よろしくお願いするんだ

  • 11二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 03:11:33

    乙乙なんだ
    もうすぐ一周年なんだ 細く、でも可能な限り長く続いてほしい

  • 12二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 03:16:26

    祝20スレなんだ
    乙なんだ

  • 13二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 03:29:16

    前スレの終わりに、この季節ならではのSSが投稿されました。
    是非読んで欲しいんだ!

  • 14二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 08:09:58

    立て乙なんだ!

  • 15元スレ主◆hrpp3RuHxqNx22/12/18(日) 08:40:43

    よく寝た…すっかり朝になっていると思ったがカーテンから日が入ってこないカーテンを開くとまだ暗く部屋にかけた時計の針はピッタリ3時を指している
    昨日は練習で疲れてしまって いつもより早く寝てしまったからだろう
    もう眠れそうにないし やることもない散歩でもしようか しかし何の宛もなく寒くて暗い外を歩きたくない何か他に外出する理由は─────そういえば…今年まだ焼き芋食べてない……
    別に明日もとい今日でもいいのだが どうせやることなどないし暇潰しがてらに買いに行こう
    近くのコンビニに売っていた筈だ焼き芋が食べられると思えば夜の道も風情があるだろう
    写真でも撮ってやりたいぐらい気持ちよさそうな顔をして隣で眠っている同室を起こさないように身支度を整え扉を開けて外に出た

    ───────────
    コンビニに着き焼き芋が売ってあるコーナーを見ると大きい物は売り切れたのか小ぶりの物が2つ置いてあった本当は1つだけのつもりだったが2つとも手に取った何がともあれ売り切れてなくてよかった こんな寒いなか歩いてきて徒労だったなんてゴメンだ
    レジに向かう途中のカゴに良く言えばシンプルな悪く言えば地味な肌色の手袋がポツンと無造作に置かれていた
    おそらく売れ残りだろうタグを見ると何度も割引がされていてほぼタダ同然の金額となっていることに同情のような感情を抱き手にとってしまった
    会計を済ませ 今付けている手袋を外し買った手袋を付けると私の手より大きいのか指先が上手くハマらずブカブカとしていた
    これは使えないな
    目当ての物は買えたし大した損などしていないが少し残念だ
    とにかく早く帰ろう せっかく買った焼き芋が冷めてしまう

    ───────────

  • 16元スレ主◆hrpp3RuHxqNx22/12/18(日) 08:41:32

    街灯が照らすヒトがいない道は見知った場所の筈なのに寒さも相まって少し不気味でその雰囲気にあてられ歩を速めた
    寒い怖い早く帰りたい
    正直風情は感じられない大人しく寝ておけばよかったと若干後悔していると目の前にヒト影が見えた そしてそれが誰かすぐに分かった
    「オグリ…?」

    私の声に気付いたのかアチラも話しかけてくる
    「イチ?なんでこんなところに?」

    「私は眠れないから散歩してるだけよアンタは?」
    バカ正直に焼き芋食べに来たと答えるのが恥ずかしくなり嘘をついた

  • 17元スレ主◆hrpp3RuHxqNx22/12/18(日) 08:42:54

    するとアイツはモジモジしながら口を開いた
    「私も…なんだか…その…眠れなくて……」

    明らかに歯切れが悪い返答にそれが嘘だとすぐにわかった そしてコイツの用事と言ったら一つしかない直感で感じとったコイツも私と同じ物を買いに来たんだ 不本意ながら私だけじゃなかったんだと安心してしまい少しだけ体が暖かくなった気がする
    本当に不本意だ

    アイツは手袋をしておらず手を擦り合わせ白い息を手に吹きかけていた 薄暗くてよく見えないが手は寒さで赤くなっていることが容易に想像できる 聞かなくてもわかる付け忘れてきたんだ
    丁度いいコイツに押し付けよう

    「手袋買ったけどサイズ大っきいからアンタにあげる」
    どうせ私は使えないのだから誰かに使ってもらった方が手袋も本望だろう
    アイツは悴んでいるからか少しもたつきながら手袋をハメた

    「焼き芋あるけどいる?」

    「いいのか?」
    アイツは一瞬喜んだ表情を見せたがすぐに耳を垂らし申し訳なさそうな顔をした
    コイツ食いしん坊のくせに遠慮という言葉は知ってるんだよな

    「2つあるからいいわよ この時間に2つも食べたら太るし」
    コイツは10個食っても太らないんだろうなと思ったが口には出さず袋越しでも温かみ感じる焼き芋を手渡した
    アイツはそれを嬉しそうに受け取り一口一口ゆっくりと食べ進めていった
    すっかり風情もなく一口で食べるのかと思ったが予想に反し一口一口を大事そうに食べていた

  • 18元スレ主◆hrpp3RuHxqNx22/12/18(日) 08:43:18

    それを横目に見ながら私も自分の分を取り出した 触ればすぐにわかる さきほど渡した物よりも一回り小さい
    なんで私は少ない方を渡さなかったんだろう
    少し後悔しながら袋開け食べ始めた
    熱くはなく ただ温かく甘い味が口に広がる この一口だけで起きた価値がある
    そしてまるで夏場の風鈴のように その慣れ親しんだ味に体が暖かくなる
    そうしているとアイツが私に話しかけてきた
    「あったかいな」

    焼き芋を飲み込み私はこう返した
    「そうね」

    何の変哲もない冬のある一日の話


    終わり

  • 19エスコンの人22/12/18(日) 11:51:15

    >>15

    >>16

    >>17

    >>18

    何気ない日常風景が最高に尊い……

  • 20二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 12:48:19

    >>18

    何気ない日常話だからこそ大事な事に気づいた

    自分も新しい手袋買わなきゃならんかった!

  • 21二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 20:50:26

    てぇてぇなんだ!

  • 22二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 23:40:24

    保守なんだ

  • 23二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 03:38:57

    ちょっとスレチだけどサッカー知らないのにメッシ観て感動しちゃったよ
    オグリのラストランも競馬知らない人見てこんな感じだったらいいな

  • 24二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 08:08:03

    実馬の方はどうだったんだ?

  • 25二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 12:41:26

    >>24

    そりゃもう


    神はいる。そう、思った。


    ですよ

  • 26二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 20:34:00

    勝った瞬間、17万人が万雷の拍手とオグリコールを送ってましたよ。

    >>24

  • 27二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 21:10:31

    >>17

    多分この手袋ずっと付けてる

  • 28二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 01:08:49

    お揃いの手袋してたらとてもいい

  • 29二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 08:04:19

    てぇてぇ

  • 30二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 17:57:12

    かわいいんだ!

  • 31二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:18:14

    保守なんだ

  • 32二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 10:03:56

    なぜか静かなんだ…

  • 33二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 11:58:42

    師走だからなかなか概念を捻出できる余裕がないんだすまない…

  • 34了船長22/12/21(水) 20:08:54

    オグリとイチちゃんパパママが出会う話を書いています
    相変わらず文章がどんどん増えているのでまだまだかかりそうです(保守)

  • 35二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:21:27

    消灯時間からしばらく――そうやな、2時間くらいはたったやろか。
    ルームメイトのオグリは遠征に行っとるから、今夜はウチひとり。
    ちいっとばかり寂しい気もするが、まあ慣れたもんや。
    まぶたを閉じる。
    とろんと意識が溶けていく。
    このままいけば眠れるもの時間の問題、そう思っていたんやけどな。

    ――こつんこつんこつん。
    控えめなノック。
    消灯時間を過ぎて他のウマ娘の部屋に来るのはご法度やけど。
    ノックの音で、誰なのかは見当がついとる。
    毛布をはねのけて急いでドアへと駆け寄って、なるべく音を立てないようにカギを開けた。

    「……すいませんタマ先輩。こんな遅い時間に」
    開いたドアのすき間から見えたのは、やっぱりモニーちゃんやった。
    ふにゃりと元気なく倒れたウマ耳を見たところ、何かあったに違いないやろな。

    「まあええわ、ホントは消灯時間過ぎとるからよくないけどな。ほら、中に入れ」
    後でフジから小言をもらうかもしれへんけど、まあしゃーない。
    へこんでる後輩を寒い廊下に放っておけるほど、ウチは情け知らずやないからな。

    「あの、先輩。寒いからベッド入っていいですかね」
    オグリのベッドは空いてるってのに、モニーちゃんはウチのベッドにするりともぐり込んだ。
    まあしゃーない。
    誰だって温もりが欲しい時はあるもんや。
    とりあえず今夜はモニーちゃんの抱き枕になる覚悟を決めて、ウチはちと狭くなったベッドにもぐり込んだ。

  • 36二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:22:37

    保守もかねて、まったり続きを投下させていただきます

  • 37>>35の続き22/12/21(水) 20:36:29

    「そんで、聞かせてもらってええかな。何があったんや」
    事前の連絡もなく、消灯時間を過ぎてからウチの部屋に来るなんて。
    ましてや、あんなしゅんとした様子でくるなんて、何かあったに違いない。
    同じベッドの上、向い合せに寝っ転がりながらウチはモニーちゃんに問いかける。
    照明は消してるけど、ウマ娘は暗いトコロでも夜目がきく。
    モニーちゃんの思いつめた顔はしっかり見えていた。
    「イチと……ケンカしちゃって。わたし、どうしたらいいかわからなくて」
    苦しそうにモニーちゃんは声をしぼり出す。
    ウチを抱きしめるモニーちゃんの腕にぎゅっと力がこもる。
    ただのケンカやない、とすぐに直感でわかった。
    「ケンカしただけなら謝ればええ。でもそんな簡単な話やないんやな?」
    返事の代わりに、ぐすっ、と鼻をすする音が返ってくる。
    ああこれ、やっかいなヤツや。
    まあしゃーない。ここは先輩として一肌脱がなアカンところやからな。

    「で、どないしたんや。イチちゃんを怒らせるようなこと、何か言ってもうたんか」
    モニーちゃんはしばらくの間うんうんうなっとった。
    どちらかといえばクールでマイペースなこの子にしてはめずらしい。
    よっぽど言いづらいことなんだろう。
    そうしてようやく決心したのか、しぼり出すように事情を話し始めた。
    「イチはいいよね、レースに勝てなくてもオグリさんに面倒見てもらえるんだから……って。そんなことを言っちゃったんです、わたし」

