ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……！Part25

[1 エスコンの人 23/04/02(日) 00:29:24]

オグリキャップと＞＞1ちゃん、さらには＞＞1ちゃんの周りのあれやこれやを妄想して楽しむスレです。

次スレはの＞＞190の人がお願いします。

[2 エスコンの人 23/04/02(日) 00:29:54]

過去スレ一覧

ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......！｜あにまん掲示板

ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……！Part2｜あにまん掲示板

ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……！Part3｜あにまん掲示板

ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……！Part4｜あにまん掲示板

ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……！Part5｜あにまん掲示板

ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……！Part6｜あにまん掲示板

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ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……！Part23｜あにまん掲示板

ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……！Part24｜あにまん掲示板

[3 エスコンの人 23/04/02(日) 00:32:00]

紹介スレ（裏スレ）なんだ

こっちでは創作の質を高めたり関係あることを雑談したりする場所だったんだ

初めての人は暇なときにでも見て欲しいんだ

あれは「ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......！」スレと言って｜あにまん掲示板

あれは「ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......！」スレと言って Part2｜あにまん掲示板

あれは「ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......！」スレと言って　2.5｜あにまん掲示板

あれは「ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......！」スレと言って　３｜あにまん掲示板

あれは「ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って...そうだ......！」スレと言って　４｜あにまん掲示板

[4 エスコンの人 23/04/02(日) 00:33:15]

番外編

元スレ主の初出力品なんだ

お母さんの味だった｜あにまん掲示板

？？？？？

ムカつく...！ポット出の癖に...！｜あにまん掲示板

[6 エスコンの人 23/04/02(日) 00:33:55]

１ちゃんの概要
名前：レスアンカーワン（仮）
愛称：イチちゃん
親友：オグリキャップ（本人は否定）
後はふんわり

[7 エスコンの人 23/04/02(日) 00:35:11]

姿かたちもふんわり

[8 エスコンの人 23/04/02(日) 00:36:01]

110ちゃんの設定
名前：エイジセレモニー（仮）　アダルトデイズ（仮）
愛称：モニー　または　セレちゃん
ルームメイト：レスアンカーワン
あとはふんわり

[9 エスコンの人 23/04/02(日) 00:36:17]

イチちゃんのお母さん
あとはふんわり

[10 エスコンの人 23/04/02(日) 00:36:48]

wikiが開設されたんだ

過去スレを辿って過去絵等を見るのが面倒な時はここを使うと良いんだ。

編集のお手伝いをしてくれる方を常に募集しているんだ。特にSS系

resanchorone @ ウィキ【7/18更新】

[11 エスコンの人 23/04/02(日) 00:37:04]

◇ルールのようなもの◇


前述した通りここはオグリキャップとちゃん、さらにはちゃん周りのあれやこれやを妄想して楽しむスレなんだ

あくまで楽しむ場なのであまりに直接的なセクシー表現・演出は自分の中だけに取っておいて欲しいんだ

かといってあまりガチガチに縛ると表現が限られてしまうので、そこはあくまでも自由にというスタンスなんだ

地産地消なら問題ないんだ

紳士ルールというやつなんだ

設定とかもふんわりなので、ちゃんの名前はもちろん、関係性やレース成績なども貴方の思うがままなんだ

そうしてあなたが生み出した概念や物語は何もにも代えがたい素晴らしいものなんだ

他の人にも受け入れられるように配慮しつつ、そのうえで自分が楽しめるようにしていく、という流れなんだ

Take it easyなんだ


よろしくお願いするんだ


◇疑問・提案・尊さへの叫びはいつでも大歓迎なんだ！

[12 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 08:10:01]

立て乙なんだ！

[13 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 11:51:53]

立て乙なのだ！
新規イラストを早速紹介に載せるとはニクイんだ

[14 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 18:18:05]

前スレ埋まっちゃってて感想書けませんでしたが、船長さんのSSは相変わらずよかったなあ
イチちゃんがオグリのために真心こめてご飯を作ってる光景、ほんとステキ

[15 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 18:19:27]

イチちゃんがオグリにデレデレなの好きなんだ

[16 了船長 23/04/02(日) 18:49:36]

>>1

エスコンの人、何から何までありがとうございました🙏🙇‍♂

巻き込みつらいっす。それ以前に計画的に書けと言われたらそれまでなんですけども……

大変助かりました〜〜〜

>>14

ありがとうございます😭

自分は調理しているイチちゃんが本当に好きで！　キッチンに立つ人はほんとうに美しい

前スレギリギリだったのに読んでくださってありがとうございました

[17 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 21:14:00]

立て乙！

[18 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 22:09:04]

>>16

いえいえ～。

無事に投稿できてよかったです！

困ったときは助け合いですし。

こちらこそSSありがとうございます。

船長にしか出せない味があって楽しませていただきました！

[19 エスコンの人 23/04/02(日) 22:09:45]

>>18

名前入れ忘れた……。

[20 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 23:46:49]

【pm 6:30 ベリコースとグリサリアの部屋】
「ふぅ、今日のトレーニングはけっこうハードだったなぁ。ん、ベリちゃんの机の下になんか落ちてる。何だろう、この薄い本。拾うついでにちょっとだけ見ちゃってもいいよね」
ドゥアスグリアサリアはついその薄い本のページをめくってしまった。罪悪感よりも好奇心の方が勝ってしまったから。好奇心は猫をも絶命させる——なんて言葉、すっかり忘れていた。
「うわぁ、これウマ娘どうしが物凄く仲良くしちゃってる内容のマンガだっ。一部で流行ってるとは聞いたことあるけど」
マンガの主人公は、面倒見がよくて料理上手な先輩ウマ娘。そしてもうひとり——不器用な優等生タイプの後輩ウマ娘だ。そんなふたりがなんやかんやあって、キズナを深めていくお話だった。
「え、これってもしかして・・・」
登場人物のモデルはレスアンカーワン先輩とベリちゃんなんじゃないか、と思ったその瞬間——。

「・・・見たわね」
　いつの間に帰ってきたのだろうか。まるで幽霊みたいに、音もなく。グレイベリコースがすうっと開いたドアから部屋の中に入ってくる。
「あっいやっ、違うんだってば！　これはベリちゃんの机の下に落ちてて、たまたま拾っただけで」
「・・・それで、見たんでしょう。その本の中を」
「み、みてないっってば。それにアタシはウマ娘同士の恋愛マンガにも理解はある方だから——」
「やっぱり見たんじゃないの！」
　すごい剣幕に思わずアタシは後ずさる。とはいえ、さほど広くはない寮のふたり部屋。すぐにベッド際まで来てしまった。
「見られた・・・見られた・・・」
　ぶつぶつとつぶやくベリちゃんは正直怖い。けれども、その後に彼女が発した言葉はもっと怖かった。
「そうね、見られたなら——口封じしないと」

[21 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 23:47:27]

へなへなとアタシはそのままベッドに力なく座り込んだ。いま口封じ、って言ったよね？　照明を背にして逆光になっているせいか、ベリちゃんの顔が暗く見えるのがよけい恐ろしい。
「誰にも言わないってば、約束するから！」
「口約束だけじゃ安心できないもの。やっぱり、しっかりと処理しないといけないわ」
　グリちゃんは左手でアタシの肩を押さえつける。たぶん抵抗しようと思えばできたかもしれないけれど、今はベリちゃんの迫力のせいで動けずにいた。
　そうしてグリちゃんは何かを取り出して、アタシに突き付けた。恐怖に思わずに目をつぶってしまう。
　ここでアタシの命運もつきたかな、なんて思ったけれど——特に痛みも衝撃もなかった。ただ、ベリちゃんの息づかいが聞こえるだけ。おそるおそる目を開けてみる。

「……書いて！　誓約書！秘密は絶対に守るって。じゃないと安心できないもん！」
　目の前にあったのは一枚のぺらぺらした紙一枚だった。
「よかった……アタシ、てっきり何か物騒な目にあうんじゃないかと……」
　へなへなと力が抜ける。突き付けられたのが刃物とかじゃなくてよかった。ああ、そうだ。いま目の前で顔を真っ赤にしているこのグレイベリコースというウマ娘は、バカがつくほど真面目だったんだ。
　まあとりあえず誓約書くらいですむなら、かすり傷といってもいいだろう。それに誓約書なんてなくたって、絶対にヒミツを漏らしたりはしない。

だってベリちゃんはアタシのルームメイトで、親友なんだから。誓約書にヘタクソなサインをしながら、アタシはそう誓った。

[22 二次元好きの匿名さん 23/04/02(日) 23:48:36]

今回は２レスで終わりなんだ

あくまでふんわりイメージですが、ドゥアスグリサリアは初等部からグレイベリコースと仲が良かった。仲良くなったきっかけは『オグリキャップが好きだから』
優等生タイプのグリコースと、快活ハツラツタイプのグリサリアは時にお互い助け合い、足りない部分を補い合っているんじゃないかなあ・・・なんて妄想をしたりしました。

[23 エスコンの人 23/04/03(月) 00:12:20]

『天衣無縫とハーモニカ』

「ふう……」
　吹き抜ける風が頬を撫で髪をなびかせる。
　屋上から見える景色はそう変わらない。
　青々と生い茂る街路樹。どこか遊びに出かける話でもしてるのだろうか甲高い声で笑いながら寮へと向かう生徒。ジャージに着替えトレーニング場へと駆けていく生徒。
　見慣れた光景。
　しばらくその光景を眺めながら深く息を吐く。
　自分の中に溜まった淀んだ何かを吐き出すように。
　そして、吐いた息と同じくらいの量の空気を吸い込む。
　自身の内側を洗い流すように。
　それを何度か繰り返してようやく落ち着く。
　まっさらな自分になったような気持ちだ。
　空っぽになった。
　そして、右手に握るそれを口元へ持ち上げる。
　祖母からもらったハーモニカ。
　流石にいくらか小さなサビは目立つがそれでも大事にしてきた宝物。
　吹き口に口をつけ、目を閉じて息を吹き込む。
　祖母との思い出の曲。

[24 エスコンの人 23/04/03(月) 00:13:15]

『故郷』
　
　遠い故郷を思い出すこの曲を。
　別に兎を追ったことも小鮒を釣ったこともない私だが、不思議とこの曲を吹けばそんな情景が浮かんでくる。
　祖母や両親の手伝いをした畑仕事。
　夢中で駆けた原っぱ。
　走ればどこまでも行けるように感じた道。
　距離にしてみれば数時間も掛からない場所のはずなのに、どうしてこうも遠くかけ離れたものに感じるのだろうか。
　妙な郷愁に後ろ髪を引かれながらもその曲を拭き終える。
　再び風が屋上を吹き抜けていく。
　吹く前の捺さくれだった気持ちがすっかり落ち着き、爽やかな心地よさに包まれる。
　――よし、大丈夫だ自分はまだやれる。
　余韻に浸りつつ、そろそろ戻ろうかとハーモニカを仕舞おうとした時だった。
　私の背後から、ぱち、ぱち、ぱち、と乾いた打音が連なって聞こえてきた。
　驚いて音の方へと振り返ってみるが扉は閉じたまま、誰もいない。
　――いや違う。上だ。
　さらに視線をあげるとペントハウスの屋根の縁に腰を駆けて拍手をしているウマ娘が一人。
　「Bravo！　いい演奏だったよ」
　逆光で姿は確認し辛かったが、頭に乗ったその特徴的な帽子で誰だかすぐにわかった。
　白地のシルクハットに緑のリボン。そしてハットにつけられた“CB”のアクセサリー。
　ウマ娘なら――それもトゥインクルレースを走る者ならその名を知らないはずがない。
　驚きに身を固めさせたまま私の口からその名がこぼれた。
「ミスターシービー先輩」
「やっほー」
　――“史上三人目の三冠馬”、その人だ。

