【SS】登山家ライスとキャンプノブルボン、あとバクシンオーとか

[1 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:00:14]

ライス「この前お兄さまと物産展の福引をしたんだけど、その時にコテージ無料券が当たったんだ」

バクシンオー「コテージ！ということはキャンプですか！いいですねぇ！」

ブルボン「自然の中で過ごすことは感覚を鍛えることに有効であると判断します」

ライス「そ、それでね、そのチケット4人まで使えるから2人もどうかなって」

バクシンオー「おおお！それは是非とも参加させてもらいたいです！」

ブルボン「私も日程が合うならば参加することを希望します」

ライス「やったぁ！それじゃああと1人誰か誘えるけど･･･」

ブルボン「先日、同室であるフラワーさんがウマチューブのキャンプ動画を観ていました。もしかしたら興味があるのかもしれません」

バクシンオー「ライスさんは他に誘わなくてよろしいのですか？ウララさんとか、ロブロイさんとか」

ライス「ウララちゃんは夏にトレーナーさんと山修行していっぱい蚊に刺されたから今は山はこりごりって言ってて、ロブロイさんは次のレースに向けての調整期間だから遠慮するって」

ブルボン「それではフラワーさんを誘うということでよろしいでしょうか」

ライス「うん。フラワーさんが大丈夫そうならみんなで日程とか決めようね」

[2 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:00:49]

バクシンオー「と、いうわけで！第一回キャンプ会議をはじめましょう！」

フラワー「わー」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

ライス「場所はえっと、このキャンプ場だね」

ブルボン「マスターから資料をもらってきました。食料品店などが近くにあるそうです」

フラワー「コテージですしそんなに準備はいらなさそうですね」

バクシンオー「キャンプに行くのでしたら、私ぜひともバーベキューをやりたいのですが、できそうですか？」

ブルボン「はい。キャンプ場内にバーベキュー場があります」

ライス「お米とかはあらかじめ小分けしたのを持って行った方が楽かな。普通に買うと使いきれなくて困っちゃうかもだし」

フラワー「コテージに冷蔵庫もあるみたいですし、食べ物は本当に最低限で良さそうですね」

バクシンオー「はっ！そうです！おやつの値段を決めておきませんと！」

ブルボン「マスターより、おやつは1人税抜き500円までと言われました」

バクシンオー「では500円ですね！」

フラワー「3泊4日だから十分だと思います」

ライス「あとはトランプとかそういうのもいろいろ──」

[3 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:01:48]

─キャンプ当日─

バクシンオー「点呼をとります！ライスさん！ブルボンさん！フラワーさん！」

ライス「はい！」

ブルボン「はい」

フラワー「はい！」

バクシンオー「そして私、サクラバクシンオー！今日は快晴、いいキャンプ日和です！」

マルゼン「あら、おっきい荷物持って･･････みんなでキャンプなの？」

ライス「マルゼンさん。うん、みんなでコテージに行くんだ」

マルゼン「いいわね〜、青春ね〜。場所は？」

ブルボン「長野です」

マルゼン「長野と言ったらあれね！信濃そば！」

フラワー「お土産に買ってきましょうか？」

マルゼン「うんうん！ぜひお願い！あ、そうだ。それじゃあこれはお土産代ってことで。余ったら好きに使ってね」

バクシンオー「いいのですか？」

マルゼン「もちのろんよ！みんながチョベリグなキャンプをできるように祈ってるわ」

[4 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:02:13]

バクシンオー「では早速出発しましょう！」

ライス「おーっ！」

マルゼン「って、ちょっと待って。そっちに新幹線はないわよ？空港も」

バクシンオー「走って向かうつもりでしたが？」

マルゼン「･･････え？」

ブルボン「ウマ娘の足ならばチェックイン時間に間に合うと判断しました」

ライス「みんなで走れば道中も楽しいかなって」

フラワー「新幹線まで使うとお小遣いがほとんどなくなっちゃいますしね」

マルゼン「･･････5分、いや10分ここで待ってて！いい、絶対待っててね！」

バクシンオー「え？え、ええ」

[5 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:02:45]