    アカン。さすがにそれはアカン。
    ついため息がもれてまう。
    そんなウチの様子を見てか、モニーちゃんは慌てたように理由を付け加えた。
    「違うんです、その時は悪気なんてなくてっ。実は最近、調子があまりよくなくて。模擬レースでも全然勝てないし。このまま調子が上がらなかったらどうなっちゃうのか、ストレスたまってたんだと思います」
    「なかなか調子が出なくて、タイムが上がらん時はある。わからんでもない」
    「イライラしてた時にイチに話しかけられて、ついそんな事を言っちゃったんです。そしたら……」
    「そしたら?」
    「今まで見たことないくらい、怒ってました」

  • 38二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 02:31:22

    そりゃ…怒る
    しゃーないきりかえていけ
    あ、無理だからタマのとこ来たのか

  • 39二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 07:47:10

    なかなかヤベェ地雷を踏んでらっしゃる…

  • 40>>37の続き22/12/22(木) 07:57:42

    『ふざけないで! オグリに養ってもらうためにアイツに近づいたわけじゃない。――ああそう、モニーにはそう見えるんだ。私がオグリの賞金目当てにアイツにお弁当作ってるって、そう思ってるんだ』
    イチちゃんはそうモニーちゃんにそう言い放ったらしい。
    それからイチちゃんは布団にもぐりこみ、口をきいてくれなかったそうや。

    「なあモニーちゃん……そらまずいで」
    イチちゃんはいわゆるツンデレやから、ぱっと見にはわかりづらいかもしれへんけどオグリが大好きや。
    考えてもみい。ほぼ毎朝早起きしてお弁当をこしらえる相手のことを、好きじゃないわけないやろ。
    それを賞金目当てで養ってもらうために近づいた、なんて言われたら。
    そりゃあ怒るに決まっとる。
    「ど、どうしたらいいですかっ。あれからイチは口をきいてくれないし、試しにスマホでメッセージを送っても既読すらつかないんですよ」
    泣きそうな声で焦るモニーちゃんに、ウチはなんと言えばいいか悩んだ。
    「謝るしか、ないやろなぁ」
    「……許してくれますかね?」
    すがるようなモニーちゃんの声。
    けれどもウチは、可愛い後輩のために心を鬼にした。

    「謝れば許してもらえる、なんて甘ったれた考えは捨てろや。ゴメンで済むなら警察はいらん。謝っても許してもらえんかもしれへん」
    「そんな、わたし、どうしたらいいんですか」
    「それでもなぁ、謝るしかないんや。許してもらえなくてもな」
    モニーちゃんの返事はない。
    泣き声こそしないけれど、鼻をすする音が聞こえてきた。
    無理もないやろな。許してもらえないかもしれない相手に謝罪するなんて、あまりに荷が重すぎる。
    まあしゃーない。ここは先輩として一肌脱いだるわ。

    「絶対に謝ったほうがええ。謝るべきチャンスを逃してしまうとな、絶対に後悔する結果になるで。謝って、謝って、それでもイチちゃんが許してくれなかったら。……そんときは、ウチが骨くらいは拾うたるわ」
    ぐすぐすと鼻をすするモニーちゃんの頭と背中をそっとなでる。
    押し殺したような泣き声が時おり聞こえてきたけれど、とりあえず聞こえないフリをすることにした。
    ああ、そういえばまだチビ達が小さい頃は、よくこうして寝かしつけてたな。
    そんなことを懐かしく思い出しているうちに、いつの間にかウチまで眠ってしまっていた。

  • 41二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 12:16:37

    タマなんとかしてくれよぉ!

  • 42二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 19:47:52

    書き溜めがなくなってしまんだ・・・急いで書くんだ

  • 43>>40の続き22/12/22(木) 22:59:48

    ◇◇◇◇◇
    レスアンカーワンは自室のベッドで眠りについていた。
    同室のエイジセレモニーが、夜遅く部屋を出ていったのは知っている。
    どうせ居心地が悪くなってタマ先輩の部屋にでも逃げたんだろう。
    たしかタマ先輩と同室のオグリも、レースの遠征でいなかったはずだ。
    ふと、気配を感じて目が覚める。
    カーテンのすき間がほんのりと明るいところを見ると、朝の5時くらいだろうか。
    まだ寝ぼけた目を開ければ、薄暗い自室の光景が少しづつ視界に入ってくる。
    寝起きの視界に飛び込んできたものを見て、私は思わず叫びそうになった。

    ――部屋の真ん中に、モニーが正座している。
    「な、な、モニー、あんた、なにしてっ」
    混乱して頭が回らない。
    朝起きたらルームメイトが正座していた、なんて寝起きの頭で理解ができるわけない。
    慌てて体を起こすと、モニーは私にしっかりと顔を向けた。
    「……ごめんなさい」
    しぼり出すような声は、なんだか怯えたように震えていた。
    「本当にごめんなさい。わたし、イチに無神経なことを言っちゃった。許してもらえる、なんて思ってない」
    モニーは正座をしたまま、両手を床についた。
    その表情はひどく思いつめていて、見ているこちらが苦しくなってくるくらいだ。
    「やめてっ。そこまでされたら、もう何も言えないわ」
    モニーの顔は青白い。
    何だか嫌な予感がして、モニーの脚に手を添える。
    ああ、もちろん変な意味なんてない。
    自分だけじゃなくて他人の脚の調子を気にするのは、ウマ娘にとっては当たり前のことなんだから。
    「冷たっ! モニー、あなたいつから床に座ってたの!?」
    「あー、たぶん、1時間くらいからかな。……イチが目を覚ましたらすぐに謝ろうと思ってたから」
    「バカじゃないの!?正座だって脚によくないのに、ましてや冷やしたらなおさらダメでしょう!」
    脚はウマ娘の命。
    それでもなお、私に謝るために寒い部屋でずっと正座をしてたんなんて。

  • 44二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:19:38

    はわわ…

  • 45二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:38:44

    脚を気にするイチ人が良くて好き

  • 46二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 08:02:18

    いい子だ…

  • 47二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 18:06:31

    支援なんだ保守なんだ

  • 48>>43の続き22/12/23(金) 23:11:01

    「ほら、私のベッドに入って!」
    無理やりモニーの手をつかんで、私のベッドに引きずりこむ。
    今は少しでもモニーの脚を温めないと。
    モニーは驚いて口をぱくぱくさせていたけれど、かまうもんか。
    「あんたはそこで少し体を温めてなさい。私は着替えたらキッチンに行くから」
    すっかり目が覚めてしまったし、二度寝は無理だ。
    せっかくだから、誰もいないキッチンで何か手の込んだものでも作ろうと思ったのだけれど。
    パジャマの袖を引っ張られる感触。
    振り返れば、モニーが私をうるんだ瞳でじっと見上げていた。

    「あの……ごめん、寒くてしょうがないんだよね」
    弱々しい声。
    思わず肩の力が抜けてしまう。
    ここまで弱ってしまったルームメイトを放っておけるほど、私は薄情じゃない。
    せめて湯たんぽ代わりにはなってやろう。
    私はベッドにもぐり込む。
    モニーの体はひどく冷たい。
    だから私はモニーの胸元にもぐり込んで、軽く頭突きをくらわせてやった。
    「え、ちょ、イチったら何してんの……」
    私は人差し指をモニーの口元にあてる。
    モニーにはそれ以上何も言わせない。
    あんたは私に黙って温められていればいいんだ。

    「何となくね、わかっちゃうの。私たちはオグリやタマ先輩と違って、勝てるのが当たり前じゃない。
    負ける方がずっと多いもの。だから不安になって、ついルームメイトに八つ当たりをすることもある……そうでしょ?」
    もごもご、と私に口をふさがれたモニーがうなずく。
    さすがに何だか申し訳なくなってきたので、私はモニーの口をふさいでいた指を離した。

  • 49二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:10:22

    オグリとタマがおかしいだけなんだよね

  • 50二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 08:06:38

    イチちゃんはほんといい子だなぁ

  • 51エスコンの人22/12/24(土) 11:51:35

    やっとエスコンウマ娘出来上がったけど、書き込みしておけですかね?
    クリスマス前に最高にてえてえSSが投下されてて流れ壊すに忍びない
    (保守)

  • 52二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:10:34

    >>51

    おお!

    >>48作者さんじゃないのでなんとも言えないがエスコンの人も楽しみにしてた。

  • 53二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:26:37

    >>48でございます・・・

    こちらは完結までもう少し時間がかかりそうなので、どうぞ気にせず投下してください。

  • 54二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:28:32

    >>53

    週刊誌みたいな投下の仕方で好きなんだ

  • 55エスコンの人22/12/24(土) 12:39:16

    >>53

    ありがとうございます!

    続きも楽しみに待ってます!

  • 56エスコンの人22/12/24(土) 12:49:07

    Ace Combat Zero Soundtrack - Testimony 1

    ヤエノムテキ

    生涯戦績23戦8勝

    主な勝鞍 皐月賞(G1)

         天皇賞秋(G1)

    “無敵の舞、剛毅木訥の武道少女”

    “怪物”を筆頭に“永世三強”ら同世代の強豪たちと死闘を繰り広げたウマ娘。

    オグリキャップとは毎日杯にて対峙。

  • 57エスコンの人22/12/24(土) 12:51:15

     オグリさんと走った毎日杯。
     それに向けて当時の私は鍛錬に勤しんでいました。
     かたや移籍直後に重賞を圧勝したウマ娘。かたや、無敗で2勝を挙げ実力を示したウマ娘。
     世間の注目を受けたこの一戦、まして皐月賞への前哨戦でもあるのですから。絶対に落とすわけにはいかないと。
     そう強く意識していたのを今でも覚えています。
     そんなときでしたか、彼女──イチさんに出会ったのは。
     練習も終わり、身支度を整えて寮へ戻ろうとした際に、校門に佇む彼女の後ろ姿を見かけたんです。
     もっとも、当時は彼女のことはよく知らず、ただ人伝てにオグリさんと仲の良いウマ娘と聞いていただけでしたが。
     私自身も朝練の帰りにお二人の姿を見かける程度でした。
     お互い接点のないもの同士でしたがその時の私は“しめた”と思いました。
     オグリさんと走るにあたって古風にも果たし状をしたためたのですが、なかなか渡すことができていなかったものですから。オグリさんに受け取ってもらえないなら彼女から渡していただければ幸いと。
     そう思って声をかけました。
     振り返った彼女の顔を見て思わず驚いてしまいました。
     ──夕日に照らされた彼女の頬に一筋の涙が流れていたのですから。

  • 58エスコンの人22/12/24(土) 12:54:45

     とてもじゃないですが果たし状など渡せる雰囲気ではなかったですね。なんとも魔の悪いときに声をかけたものです。
     とりあえず声をかけておきながら放っておける状況でもなかったので道の脇にあるベンチに座るよう促して話を聞くことにしました。
     彼女は少しの間、俯いたまま沈黙を保っていましたがそのうちにぽつりぽつりと訳を話してくれました。