[25 エスコンの人 23/04/03(月) 00:15:04]

「いや～、せっかく天気もいいから昼寝でもしようかなって思ってたら、あまりにいい音がなってたからつい聞き入っちゃったよ」
　そう言うや否や、先輩は身を乗り出す。
「よっ――」
　そしてそのままペントハウスの屋根から飛び降り――。
「――っと」
　――きれいに地面に着地してみせた。
「す、すいません……。お邪魔してしまったんじゃ……」
「ん？　ううん、いいよ別に。お昼寝はまた今度にするよ」
　そう言いながら目の前の先輩は軽く伸びをすると何かに気がついたように繁々とこちらを見つめてきた。
「ん～？」
「あ、あの……、何か？」
　そう聞いてみるものの先輩は依然として唸りながら私を見つめるのをやめない。なんとも居心地の悪い時間が続く。
　やがて、ぽんっ、と先輩は何かを思い出したように手を打つ。
「やっぱりそうだ！　君、たしか――」
　そのまま人差し指を私の顔へと向けて言う。
「オグリギャルちゃんだ！」
　瞬間、私の口の中が苦々しさでいっぱいになる。
　こんなところまで広まっていたか……。
　思わず目眩を覚え頭に手を当てる私。
　そんな姿を見たせいか、先輩は「あれ？」っと素っ頓狂な声を上げていた。
「……もしかして違ってた？」
「いえ、ある意味ではあってますけど……」
　別に私はその呼び方を許容したわけじゃないのにどうしてこうも広まってしまったんだ。たしかにオグリに対して並々ならない思いを抱いているのは事実なんだけどさあ。だからって、オグリギャルはないでしょオグリギャルは。
　誰が呼んだか知らないが、そんな不名誉なあだ名をつけられていい加減辟易している私をよそに、先輩は「なんだ、当たっててよかった」などと胸を撫で下ろしていた。
「君のことは一応知ってるんだよね。今話題のオグリキャップとよく一緒にいるからさ。ルドルフやマルゼンとの会話の中にもよく出てくるし」
「そ、そうですか……」
　――ん？　今、とんでもないこと言わなかったか、この人？　会長とマルゼンスキー先輩が話してた？　私のことを？
　時間差でじわじわと焦燥感が湧き上がってきて思わず聞き返そうとして私が顔を上げれば――。
「あの！　それってどういう――」
「まっ、そんな話はいいや。それよりもさ！」

[26 エスコンの人 23/04/03(月) 00:15:27]

　身を乗り出した先輩の顔が目の前、それも超至近距離。
「うひゃあっ！？」
　驚きのあまり身体をのけぞらせて倒れ込みそうになる。
「おっと！」
　だが、既の所で先輩が私の腕を掴んで引っ張ってくれたお蔭で尻餅を免れた。
「ごめんごめん。驚かせちゃったかな」
　そう謝りながら先輩は私の体を起こしてくれる。
「あ、ありがとうございます」
　慌てて着崩れを直しながら、今さっきの光景を思い出す。
　整った顔立ち、長い睫毛、澄み切った海を思わせるエメラルドグリーンの瞳。どこを取っても一流の美貌とはこういうものなのかと思わず感心してしまう。
　実力のみならず見てくれも十二分に与えられている先輩を眺めながらようやく落ち着いた心がまたさざめき始める。
　何が天は二物を与えずだ。二物どころか3つも4つも与えているじゃないか。こっちは何を取っても満足に得られていないのに。
　そんな重く粘ついたコールタールのような嫉妬の感情を無理くり押さえつけている私にキラキラと眩いほど目を期待に輝かせながら先輩は言った。
「ねえ、他にはないの？」
「は？」
「だから他に引ける曲はないの？」
「いや、あの……。あるにはありますけど……」
「いいね！　聞かせてよ！」
　そう言うや先輩は屋上の縁に腰をおろして目を閉じ、すっかり静聴の姿勢を取っていた。
　気づかれないようにため息を小さく吐く。噂には聞いてたけど本当に自由人だなこの人。
　――いや、自由を通り越して無法で無茶苦茶だ。仮にも初対面の相手なのに。
　でも、すっかり聴く姿勢に入ってる以上、満足してもらわないと開放して貰えそうにない。私はもう一度気づかれないように今度は大きくため息を吐くと、半ばやけくそ気味にハーモニカを口に当てた。

[27 エスコンの人 23/04/03(月) 00:16:16]

『主よ人の望みよ喜びよ』
　
　幼い頃、地元のクリスマス会で披露するために祖母と練習していた曲だ。
　まるで、腕をゆっくりとそれも大きく振り回しているかのような。もしくは、振り子が大きく右に左に揺れているかのようなメロディーがとても気に入っていた。
　両親や祖母にかっこいいところ見せたい一心で夢中になって練習していたあの頃を思い出す。
　思い出してみれば、何かやりたいことがあったら無我夢中になってそれに向かっていくようなそんな子供だったなと妙な気恥ずかしさも込み上げてくるがそれ以上に胸が暖かくなるのを感じていた。
　一通り拭き終えると再び先輩から「お〜！」という歓声と拍手が送られた。
　――少し興が乗ってきた。
　すっかり調子に乗せられた私はすかさず次の曲を吹き始めた。
　
『Moanin‘』
　
　ジャズではすっかりお馴染みの曲。
　小学生の頃、ハーモニカが得意だと知った音楽科の先生が教えてくれた曲だ。
　本来なら先生のピアノの伴奏ありきの曲だからハーモニカだけではちょっと物足りなくなるけど、この曲を吹いている間だけは昔父と見た映画に登場したジャズ演奏者の気分になれる。
　落ち着いた雰囲気のジャズバー。すっかり大人な空気のその場でステージに立ち、自由気ままにサックスを吹き鳴らす主人公。
　ハーモニカでは少し烏滸がましいかなとも思うけど、でもこの曲を吹いている間はあの主人公になった気がして楽しくなる。
　多少熱が入った演奏を終え、一人余韻に浸っているとまたまた先輩から「Blavo！」という歓声とスタンディングオベーションが惜しみなく送られた。
「いやー、すごいね君！　何でも吹けるじゃん！」
「何でもな無理ですよ。ただ、自分の練習した曲が吹けてるだけです」
　そう謙遜してみせるが実際のところは満更でもなかった。
　久しぶりに自分のことを誰かに認めてもらえて嬉しかったから。
　自分の得意なことで誰かに強く注目を受けるのってこんなに満たされるものだったんだ。
　すっかり落ち着いたと思っていた胸の内では、今度は昂揚感に似た別の何かで沸きだっていた。
　あの三冠ウマ娘を感動させることができたんだ。
　そんな事実にすっかり舞い上がっている私に先輩が言う。
「ねね、私にも吹かせてよ」
「えっ？」
「演奏してくれたお礼に私からも一曲聴かせたいんだ。ね、いいでしょ？」

[28 エスコンの人 23/04/03(月) 00:16:36]

「いやでも……」
　そうたじろぐものの先輩は尚も「お願い」と手のひらを合わせてくる。
　低く唸り声を上げながらいくらかの躊躇逡巡。
　そして、とうとう根負けしてしまう私。「わかりました」とスカートのポケットからハンカチを取り出して手に持ったハーモニカの吹き口を軽く拭って先輩へと渡す。
「やった！」
　そう歓喜の声を上げて素早く、しかし両手で丁寧にハーモニカを受け取り小躍りでもしそうな調子で喜ぶ先輩。
　――ほんと、自由な先輩だな。
　まるで『ウキウキ』というオノマトペが目に見えるようだ。張り切る先輩を見てそんな感想を持ってしまう。ハーモニカ1つでそこまで喜ばれるとなんだか面映ゆい。
　思わず頬を掻いて誤魔化していると、ふとあることが思い浮かんだ。あれ、これっていわゆる――間接キスになるのでは。
　そこまで思考がたどり着いた瞬間、ボッとコンロに火が点くような錯覚とともに顔が熱くなった。
「ちょ、ちょっとま――」
　慌てて静止しようと思ったがもう遅い。先輩はハーモニカに口をつけると息を吹き込んだ。
　――どこか牧歌的な曲調。それでいてどこか郷愁を感じさせる。
　屋上にいるはずなのにどこかのどかな田舎の風景を幻視してしまう。
　どこまでも続くあぜ道。その脇には広く耕された畑。一面に緑の絨毯。青々とした空にポッカリと浮かぶいくつもの白い雲。
　頬や髪をやさしく撫でる風がどこか遠くの土地の香りを連れてきてくれる。
　そんな開放的な風景の中で悠々と己の好きなままに吹き鳴らす先輩が眩しくて。
　すごい。まるで一枚の名画だ。
　どこまでも自由。何者にも縛られない。
　そんなありのままの自分を表現しているような。
　そんな気がした。

[29 エスコンの人 23/04/03(月) 00:18:36]

『カントリーロード』
　
　有名アニメ制作スタジオで作られたアニメ映画の主題歌だ。
　歌のテーマは郷愁と決別。
　とある田舎道を見て故郷につながっている気がするという歌詞から始まって、郷愁に駆られ帰りたいと一度は思うが最後には帰れないと背を向けて故郷に分かれを告げる。
　そんな歌だった気がする。
　楽しげに吹き鳴らす先輩。それとは裏腹に私の心は再び薄暗く雲がかかっていく。
　歌に言われている気がした。
　――お前はまだ逃げ帰る時じゃないだろう。
　そんな風に。
　やがて、先輩は演奏を終えた。
　私は拍手を持ってそれを称える。
　二人が余韻に浸る中、また風が吹き木々の葉をこする音だけが聞こえる。
「この曲ってさ」
　不意に先輩が口を開いた。
「故郷に別れを告げて、前に進む曲なの知ってる？」
「はい、知ってます」
「そっか。まっ、そりゃそうか。有名だもんね」
　ケラケラと笑う先輩。
「でもさ――」
　そう言って私の顔を覗き込む先輩。
「それって、この国だけの歌詞なんだよね」
「えっ？」
「本来の歌詞は遠く離れた故郷を懐かしむ曲――故郷に帰りたいという強い気持ちを感じさせる曲、なんだってさ」
　先輩はハーモニカをくるくると小さく回して弄ぶ。その姿はまるでステージの上でタクトを振るう指揮者のようだった。

[30 エスコンの人 23/04/03(月) 00:19:03]