やよい「たづなー、お茶ー」

たづな「理事長、私はお茶じゃありませんよ」

やよい「おちゃいれてー」

マルゼン「たづなちゃん！パソコンとプリンター貸して！」

たづな「え？ええ、まあいいですけど、どうしました？」

マルゼン「長野まで走ってキャンプに行こうとしてる娘たちがいたから急いで新幹線のチケットを取るの！もう、言ってくれたらチケット代くらいあげるのに！」

たづな「また無茶なことを･･････」

マルゼン「もー！私もタッちゃんの車検がなかったらついていってたのにー！」

やよい「心配！念のためトレーナーたちに連絡をしておこう！」

[6 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:03:14]

マルゼン「ってことでこれがチケットね。えっと･･････フラワーちゃんに任せるわ！」

フラワー「え？あの、ほかの皆さん高等部ですしライスさんとかに」

マルゼン「いいから。ね？」

フラワー「は、はぁ」

マルゼン「それじゃあ、ちゃんと新幹線に乗るのよ！わかったわね！」

ライス「は、はい！」

バクシンオー「うーん、キャンプ場までバクシンしたかったのですが･･･まあ駅弁も楽しみですしいいでしょう！」

ブルボン「新幹線内でルートを再構築します。地図の準備は万全です」

マルゼン(フラワーちゃん、頑張ってこの3人の手綱をにぎるのよ！)

[7 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:03:40]

バクシンオー「さて、無事コテージに着きましたし！チェックインもしました！何から始めましょうか！」

ライス「ライスはフラワーさんと夕飯の準備をしておくから、ブルボンさんとバクシンオーさんは荷解きしててほしいな」

フラワー(お米小分けって言ってたのに、ライスさん10キロの袋で3つ持ってきてます･･･)

ブルボン「オーダー荷解きを受理しました。スムーズに食事を行えるよう食器類を優先して出します」

バクシンオー「では私はそれ以外のものを使いやすいように出しておきましょう！バクシーン！」

ライス「それじゃあ準備しよっか」

フラワー「はい！」

[8 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:04:06]

そのころ

タンホイザ「あの〜、フクちゃん先輩、本当にお遍路でいいことあるんですか？」

フク「はい！シラオキ様からのお告げです！」

スズカ「宿の予約とかは？」

フク「それが〜･･･、どうやらお遍路のお客さんはたどり着けないことも多いから予約はできないと言われまして･･････」

スズカ「嘘でしょ･･････」

フク「まあウマ娘の足ならその気になれば一日で全部回れるでしょう！」

タンホイザ「ひーん！フクちゃん先輩、無茶だよーっ！」

[9 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:04:35]

バクシンオー「トランプです！キャンプで寝る前と言ったらこれでしょう！」

ブルボン「ババ抜きを希望します」

ライス「それじゃあ配るね」

フラワー「はいっ、よろしくお願いします！」

ライス「あっ」ﾊﾞｻｯ

ライス「あうう、落としちゃった･･･ごめんなさい･･･」

バクシンオー「いえいえ！夜は長いのです！焦らずとも問題ありません！」

ブルボン「落ちた分は私が四等分します。ライスさんは残りを」

ライス「う、うん！ありがとう、みんな」

[10 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:05:47]

バクシンオー「さて、ババ抜きですから捨てられるカードはまず捨てる、でしたね」

ライス「あっ！いっぱい捨てれる！いつもだったら全然なのに！」

ブルボン「ライスさんのカードの減少率、50%を突破しました」

フラワー「はわわわわ、きょ、強敵です！」

ライス「よし、これで最後っ！」

バクシンオー「な、なんと！最初から全て揃っていたとは！」

ライス「こんなの初めてだよ！」

フラワー「私も初めて見ました！」

バクシンオー「こんなー、カードーはー、はーじめてー♪」

ブルボン「3、2、1、Fight」

[11 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:06:10]

ブルボン「ではフラワーさんから時計回りで引いていきましょう」

フラワー「はいっ！･･･あっ、ジョーカーです･･･」

バクシンオー「次は私ですね！バクシーン！」

ブルボン「･･･揃いました。捨てます」

フラワー「よーし、今度こそ揃いますように！」

ライス「･･･あれ？」

ライス(ライス参加できてない！？)