     彼女曰く、

    “仲の良かった友人がレースで結果を残せなかったために学園を去っていった”

    “これまでに幾人も同様にして見送っていった”

    “自分も未だに一勝も挙げられていないため他人事だとは思えない”

    “もうこれ以上友人がいなくなるのは辛くて耐えられない”

    “明日は我が身だと思うと身が震える”

     彼女の言うような出来事は“ここ”ではそう珍しいことでもありませんから。
     全国にいるウマ娘の内、トレセン学園に入れるのはわずかに一握りほど。その中でレースを勝ち抜けられる者はさらに一握りほど。
     力及ばずに現実という壁に跳ね返され、学園を去っていったウマ娘のなんと多いことか。
     しかし、当時の私はそれを当たり前のことだと思っていました。実力のない者はただ去りゆくのみ。
    幸いにも当時の私は勝ち続けることができていた。“負け”というものを知らなかった。
     だからこそ、負けた者の気持ちを、勝利を得られない無力感や悔しさを知らなかった。

  • 59エスコンの人22/12/24(土) 12:58:05

     だからこそ、あの頃の私はイチさんに何もすることができなかった。
     そう“何も”です。
     彼女に──彼女の気持ちに寄り添うことができなかった。
     彼女に対して何の激励も慰めもできなかったんです。
     
     私が彼女の話を聞いて言葉に窮しているのを察したのか、彼女は話を打ち切り早々に立ち上がるとお礼を一つ残して去っていきました。
    ──涙も乾かぬまま痛々しい笑顔をしながらね。
     
     レース以外の出来事であのときほど無力感を覚えたのは後にも先にもあのときだけでした。
     あのとき握りしめた拳の痛み、忘れることはないでしょうね。

  • 60エスコンの人22/12/24(土) 13:02:20

     それから間もなく毎日杯の日がやってきました。
     ゲートの前、ターフに立つオグリさんはいつもと何かが違っていました。
     普段の様子とは一味違う──そう揺るぎない何かを目に宿していた。
     ですが、だからといって私がやることは変わらない。全身全霊を持って迎え撃つのみ。
     相手がどう変わろうと自分の最高の走りをするだけ。そう強く思いレースへと望みました。

     結果はみなさんの御存知の通りです。
     完敗でしたよ。
     一番の懸念であったオグリさんをマークし常に彼女の右斜前に位置し続け、絶対に最短距離を走らせない。彼女のスタミナを消耗させ、最後の直線で勝負をかける。
     理想の形、理想のレースができていた。
    『これで勝てる。これで私はクラシックレースも制してみせる』

     そのはずだったのに。

     視界から消えたと思えば、次にその姿を見せたときには彼女の背ははるか先にあった。

     彼女は最後の直線で難なくわたしを追い越していきました。

  • 61エスコンの人22/12/24(土) 13:04:47

     ゴール板を駆け抜けた後。何が足りなかったのか、なぜ負けたのか、私の頭の中で疑問が絶えず渦巻いていました。

     『理想のレースを、完璧なレースを演じられていたはずだ。それなのに何故』とね。

     ふと、顔を上げた時、答えはすぐそこにありました。

     満面の笑みを浮かべ大きく手を振るオグリさん。
     その視線の先にはイチさんがいたんです。
     
     その時の彼女の表情は先日とは全く別のもの。
     憂いを帯び、今にも壊れてしまいそうな儚い表情などではなく、苦笑しながらもその目には希望と力強さをもった火が灯っていました。

     その時に気づいたんです。

    『ああ、これか。これが私と彼女の差なのか』と。

     今の私には無くて彼女にあったそれは。
     誰かの心に火を灯せる力。
     心折れかけた誰かの支えとなる力。
     自分自身と重ね合わせ『自分も彼女に負けないくらい頑張ろう』と人々を再起させるような力が。

     ──そういえばその頃でしたか。イチさんが未勝利戦を突破して、みなさんがよく仰っている“オグリギャル”と呼ばれるようになったのは。

  • 62二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:28:49

    待ってましたなんだ!
    エースコンバットは胸が躍るんだ!

  • 63二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 21:10:10

    毎日杯ヤエノ視点絡めるとはすごくええやん…
    もっとちょうだい!

  • 64二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 23:38:48

    >>35 >>37 >>40 >>43 >>48

    「ぷはっ」

    私が指を離すと、モニーはまるで水中から顔を出したように口を開けた。

    その仕草が小動物みたいでちょっと可愛いなと思ってしまい、にやけそうになるのをガマンする。

    気が付けば、あれほど冷え切っていたモニーの体はすっかり温かくなっていた。

    その体温が心地よくて、私はモニーの腕の中にすっぽり収まった。


    「えー、イチってば以外と甘えっ子?」

    「うるさいわね、湯たんぽになってあげてるんだから文句言わないのっ」

    今思えばこの状況はちょっと恥ずかしい。

    モニーの体からもドキドキと心臓の鼓動が響いてくる。

    もしかして、モニーも緊張してるのかな。


    「……あのさ。ちょっと変なこと言うかも」

    「なに?」

    「そういえばイチのベッドに入るなんて初めてなんだよね。ヤバい、今思うとドキドキする」

    「ちょっと、ホントに変なこと言わないでくれる!? こっちまで意識しちゃうんだけど!」

    顔が熱い。

    それになんだか体も熱くなってきたし、ひとまずベッドから出よう。

    そう思って体を動かそうとすると、モニーの両腕がしゅるりと私の体に巻きついた。

    「あーでもごめん。もう少しこのままでいさせて……お願い、もう少しだけ」

    祈るようなモニーの声に、私は折れるしかなかった。

    どのみち、あまりこうしてばかりもいられないだろう。

    カーテン越しの外はすっかり明るくなってしまっているから。

  • 65二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 23:41:05

    「まったく、甘えっ子なのはモニーのほうじゃないの」
    しょうがないわね、なんて私は心の中で微笑ましくため息をついた。
    今のモニーはまるでぬいぐるみを抱いて眠る女の子みたい。

    ああ、そういえば今日は12月25日――クリスマスだっけ。
    学園は有馬記念の話題であふれているから、すっかり忘れかけてしまっていた。
    カーテンを開ければ外は真っ白になっているかもしれない。
    たとえウマ娘だって、さすがにこの時期の寒さはこたえるのだけれど。

    私たちのベッドが寒いどころか、ふたり分の熱で暑いくらいだった。

  • 66二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 23:42:47

    イチモニのあまーいクリスマスのお話、これにて完結でございます。
    やっぱり書き溜めてから書いた方がよかったかな・・・

  • 67二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 00:55:52

    >>66

    とても…とても甘々ハッピーエンドで素晴らしかった!

    ていうかなんだこのロゴ!?

  • 68二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 01:57:32

    読んでてちょっときゅんきゅんしちゃった

  • 69二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 08:05:22

    書いてくれてありがとうなんだ!

  • 70二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:18:59

    てぇてぇなんだ

  • 71二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:51:29

    >>67

    お読みいただきありがとうございます

    ちなみにこれは北海道で放送されている朝の情報番組「イチモニ!」のロゴなんだ

    道民は朝からイチモニが見放題なんだ

  • 72エスコンの人22/12/25(日) 21:32:10

    最高にてえてえんだ
    最高のクリスマスプレゼントをありがとうございます(保守)

  • 73了船長22/12/25(日) 23:59:38

    「ねえねえイチ! こっち向いて!」
    「ん、何……わッ!?」
    「ほい~、クリームたっぷり」
    「んあんあ、あいおっ」
    「『わっわっ、何よっ』?」
    「イチのこんな顔初めて見た。ウケる、撮っとこ」
    「んぐ、んむ……びっくりした、生クリームじゃない」
    「皆でケーキ作ってて余ったスプレー缶のホイップクリームなんよ。もう一口いる?」
    「……いらない」

    「ちょいちょい、何ふくれてんの」
    「別にっ」
    「ちょっとちょっと、天下の日曜日にハッピーホリデーなんよ? レースが入っちゃってパーティに来れない子じゃないんだし、どうしたの」
    「ちなみにクリスマスとお正月の曜日って必ず一緒になるの、知ってた?」
    「7日後なんだからあったり前でしょ」
    「……これ、間違いなく何かありましたね」
    「こーれ、どうせまたダンナがらみよ」
    「オグリは関係ないでしょっ。そんなんじゃないし」
    「そんなんじゃない、ねえ。はいイチさん!」
    「何よ」
    「あーん!」
    「あ、あー?」
    「隙アリ!」
    「んあっ、おっお!」
    「『なっ、ちょっと』?」
    「まあまあ、甘いものでも食べて一旦クールダウンよ」
    「そうそう。ウチらに話してみなって」
    「んむ、んむ……分かったけど、もう一口ちょうだい」
    「お、ノッてきたね。はい、あー……」
    「直接口にスプレーするのはもういいから!」

  • 74了船長22/12/25(日) 23:59:48

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    「……あー、まとめると」
    「カフェテリアのクリスマスパーティで浮かれまくってたオグリ――ああいや、ダンナが気に入らなかったと」
    「わざわざ言い直さなくていいわよ、そこは」
    「寮ごとにやるクリスマスパーティで、いつもは作らない洋食を頑張って練習して作ったのに、ダンナが他の人からいろんなものを押し付けられていたと」
    「ほんで、当の本人はごはんを貰えることが嬉しくてちゃんと全部食べまくっていて、列というか、みんなの波に割り込むことができなかったと」
    「さらにオグリ以外に食べられるのがイヤだと」
    「……イヤって言うか、アイツの調子を崩すために作った料理だから、オグリ以外に食べてもらうのは申し訳なくなるし……」
    「でも普段、夜練する子たちの夜食とか作ってくれてるじゃん」
    「それはクリークさんとか、フジさんとかに頼まれてるから別」
    「ウチらを呼んでくれたら、バレンタインデーの時みたいに無理やりスペース作ったのに」
    「それはごはんを持って来た、他の子たちに悪いし」