「思えばずいぶん遠くまで来たもんだ。思い出すのはまるで描かれたみたいに空に薄黒くくすんだ山々、炭坑の街並み、淡いウイスキーの味わい。カーラジオを聴いて、そんな思い出の景色に思いを馳せれば目に涙を浮かべてしまう。そして、彼は車を走らせながら思う。昨日にでも故郷に帰るべきだったんだ――そんな感じの歌詞なんだって」
　まるで舞台役者のように歌詞を朗々と歌う先輩。その姿は本当に楽しげで、いっそ清々しいほどの自由を感じた。
　――今の私とはまるで正反対に。
「私はこっちの歌詞のほうが好きなんだ。いいじゃない、無理に訣別なんかしなくてもさ。だってそうでしょ？　帰りたいって思ったんだったら帰ればいいんだよ。だって、そっちのほうが――」
　くるりくるりと回されていたハーモニカが私へと突き出される。
「自分が何を大切にしてたのか思い出せるから」
　先輩のその一言を聞いて私は動くことが出来なかった。
　何故かはわからないけど、まるで心のうちを覗かれてるような気がしてならなかった。
　そして、先輩はなんの脈絡もなく言った。
「結果、あまり良くないんでしょ」
「……はい」
　思わず私の視線が足元へと向かう。
　図星だった。正直のところ、ここ最近の私の成績はあまり芳しくない。
　トレーナーがつき、デビュー戦で負けこそしたものの未勝利戦で勝ち上がることができたし、そのままトントン拍子で2勝クラスには上がることができた。
　しかし、それだけだ。
　その後はレースの良し悪しに限らず負け続き。やっと追いつくことが出来たモニーはさらに勝ち上がって再び差をつけられてしまった。
　そして、言うまでもないがいつも一緒にいるオグリは重賞レースで結果を残し続けている。
　それ以外の人たちもまた右に同じだ。
　まるで、私だけが置いてけぼりをくらったように思えてならなかった。
　みんなに追いつくために、せめて少しでも差を埋めようと藻掻けば藻掻くほどその差が開いていくばかりだ。
　そんなどうしようもない現実を嫌というほど見せつけられたせいか、あれほど楽しかったレースが最近ではただただ苦行に思えてしまっていた。
　すっかり気持ちが沈んでしまった私の頭に、ぽんっと、暖かいものが乗せられた。
　それが先輩の手だと気づくのに少し時間を要した。

[31 エスコンの人 23/04/03(月) 00:19:23]

　視線を上げてみれば優しく微笑む先輩の姿が目に映る。
「気持ちは分かるよ、多分だけどね」
　慰めとは違う気持ちを感じる言葉だった。そのせいか不思議と私の心にすっと受け止めることが出来た。私の頭を優しく撫でながら「けどね？」と先輩は言葉を続ける。
「それで焦っちゃうとさ、自分がなんのために走ってたのか、何がきっかけで走ってたのか、その大事なものを忘れちゃうんだよね」
　――大事な物、か。そういえば私の大事な物って何だったっけ。自分は何で走ろうと思ったんだっけ。
　勝利に焦るあまりどこかに落としてしまったそれに思いを馳せていると先輩は撫でる手を止めて私の頭から離し、私の目を覗き込むように見る。
「だからさ、一旦一歩下がってみて一息入れて後ろを振り返ってみることも大切だと思うんだよね、私は」
　そして、「できれば来た道を戻ってみて、ね？」と付け足すと私の胸元に人差し指を立てて言う。
「君はもっと自由でいいんだよ」
　そう言って指を下げ、今度は私のハーモニカを差し出してくる。
　ふいにその行為がまるでバトンを手渡されたように感じるのはなぜだろうか。
　差し出されるがままにそのハーモニカを受け取ると「だから――あんまり肩に力を入れすぎないようにね？」と先輩は爽やかに笑ってみせ「それじゃね！」と私の肩を叩いて去っていく。
　私の脇を通り過ぎて扉を通っていく先輩。
　その後ろ姿を私は扉が閉まってからもしばらくのあいだ見つめていた。

[32 エスコンの人 23/04/03(月) 00:20:33]

長々と申し訳ないです（汗）。

[33 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 00:30:35]

>>22

今度はイチちゃん巡ってオグリと争いかねない勢いなんだ！

[34 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 00:32:26]

カントリーロードって歌詞ちがうんだ…知らなかった

[35 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 00:46:41]

CBかっこいい…

[36 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 07:39:58]

投稿乙なんだ！

[37 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 08:07:35]

朝の保守なんだ

[38 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 17:44:27]

素晴らしかったんだ！

[39 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 20:42:31]

いいですなあ・・・
ハーモニカといえばエースコンバット４を思い出すんだ

[40 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 21:33:40]

※1　初期のオグ1のイメージです
※2　昨日投稿するつもりだったものです

【今日はなんの日？】
今日もいつもの場所でトレーニングをしているオグリにお弁当を渡した。もはや日課になってしまったこの嫌がらせお弁当大作戦だけど、正直言ってあまり効果はないようだ。いつもいつも何を食べても美味しいとしか言わないのだから堪らない。まぁ、朝早く起きて作ったお弁当を不味いと言われるよりずっといい……いやいや！違うでしょ私！嫌がらせなんだから不味くて良いのよ、不味くて！
ｺﾎﾝ……ま、まぁ、それはいいの。そんな事を考えるよりやるべき事があるんだから。今日こそはオグリのまぬけな顔を拝む！そのための作戦を考えてきたんだから！
｢ねぇ、オグリ｣
｢ﾓｸﾞ…ﾑｸﾞ…ん？どうしたんだ？｣
いつもなら食事中に話しかけたりしない私が話しかけたからか、不思議そうな顔をして此方を見るオグリ。ふふっ。さあ！私の完璧な演技力を見るがいいわ！

｢私ね、実はあんたの事が好きなの！｣
｢ぶふぅぅぅぅううううう！？！？！？｣

突然の告白に勢い良く吹き出すオグリ。
あっはっはっはっはっ！なによそのまぬけな反応！やったわ！ついにオグリに一泡吹かせてやったわ！最高の気分ね！
ふふふ！けど私は追撃の手は休めたりしないわよ！ここでネタバラしして更に恥を掻かせてやるんだから！
｢ぷっ、ふふふ！なに動揺してんのよ。今日が何月何日か思い出してみなさい！｣
｢ｹﾎｯ…ｺﾞﾎｯ……な、何日か？｣
そう、今日は4月1日。エイプリルフールなのだ！普段なら嘘を吐くのはいけない事だけど今日だけは違う！どんな嘘を吐いても良い日なのだから！そんな事にも気付けないだなんて『芦毛の怪物』様も大したことな

｢今日は……4月2日だろう？それがなにか関係あるのか？｣

｢―――へ？｣



へ？いまなんていった？

[41 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 21:39:32]

初期の空回りするイチからしか取れない栄養を摂取したくなって突発的に書いてしまいました。お目汚し失礼しました。

[42 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 21:41:52]

これは古き良き悪者になりきれないイチちゃん

[43 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 21:46:39]

あ～! 初期オグ1が身体に染み渡る～!
最近のイチちゃんも勿論好きだけど｢食事中に話しかけたりしない｣とか｢普段なら嘘を吐くのはいけない事｣とか、所々性格の良さが滲み出る自称悪い子な初期イチちゃんも大好物です!!ありがとうございます!!

[44 エスコンの人 23/04/03(月) 22:13:22]

>>20

>>21

ハイスペックに見えてポンコツなコンビからしか得られないものがある。

完璧に見えて凸凹なコンビって何でこうも見ていてたまらないんでしょうか。

いやもうね、二人揃って根っからのいい子なのがこれでもかってくらい伝わってきてもう本当に可愛らしいんですわ。

あっ、そろそろ限界なんで横になりますね

ミ゜ッ

[45 エスコンの人 23/04/03(月) 22:14:02]

>>40

もうこの一言につきます

[46 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 22:18:22]

（エスコンの人荒ぶっておられるな…）

[47 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 22:58:17]

>>40前書きの※２は必要なのかと思ったら、なるほど必要でした(笑)

ツンデレ1を見たらスレを最初から読み直したくなってきた……何日掛かるかな？

[48 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 23:09:30]

ハァ！？罰ゲームでオグリと「ゲーム実況生配信！全クリするまで帰れません」！？
あぁ～もう……こんなことなら寮別対抗百人一首になんて参加するんじゃなかった……向こうの寮の奴らやけにノリノリだったし……




まあいいわ、チラッと見た限りグラフィックは子供向けっぽいし、ゲーム苦手そうなオグリでも大丈夫でしょ！さっさと終わらせて帰るわよ！！

[49 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 23:16:14]

>>48

これは寝不足ついちゃうんだ！

[50 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 23:30:21]

「ちょっとオグリ！あんた未だにパリィ安定しないってどういうこと！？」
「す、すまない……」
「もーっ、コツ教えてあげるから早く上達しなさいよ！いつまでも助けてやれないんだからね！？」
「…………イチは、やさしいな」
「ハァ！！？！？？！？あんたなに言って……あっ(miss)」
「あっ」

「…………」
「…………」


「もぉ────ッ！！！だからアンタ嫌いなのよぉッ！！！」
「えっ、まっ、そんな！？待ってくれ！！嫌わないでくれイチィ！！」
「うるさあああああい！！！」




みたいなオグリとイチちゃんのわちゃわちゃCuphead実況配信がここで見れると聞いたのですが

[51 二次元好きの匿名さん 23/04/03(月) 23:41:26]

>>50

あなたが始めた物語定期

書いてくださいお願いします（血涙）

[52 エスコンの人 23/04/03(月) 23:57:43]

>>47

自分はまとめやりながらだったから時間かかってしまいましたけど全部（当時、Part21程度）見るのに一週間から二週間くらいはかかりました

[53 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 07:57:59]

保守なんだ

[54 SS復帰組 23/04/04(火) 10:12:03]

不快だ。不愉快だ。酷く神経を逆撫でされる。気持ち悪い。
トレセン学園にあいつ……オグリキャップが転入して来た時から、私は常にそんな負の感情を抱いていた。
メイクデビューで成績を残せず、続く未勝利戦では１着を取れたものの２着とはハナ差。あいつはそんな私とはあまりに違いすぎた。『天才』……ううん、『怪物』と言うべきだろう。
怪物は転入して初めてのレースで他を大きく突き放して圧勝。その後も何度もレースに出走し、全て圧勝……。

不快だ。不愉快だ。酷く神経を逆撫でされる。何故ただ同期というだけであの怪物と比べられなければならない？
そんな言葉に出来ない感情を溜め続け、ついに我慢の限界が来てしまった。
『オグリキャップを中央から追い出す』私は最低な行為に手を染めてしまった。
要はただの嫉妬だ。上手く結果を出せない事への八つ当たりだ。それでも止める気にはなれなかった。本当に、気持ち悪い。

　　　　◇◇◇◇◇

[55 SS復帰組 23/04/04(火) 10:28:36]

　　　　◇◇◇◇◇

手を汚す覚悟はしたものの……さて、何をすればあいつは嫌がるんだろう？
別に具体的な案があるわけじゃないし、取り敢えず図書室での勉強の合間に良さげな資料でも漁るとしよう。

放課後。合同トレーニングが終わり疲れ果てた身体を引き摺りながら図書室へ向かった。図書委員のウマ娘に挨拶をして、何時もの様に教科書を広げ勉強を始める。
一時間後。予習復習も済ませたし早速嫌がらせする為の資料を探す……。
｢うぅ、体が重い……甘い物食べたい｣
思わず弱音が漏れてしまう。けど今更引き返せない。私は近くの本棚から1冊の本を抜き出した。
『本当にあった恐いイジメ100選』
うん。今のクサクサした気分の私にはピッタリなタイトルだ。さてあいつを追い出すのに使えそうなアイデアはあるかな？