[12 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:06:47]

─2日目─

バクシンオー「うーむ、雨ですか･･･これでは外にはいけませんね」

ライス「ら、ライスのせいだ･･･ライスがいるから･･･」

フラワー「天気予報では降水確率10%でしたし、仕方ないですよ」

ブルボン「オペレーション変更、アウトドアからインドアへ移行します」

バクシンオー「ではコテージ内でかくれんぼでもいたしましょうか！」

フラワー「あっ、楽しそうです！」

ブルボン「室内で遊べる遊びに適していると判断します」

ライス「う、うん！ライスもやるよ！」

バクシンオー「ではこの委員長がまずは鬼を務めましょう！30数えますからね！いーち！にーぃ！」

フラワー「さ、30秒で隠れるところを探さないと！」

ブルボン「室内で隠れるのに最適な場所を検査します」

ライス「はわわわ、え、えーっと」

[13 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:07:16]

その頃

フク「ふんにゃか〜はんにゃか〜道をしめしたまえ〜とおっ！」

スズカ「･･･これで本当にあってるの？」

フク「スマホも圏外で地図も持ってきてないとなるともうこの方法しかありません！」

タンホイザ「でもさすがに木の棒を放り投げて道を探すのは･･･」

フク「まあそのうち民家が見えるでしょう！そうなれば道を教えて貰えばいいだけです！」

スズカ「嘘でしょ･･････行き当たりばったり･･･」

[14 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:07:39]

バクシンオー「ちょわーっ！？お肉が焦げてます！お肉に火がついてますっ！」

ライス「わっ！ひ、火が強いよっ！」

バクシンオー「風で消火です！」

ブルボン「いけません！空気を送ると」

バクシンオー「ああーっ！火が大きくなりましたーっ！？」

ライス「み、水！お水！」

フラワー「あわわわ！」

ブルボン「お茶ならあります！」

フラワー「せっかくのホルモンが･･･」

ライス「あうう、焦げ焦げ･･･」

[15 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:08:04]

─3日目─

バクシンオー「バクシーン！」

ライス「ば、バクシンオーさん待ってー！」

フラワー「アスレチックでもバクシンしてます･･･すごいなぁ」

ブルボン「ロープが戻ってきました。行きましょう」

フラワー「は、はい！」

バクシンオー「フラワーさーん！そのロープ滑りやすいので注意してくださーい！」

フラワー「はーい！」

ライス「ブルボンさん、顔色ひとつ変えてない･･･すごいなぁ」

[16 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:08:27]

その頃

タンホイザ「ここどこーっ！？」

フク「おかしいですね、占いだとこの方向に進めば･･･」

スズカ「嘘でしょ･･･スマホの充電ももうすぐ切れそう･･･」

タンホイザ「うん？･･････くんくん。あっ！潮の香りがする！」

フク「おお！ということは！山から出られるのですね！」

スズカ「沿岸沿いに走れば民家もあるはず･･････！」

タンホイザ「抜けたぁー･･･あれ？」

フク「が、崖･･･」

スズカ「う、嘘でしょ･･････嘘でしょーーーー！！！！」

フク「スズカさーん！気を確かにー！」

タンホイザ「えい、えい、むん！」

フク「流石に冬の海に飛び込むのは無茶ですよー！」

[17 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:08:51]

ライス「今日はお鍋だよっ！」

バクシンオー「おお！外で動いて冷えた体に染み渡りそうです！」

フラワー「バクシンオーさん、おじさんみたいです」

バクシンオー「なんですって！？」

ブルボン「豚肉を投下します」

ライス「昨日のバーベキューで余ったお野菜もいれちゃうね」

フラワー「お鍋にピーマンとかとうもろこしとか･･･物は試しですね！ばくしーん！」

バクシンオー「いい声です！さあ、バクシーン！」

[18 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:09:11]