    「……かーーー! ダメだ、甘すぎるー! ハッピホリデー!」
    「イチさー、今日だけは魔法にかけられてもいいじゃない」
    「『愛を証明するの。駆け寄って彼女を抱きしめるのよ。愛をこめて美しい歌を歌えば大丈夫』」
    「意味わかんないこと言わないで」
    「えっ、知らん?」
    「知らないわよっ」
    「このクリーム缶、他の子たちにもイタズラで使うつもりだったけど丸ごとイチにあげる。アンタもいいっしょ?」
    「いいよー。またカフェテリアでもらってこよ」
    「食べきれないわよ、こんなに」
    「食べきらなくていいから、ちょっとここで座ってたら、ってハナシ」
    「『どんなに深く愛してるか言葉にして伝えましょう。黙っていては届かないの、愛は』
    「年中イチの料理を食べてくれるし、イチも料理を作ってるってことよ? イチがそう思わなくても、愛みたいなもんよ」
    「……ちがうもん」
    「せっかくの祝日なのにそんな気持ちで寝たら地獄の背面サンタも逃げ出しちゃうし、しばらく座ってな」
    「……」
    「空になったら呼んでねー」

  • 75了船長22/12/25(日) 23:59:59

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    「……はーい」
    「失礼する、イチがここにいると聞いて、やってきたんだが……」
    「さては喋ったな、あの二人」
    「やあ、イチ。どうしたんだ、顔をそむけて」
    「……別に。幸せそうだったじゃない」
    「クリスマスパーティのことか。ハッピーホリデー、イチ」
    「みんなのごはん、おいしかった?」
    「うん。とてもおいしかった。沢山食べられて、幸せだったな」
    「良かったじゃない」
    「イチは、食べていないのか?」
    「作ってたから食べてないわ」
    「なっ、それはダメだ! イチも何か食べに行こう」
    「いい。自分で作ったやつ、食べるから」
    「……それなら、私も食べる」
    「いつもとは毛色の違う料理だから、おいしくないわよ」
    「なっ、イチ、何を言うんだ」
    「今日一日、おいしいものいっぱい食べたんでしょ。わざわざ食べなくていいわ」
    「イヤだ! 私が好きなイチの料理を、イチに否定してほしくない!」

    「イチが作る料理で、美味しくないものなんてない」
    「ま、まだ食べてもないのに」
    「私は、イチとのごはんなら毎日だって食べたい。栄養も元気も、なにより素敵な時間を貰ってきた」
    「……でも」
    「今日は特別な日だから、イチと一緒に食べたい。二人で食べて、そのあとにおしゃべりする時間も楽しいんだ。なぜなら、私はイチのことが――あっ」
    「……え?」
    「分かってしまった、かもしれない」
    「何によ」
    「ああ、その……わ、私は、イチのことが――」

  • 76了船長22/12/26(月) 00:00:17

    「はいイチのダンナさん、こっち向いてぇー!」
    「えっ――わっ!」
    「ちょっと、アンタたち!」
    「おあおああ」
    「口いっぱいにほおばるオグリなんて珍しくもないけど、撮っとこ」
    「先に謝る! オグリにイチの居場所バラした!」
    「でもこの方が上手くいくと踏んだんよ、ゴメンねー」
    「このクリーム缶も二人にあげる! 私たちのことは追いかけなくていいからね、イチ!」
    「それじゃおやすみー。早く食べないとお風呂間に合わないよー」
    「なっ、ななな、逃げ足の速い」

  • 77了船長22/12/26(月) 00:00:40

    「ああいおおうあっあ」
    「飲み込んでから喋りなさいって」
    「……ふう。嵐のような二人だったな」
    「年中あんな奴らなのよ、オグリのことをダンナ呼ばわりして」
    「ふふ」
    「何がおかしいのよ」
    「いや、嬉しいなと思ったんだ」
    「はあっ、どうして」
    「私はイチのことが好きだ」
    「えっ」
    「イチが私のことを好きかどうかは分からない。けれど、イチの友達が私のことをそう呼ぶのが、なんだか愉快だなと思ったんだ」
    「……オグリ」
    「不思議な気持ちだ。からかわれているとわかっていても、嫌じゃない」
    「……ムカつく」
    「ふふ、すまない、イチ」
    「……洋食」
    「ん?」
    「いつもお弁当に入れてるようなお料理じゃなくて、お皿で食べるごはんよ」
    「そうなのか!」
    「鮭のムニエル。出来立てじゃないから、固くなってるかもしれない。もちろん温め直すけど」
    「私も手伝う。その後、二人で食べよう。温めている間に、イチとおしゃべりもできる」
    「……ホント、ムカつく。ガッカリしなさいよ」
    「すまない、イチ」
    「でも……ハッピーホリデー、オグリ」
    「うん。ハッピーホリデー、イチ」

  • 78了船長22/12/26(月) 00:02:10

    うわーーーー連続投稿のアラートで日付越えちゃったーーーーー!

    ごめんなさい、イチちゃんご両親の側で書いてた自分風クリスマスSSです
    久しぶりの友達―ズに出てきていただきました(モニちゃんはタマセンパイとデート中のため)

  • 79二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 02:28:45

    お友達にはまだ邪魔するつもりで料理作ってるウソつくイチちゃん可愛い
    まあバレバレなんだけどな!

  • 80二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 07:38:05

    イチちゃんかわいいなぁ

  • 81二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 13:20:37

    よし!今日の昼飯は鮭にしよう

  • 82二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 19:29:24

    イチャイチャわちゃわちゃしてるイチたちの光景が目に浮かんで心がぽっかぽかなんだ!
    これでなんとか仕事納めまでがんばれそうです

  • 83了船長22/12/26(月) 22:50:46

    >>82

    自分は後2本は年内に挙げたいと思っています

    お互い仕事納めまで頑張りましょう~~~(1/2から仕事はじめではあるんですが……)

  • 84二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 08:04:53

    楽しみにしてますなんだ!

  • 85二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 13:19:48

    >>83

    うおっ二つの意味ですごいハイペース…

  • 86エスコンの人22/12/27(火) 21:51:21

    >>83

    楽しみに待ってます!!(保守)


    自分も今年中に後1本できたらいいなあ

  • 87二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 07:42:35

    みんなファイトなんだ!

  • 88了船長22/12/28(水) 18:25:22

    ウマネストに入るイチモニ

    当たり前のように料理人ジョブなイチちゃん
    トラッパー寄りの搦め手シーフなモニちゃん
    オグリはタンク職なのでイチちゃんが不可欠
    敵の動きを止めてDPSタマを支援するモニー

    このパーティ、自己完結しているっ!(保守)

  • 89二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 21:57:02

    このレスは削除されています

  • 90二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:26:48

    ぬこ娘ッ

  • 91二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 07:38:21

    ニャンコも可愛いんだ!

  • 92了船長22/12/29(木) 16:29:48

    猫ちゃんといえば、キンギョに妙な対抗心を燃やすイチちゃんの話をめちゃくちゃ温めてるんですよ
    史実リスペクトで卒業後の時系列にするか、いっそのこと在学中にするか迷ったまま書き進められてはいないんですけど

    他の誰かが書き進めてらしたらネタ被りよくないかもなので託したいとも思ってます 書きたいもの多いなあ

  • 93二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 01:02:05

    >>92

    ぜひ書いて欲しいんだ!

  • 94二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 04:20:32

    >>92

    同じ道でも十人十色なんだ

    take it easy!

    書きたいモンを書けばいい

  • 95二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 08:06:17

    >>92

    ぜひ書いて欲しいです!

  • 96二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 17:17:46

    >>92

    ほう…猫ちゃんにすら嫉妬するイチちゃんですか…

  • 97了船長22/12/30(金) 19:58:38

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    「イチ、お疲れ様」
    「あ、おつかれ、オグリ……忙しくないの?」
    「少し忙しい。だが、イチに聞きたいことがあるから抜け出してきたんだ」
    「うん」
    「イチは今年、いつ地元に帰るんだ?」
    「えーと……31日に帰る予定」
    「もう一つ、イチが好きな食べものはあるか?」
    「好きなもの? うーん……好き嫌いは無いから、なんでも食べるわよ」
    「分かった、ありがとう。この後のトレーニングも頑張ってな、イチ」
    「あっ、オグリ!……行っちゃった」

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    「頑張っとるなあ、モニちゃん」
    「タマセンパイ、お疲れです。今日はヒマなんすか?」
    「いや、オグリと一緒に進路相談やらインタビューやらでちょいとせわしないな」
    「こんなことで油売ってていいんすか」
    「あんま良くないなぁ。せやけど、モニちゃんに聞かなあかんことがあってな」
    「はい」
    「地元にはいつ帰るんや」
    「家ですか? 31日に帰りますよ」
    「好きなごはんのおかずはなんや?」
    「えー……味の濃いヤツ」
    「なんや、意外と子供っぽいやんけ。ほな、おおきにな!」
    「どーいうことっすか! うわ、脚はっや」

  • 98了船長22/12/30(金) 19:59:34

    (一分遅かった……大体5分おきくらいに投稿していけるように進めますので、もし投稿があればどうか止めずに。間に合わなかった~~~)

  • 99了船長22/12/30(金) 20:08:46

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    「そうしたら、次の一本で終わりにしましょう」
    「そうね。今年最後の走り込みだから、集中して」

    私のトレーナーさんがストップウォッチを手に私たちの方を見る。モニーのトレーナーさんは、腕時計――スマートウォッチを何やら操作している。
    12月30日、空がオレンジ色に染まり始めたくらいの時間で、私たちの今年最後のトレーニングが終わろうとしていた。息を深く吸うと、冷たい空気が心地よく体温を下げてくれる気がする。
    隣では、モニーが少し肩で息をしながらも軽くその場で跳ね、気合を入れ直している。それを見て、私もぐっと脚を伸ばす。

    「ラス1か。絶対負けないから」
    「言ってなさいよ、モニー」

    悪気はないんだけれど、モニーと一緒に走ると、トレーニングの時でも思わず挑発するような物言いをしてしまう。
    ほとんどの場合は向こうが始めにケンカを売ってくるんだし、私は悪くないはず。買っちゃってるのは事実なんだけど。
    冷え始めた気温と裏腹に、闘争心がメラメラと燃える。モニーもきっとそうなんだろう。

    「年末にトレーニングで気合を入れ過ぎました、なんて冗談にもなりませんからね」
    「やり合うのはとてもいいことだけど、怪我だけは避けなさいね」

    私たちの心を見透かしているように、トレーナーさんたちが注意してくれた。はーい、と揃って返事をして、スタートラインに向かう。
    ゴール板の前で待つトレーナーさんたちとの距離が開いていく。
    彼らが遠くなればなるほど、さっき私たちが受けた注意の言葉の記憶も同時に薄れていくようだった。

    「年末イチに勝って実家に帰る。これ以上の喜びがありましょーか」
    「負けっぱなしじゃ終わらせないわ、絶対差し切る」
    「ここは芝じゃなくてダートコースよ? 先行逃げ切りが鉄則ってワケ」
    「クロガネトキノコエさんに走り方は叩き込まれたもの、逃がすわけないわ」