｢丑の刻参り……は？神社の敷地に不法侵入して御神木に傷を付けるとか、ありえないでしょ｣

｢画鋲を下駄箱の靴の中に……うわっ、陰湿ね。そんな事して何の意味があるのよ｣

｢はぁ！？事故を装って怪我させるって……！ウマ娘の脚をなんだと思ってんのよ！ふざけんなっ！！｣

｢コラ画像？……ひゃん！？……な、なにこれ？裸の写真……？｣
｢うわぁ……うわぁ、こんな写真まで合成するの……？……うわぁ…………｣
｢……………………。…………こ、これをあいつに？……！な、なしなし！これはダメよ！ダメなんだから！｣

数十分後。

｢…………全然参考にならなかったじゃない。変な物まで見ちゃうし、もう……最悪ぅ｣
結局、なんの成果もなく私は寮へ帰る事にしたのだった。

　　　　◇◇◇◇◇

[56 SS復帰組 23/04/04(火) 10:54:19]

　　　　◇◇◇◇◇

図書室でなんの成果も挙げられなかった私は寮の自室へと戻った。
｢ただいまー。…………はぁ、こんな事であいつを追い出すだなんて本当に出来るのかしら？｣
ついつい独り言を溢してしまう。今日はルームメイトが合宿で居ないので、独り言を聞かれずに済んだのは幸いだった。
寮の自室は2人部屋となっており、生活するのに十分なスペースが確保されている……はずだった。
ふと目線を自分の生活スペースに向けると自分の聖域を半分近く侵略する段ボールの山が存在感を放っていた。
……そうだった。今朝実家から大量の人参が送られて来たのだ。実家を離れ暮らしている娘に物を送ってくれるのはありがたい。お母さんの優しさに包まれ頬が弛むというものだ。
けど量を考えて欲しい。自室の四分の一を埋め尽くす段ボールモンスターズを見ると頬が引き吊るというものだ。
『友達と食べてね～』と書かれた手紙に何百人の友達がいると思ってるんだとツッコミたくなる。
腐らせるわけにもいかないしどうすれば？もしや新手の嫌がらせなのか？等と大量の人参を処理する方向に思考が引っ張られ…………。

｢……嫌がらせ？…………！そうだわ！これよ！｣
心身共に疲れ果てた状態だというのに画期的なアイデアが浮かんだ。
あいつにこの大量の人参を押し付ける！そうすれば腐らせなくてすむし部屋もキレイになる！その上あいつへの嫌がらせにもなる！
ふふーん！やれば出来るじゃない私！うんうん、『自分がされて困る事をしろ』はレースの鉄則だものね！

｢～～♪早速明日にでもあいつに押し付けましょう！ふふっ、困り果てる顔が目に浮かぶわね～♪｣

うん、今日は気分良く寝れそうだ。
…………同期を貶める汚い自分を見ないよう、私は上機嫌なフリをしながら眠りにつくのだった


了

[57 SS復帰組 23/04/04(火) 10:56:45]

>>40を読んで昔のポンコツ悪女イチちゃんが懐かしくなり、書いてしまいました。

現在の話の流れに合わないようなら削除するので遠慮なく言って下さい。

[58 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 12:35:25]

投稿乙なんだ！
素晴らしいんだ！！

[59 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 12:45:42]

やはり「根はいい子が嫉妬に狂って嫌がらせを画策するも、いい子なので大それたことにならず思わぬ方向へ転がる」
というのはナイスコンセプトですね！

[60 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 15:45:05]

>>54今まで抱いた事ない後ろ暗い感情に振り回されてる感じが最高です!!

最初の方の《気持ち悪い》が最後は自分に向けて言ってるのも含めて私性合

>>55根が真面目なイチ……イジメが向いてないってレベルじゃないよw

そしてコラ画像のページ（？）だけ熱心に読みすぎwww

>>56《心身共に疲れ果てた状態だというの》……あなた疲れてるのよ

端から見たらギャグなのに本人が罪悪感を抱いてるのは解釈一致

現在のデレデレイチを知ってると安心して読めるんだ。

へっぽこ1ちゃんはいずれ癌にも効くんだ。もっと書いて欲しいんだ。

[61 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 19:20:53]

心身共に疲れ果てた状態だというのに画期的なアイデアが浮かんだ。

人はそれを深夜テンションって言うんだ。後で頭を抱えるやつなんだ。
無意識に《追い出す→嫌がらせ→困らせる》ってなってくの可愛すぎなんだ。

[62 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 19:31:27]

>>34

原曲は日本だと「故郷へかえりたい」のが通りが良い気がしますわ、自分もローガン・ラッキーって映画見たおかげなんでわりと近年知りましたわ

なんか作った人は「良いところだよねウェストバージニア、行ったこと無いけど！」みたいな感じだったらしいって洋楽絡みのテレビかラジオで聞いて芝生えましたわ

（だから例えになるかわかんないけど栗東の歌なのに琵琶湖が出てくるみたいな感じの地理関係とかなんとか…）

まあ裏取ってないのでガセネタかもしれませんけど、なんかこういう大らかな感じが出てて自分も日本語版より好みだったり

[63 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 19:47:16]

そういやアニメで、スズカさんの部屋がスペちゃんから送られてきたニンジンの段ボールで部屋が埋め尽くされる、っていうワンシーンがあったような
イチちゃんがあの光景見たら「う、上には上がいるのね・・・」って愕然としそう

[64 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 20:21:09]

>>62

うおおおお新作！

郷土愛深きオグリにクリティカルなんだ！

それにしてもオグリ可愛いんだ！

[65 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 21:39:10]

>>62

ホワアアアアアアァァァァ！！？　ﾏﾀｶﾐｴｼﾉｲﾗｽﾄｶﾞｷﾃﾙｳｳｳｩｩ！！？

自分はwikiのコメント欄で出た船長の概念をお借りして書く際、あちこち調べてたら岡田斗司夫さんの動画に出会いまして。氏の「耳をすませば」の解説動画内にて初めて原曲の存在を知りました。

日本でよく耳にする歌詞とぜんぜん違うところに面白さを感じて今回書かせていただいたのですがけど、

＞なんか作った人は「良いところだよねウェストバージニア、行ったこと無いけど！」みたいな感じだったらしいって洋楽絡みのテレビかラジオで聞いて芝生えましたわ

まさにこの通りでしてｗ　てんで、ちぐはぐな歌詞なのにやけに郷愁を感じさせる曲に出来上がってるところがまた面白い曲なんですよね。

実際、原曲を聞いたウエストバージニアの人たちはイラストのオグリみたいな反応だったのかもしれませんねぇ

みなさんもぜひ興味がお有りでしたら調べてみてください！

原曲もおすすめですよー！

[66 エスコンの人 23/04/04(火) 21:39:54]

>>65

ﾏﾀ､ﾅﾏｴｲﾚﾜｽﾚﾃﾙ……（泣）

[67 エスコンの人 23/04/04(火) 21:44:39]

>>54

>>55

>>56

それを削除するなんてとんでもない！！

やっぱり初期の頃のオグイチコンビはいいですねー

>>40もそうですけど、初期イチSSを読むとまた過去スレを一から読み返したくなります

[68 エスコンの人 23/04/04(火) 21:47:23]

>>48

……誰です？　純粋で優しくて底なしに良い子な二人にこんな鬼畜ゲームやらせたのは。

しかも、寮対抗ってことは向こうグラスいるんだから確信犯じゃないですかー

[69 二次元好きの匿名さん 23/04/04(火) 23:56:58]

寝る前に一応保守

[70 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 07:45:38]

朝の保守

[71 ベリちゃんの人 23/04/05(水) 07:52:43]

>>22

ああ…最高でございます(感無量)

[72 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 10:28:10]

>>62少し見てない間に神絵師が降臨しておられた……

3コマ目のオグリの表情、素晴らしいですね！

[73 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 10:33:57]

本当に今更だけどイチちゃんって耳飾りが左耳なんだね
ということはブルマ組なんだ

[74 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 12:27:57]

>>73天才か？

[75 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 20:07:34]

>>62

すてきなイラストをありがとうございますなんだ

[76 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 22:28:58]

｢…………ん、イチ｣
｢なにー？｣
｢………………｣
｢……？オグリ？｣
｢…………ｽｩ……ｽｩ……｣
｢いや、話しかけといて寝る普通！？｣
｢……んぅ……今日、坂路……張り切り……ｽｩ……｣
｢うん私が見学してるからって張り切りすぎたのはわかるけど！わかるけどっ！ここは！学生寮で！私の部屋だから！というかそろそろセレちゃん戻ってくるから！早く自分の部屋に戻っ……抱きつくなぁーー！？｣
｢…………イチ……｣
｢なに！？話を聞く前にまずはその手を放してほしいんだけど！？｣
｢……私と一緒に寝るのが、嫌なのか？｣
｢～～～～～～っ！？｣
｢…………｣
｢………………それ、ずるくない？｣
｢…………｣
｢…………｣
｢…………｣
｢………………嫌じゃ、ない……です｣
｢…………｣
｢……ち、ちょっと！なにか言いなさいよ！…………というか、へ？もしかして……へ？そういうこと！？べ、べつにオグリとだったら……その、べつにダメじゃない、というか……べつにそういうのに興味がないわけじゃない、というか……で、でもそのあの、あれよ！タイミングというか心の準備万端っていうか、その、とにかく…………っあ"～～！なに言ってんの私ぃ！？！？｣
｢……………………ｽｩ……ｽｩ……｣
｢寝た！？嘘でしょ！？ちょっ…………うわぁ、マジで寝てる。…………。｣

｢……ﾝｯ…………おやすみ、オグリ｣

[77 SS復帰組 23/04/05(水) 22:31:09]

名前変え忘れたんだ。

地の文無しの台詞のみでどこまで表現出来るかチャレンジしたかったんだ。
分かり辛かったら好きに妄想してほしいんだ。

[78 48 50 23/04/05(水) 22:42:42]

────AM3:00

「……もう、むり……」
「……………………ZZZ」

　どうして、こうなっちゃったのかな。
　画面には三つ首のドラゴン。飽き飽きするほど見た吃音交じりのテキストを、今またこうして、生配信中のPC画面とカメラを視界の端に捉えながら、どこか現実離れしたような思考で眺めていた。



────PM7:00

「あァ〰️〰️〰️〰️〰️ッ！！！もうっ、マジでッ、最悪ッ！！！」

　アタシは後悔した。ほんの軽い気持ちで参加しただけの寮別対抗百人一首で、ここまで悪い成績を叩き出すなんて思ってなかった。

　いや、ただ負けただけならまだいい。所詮は学生のお遊び、これからの人生を左右するような重苦しい罰ゲームが来るはずないから。そこまでならまだ、気楽に構えていられた。

ただ、アタシにとって誤算だったのは、いつもつるんでる仲の良い友達が美浦寮だったことと……

「イッチさぁ～、オグリちゃんと仲いいぢゃん？折角だしぃ、二人で仲良くゲーム実況とかどうよ！？あ、やるゲームはあーしが選ぶから！楽しみにしとけ～？」と、今思い返せばいやにニヤついていた友達の真意に気付けなかったことだ。

[79 SS復帰組 23/04/05(水) 22:45:41]

>>78おー！待ってました！

二人の実況楽しみです！！

[80 48 50 23/04/05(水) 22:51:30]

「なんだよ二人でやればめっちゃ盛り上がるゲームって！？アタシとオグリがどういう関係か知っててやりやがったなあの○○○○女ァ……マジで今度会ったらノータイムでしばく……！！」
「あの、イチ……？大丈夫か？顔が怖い……」
「あぁ、オグリは気にしなくて良いから。これはアタシとあのアマの問題だから」
「そ……そう、か……」
「…………」

　あからさまに耳を垂らして、露骨にアタシの顔から目を逸らすオグリを見て、また居心地が悪くなる。
　コイツはいつもそうだ。何事にもマイペースで、他人の意見なんかに左右されずいつでも一本芯の通った理念というか、信念を抱いて行動している。
　今回の二人協力プレイゲーム生配信なんて、複雑な感情を抱えてはいないのだろう。ただ罰ゲームありの試合で負けたから甘んじて受ける。コイツの本心なんてそんなものだ。レースとご飯以外の事は眼中にすらないのだろう。

[81 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 22:57:06]

>>76

私はオグリに振り回されるイチちゃんが大好きでね…フフ

とてもよかった…！

[82 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 23:06:39]

>>76やばい、これ一生ニヤニヤ見てられるやつやw　そしてラストの『ﾝｯ』

あー! こいつちゅーしたー!!