─4日目─

マルゼン「･･･あっ」

ルドルフ「どうしたんだ？」

マルゼン「帰りのチケット･･････忘れてた」

ルドルフ「帰省でもするのか？」

マルゼン「違うの！チョベリバなんてはなしじゃないわ！あの娘たち帰れないじゃないの！」

ルドルフ「?」

[19 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:09:34]

ライス「よし、チェックアウト完了だね」

フラワー「お土産も買いましたしね」

ブルボン「信濃そばの購入完了。帰還後マルゼンさんに渡しに行きます」

バクシンオー「では新幹線の駅まで走りましょう！」

フラワー「･･･帰りのチケットもありましたっけ？」

ブルボン「私は受け取ってないです」

ライス「フラワーさんがもらってたのは？」

フラワー「あれは行きの分だけですね」

ブルボン「全員の所持金を合わせても新幹線代は払えないことを確認済みです」

バクシンオー「む？むむ？つまり我々は？」

ライス「は、走って帰るしかないのかな？」

[20 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:10:05]

お兄さま「その必要はないよ」

ライス「あっ、お兄さま！あれ？なんでここに？」

お兄さま「ちょっと野暮用で近くを通ったから迎えにきたんだ」

ライス「野暮用？」

フク「ああっ！ライスさん！ブルボンさん！バクシンオーさん！フラワーさん！」

タンホイザ「あれ？みんなでキャンプ？」

スズカ「ライスさんのトレーナーさん、寄り道ってこのことだったんですか？」

お兄さま「うん。たづなさんから帰りの新幹線の予約ができてないから迎えに行ってあげてほしいって言われてね」

フラワー「あの、みなさん、なんだか疲れてませんか？」

スズカ「フクキタルのせいよ」

タンホイザ「フクちゃん先輩に聞いて」

フク「み、道を確認しそびれたのは謝りますからぁ！」

スズカ「こっちの方が近道ですなんて言ってね、本当に」

お兄さま「まあまあ、その話は後にしよう。とりあえず帰りまで送って行くよ」

ライス「う、うん！ありがとうお兄さま！」

[21 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:10:52]

ライス「───ってことで、フクキタルさんがお遍路で近道しようとして迷っちゃったところを迎えに行ってたんだって」

ウララ「へー。みんなたいへんだったんだねー」

ロブロイ「どうしてライスさんのトレーナーさんが迎えに行ったんですか？」

ライス「お兄さまはドライブでいろいろ廻ってたんだけど、たまたま近くに寄ったんだって」

ロブロイ「それにしても四国から長野を通ってトレセン学園まで･･････すごいガッツですね」

ライス「ライスもたまにドライブに連れてってもらうけど運転してる時のお兄さまかっこいいんだよ」

ウララ「トレーナーは運転できるのかな？見たことないなぁ〜」

ロブロイ「私のトレーナーさんはフリーマーケットに行くときにレンタカーを借りて運転してくれましたね」

ウララ「聞いてるとわたしもキャンプしたくなってきちゃった！今度はいっしょに行こうね！」

ロブロイ「次は私も行きたいですね」

ライス「うん！一緒に行こうね！」

「登山家」のヒントLvが4上がった

[22 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:12:25]

ライスと同世代たちをキャンプに行かせたいと思ったらマチタンがフクに拉致られてた。
悪いねマチタン、このチケットは4人用なんだ。
ロブロイの山登りしたい。

[23 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:12:50]

過去作↓

悪い子ライスとアクノロブロイ｜あにまん掲示板

駄目じゃないライスとゼンアクノロブロイ、あとハルウララとか｜あにまん掲示板

幸せの青い薔薇ライスとチチメガネホンノロブロイ、それとサクウララとか｜あにまん掲示板

【SS】大盛りライスとワルウララ、あとアクノロブロイとか｜あにまん掲示板

年上ライスとボスノロブロイ、あとハルウララとか｜あにまん掲示板

【SS】マシマシライスとレースノロブロイ、あとモツウララとか｜あにまん掲示板

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[24 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:24:48]

ほのぼのSSすき

[25 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 20:42:00]

やっぱほのぼのはいいですわ～心の栄養なんですわ～

[26 二次元好きの匿名さん 22/01/16(日) 23:03:42]

RRIFすき