    私たちはトレーナーさんが掲げる合図の手旗に意識を集中させる。いつ振り下ろされてもいいように。
    今年最後の真剣勝負の火蓋が切って、降ろされた。

  • 100了船長22/12/30(金) 20:23:07

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    力を出し尽くした脚の痛みと、それを撫でる風の冷たさ。
    隣から少しずれて聞こえる激しい呼吸の音と、ドクドクと早く鼓動を打つ私の心臓の音。
    そして、私より少しだけ後ろにいるモニー。
    私は今年最後の「大一番」を無事に収めることができた。

    「お二人とも、はじめから忠告を忘れていましたね」
    「レースさながらの気迫だったわよ。走る前から抜け落ちていたでしょう」

    呆れているけど、少し口元が笑っているトレーナーさん。モニーのトレーナーさんは、ちょっとだけ真剣に怒っているようにも見えた。
    擦れた声で「ごめんなさい」と謝る。でも、後悔の気持ちは全くなかった。
    私はモニーの方を振り向いて、疲労感が残る上半身を何とか引き上げて胸を張り、座り込んでいるモニーに手を伸ばす。

    「どんなもんよ、モニー」
    「……来年の最初のトレーニング、絶ッ対に私と走って。次は負けない」

    ちらりとこちらを見上げてから、私の手を取る。私はぐっ、と力を込めて、モニーを引き上げた。
    まだまだ闘志が残る目線を送るモニーを見て、はあ、とトレーナーさんがため息をつく。

    「なんにせよ、今年一年お疲れ様。よく頑張ったわね」
    「これでお二人とも、冬休みです。ゆっくり療養してください。宿題の方も忘れずに」
    「ありがとうございました。トレーナーさんたちも、良いお年を」
    「また来年もお願いしまーす」

    トレーナーさんたちと別れ、私たちは着替えるためにロッカールームへ向かった。

  • 101了船長22/12/30(金) 20:23:45

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    ロッカールームで泥を落としたり着替えてるうちに、私たちはすっかり空腹を覚えていた。
    カバンを持って寮へ続く道を歩く。道の両脇に植えられた桜の木も、すっかり枝だけになってより寒さを感じさせてくる。

    「ハラへったぁ、今年最後のごはんは何にしようかな」

    こらえきれなくなったように、先にモニーが音を上げる。あくまで学校での最後のごはんでしょ、と心の中でツッコミを入れる。
    せっかく最後の日なんだし、冷蔵庫の中身も綺麗にしたいから、最後に何か作ってあげようかな。

    「ねえモニー、何か食べたいものある?」
    「え、どうしたの」
    「残り物でよければ夕飯作ってあげようか、ってこと」
    「マジで? やったー」

    アイツに年がら年中料理を作ってるうち、「特技は何ですか」と言われたら「料理です」とすぐ言えるくらいには腕が良くなった、と思う。
    こうしてルームメイトにさらっと提案できる自分がなんだか嬉しい。自信がついたっていうのかな。
    自分が作ったものに、他の誰かが喜ぶ。その反応を見れるのも、とても嬉しい。
    モニーと話しながら寮までたどり着くと、果たして私の自信の源になった「アイツ」が、寮の玄関の前に立っていた。

  • 102了船長22/12/30(金) 20:43:09

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    「おかえり、イチ、モニー」
    「おつかれさん」

    オグリとタマモ先輩が部屋着に袢纏を着て、寒そうに身体を揺らしている。
    私たちはただいまを言う前に、同じ疑問が頭の中に浮かんでいた。

    「あれっ、二人とも、まだ帰ってないの?」
    「そうっすよ、タマセンパイは実家遠いっしょ」

    私たちの問いかけに、二人はただ「ふふっ」「へへっ」としか返事をしなかった。

    「カバンを持とう、疲れていないか」
    「あっ、ありがとう……」
    「ほれ、モニちゃんも寄越しぃ」
    「鞄大きくないっすか? イケます?」

    持てるわ何言うとんねん! とモニーがどつかれる。奪い取るようにしてタマモ先輩が鞄を持つ。打ち合わせでもしてるかのようなスムーズさ。
    こちらに手を伸ばすオグリに、少し気後れしながら私も鞄を預ける。私の荷物を持っているにも関わらず、とても嬉しそうな顔を浮かべている。

    「ほな、ひとまずカバン置きにいこか」
    「うん。二人とも、こっちだ」

  • 103了船長22/12/30(金) 20:43:29

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    質問に答えないまま、二人は私たちの先を歩く。何を聞いても「まあまあまあ」と流されてしまう。
    オグリが突然脚を止め、ばっ、という効果音を立てるようにこちらを振り向く。どこか誇らしげな顔をしている。

    「さあ、ついたぞ二人とも」
    「ついたも何も、私たちの部屋の前なんだけど……」

    目をキラキラさせながら、うん、と大きく一つ頷く。
    タマモ先輩に助けを求めて目配せする。しかし、ニヤニヤしているだけで何も言ってはくれなかった。
    オグリが扉を開け、私たちを手招きする。二人が私たちの机に鞄を置いて、こちらを向く。

    「お風呂を先にするか、それともごはんにするか?」
    「はあっ!?」
    「タマセンパイ、オグリ、なんか変なもの食べました?」
    「アッハッハ、どうしても言いたいセリフってそれかいな、オグリ」
    「うん。どうしても一度言ってみたかったんだ」
    「もう、ホントにバカじゃないの」

    モニーもタマモ先輩もいるのに、一体何を言い出してるの、コイツ。お決まりのセリフにしてはなんかちょっと短いし。
    私が答えられずに固まっていると、いつの間にか「みんな冷え取るし、先に風呂にしよか」とタマモ先輩が話をまとめてしまう。
    すると、オグリが屈んで、勝手に私のベッドの下を探り出した。それを見た私の身体は、レースの発バ機から飛び出すときと同じくらいの反応速度で動き出した。

  • 104了船長22/12/30(金) 20:43:58

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    「ちょっとバカ、何してんのよオグリ!」
    「何って、着替えを取り出そうとしたんだが……」
    「自分でやるからいいって、ていうか、なんで私の着替えの場所なんか知ってるのよっ」
    「いつも寒い時、ここから上着やジャージをここから出しているじゃないか」

    平気な顔をして、むしろ止めにかかる私の方がおかしいんじゃないかと思わせるくらいに自然な動き。
    ここ、私の部屋なんだけど。
    背後の笑い声でハッと現実に意識が戻る。振り向いたら笑いながらひっくり返ってるモニーと、その横でタマモ先輩ドアの枠にもたれかかりながら、顎に手を当てしたり顔をしている。

    「ホンマに仲ええなあ」
    「ひぃ~っ、アッハッハ」

    どんどん顔に熱が上ってくる。オグリを見下ろすと、何か悪いことをしたと思っていない、ヘーキな顔をしていた。
    それを見て、ますます顔に熱が上る。

    「デリカシーなさすぎ、ムカつく、ありえない!」

    私はオグリとタマモ先輩、そして勢いのままモニーも部屋から追い出した。
    ホントありえない、知ってるからって二人の前で、バカ、バカ、バカっ。

    「……あの~、ふふふっ、イチさん、私の部屋でもあるんだけどな」
    「知ってる!」

    私は手早く替えの服を取り出して、部屋を出る。廊下で申し訳なさそうにしているオグリを尻目に、浴場まで足早に歩いて行った。

  • 105了船長22/12/30(金) 20:51:50

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    「すまなかった、イチ、まだ怒っているだろうか」
    「別にっ。怒ってない」
    「ううむ、だが……」

    オグリが私の横でしきりに謝っている。わたしはそれを無視して、シャンプーをするために髪の毛を前へ手繰りよせる。
    二人が何やらやたらと私たちの世話を焼いてくる。意図はわからないけど、その気持ちはとても嬉しかった。
    オグリが空回りしてるだけなのも分かっている。とはいえ、二人の前でいきなりあんなことを言うなんて。

    「でも、自分のことは自分でやるからっ」
    「うわっ、どうしたんだ、イチ」

    思わず堪えられなくなって、声に出してしまう。分かっていても、怒りたくなってしまう。
    嬉しい気持ちと、恥ずかしい気持ちと、ありがたいなと思う気持ち。そこにトレーニングの疲れも重なって、私の心はまだ、このぽっと出にかき回されっぱなしだ。
    シャンプーをする手にも力が入る。ロッカールームで落とし切れなかった砂や泥が乾燥していて、うまく指が入っていかない。
    苦戦していると、ふと、腕と肩にかかる重さがふわりと軽くなった。驚いて鏡を見ると、私の肩越しにオグリの姿がある。

    「手伝うぞ、イチ。その間に身体を洗っていてくれ」
    「……ありがと」
    「尻尾まで流したら、お風呂で暖まろう。その後に夕ご飯だ……イチの毛は、綺麗だな」
    「まだ汚れてるけど」
    「洗う手伝いができて嬉しい」

    脱衣所を出るまで、オグリは私の側でずっと手伝いをしてくれた。浴槽から上がるときには手を差し出してくれたりして。
    オグリがドライヤーで私の尻尾を乾かしている間、私の気持ちは疲れが抜けるのと一緒にだんだん落ち着いていった。
    腰のあたりに当たる温風も、私の尻尾を支えるオグリの手も、どちらも心地よく感じていた。

  • 106了船長22/12/30(金) 20:53:48

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    お風呂の身支度が終わると、オグリは私をラウンジまで案内した。ついて行った先には、私たちより早めにお風呂から上がったモニーが少しだけぐったりしながら、ケータイをいじっていた。

    「モニーと一緒に、ここで待っていてくれ」

    オグリはそう言うと、パタパタと共用キッチンの方へ走っていく。

    「もしかして、お夕飯って二人の手作りなのかな」
    「そーだよ。タマセンパイもそう言ってた」
    「モニー、大丈夫?」
    「湯あたりした。もーちょい待って」

    私の疑問に、モニーが答えてくれる。ていうか、モニーってお風呂苦手だったんだ。

    「他にタマモ先輩、何か言ってた?」
    「しんどかったら水飲めって。夕飯はすぐ来るってよ」
    「理由とか聞いて無い?」
    「理由?」
    「どうしてこんなにしてくれるっていうか、そばにいるのかっていうか」
    「聞いたけど全部『ナハハ』とか言ってはぐらかされた」