[83 48 50 23/04/05(水) 23:17:51]

　純粋すぎるコイツには。今頃憎たらしいニヤつき顔を浮かべながら、間違いなく配信画面越しに愉悦を覚えているだろう腐れ縁のアタシとの仲の深さが分からない。

　アイツの事は嫌いじゃない。元々家族ぐるみで付き合いがあって、幼稚園からトレセン学園入学、高等部最高学年に至るまで同じクラスで、色々悩み相談とかしてきた仲だ。今更揺らぐような関係じゃない。

「はい、視聴者の皆さんこんばんはー。今日はトレセン学園寮別対抗百人一首で負け、さらに成績が一番悪かった罰ゲームとして……はい、オグリ自己紹介」
「どうも、オグリキャップだ。今回成績ワーストツートップの、レスアンカーワンこと友人のイチとゲームクリアするまで帰れません実況生配信をすることになった」
「はい、よく言えました。……つーわけで不本意ながら……誠　に　不　本　意　な　が　ら、オグリと協力してゲームクリアを目指していきますどうぞヨロシク」
「よろしく頼む。それでイチ……私はゲームなんて数えるほどもやったことがないが、大丈夫だろうか？」
「まあ大丈夫じゃない？チョイスはアタシのツレだけど、昔から出来ないことは頼まなかったし、ちらっとグラフィック見せてもらった限り子供向けっぽいし、そこまで難しくはないと思うわ。さっさと終わらせて帰るわよ」
「分かった、全力を尽くそう」
　軽々しくサムズアップを見せる、アタシにとっての不倶戴天の敵。ゲームとはいえ、そいつと今から協力していくなんて。なんとも不思議な気分だ。
　まあいい、今この時だけだ。明日からはまたいつものように敵同士としてターフに立つ。たった一夜の協力など、すぐに風化するに決まっている。


　アタシのそんな企みは、それから5時間経ったAM12:00を過ぎた頃、完全に打ち砕かれた。
「もうやだ、帰って寝たい」
「諦めるなイチ、少しずつ攻略の糸口は掴めている……あとは気力と……根性で……」
「オグリ寝るな、船漕ぐな。アタシだって眠いんだよ……おい寝るなっつってんだろ！」
「んん……タマ、郵便ポストはよく煮込まないと頭からイチジクが生えてしまうぞ…………ZZZ」
「いやどんな夢見てんだよ！？おい起きろって！お前がいないとアタシも寝れないんだよお前だけ寝んなァ！！！」

　ここからさらに４日かけてクリアした。腐れ縁のアイツは、明日思いっきりチョークスリーパーかけてやろうと思う。

[84 48 50 23/04/05(水) 23:21:25]

はい短いしかなり文字数削ったけどこれで許し亭許して
なんかイチの腐れ縁の子とかノリで出しちゃったけど許して
SS書くの慣れてないんじゃあ……

[85 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 23:34:08]

>>84

ゲームするオグリが想像しにくいから興味深く読ませてもらったんだ！乙乙なんだ！！

[86 SS復帰組 23/04/05(水) 23:39:31]

>>84ドタバタ感が出てて素敵でした！

お口わるわるなイチちゃんのツッコミは生きるのに必要な栄養素なのです！

いっぱい書けば慣れますよ(訳→書いて♪

[87 >>85 23/04/05(水) 23:40:50]

睡眠に関してはまあ視聴者に許可とった上で仮眠とってたりするんじゃないすかね
パリィのコツもイチに教えられてからメキメキ上達していつの間にかイチより上手くなってたりするんじゃないかと思いますね

[88 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 23:53:57]

>>87

感覚的にコツの飲み込みは早い気もするんだ！

[89 二次元好きの匿名さん 23/04/05(水) 23:59:22]

>>76この子が顔真っ赤にしながらこのやり取りしてるとか私性合

[90 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 07:45:34]

今日も一日感謝の保守

[91 SS復帰組 23/04/06(木) 12:27:49]

お昼の保守

[92 エスコンの人 23/04/06(木) 19:41:48]

ウワーッ！？　いつの間にかwikiのイラスト館にグリちゃんのイメージイラストがのってる！？

[93 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 19:44:41]

へい大将！やってるか～い？
長寿スレっぽいから覗いたんだけど
……此処って一見さんお断り？

[94 エスコンの人 23/04/06(木) 19:50:23]

>>93

んなこたぁありませんぜお客さん！！

よくぞお出でなさいました！！

ゆるくふんわりやってるサイトなんでぜひ楽しんでいってくださいな！

上の方にあるpart1から追っていっただければ大体の趣旨が分かると思います！！

ようこそ！

[95 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 20:01:25]

>>4ありがとう！ss好きだから助かる！

part巡り行ってきます　ﾉｼ

[96 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 20:39:25]

>>92

ほう白髪ショートの褐色肌ですか大したものですね

[97 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 20:51:56]

>>92

おお、まさか後輩ちゃんのイラストができていたとは・・・！

後輩の概念が好きでSSも投稿していたので、感無量です

[98 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 22:36:02]

どもー、93デース！まだpart2見終わったところだけど一言言わせてくださいな
……なんで俺の好みにドストライクのssがこんなとこにあるの？？？？
ポンコツンデレとスパダリオグリの勘違い物とか3アウトなんですが！？
今のところ過度な叡智や曇らせもないし凄く好み

それと過去スレにいるss筆者さんって76さん？凄く好みの作風なんだけど

[99 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 22:49:39]

>>98

色んな人が書いてくれてるので誰かは分からないんだ！

でも今いる人の中には書き続けてくれる人もいるんだ！

[100 SS復帰組 23/04/06(木) 23:02:09]

>>98申し訳ないが人違いなんだ

『SS筆者』様に感銘を受けてSSを書くのに目覚めたから名前を捩らせてもらっただけなんだ

過去スレでは名無しでしか書いてないんだ

[101 二次元好きの匿名さん 23/04/06(木) 23:58:15]

過去スレをまとめてみるなら上にあるwiki内にあるSSまとめ見てみるといいですよ～

そこに作者さんの名前も乗ってます

>>98

[102 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 08:00:46]

いつもありがとうなんだ！

[103 SS復帰組 23/04/07(金) 08:40:24]

【とふとみ日記】
春はあげぽよ。やうやう薄くなりゆく意識は、すこし上がりて、鼻血出したる尊みの補足たなびきたる。

早朝。寮内に響くヘリオスさんの声にて目覚めるは私です！あ、私が誰かはお気になさらずとも結構です！
いつもよりも早く起きた私は朝から太陽の如き活力溢れるお声により興奮していました。
この状態でウマ娘ちゃん達と顔を合わせるわけにはいかないので、冷静さを取り戻すべく部屋の窓を開け外の空気を……あﾟっ
あ、ああああれはオグリしゃん！どうやら日課のトレーニングへ向かうご様子。
はぁ～、尊い！常に自己の鍛練を欠かさないストイックさ！これから試練に立ち向かわんばかりの強い意思を宿した凛々しいお顔！いと尊し…………ﾐﾟｯ

おや？オグリさんの後ろを誰かが追って…………ﾌｷﾞｬｯ!?あ、あああの方は！
常にオグリさんと共にいて私めのような矮小な存在に無限大な尊みを授けてくださる中央トレセン学園の4女神のお一人！
レスアンカーワンしゃまではありませんか！ﾌｧｯ!?何故オグリさんの後を追っているんですか！？たしかこの時間は毎日甲斐甲斐しくオグリさんのお弁当を作っているはずではﾐﾟｯやばい改めて想像したら尊みがビッグバンを起こして新たな宇宙が誕生しちゃうハッピーバースデー世界！！

新たな世界の誕生を祝福するのも程々に再度ウマ娘ちゃん観測をしていると……気付いた。気付いてしまった。
え、うそ、ちょっ、まっ、そ、その手に抱えてらっしゃる包みは、いったい？

何故いつもより早くオグリさんの後を追ったのか？何故心なしか頬を染めていらっしゃるのか？何故重箱の上に小さなお弁当箱を乗せているのか？何故水筒を二つも腰に提げているのか？
全ての点と点が一つの線で繋がった。


私は灰になった――とふとみ日記　完

[104 SS復帰組 23/04/07(金) 08:42:58]

すでに保守してもらってたけど
私の頭の中のデジたんが暴走したので保守代わりに貼っておくんだ

[105 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 09:24:43]

朝から新しい栄養ありがとうです！
思えばイチって何時もオグリが食べるのを横で見てるだけですものね！
たまには一緒にお弁当食べたいよね！
こういう何気ない日常の中でしか摂取出来ない尊みも良い……！

デジたんは…………はい。
平常運転ですね(笑)

[106 ベリちゃんの人 23/04/07(金) 10:42:42]

>>92

え まさかこれマウスで…？

マウスでここまでの神絵を…？？？

[107 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 12:27:45]

>>103デジタル版枕草子が秀逸で好き

イチが3女神に追加されてて芝2400

どういう思考回路してたら｢ハッピーバースデー世界｣とか思いつくんです？

[108 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 19:50:14]

淡き光立つ俄雨
いとし面影の沈丁花
溢るる涙の蕾から
ひとつ　ひとつ　香り始める
それは　それは　空を越えて
やがて　やがて　迎えに来る
春よ　遠き春よ
瞼閉じればそこに
愛をくれし君の
なつかしき声がする

近所の学校が入学式だったのですが、ふと『入学式で春よ来いを歌うイチ達』を想像したので保守代わりにどうぞ！

[110 SS復帰組 23/04/07(金) 20:00:18]

>>108パート書くの忘れた！？

これじゃ歌詞載せただけじゃん！

失礼しました。お納め下さい↓

淡き光立つ俄雨【イチ】

いとし面影の沈丁花【オグリ】

溢るる涙の蕾から【セレ】

ひとつ【イチ】ひとつ【オグリ】

香り始める【イチ&オグ※1】

それは【タマ】それは【イナリ】

空を越えて【タマ&イナリ※2】

やがて【フジ】やがて【クリーク】

迎えに来る【フジ&クリーク※3】

春よ　遠き春よ【※1】

瞼閉じればそこに【※2】

愛をくれし君の【※3】

なつかしき声がする【オグリ】

[111 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 20:53:19]

なかなか良さそうなんだ！

[112 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 20:58:56]

春よ来いは名曲なんだ！ひこうき雲は名曲だけど背景知るとビックリするんだ！

[113 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 21:08:40]

最後のソロ部分をイチちゃんではなくオグリに歌わせるのは解釈一致
悲しいけど個人的にイチちゃんは主役ってイメージじゃないのよね
あくまでオグリに寄り添う伴侶(相棒的な意味の方)ってイメージがある


ちなみに自分の学校では入学式の曲はサライだったぞ(隙自語

[114 二次元好きの匿名さん 23/04/07(金) 22:49:42]

>>113

何故にサライ……？

[115 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 07:02:18]

>>114理由はわからないんだ。入学当時からそうだったから、それが普通だと思ってたんだ。

[116 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 13:07:34]

きっと24時間TVが好きか加山雄三のファンだったんだ！

[117 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 20:16:26]

~後輩の名は～

イチ「きょうもオグリの練習見に来てたわよ、あのふたり」
オグリ「あのふたり？」
イチ「ベリコースとグリサリア。私は面倒だからベリとグリって呼んでるけど」
オグリ「ベリとグリか・・・油断したら間違えそうだ」
イチ「そ、そうね。まあ私は一回間違えてひどい目にあったわ」
オグリ「そうなのかっ。なんて間違えたんだ？」
イチ「ベリのこと、グリコースって言っちゃったの。ベリコースとグリサリアが混ざっちゃったのね」
オグリ「グリコース・・・グリコーゲンみたいじゃないか」
イチ「そりゃあもう怒られたわ。『グリコースって何ですか！！糖分みたいに甘ちゃんで、ベトベトしてるってことですか！？』って怒りだして、簡単にはおさまらなかった」
オグリ「それで・・・どうなったんだ？」
イチ「ダート走り込み５０本。それと、ベリちゃん直々の激痛足つぼマッサージ。それでなんとか許してくれたわ」
オグリ「なんというか、それは・・・ドンマイだな」
イチ「ちなみにベリちゃんのマッサージはすごかった。というか痛がる私を見て喜んでた気がする」
オグリ「名前を間違えないよう気をつけないといけないな」
イチ「もう二度とゴメンよ。おかげで後輩の名前はしっかり覚えたわっ」

[118 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 20:43:05]

『グリコースって何ですか！！糖分みたいに甘ちゃんで、ベトベトしてるってことですか！？』
どちらの発言かは分からないがお笑いの才能を感じるんだ

[119 二次元好きの匿名さん 23/04/08(土) 22:28:13]

>>117

前に後輩ズのSSを書いてたら、書きあがった後にベリとグリの名前を入違ってたことに気づいて書き直したことがあるんだ

その経験をもとにふと閃いたんだ・・・

[120 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 07:38:44]

おは保守

[121 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 13:09:44]

よかったんだ！

[122 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 18:52:09]

桜花賞。
自分と同じように地方上がりでクラシックを制した妹をべた褒めするオグリ。
最初は平気だったが段々ともやもや感が募り周囲にばれない（本人はそのつもりだがオグリ以外の親しいものからはバレバレ）ようにするイチ。
やがて二人きりになった時、不器用ながら遠回しに自分はあそこまでしてもらったことはなかったと言うイチ。
少し考え込んで、ふと閃いたオグリ。
妹にしたときとは違いイチのほっぺに手を当てて「イチはがんばり屋さんだ。そんなところが好きだ」とどストレートに言ってのける。
瞬間湯沸かし器となったイチ。耐えきれなくなってその場で湯気を出しながら失神する。
慌てるオグリ。

そして、物陰で天に召されるデジたん。

[123 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 18:52:24]

っていうSSありませんか？

[124 SS復帰組 23/04/09(日) 19:53:51]

｢ぜぇ……ぜぇ…………ｽｩ……ふぅー……｣

阪神レース場のコースから続く狭く暗い通路内に荒い息遣いが響く。

言っておくけど私のものじゃない。今日レースに出走した知人のものだ。いや、知人というか友人の妹なんだけど……一応知人でいい、のかな？

｢ローマン！見てたぞローマン！｣

｢あ、お姉ちゃん。来てたんだ｣

｢なっ！そ、そんな言い方はないだろう！あまり冷たくされるとお姉ちゃん、泣いてしまうぞ！？｣

｢あはは！冗談だって。……うん、お姉ちゃんの声援、ちゃんと聞こえたよ？そのおかげで勝てたんだもん！｣

｢っ！そ、そうか。それは嬉しいな。……だが勝てたのはお前の実力だ。お前が頑張ったから。勝てたんだ。本当によく頑張ったな、偉いぞ｣

………………うん。会話を聞けば分かるだろうけど、今日レースに出走したのはオグリの妹のローマンちゃんだ。

あの歳でGⅠレースである桜花賞を制したのだから大したものだろう。もっとも、オグリに誉められて顔を真っ赤にしてる様子からは、そんなきょうしゃの風格みたいなのは全然感じないんだけど。

本当に仲が良い姉妹だよね。見ていて微笑ましくなる。

｢そうだ！今日はお祝いに美味しい物を食べに行こう！お姉ちゃんがなんでも奢ってやろう！｣

｢あ、ごめんね。実はこれからトレーナーさんがお祝いしてくれって言ってて……｣

｢む、そうなのか。残念だがそれでは仕方ないな。残念だが｣

｢ふふっ。お姉ちゃんってば、そんなに耳を悄気させなくてもいいじゃない。じゃあ、明日！明日また改めてお祝いして？ね？｣

｢っ！あぁ、勿論だ！いっぱい祝ってやるからな！お腹を空かせて待っているんだぞ！｣

｢ふふっ。はーい！お姉ちゃんほど大食いじゃないけど楽しみにしてるね。…………もう！いつまで頭を撫でてるの！｣

…………うん。本当に仲が良い。見ていて、微笑ましい。……微笑ましい、はずなのに。

なんでだろう？なぜかもやもやする……。

自分でも理解できない違和感を抱えたまま、私は二人の様子を笑顔で見守るのだった。

>>123続きはWebで！

[125 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 19:56:05]

>>124

あああああ、ありがとうございます！！　ありがとうございます！！

ローマンちゃんの素直でいい感じがダイレクトに効きますわあ！！

[126 二次元好きの匿名さん 23/04/09(日) 20:57:15]

素晴らしいんだ！

[127 了船長 23/04/09(日) 21:02:01]

「モニちゃん、起きぃ」
「……」
「モニー、朝やってん起きや」
「……」
「エイジセレモニー！」
「……んぁ」
「休みやからっていつまでも寝とったらあかんで！」
「……ぇえ〜」
「えーもヘチマもない、今日はどんなに眠い言うても起こしたるからな」
「……昨日遅かったじゃないすかぁ」
「それはモニちゃんがゲームしとったからや！　あと一回、あと一回言うて２時間は経っとった」
「一緒に寝直しましょうよ〜」
「せっかく部屋を交換したっちゅーんに、いつまでもゲームしとってからに」
「でも、タマセンパイも楽しそうにみてたし、すごいアドバイスくれたじゃないすか」
「確かにおもろかったけど、それはそれや！　ウチは怒っとるで、モニちゃん」
「えー……」

[128 了船長 23/04/09(日) 21:13:34]

「……えいっ」
「なんやっ、引っ張って取り込もう思てもムダやで」
「いや、取り込む」
「やめえ、服が伸びるやろ勿体無い、わ、鼻くっつけるなや、一張羅が汚れるやろ」
「……まだ寝巻きじゃないすか」
「目ぇ開けぇ、匂いで判別すな」
「起きたばっかなの、バレてっすから……いい匂い」
「……騙されんで、ほだされるワケにはいかんのや」
「昨日、寝るの遅くなってスンマセン。だから遅れた分、今から取り戻します」
「起きんとアカンっ」
「そんなこと言って、センパイもまだ着替えてないじゃん。ちょっと寝過ごしてもオグリは許してくれるって」
「……そうかもしれんけど」
「あっちの二人だって今頃ゆっくり朝メシ食べてますよ。だから、ね」
「……」
「しゃーないなあ、っすよ」
「……次はちゃんと早う寝るで、ゲーム禁止や」
「うん……タマセンパイ、あったけー……」
「……しゃーないやっちゃな」

了

[129 了船長 23/04/09(日) 21:15:15]

＜＜ストライダー1、こんなんでどうでしょう？＞＞

[130 了船長 23/04/09(日) 21:36:13]

>>92

>>96

>>97

こっそり追加しておいたものに気付いてもらえて嬉しいです！　Done氏にも伝えておきます。

ドゥアスグリサリアさんのキャラクターやイラストですが、相変わらずブラジル人の友人であるDone氏と一緒に、概ね毎晩配信とチャットを使って練りこんでいる最中です（彼には進行中のプロジェクトがあるようなので、少し時間がかかるそうです。しばしお待ちを）。

グレイべリコースさんはともかく、グリちゃんは自分と彼で魂を吹き込んでしまったようなものなので、形にしきらないと責任が取れなくなってしまうというか。自分たちがやらねば誰がやる、という焦燥感を身に受けています。

名前のコアとなるネタをくれたのがDone氏ですので、彼へのリスペクトを込めてブラジルからやってきた葦毛のウマ娘、という風に自分たちの中では解釈しました。

もちろん、「あとはふんわり」です！

>>106

マウスなの！？？！　と思って彼に確認したら「最近タブレットが手に入ったんだ！　これで効率が上がるよ！」とか言っててクソビビりました　この間の４コマもマウスなの……？　えぇ……？

>>98

いらっしゃいまし、ようこそイチちゃんの世界へ！

長期スレはいつだって新しい人に飢えているのです。どうか楽しんでいってください。

SS筆者のコテハンは自分です。

「匿名さん」→「SS筆者」→「了船長」　と名前を変えています。裏スレのpart3あたりで「船長」の名前をちゃんと頂いて、part10くらいから使い始めたような記憶があります。作風が好きと言ってもらえてハチャメチャに嬉しいです。書いていて良かった

素敵なキャラクターを生み出してくださった元スレ主に深く感謝（ディープ・ありがとう）を捧げます　お元気だろうか

最近は去年の今頃以上に概念やSSがたくさん投下されていてとても嬉しいです。やはりイチちゃんは滋養にいい！

[131 エスコンの人 23/04/09(日) 21:58:36]

>>127

>>128

>>129

最＆高です……。

私、今ならアーセナルバードをくぐり抜けられそうなくらいの多幸感を得てます。

[132 エスコンの人 23/04/09(日) 22:08:15]

なんでハートは一回しか押せないの……。

[133 二次元好きの匿名さん 23/04/10(月) 05:34:08]

>>124

続きはWEB なのかよ一本取られたよ！

ローマン来てくれたら嬉しいな

[134 二次元好きの匿名さん 23/04/10(月) 07:56:59]

今日も一日感謝の保守なんだ

[135 二次元好きの匿名さん 23/04/10(月) 12:39:43]

投稿乙なんだ！

[136 二次元好きの匿名さん 23/04/10(月) 19:43:48]

>>128

てえてえ・・・湯たんぽタマちゃん・・・

[137 二次元好きの匿名さん 23/04/10(月) 23:34:32]

すばらしいんだ！

[138 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 00:21:04]