    あいててて、と言いながらモニーが紙コップに口をつける。お代わりを持ってこようかと聞くと「お願い」と言うので自分の分も取りに行くことにした。
    せっかくだからオグリとタマモ先輩の分も持っていこう。少し苦労しながら4人分のお水を持って戻ると、エプロンを付けたオグリが、先にごはんとお味噌汁の配膳をしているところだった。

    「お帰り、イチ。いなかったからびっくりしたぞ」
    「ごめん、オグリ」
    「もうすぐだ。あとちょっとだけ辛抱してもらえるだろうか」

    一番我慢できなさそうだけど、とは口に出さずに、「うん」とだけ返事をする。

  • 107了船長22/12/30(金) 21:19:35

    早く食べたいからなのか、やはり小走りでパタパタとキッチンに戻っていくオグリ。
    お茶碗に盛られたぴかぴかのごはんと、もやし、にんじん、厚揚げの入ったお味噌汁。もしも私一人だけだったら、これだけでもう十分だなと思ってしまうだろう――
    タンパク質が足りません、ってトレーナーさんには怒られそうだけど。
    合間合間にお水を挟むモニーと話しているうち、お盆を持ったタマモ先輩と、その後ろからついてくるオグリがやってきて、おかずを机に並べる。

    「待たせてもてすまんかったなあ。もうすぐや」
    「なにかお手伝いとか」
    「ええねんええねんモニちゃん、座っとって」

    料理が全て並べられて、みんなで席につく。モニーも椅子に腰かけ直して、オグリは待ちきれなさそうに尻尾を振っている。
    タマモ先輩が一番に、パン、と快活な音を立てて手を合わせる。

    「ほな、皆で食べよか。いただきます」

  • 108了船長22/12/30(金) 21:19:52

    ごはん、お味噌汁に、お漬物。
    まずは、お味噌汁を一口すする。お箸の先端をお出汁で湿らせると、ごはんや他のおかずが器にくっつかなくなって洗い物が楽になることを知ってから、一番最初に一口飲む癖がついてしまった。
    鰹節の風味を聞かせて、少しだけうすくちに作った、お野菜の甘みが染み出すあっさり仕立てた味。温かさに気持ちまでほっとする。

    「どや、ええ出汁、出とるやろ」
    「はい。年越しそばにも使えそうですね」

    2つあるおかずのうち、色の濃いほうに箸を運ぶ。噛み応えのある食感に、ごはんの進む濃いめの味付け。なるほど、だからお味噌汁はちょっと薄めなんだ。
    もぐもぐと噛んでいると、オグリが私のことをじっと見ていることに気付く。

    「イチ、おいしくできているだろうか」
    「うん。これ、もつ煮?」
    「どて煮なんだ。私の夢で、イチに食べてほしくて作ったんだ」

    期待と、少しだけ不安が混じったような面持ちで、私が呑み込むのを待っているようだった。
    煮詰めたお味噌の濃い塩気と、時々混じるしょうがと刻みネギのツンとした風味。味のリズムが心地よくて、ごはんをついもう一口食べてしまう。
    お肉とこんにゃくの味の違いも美味しい。

    「おいしいよ、オグリ」

    私がそう伝えると、ぱあっと輝いたように表情を明るくして、食べるスピード上がったようだった。

  • 109二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 21:29:24

    流石船長の人 オグリが料理できる事を知っていたとは

  • 110了船長22/12/30(金) 21:30:25

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    私の横では、モニーが先にもう一つのおかずを食べているところだった。
    シャキ、シャキと音を立てながら、お茶碗を持ち上げてごはんと一緒にかきこんでいる。よっぽどごはんが進むみたい。
    もやしが入っているのは一目見て分かったけれど、その横の白い具はなんだろう。

    「ウマいか、モニちゃん」
    「メチャうまいですよ、これ」
    「もやしとはんぺん、それに豆苗のうま煮や。モニちゃんの口に合うてるみたいで嬉しいわ」

    私も一口分をお箸でつまんで、口に入れる。なるほど、どて煮のお味噌とは違うけれど、確かにご飯と一緒に食べたくなる味付け。
    もやしの食感を楽しんでいるところに、するりと入り込んでくるはんぺんの弾力ある噛みごたえ。味がしっかりしみ込んでいて、まったく水っぽくない。

    「コツがあってな、火を通した後に一度粗熱を取るのが大事なんや」
    「そうなんすか?」
    「寮が多くて煮汁の少ないもんにとろみをつけるんは難しいから、冷ましてやってから片栗粉を入れると失敗せえへんうま煮ができるっちゅーワケや……モニちゃん、聞いとるか?」

    タマモ先輩の話をそっちのけで食べ進めるモニーに、困ったような笑顔を浮かべるタマモ先輩。でも、耳はまっすぐ前を向いて並べられていて、嬉しい気持ちがあふれ出ていた。

    4人ともお腹が減っていたからか、さっきの会話が終わってしばらくの間は、食べる方に集中していた。
    オグリがごはんのおかわりをして、それにモニーもついて行って、私とタマモ先輩は食べてる途中。さっきよりも多い量のごはんをふたりともよそってきて、おかずのおかわりまでしていた。

    「聞いてやイチちゃん、オグリのやつな、4人分作るだけでええ言うてるのに5パックも6パックも食材買おうとしてん」
    「お肉をですか?」
    「いや、ネギとか含めて全部」

  • 111了船長22/12/30(金) 21:30:59

    オグリが食べながら、恥ずかしそうに答える。

    「食べるのは得意なんだが」
    「ずっと見ていればわかるわよ、そんなの」
    「イチの真似をしたらうまくいくと思っていたんだ。普段からたくさん買っているから」

    「たしかにクリークさんと一緒に買い込むけど、それは別に一食分じゃなくて、他の子のお夜食とか、アンタのお弁当の分とかがあるから」
    「オグリの場合じゃあ、そんだけ買っても一食分かもねー」

    モニーの言葉に、オグリが力強く頷く。

    「せやからまあ、結果的には正解やったんやけどな」

    そんな話をしているうちに、またオグリが「おかわりをしてくる」と言って席を立った。モニーを見ると、もう無理、と言わんばかりの表情をしていて思わず笑ってしまう。
    私とタマモ先輩が最初に食べ終わり、次にモニー、オグリが食べ終わるのはそれからまたしばらくしてからだった。

  • 112了船長22/12/30(金) 21:35:09

    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    ちょっとだけ食休みの時間を挟んでおしゃべりしていた時、オグリとタマモ先輩が突然ヒソヒソ話を始めたと思った矢先、オグリが立ち上がった。

    「イチ、モニー、ハッピーバースデー!」

    オグリの言葉を聞いたタマモ先輩が、顔を手で覆って椅子からずり落ちる。

    「ちゃうちゃう、ハッピーアニバーサリーや」
    「ああ、そうか。ハッピー……アニ……タマ、もう一度教えてくれ」

    あちゃあ、と声に出して倒れこむ。

    「なんすか、突然」
    「ネタばらしするとな、オグリが二人のことを祝いたくなったんやと」

    タマモ先輩が机にもたれかかる。

    「ウチは全然かまへんし、ほんならいつやろか、って聞いたら今日がええねん言うんや」
    「うん。驚かせてしまってすまなかった、イチ、モニー。だが、今日しかないと思ったんだ」

    真っすぐな目に見つめられて――別にドキドキしたとかいうワケじゃないけど――私はなにか、あてつけられたように顔が熱くなった。

    「ま、まあ悪い気はしないわね。考えたらずっと、私が料理を作ってばっかりだし」
    「いつもありがとう、イチ。私たちも頑張って作ったんだ。喜んでもらえたら嬉しい」
    「ウチも久しぶりに料理したわ。でも、モニちゃんにも――二人とも喜んでもらえて嬉しいわ。おおきにな」

  • 113了船長22/12/30(金) 21:54:50

    「ほな、みんな明日は帰らなあかんから早いやろ。解散しよか」

    タマモ先輩の鶴の一声で、私を含めた全員が席を立つ。あらかじめ持ってきていたお盆に空いた器を載せて、みんなでキッチンまで運ぶ。
    洗い物をどうするかでちょっとだけ揉めた――というより、オグリもタマモ先輩も譲らなかったってだけだけど、絶対に私が洗うと言い張って説得した。
    「私が一番キッチンの収納場所、知ってるので」という言葉が決め手になった。

    「えー、今日はみんな、自分の部屋に帰る感じっすか?」

    モニーがおそるおそると言った様子で、質問する。

    「……フジ寮長って、もういないの?」
    「確かいない。帰ったんじゃね?」
    「……それなら、私がイチの部屋に行こう」
    「モニちゃんが来るんか。分かった、構わんで」

    ここに居る全員が悪いことをしている自覚があるからか、声のトーンを小さくして、寄り集まってヒソヒソ話のように相談する。
    ラウンジでは他の子に聞かれてしまうかもしれないから、廊下まで出て行って、歩きながら話す。他の子たちから見たら、4人動きながら固まって顔を寄せ合う変な集団だ。
    もうすぐ私たちの部屋の前だというところで、話がまとまりかけたその時、ドアのところにトランプが一枚張り付けてあるのに気付いた。思わず「わッ」と変な声を上げてしまう。
    私の声で気づいたモニーがギョッとしながらトランプに近づき、貼りつけたそれをはがして裏面を見る。そこには手書きの文章が添えられていた。

    『たとえ年末でも、寮のルールはきちんと守って早く寝ること!』

    トランプの端に描かれた、富士山と2匹の鷹、3つのナスのイラスト。
    そのカード一枚で、私たち4人へのメッセージとして十分すぎた。

    「……あー、やっぱりちゃんと寝んとあかんよなあ!」
    「そうっすねえ、寝ましょー! おやすみー!」

  • 114了船長22/12/30(金) 22:09:38

    あまりにわざとらしいタマモ先輩とモニーの声。オグリも参加しようとしたところを、私が口をふさいだ。

    「イチ、モニー、おやすみ。今年一年、とてもお世話になった」
    「ほな、二人とも良いお年を」
    「ありがとうございました、おやすみなさい。来年もよろしくお願いします」
    「おつかれっす。また来年もよろしくです」

    4人でそれぞれ、挨拶を交わす。すると、タマモ先輩がモニーの手を取って、頭が見えなくなる。
    それはまるで、頬にキスをしているように――見えた。見えただけ。
    でも、モニーが「うわッ」とか言ってるから、もしかしたら気のせいじゃないかもしれない。

    「イチ」

    オグリの声がする。そのあとすぐ、手を引かれる間隔。瞬間、私の身体は宙に浮くように引き寄せられた。
    頬に冷たい風を感じた後、身体の前方と背中に、熱い感触。
    それから、頬に少しだけ触れたような、唇ほどの広さの、熱。