個人的各オリウマ娘のレース敗戦後のイメージ

・イチ：
意外とストイック。ゴールした瞬間から次のレースは始まってると言わんばかりにトレーナーとミーティングを開始して反省点を洗い出し、改善方法を見つける。
それはそれとして、落ち着いてきたときにオグリなりクリークなりに密かに泣きつく。

・モニー：
「負けちゃったか～。まっ、こんなもんよねー」とあくまで飄々とした態度を崩さないものの、控室でトレーナーやタマモ相手に悔し涙を見せる。

・ベリちゃん：
人目も憚らず泣きに泣く。大声を張り上げて泣く。ひとしきり泣いたあと、次のレースへ闘争心を上げに上げまくる。
ある意味では暴走特急気味。

・グリちゃん：
ハルウララ。勝とうが負けようが全身全霊でレースを楽しむ。それこそOPからＧⅠまで。一番無敵の子。

[139 ベリちゃんの人 23/04/11(火) 06:38:19]

>>138

解釈一致なんだ

[140 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 07:51:42]

保守なんだ

[141 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 12:50:57]

>>138

これは良さそうなんだ！

[142 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 13:43:31]

オグリとクリークに慰められるイチ？
………………ｲｲﾈ

[143 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 19:49:12]

>>138

レース後でピリピリしてたイチちゃんだけど、クリークの優しさに包まれた瞬間

レースに負けた悔しさとか、もっとトレーニングすればよかったっていう後悔とか

いろんな感情があふれ出して泣いてしまうんだ・・・

[144 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 19:51:10]

>>143

クリークママ……

[145 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 20:10:42]

｢…………ｸﾞｽｯ……なんで……あともう少し、だったのに……！｣
ｺﾝｺﾝｯ
｢……っ！……ｽｩ……ﾌｩ……よし。はーい、開いてまーす！｣
ｶﾞﾁｬｯ
｢お邪魔しま～す。イチちゃん、レースお疲れ様でした～｣
｢イチ。少し話しても大丈夫だろうか？｣
｢クリークさん！オグリも……え、もしかして応援に来てくれてたんですか！？｣
｢勿論ですよ～。ふふふ、イチちゃん格好良かったです｣
｢イチ。少し話しても大丈夫だろうか？｣
｢ありがとうございます！……って言っても敗けちゃったので格好良くはなかったと思いますけど｣
｢そんな事ないですよ！一生懸命走るイチちゃんは本当に格好｢イチ｣……｣
｢少し、話しても大丈夫だろうか？｣
｢ちょっと！今クリークさんが喋ってたでしょ！話なら後でもいいじゃない！｣
｢いや、ダメだ。今話したい｣
｢…………これからウィニングライブの準備しなきゃなんだけど？｣
｢イチ｣
｢っ！もう、なんなのさっきから！？人の都合も考えないで一方的に｣


―――格好悪かったぞ

[146 SS復帰組 23/04/11(火) 20:31:31]

｢―――え？｣
｢格好悪かった、と言ったんだ｣
｢あ、えっ…………お、オグ、リ？｣

―――勝つところを観に来たのに

―――敗ける姿なんて見たくなかった

―――もっと頑張って欲しかった

｢……ﾊｯ……ﾊｯ…………ま、まって……オグリ。ち、違うの……私も精一杯……｣
｢情けないイチを見るために応援しに来たわけじゃないん｢私だって！！｣――｣
｢私だって勝ちたかったわよ！そのために頑張ってきたの！一生懸命走って、レース場のコースも下見して！出走者のデータだって寝る間も惜しんで研究した！！｣
｢…………｣
｢それでも！……それでも、勝てなかった。出来る事は全部やって！それでも勝てなかったの！これ以上私にどうしろって言うの！？全部出し切っても敗けたんだから仕方ないじゃない！！｣

―――そうだ。仕方ないんだ

｢…………え？｣
｢レースとはそういうものなんだ。今自分が出来る事を全て出し切って、それで敗けたら仕方ないと受け止める。そして次のレースの為の糧にするんだ｣
｢―――あ。オグリ……じゃあ、さっきのって……｣
｢…………すまない。私は慰めるとかが苦手だから、いっそイチに全部吐き出してもらった方が良いと思って、その…………すまない｣
｢ふぅ……オグリちゃん？それならそうと私には言っておいて下さいね～？途中で意図に気付かなかったら強引に止めてたところなんですよ～？｣
｢うっ、す、すまない。イチの思い詰めた顔を見たら、頭の中が真っ白になってしまって…………｣

[147 SS復帰組 23/04/11(火) 20:46:12]

｢―――くっ｣
｢……？どうしたんだイチ？はっ、やはり怒っているのか！？……当然だ。一生懸命走ったイチに私は酷い事を｣
｢…………ぷっ、ふふふ。あはははは！｣｢！？｣
｢はははははは！ちょっ、ぷふっ、なにそれ！あんたねぇ！慰めんの下手すぎ！あははは！｣
｢す、すまない。なんとかイチに元気を出して欲しかったんだ。それで私に出来る事はなにかないかと思って……｣
｢ふーん、私に元気になって欲しいんだ？｣
｢当然だろう！｣
｢出来る事ならしてくれるの？｣
｢あぁ！なんでもするぞ！｣
｢…………そっかー。なんでも、ねぇ？じゃあこっち来なさい｣
｢ん？わかった。……ここで良いのか？｣
｢うん。ちょっとさ……胸貸しなさい｣
｢…………。………………あぁ、いくらでも貸すぞ｣
｢あと、よかったら…………クリークさんにも、その、お願いしたいなぁ、なんて｣
｢あらあら、勿論ですよ～。じゃあ私は後ろから失礼しますね～｣



数十分後。ウィニングライブで、真っ赤な顔で元気いっぱいに踊るウマ娘の姿が見られたが、控え室で何があったのか？それは―――3人だけの秘密である

[148 SS復帰組 23/04/11(火) 20:48:47]

>>138と>>142を読んで咄嗟に書いてしまったんだ。詳しく描写するとどうしてもうまぴょい要素が濃くなってしまう桃色脳なのでふんわり仕立てで許して欲しいんだ

[149 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 20:54:04]

>>144

オグリパパ…

[150 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 21:51:20]

>>144

>>149

そしてタキオンの薬で幼児になってしまったイチちゃん・・・

[151 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 22:18:31]

>>147

ほうオグクリのサンドイッチですか大したものですね…

ちょっとイチちゃんが羨ましくなるくらい大したものですね

[152 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 22:34:47]

アニメ二期見てて理解した。>>145と>>146のオグリの台詞ってファンが敗けたウマ娘に投げかける台詞か！イチがファンに言われたくない台詞を先に言ってイチ自身に解決させたのか。すげぇ

けど不器用すぎますよオグリさん！

[153 138 23/04/11(火) 22:42:07]

ふと思いついた概念から神SSがお出しされてる……。

ありがとうございますなんだ！！

[154 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 22:43:51]

>>152

言われて気付いた…すごいネタ仕込んでるんだ！

[155 二次元好きの匿名さん 23/04/11(火) 23:01:31]

オグリらしくない言い方だと思ったらそういうことか。言われてみればたしかに応援客が言うだろうセリフなんだ
読解力がなくて申し訳ないんだ

[156 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 01:41:44]

個人的オリウマ娘へのイメージ　その2
学問成績

・イチ:
比較的優等生。大体平均75〜80点台をキープ。根が真面目なのと料理の下拵えなどで身についた手間暇を惜しまない姿勢が功を制している。
テスト1ヶ月前くらいで学年としては先輩のはずのオグリに泣きつかれ、口ではいろいろ言うもののどこか嬉しそうに面倒を見る。

[157 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 01:44:22]

・モニー
いわゆる器用貧乏。勉強をしなくても要領がいいから要点を把握しやすい。出題範囲の山感も当たる。ただそれ以上は無理。良くも悪くも出だし高出力なのでそれ以上の出力が出ない。
よくテスト勉強中のイチを冷やかしながら「ここテスト出るよ」とアドバイスをしている。

[158 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 01:47:00]

・ベリちゃん
才能＋努力の子。自らの限界の殻をぶち壊すことができる子。それ故に成績上位者トップ10には必ず入ることができるが、本物の才能に阻まれることもしばしば。
本人最高順位は学年2位程度。いわゆるベジータ。

[159 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 01:48:52]

・グラちゃん
パ　ル　プ　ン　テ。

物事の本質を掴むのは学園トップクラスだが、それがテストのような成績を測るものに活かされるかは微妙。

多分この子大学とかで才能爆発させるタイプ。

[160 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 01:49:45]

>>159

間違えた！？　グリちゃんだよ！？

なんだよグラちゃんて！？　グラノーラかよ！？　朝食に最適なシリアルかよ！？　ええー！？

[161 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 08:06:13]

なるほどなるほどなんだ！

[162 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 13:03:46]

お昼の保守ついでに、遅くなったけれど145~147のあとがき(？)なんだ

【>>145の秘密】

実は、最初イチはオグリを無視してるんだ。オグリが自分を慰めようとしてると察して避けてるんだ。ここでオグリに優しくされたら依存してしまいアスリートとして駄目になると思ったんだ。

裏設定→ここでイチが甘えてた場合、練習やレースで辛い事があるたびに誰かに甘える逃げ癖が付いてアスリートとしてのイチは終わってたんだ

【>>146の秘密】

実は、筆者は地の文で説明せずに台詞内にネタを仕込むのが好きなんだ。だから>>152さんが気付いてくれたのが嬉しかったんだ。ありがとうなんだ

補足だけど、不器用なのはオグリじゃなくてイチの方なんだ。素直に話を聞いてくれなさそうだからオグリも荒療治に出るしかなかったんだ

【>>147の秘密】

実は、最後の部分でとんでもないミスをしてしまったんだ↓

『真っ赤な顔で元気いっぱいに踊るウマ娘の姿が見られたが』

真っ赤なのは顔じゃなくて目なんだ！

これじゃうまぴょいしてるんだ！

むしろ筆者の顔が真っ赤なんだ！

[163 SS復帰組 23/04/12(水) 13:05:03]

……またコテハン付け忘れてるんだ

[164 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 13:08:45]

>>162

いい子だが頑固な部分（ツンデレ？）な部分があるイチちゃんは解釈一致なんだ。オグリにしては厳しい口調な理由はそういうことだったとのかと納得なんだ！

[165 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 13:24:33]

オグリとウララちゃんが話しててさぁ
2人とも出てきた感じだから通じるところがあるのかなぁって話してる2人をイチちゃんが見てたら
「あ！！！！」って声出してウララちゃんがイチちゃんの方まで来て
「あなたがイチちゃん！？私、ハルウララ！」って握手して手ブンブン振りながら挨拶してさぁ
イチって呼ぶってことはウララちゃんにアイツが何かを言ってる…？まさか悪口！？なんて考えつつ、あわあわしてるオグリを見てむっとした感じとちょっとの寂しさを感じてたら
飛び出してくるのはすごい！とかえらい！とかのオンパレードで
楽しそうに話すウララちゃんを挟んで2人して照れまくっている昼下がり

[166 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 13:28:46]

>>160

まだ名前が浸透してないから仕方ないんだ

グリちゃんはなかなかグリコースが抜けないんだ…

[167 了船長 23/04/12(水) 14:09:38]

>>162

保守代わりのあとがき助かる

うわ懐かしい、自分も時を追ってできていないぶんからまたやりたいですわぁ

[168 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 19:27:53]

なんとかpart20まで読み終わったけど、ベリちゃんとグラちゃんってどの辺りからのキャラなんです？未だに影も形もないからイメージが出来ない(汗)

[169 了船長 23/04/12(水) 20:26:28]

>>168

（大本の大本はpart4 101のレスです。「オグリをすごく慕ってる後輩モブウマ娘から呼び出されて「レスアンカー先輩とオグリ先輩が付き合ってるのは知ってますが、それでも私やっぱりオグリ先輩を諦められません…！私、負けませんから！」って盛大に勘違いされてる上に宣戦布告されるイチちゃんが見たいです…」というもの）

（これを自分が拾いまして、part5でSSにしました。なので元々は一人のキャラクターだったのです）

（以降しばらく触れられなかったのですが、part8 138で諦められない人が出てきまして再燃。ぼんやりと名前や特徴を決めなきゃね～、という流れに）

（同スレの172で自分が「ウィナーズサークル」でどうでしょう、と提案しました。理由などは当該スレ参照）

（それはそうと、全人類に「吹けっ！　白い風　茨城に舞い降りた平成のダービー馬」読んでほしい。なんなら送ります。ウィナーズサークル号は本当に魅力の詰まった競走馬です　何卒）

（これ以降またしばらくナリをひそめていたのですが、part16でオグリローマンちゃんと一緒にまたちょっとだけ再再浮上。同じくらいのタイミングで「やっぱり元競走馬ネタを引っ張ってくるのは忍びないよね」という流れになり、オリウマ娘にしましょうか、となりました）

（それから時は流れてpart24、とうとう彼女に名前が付きました。「グレイべリコース」が始めに来て、遅れて自分が「ドゥアスグリサリア」を提案）

（ありがたいことに、先に前者を考えた方も賛成してくださいまして、それなら二人でいいじゃないということに）

経緯はこんな感じでございます　老害コメ失礼しました

[170 二次元好きの匿名さん 23/04/12(水) 20:32:40]

後輩の名付け、ふたつの候補があってどっちがいいんだ・・・？ってなった時に

・後輩がふたりいることにすればいいじゃない
↓
・その後輩ふたりが同室ってことにすればいいじゃない

ってなったのは神采配だと思うんだ

[171 168 23/04/13(木) 01:08:51]

>>169あー！あの子か！一発ネタだと思ってたら名前がついてたんですね。しかも増えてる(笑)

恋敵みたいな展開好みなんで読むの楽しみ

[172 二次元好きの匿名さん 23/04/13(木) 01:18:54]

えーと…
グレイべリコース(ベリちゃん)が恋敵ちゃんで…
ドゥアスグリサリア(グリちゃん)がその恋敵ちゃんの同室でキャラ付けは特になし…って感じなのか？
う～む難しい

[173 二次元好きの匿名さん 23/04/13(木) 01:21:54]

まだ生まれたての概念で日が浅いからしょうがないんだ
これから見守っていくんだ

[174 了船長 23/04/13(木) 02:47:54]

>>172

現状そんな流れで進んでいるようです！

仰る通り、ドゥアスグリサリアさんのほうが後発でキャラ付けが薄いので、自分は彼女になるべく注目するようにしているんですよ（隙自語）　

頑張って彼女の魅力をもっと見つけ出していきたい

（ここまで言っておいてなんですが、自分が進めているのは自分なりのベリちゃんオリジンです　悪しからず）

[175 二次元好きの匿名さん 23/04/13(木) 02:49:39]

船長の人のイケズゥ…なんだ

[176 二次元好きの匿名さん 23/04/13(木) 08:22:49]

素晴らしいんだ！

[177 SS復帰組 23/04/13(木) 16:02:37]

保守

溜まってる仕事が片付いたら、また初期の頃のオグイチを書きたいんだ

[178 二次元好きの匿名さん 23/04/13(木) 22:20:00]

オグクリに甘えるイチちゃんが心に残って離れない
思えばイチちゃんはオグリの次にクリークとよく絡んでるんだ

[179 二次元好きの匿名さん 23/04/13(木) 22:30:09]

イチちゃんの師匠だもんなあクリークママ

[180 二次元好きの匿名さん 23/04/13(木) 22:38:27]

タキオンの薬で幼児化したイチが、クリークに甘えるところを見てみたいな！！

[181 二次元好きの匿名さん 23/04/13(木) 22:44:33]

>>180

いつぞやのハツラツちゃんの逆バージョンか

そうなると前のレスでも出てたとおりオグリパパか

閃いた！

[182 二次元好きの匿名さん 23/04/14(金) 07:55:52]

今日も一日感謝の保守なんだ

[183 了船長 23/04/14(金) 09:15:06]

>>180

>>181

「前回までのあらすじです～」

「ある日朝起きたらイチがちっこくなっちまってさぁ大変、こんな時に限って同室のモニーはレースで不在、とんと大変なことになっちまった。タキオンのヤツをとっちめなきゃなあ」

「騒ぎを起こさんようウチとオグリの部屋で預かることになったっちゅうワケや……なんなん？」

◇〇◇〇◇〇◇〇

「やあ、イチ。気分は悪くないか？」

「え、ええと……初めまして」

「私の名前を憶えていないのか？」

「私、お姉さんのこと知らないです」

「……そうか！　すまない。私はオグリキャップと言うんだ。オグリと呼んでくれ」

「……」

「驚かせてしまったと思う。私は……君のことを知っているんだ。だが、改めて名前を教えてほしい」

「……レスアンカーワンです」

「ありがとう。君のことを、イチ、と呼んでもいいか？」

「あの……お母さんとお父さんは、ワンちゃんって呼ぶの」

「そうなのか……！　ワン、ワンか。可愛い名前だな」

「うん。ありがとう、オグリさん」

「オグリさん、か。なんだか恥ずかしいな。ワン、良かったら外に走りに行かないか？」

「私、外に出ても大丈夫なんですか」

「そうか、本当はまずいかもしれないな……だが、走りたくないか、ワン？」

「走れるなら、お日様に当たりたいです」

「よし、それなら手を繋いで行こう。まずは靴を借りてこないとな！」

みたいな感じでしょうか（ワンちゃんはオグリさんと手を繋いでいます）

[184 二次元好きの匿名さん 23/04/14(金) 12:53:38]

>>183

何か新たな扉を開いたような不思議な気持ち

[185 二次元好きの匿名さん 23/04/14(金) 20:05:34]

>>183

オグリとワンちゃんが並んで歩いてる光景を想像するだけで尊い・・・ありがとうございました

[186 二次元好きの匿名さん 23/04/14(金) 20:58:18]

素晴らしい！

[187 二次元好きの匿名さん 23/04/14(金) 22:38:47]

「ど、どうすればいいんだ・・・？　私はひとりっ子だったから、年下の子の面倒を見たことがないんだっ」
「あらあら～～。イチちゃん、ずいぶん可愛くなっちゃいましたねぇ」
おそらく４，５歳くらいだろうか。
初等部どころかまだ幼稚園にいてもおかしくない幼いウマ娘。
余裕たっぷりのクリークに対して、オグリはどうしていいかわからなかった。

「お、おねえちゃんたち、わたし・・・」
「大丈夫ですよ。オグリちゃんも他の子たちも、みんなあなたの味方ですから」
「そ、そうだ！　だから心配することなんてないぞ」
不安そうな表情を浮かべながら、ちょっとだけ危なげな足取りで。小さなウマ娘はオグリではなく、ぽてぽてとクリークの方へと歩み寄る。

「あらあら～～。大丈夫ですよ、私のことはお母さんと思ってくれていいですからね」
「なっ……どうして」
がくり、とオグリは肩を落とした。そういえばクリークの実家は託児所だったか。それに対して、自分は妹も弟もいない。
小さな子の面倒なんて見たこともない。小さくなってしまったイチの『ママ』になるなんて、とうてい無理な話なのだ。
「イチ、聞いてくれ。実は私は——」
ママになるのが無理ならば、いっそのこと。
「——君の、パパなんだ」
「……ふぇ？　おねえさんが、おとうさん？」
「ああそうだ、私がイチのパパだぞっ」
「オグリちゃん、さすがにそれは、その……まだ小さな子をだますのはどうかと思うわ」
「どうしてだ！クリークがママなら私はパパでいいだろう！」

やがて騒ぎを聞きつけた寮長とたづなさんにより、辞退は収束したのだけれど。
たま～～になぜか、イチはオグリのことを『パパ』と間違って呼んでしまうことが、あるとかないとか……？

[188 二次元好きの匿名さん 23/04/14(金) 22:48:30]

>>187

クリークに半ば呆れられてしまうオグリいい…

[189 エスコンの人 23/04/15(土) 00:26:12]

>>183

>>187

うおおお……。久しぶりに浮上してみればてえてえイチちゃんが。

[190 エスコンの人 23/04/15(土) 00:38:35]

あ、新スレです

ムカつく...ぽっと出のくせに調子に乗って…そうだ……！Part26｜あにまん掲示板

[191 二次元好きの匿名さん 23/04/15(土) 08:00:21]

>>187幼児化したイチが可愛すぎて朝からテンションMAXなんだ

今日も一日頑張れそうなんだ

>>190立て乙なんだ

[192 二次元好きの匿名さん 23/04/15(土) 08:25:47]

埋め

[193 二次元好きの匿名さん 23/04/15(土) 08:55:51]

ベリ「グリちゃん……実は最近、イチ先輩から嫌がらせを受けてるの」
グリ「嘘でしょ、まさかあの先輩がそんなことするなんて」
ベリ「嘘じゃないわ、このままじゃレースにも支障が出るかもしれない」
グリ「えっ、いったい何があったの！？」
たしかにイチ先輩とベリちゃんは、最初あまり仲が良いとは言えなかった
ベリちゃんにとっては、憧れのオグリさんのそばにいるイチ先輩は邪魔モノだと思ってしまっていたから
でも、今は違うはず
なんやかんやあって、イチ先輩はベリちゃんのことを後輩として可愛がっているはずなんだけれど
もしかして、また何かトラブルがあったんだろうか？

ベリ「イチ先輩ったら、私に会うたび唐揚げとかおにぎりとか渡してくるの！　私はそんな食いしん坊キャラじゃないわ！　これはきっと私のバ体重を増やしてやろうっていうイチ先輩の嫌がらせなのよ！」
グリ「ちなみに、味はどうだった？」
ベリ「……す、すごく美味しかった……」
グリ（……餌付けされてるだけなのでは？）

[194 二次元好きの匿名さん 23/04/15(土) 11:25:55]

>>193

オグリの時とは別の方向で勘違いされるイチ！

[195 二次元好きの匿名さん 23/04/15(土) 11:26:35]

>>190

立て乙なんだ

[196 二次元好きの匿名さん 23/04/15(土) 11:40:18]

埋めます

[197 二次元好きの匿名さん 23/04/15(土) 11:54:55]

グリちゃんは気苦労絶えなそう
そんな子は好みです

[198 二次元好きの匿名さん 23/04/15(土) 11:55:54]

198ならオグリはパパ

[199 二次元好きの匿名さん 23/04/15(土) 11:56:21]

199ならクリークはママ

[200 二次元好きの匿名さん 23/04/15(土) 11:56:56]

グリちゃんが完全にお姉ちゃんなんだよな