    「オグリ」

    廊下は暗くて、オグリの顔は良く見えなかった。
    でも、頬に残る熱だけは、私が思っていることが本当だと信じるに十分な証拠だった。

    「……タマだけするのは、ずるいから」
    「……ホント、何言ってんの」

    せっかく言った別れの言葉を、私たちはもう一度言わないといけなくなった

  • 115了船長22/12/30(金) 22:17:39

    「……タマセンパイも、来年また、元気で」
    「なんや、急にシケるんちゃうぞ。ウチが恥ずかしくなってまうやろ……よう休んでな」

    「来年もまた、美味しいお弁当を食べさせてくれ」
    「なっ、それを今のうちから言うの、なんかムカつくわ。ポッと出のくせに、せいぜいお腹減らしておきなさいよ、オグリ」
    「うん。来年も頑張ろう」
    「もう一度、おやすみ」
    「おやすみ、イチ」

  • 116二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 22:54:13

    やべっドキドキしちゃった…
    心の中のイチママが飛び出すところだった

  • 117二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 08:05:43

    時おりイケメンムーヴを見せるオグリがすてき

  • 118了船長22/12/31(土) 10:16:44

    そういうわけで、イチちゃんスレの一周年をお祝いする気持ちをオグリに託したSSでした


    元スレ主はもとより、神絵師各位、SS作者さんたち、そして盛り上げてくださった皆さんに感謝申し上げます。


    来年も続くところまで走れますように。

    皆様も良いお年を……



    >>109

    すっかりゲームの方は遊ばなくなってしまったのですが、覚えていたのでいつかやりたいと思っていたネタでした 実現できて嬉しいです

  • 119二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 17:09:25

    素敵なお話をありがとう
    皆さんよいお年をなんだ!

  • 120元スレ主◆hrpp3RuHxqNx23/01/01(日) 00:10:41

    最初のスレを立ててから数日前に一年の節目を迎え現在二回目の年越しを迎えました
    ここまで私の立てたスレッドを続けてくれてありがとうございました
    今年もよろしくお願いします

  • 121温泉23/01/01(日) 07:27:26

    あけましておめでとうございます
    このスレに人生をめっちょんめっちょんにされました
    ありがとうございました
    これからもありがとうございます

    この際だから聞きますけどコテハンいちいち付けるの面倒なんで結構付けずにレスしてるんですけど皆そんなもんですよね?

    今年もよろしくなんだ

  • 122二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 12:07:53

    あけましておめでとうございます。

    今年も宜しくお願いします。

    >>120

    ちょくちょく覗くスレがあるというのはいいものだあ

    >>121

    フフフ…人それぞれだけど常連を見かけると安心もするのだ

  • 123エスコンの人23/01/01(日) 12:10:06

    みなさんあけましておめでとうございます。

    遅くなりましたが、一周年おめでとうございます。
    心温まるこのスレに出会えて良かったです。

    今年も作品共々よろしくです。

    (IP規制の巻き込まれで年末投稿できなかったんだ……泣)

  • 124了船長23/01/01(日) 19:50:47

    >>121

    天下のGoogle Chromeはオートフィルで名前を自動入力してくれて手間いらずなのです(すごい)


    しかし創作する人の数が目に見えて増えているのがすばらしい ありがたやありがたや

  • 125二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 22:40:13

    今年も可愛いイチモニが見たい

  • 126二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 08:08:01

    いつも書いていただきありがとうございますなんだ

  • 127二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 18:04:28

    保守なんだ

  • 128二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 18:18:31

    うう…オグリみたいにたくさん食べたいのにお餅4きれ食べたらお腹いっぱいなんだ

  • 129二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 20:27:26

    もうすぐ成人の日ですが、そういえばモニーってなんで成人の日(=エイジセレモニー)にちなんだ名前になったんでしたっけ・・・?

  • 130二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 23:26:39

    >>129


    元祖スレの > > 110でオグリに嫉妬して意地悪な事を > > 1ちゃんに言うレスがされて

    それをどこかのスレで掘り返して

    1 10ちゃんでエイジセレモニーにしようとなったんだ(一回変更済み)

  • 131二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 00:07:03

    >>130

    ありがとうございます!

    ・・・こうして見返したら初期のモニーってけっこう意地悪な性格だったのね

  • 132二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 08:14:23

    イジワルなのも可愛いんだ!

  • 133二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 14:35:23

    ちょっとトゲトゲしてた頃のモニーちゃんのお話も見てみたいわ

  • 134二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 23:26:18

    保守なんだ

  • 135二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 07:46:12

    最近よく巻き込み規制を喰らうんだ
    計画的に保守をしなければならないんだ

  • 136二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 13:12:35

    皆様お疲れ様なんだ

  • 137二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 13:47:09

    >>135

    最近は特に頻度が多いんだ・・・

  • 138二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 20:21:32

    イチは朝からお弁当作るから早く寝てそう
    モニーはこっそり夜更かししてそう

    つまりモニーは夜眠ってるイチにこっそりイタズラし放題なんだ・・・

  • 139エスコンの人23/01/04(水) 23:02:55

    >>138

    寝ているイチのほっぺをつついたり摘んだり悪戯をするんだけど、そのうち睡魔に襲われて盛大に寝落ちしちゃうんだきっと

    朝、起きたらモニーの寝顔が飛び込んで驚愕するんだけど、イチちゃん純粋だから寝ぼけてたのかしら?って思ってそのまま自分のベットに寝かせてあげるんだ

  • 140二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 08:04:43

    かわいいんだ!

  • 141二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 12:52:35
  • 142二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 19:49:27

    【22:30 イチとモニーの自室にて】
    ・・・こーして眺めてると、イチってけっこう整った顔してるよねぇ。
    くやしいけど、あのオグリさんと並んでても、あんまり見劣りしないもの。
    お肌だってキレイだし。
    あんまり高い化粧品は使ってないって言ったけど、やっぱり生活習慣もあるのかなぁ。
    食べ物だって気を使ってるんだろうし。

    少しくらい――さわっても起きないよね?

  • 143二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 19:56:24

    イチちゃんもモニーも拗らせて意地悪なことする時期があったんだなぁ…としみじみ思うよ
    今じゃこんなに絆されちゃってまぁ

  • 144二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 20:41:33

    >>142

    ほうほう

    続けてくれ

  • 145二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 07:40:10

    保守なんだ

  • 146二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 12:39:28

    >>142

    続きを待ってるんだ!

  • 147二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 19:47:42

    リクエストありがとうございます
    今夜中にもう少しだけ続き書きますね

  • 148二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 22:50:20

    >>142


    すぅー、すぅー、とイチのかわいい寝息が聞こえてくる。

    ホントぐっすり眠ってる。

    これならきっと、ちょっとやそっとイタズラしたくらいじゃ起きないよね。

    まずはほっぺた。

    さわるとプニプニしてて、マシュマロみたいにやわらかい。

    もしかしたらオグリさんなら食べてしまうかも。

    まあ、今こうしてさわり心地を堪能できるのはわたしだけなんだけどね。


    次は髪をさわってみる。

    ムカつくくらいサラサラで、よく手入れされてるのがわかる。

    そういや寝不足は髪にも悪いんだっけ。

    わたしもイチを見習って、少しは規則正しい生活を送ったほうがいいんだろうか。

    でも早寝早起きは苦手だ。

    くるくると、イチの髪の毛を指に巻きつける。


    小難しいことはどうでもいい。

    とりあえず大切なことは、ぐっすり眠っているイチをひとり占めできるのはこの私――エイジセレモニーただひとり、ということだ。

    オグリさんにはレースで勝てっこないけれど、ルームメイトの特権だけはわたしだけのアドバンテージだから。

    ああ、なんだか眠くなってきた。自分のベッドに戻るのすら面倒くさい。

    だって仕方ないじゃないか。

    1月の夜はこんなにも寒いんだから。


    イチの文句は明日の朝に聞こう。

    とりあえずもう一度目が覚めるまでは、この温もりを抱きしめていよう。

    わたしはそんな言い訳を心の中でしつつ、ルームメイトのベッドにもぐり込んだ。

  • 149二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 00:30:52

    >>148

    おおおお!

    イチのほっぺはぷにぷになのか…これはモニちゃんの特権ですな

    容易に想像できる文章を書くって大変なのにすごい

  • 150二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 08:13:38

    >>148

    かわいいんだ!

  • 151二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 18:06:35

    いい…

  • 152二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 20:29:20

    このアングルの困り顔オグリも可愛い
    ふにゃりと倒れたウマ耳がまるで子犬みたい

  • 153二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 23:07:31

    >>152

    犬味スゴイ感じるよね

  • 154二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 08:03:00

    >>152

    すごくかわいいんだ

    キュートアグレッションなんだ

  • 155二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 16:33:29

    タマ「なあイチちゃん、七草粥は作ったんか?」

    イチ「いいえ、お粥は消化がいいですけど腹持ちしないですし。私はともかく・・・あの食いしん坊にお粥は向かないんですよね」

    タマ「ハハ、確かにオグリが満腹になるほどお粥を作るのは大変そうやな」

    イチ「それに七草粥って縁起物でもあるけれど、お正月料理で疲れた胃腸を休めるものでしょう」

    タマ「オグリに胃もたれなんて無縁やしな」

    イチ「そうなんですよね。だからアイツに七草粥を作っても――げっ」

    タマ「ん?どないした?」

    イチ「いや、オグリが>>152みたいな顔でこっちをじぃーっと見つめてるんですよ・・・」

    タマ「あー・・・たぶん食べてみたかったんやろなぁ、イチちゃんの七草粥・・・」

  • 156エスコンの人23/01/08(日) 17:03:53

    >>155

    あーてえてえ…‥

    きっと作って食べさせてもらえると思ってたんだろうなあ


    完全に飼い主に目の前でご飯食べられてる飼い犬なんだ

  • 157二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 19:35:48

    イチ「せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ、すずなすずしろ これぞ七草……ってね」
    オグリ「すごいなイチ! 本当に七草が入ったお粥は初めてだ!」
    イチ「たまたまスーパーの半額セールで売ってたから、なんとか作れたわ」
    タマ「せやかてイチちゃん、土鍋ひとつぶんで足りるのか? あのオグリやぞ?」
    イチ「大丈夫、問題ないわ。お粥だけど食べ応えは保障するから」
    オグリ「いただきます!」
    イチ「タマ先輩も、よかったらどうぞ」
    タマ「ええんか? ウチが食べたらオグリの分が・・・」
    イチ「大丈夫ですよ。お正月の後ならではの、お粥を食べ応え満点にするとっておきの秘策があるんです」
    タマ「秘策・・・?」
    オグリ「ふぁふぁっふぁぼ!」(わかったぞ!)
    タマ「モノを口に入れたまましゃべるなや。あ、でもウチも食べたらわかったわ。これって――」

    イチ「はい、小さく切ったお餅を入れました。学園に飾ってあった鏡餅を少しわけてもらったんです」
    タマ「これなら腹もたまるし、鏡餅もムダにならんしええな」
    オグリ「イチはすごいな。味とかだけじゃなくて、いろいろと考えてご飯を作ってるんだな」
    タマ「……まあ作る時に一番考えてるのはオグリのことやろうけどな」
    イチ「ちょ、何言ってるんですか!?」

  • 158二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 00:35:46

    オグイチで姫初めとかしててほしいな二人で色々と持ち寄って
    1/2の行事だから言うのもう遅いけど

  • 159了船長23/01/09(月) 03:26:34

    >>158

    この二人が卒業して同棲しているシチュエーション(※個人の妄想です)で、まさにこの食文化や似たような風景を考えていたことがあります

    オグリはタレント業(※個人の感想)、イチちゃんは学園の栄養士ないしは調理師(※個人の)を務めていて、なかなか時間が合わない。たまたま休日が被ったとしても、オグリの仕事柄自由に出歩くわけにもいかず、イチちゃんもヘトヘト気味で出かけるのは……という感じ(※個)。

    必然的におうちデートをするのですが、イチちゃんがふと「おにぎりパーティしようか」と提案。たくさんのごはんを二人で洗って炊飯している間に、学園近くの商店街まで行き、好きなおにぎりの具をこれほどかと言うほど買い込む。

    しゃけ、おかか、こんぶ、ツナ、唐揚げ、たまご、梅干し、海苔のかわりに巻けるほど大きなベーコン、菜っ葉、にんにく味噌、しらす、チーズと黒コショウ、ちょっと上等なお醤油、などなど……

    気がついたらオマケしてもらったお漬物やお豆腐も貰っちゃったりして。

    帰ってくるとご飯は立派に炊けており、玄関を開けただけでいい香りが漂う。お腹が二つ鳴る。空腹に負けず、氷水とラップを用意する。

    イチちゃんがおかずを仕立てる係。お肉を焼いたり、ツナをマヨネーズで和えたり。オグリは一生懸命おにぎりを握る係。イチちゃんは「大きすぎ」と呆れるけど、楽しそう。

    時折、オグリがおかずをつまむ。おにぎりも食べちゃう。「コラっ」と叱るイチちゃん。二人とも共同作業がとても楽しい。

    そうして出来上がった大量のおにぎりを、お漬物とお味噌汁を添えて二人でお腹いっぱい食べる……みたいなところまで考えてあります。あとはお任せしました。

    お腹減った

  • 160二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 11:38:31

    >>159

    てぇてぇなんだ

    ありがとうございますなんだ!

  • 161二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 19:37:35

    もしかして明日はモニーの誕生日・・・?

  • 162二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 20:16:36

    >>161

    そうだった1月10日だもんな

  • 163二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 20:32:48

    >>159

    おにぎりとお味噌汁があれば自分も満足なんだ


    言い過ぎた他にも食べたい

  • 164エスコンの人23/01/10(火) 00:59:18

    モニーちゃんハッピバースデー(保守)

  • 165元スレ主23/01/10(火) 05:18:10

    元々名前がないから不便なのでレス番110から取ってアダルトデイズ(成人の日)という仮名を私が付けていましたが
    完全にそういう意味に聞こえるということでエイジセレモニーに改名されました
    イラスト描いてくれた人はイトちゃんと呼んでいたと見て絶対最初っからそれでよかった思っています
    アダルトデイズとか余計なこと言わなくてよかった

  • 166二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 08:07:46

    ハッピーバースディ!

  • 167二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 12:40:20

    お誕生日おめでとうなんだ

  • 168二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 21:47:42

    (モニーの誕生日パーティーなんだ・・・イチがあまり構ってくれないんだ・・・)

  • 169了船長23/01/11(水) 00:28:06

    「おめでとさん、モニちゃん」
    「え、何がですか」
    「何もなんもないけど、おめでとさんって言いたくなったんや」
    「そうでっか」
    「お、上手くなってきたなぁ。そういうわけでパーティしよか」
    「年末にやってもらいましたけど、ていうかホントに何を祝うんですか」
    「理由は分からんけど祝いたい気持ちがあるねん……なんや、前にもこんな話したな」
    「わっかんないなー」
    「ままま、祝われといて。何か食べたいものとかないんか」
    「パーティしても、タマセンパイがたくさんは食べられないじゃないですか」
    「それを言われてしまうとしんどいねんな。でも、祝う気持ちはあるんやで?」
    「パーティのご飯の値段っすか? それとも量?」
    「う~ん……どっちもやなあ。なんか、気後れしてしまうん」
    「なるほど」
    「とにかくモニちゃんを祝う会なんやから。どこでも言ってくれたらついてくし、席も囲むで」

  • 170了船長23/01/11(水) 01:24:02

    「つまり、安くて量はそこそこ、種類がたくさんあればいいんすよね」
    「まあ、そういうことやんな」
    「え~……おし、センパイ、業務スーパー行きますよ」
    「スーパー?」
    「とにかくとにかく。にんにくとか大丈夫っすよね」
    「平気やけど、まさか自分で作ろう言うんか」
    「いや、もちろん楽するに決まってるじゃないですか」
    「何買う予定なん?」
    「パスタの乾麺とパスタソース。ここらのスーパーのやつ、全種類買い占めましょ」
    「なんやと」
    「パスタも買いまくりましょ。全部茹でて、買ったパスタソース全部かけます」
    「うおー、盛大な計画やんけ」
    「種類も量もあって、手間も楽でウマくて、何よりそこそこに安い。どうっすか?」
    「賛成や。ええこと思いつくなあ」
    「イチもオグリも、クリークちゃんたちも呼べるし。どうせなら皆に祝ってもらお」
    「それがええ、それがええ。ほな、出かけよか」

  • 171二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 07:39:59

    投稿乙なんだ

  • 172二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 12:37:47

    かわいいなぁ

  • 173二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 19:49:56

    わちゃわちゃみんなで料理作るのは楽しそうなんだ
    ルパンのカリオストロの城に出てくるようなでっかいミートボール入りパスタとか作ってほしい

  • 174二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 22:18:04

    >>173

    あれのおかげでミートソーススパゲティにはミートボール不可避なんだ

  • 175二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 08:03:21

    書いてくれてありがとう

  • 176二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 17:44:21

    保守なんだ

  • 177二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 20:42:47

    お話に倣って今日はスパゲティにするんだ♪

  • 178二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 07:34:38

    皆さんおはようございますなんだ(保守

  • 179二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 12:44:55

    年始はみんな忙しいのか…?

  • 180二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 16:06:58

    >>179

    割とやる事あってビックリしたんだ

  • 181二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 21:12:36

    >>180

    お疲れ様なんだ!

  • 182二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 08:09:18

    保守なんだ

  • 183エスコンの人23/01/14(土) 17:41:34

    イチちゃんとモニーちゃんのウマ娘ストーリーが読んでみたい

    二人がどんなふうに新人トレーナーと契約するのかめっちゃ気になります

  • 184二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 20:49:24

    ウマ娘というアスリートらしい一面は見てみたいですね!
    前に読んだイチとモニーがレースで競り合うSSはよかったなあ

  • 185エスコンの人23/01/14(土) 22:33:08

    >>184

    懐かしいですね!


    普段飄々としてるモニちゃんが全身全霊で勝利をつかもうとしてるのが素晴らしかったんだ

  • 186エスコンの人23/01/15(日) 05:05:13

    とある寒い休日の朝。
    イチの実家から荷物が届く。
    中を開けてみると大量のふきのとうが入っていた。
    中に入っていた母からの手紙を読むにおすそ分けらしい。
    とはいえ、これだけ大量のふきのとう、どう処理したらいいか。悩んでいると、オグリが側から顔をのぞかせる。
    オグリがふきのとうを見て、お腹を鳴らすのを呆れながら見るも、仕方がないとばかりになにかリクエストはあるかと尋ねるイチ。
    少し考えるようにして顎に手を当て唸るオグリ。ふと閃いたように天ぷらがいいと言う。
    言葉に詰まるイチだが爛々と目を輝かせて楽しみにするオグリを前に喉元まで上がってきた言葉を飲み込む。
    大きくため息を吐くと、「作るけどちゃんと完食してよ」と念を押す。
    大きく頷きながら喜ぶオグリをよそに、道連れにタマモとモニー、イナリやクリークを巻き込もうと画策するイチであった、

  • 187二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 12:59:00

    うーむ、ほっこり

  • 188二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 15:38:52

    >>186

    オグリなら残す心配はないと断言できる

    ふきのとう美味しいよね、やはり王道の天ぷらがスキ

  • 189二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:05:41

    >>186

    美味しそうでよかったんだ!

  • 190エスコンの人23/01/15(日) 21:20:31

    >>188

    ふきのとうの天ぷら美味しいですよね!


    ただ、周りの葉っぱだけじゃなく蕾の方まで天ぷらにするとかなり苦いんですよね(一敗)


    オグリだったらふき味噌にしてあげたら喜びそう

  • 191二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:28:24

    夕飯はてんぷらにする!

  • 192二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:35:24

    お馬のオグリはニンニク味噌が好きだったし、きっとウマ娘のオグリはふきのとう味噌が好きなはず
    しそ南蛮味噌もぜひ食べさせてみたい

  • 193二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:38:08

    >>192

    名古屋と近いからだろうか

    味噌が好きなのもなんだか地方馬特有のエピソードに感じて好きなんだ

  • 194二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:44:58

    新スレ手伝おうとしたら鯖が不安定なせいか上手く投げられない…
    すまないんだ

  • 195二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:46:38
  • 196二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:47:32

    >>194

    スレ建ての援護感謝なんだ


    新スレ無事建てられたんだ

  • 197二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:50:00

    スレ立て乙です

    >>196

    では埋めましょうかね

    GIF(Animated) / 195KB / 650ms

  • 198二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:51:54

    ウメアンカーワン

    GIF(Animated) / 233KB / 780ms

  • 199二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:52:02

    >>197

    埋め


    なにこれめっちゃかわええ

  • 200二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:52:46

    >>199

    以前作られた可愛い岐阜なんだ

オススメ

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