シャルルマーニュ兄×ぐだ男弟世界線 Part22

  • 1二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 21:13:02

    シャル兄とぐだ弟概念をとことん楽しむスレです
    兄弟の事を語るも良し、周囲の反応を楽しむもよし、家族妄想もするも良しな兄弟妄想スレ
    なるべく二人の関係を尊重する気持ちでお願いします
    当スレのネタを用いた他所での迷惑になる行為はお控えください

  • 2二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 21:13:29

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  • 3二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 21:14:35

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  • 4二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 21:15:24

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  • 5二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 21:16:19

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  • 6二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 21:23:00

    独断と偏見の主要人物たち

    シャル兄、学生兼芸能人。かっこいいが大好きで弟の立香が何よりも大切

    ぐだ君、学生兼YouTuber。好奇心旺盛な元男の娘。誰よりも兄のシャルルが大好き

    大帝パパ、でけえ会社の社長。次男を溺愛し長男とはバチバチ。次男の男の娘期の元凶

    Sイシュママ、全てが謎のユニバースの女神様。一家で一番偉い

  • 7二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 21:27:48

    屋敷の人たち、使用人や赤い厨房長や出稼ぎのちびノブにぬい多数。各々一家の面々を陰ながら支えている

    仲間たち、保護者面したり友人だったり。たくさんの人たちが各々好きな距離感で兄弟と過ごしている

  • 8二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 21:29:15

    あまり長文でも圧があるかなと今回はお試し短め
    仲良く平和に兄弟じゃれつきライフをお楽しみいただけたらと思います

  • 9二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 21:36:46

    シャルルもそろそろ特攻鯖入りするくらいのイベント出場があったりしたらいいなあと思う日々

  • 10二次元好きの匿名さん23/11/05(日) 22:08:26

    こういう落ち着いた雰囲気でご飯やお菓子作って食べてるだけの動画も出してそうだなぐだ男くんチャンネル

    A Herring and Pumpkin Pot Pie | Kiki’s Delivery Service


  • 11二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 01:01:53

    「立香出来たか〜?」「もうちょっとかなあ」「こっちは準備出来てるからな〜」「は〜い」なんてちょっとした作業会話もかすかに聞こえてたら良き

  • 12二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 07:57:26

    今日のおやつは大福だった。
    多分どこかで有名な大福だ。
    やわやわのもちもちのあまーいあまーい大福だった。
    あまりの柔らかさに口に含んだだけでとろけてしまうので噛む必要すらなさそうなくらいの柔らかさであった。
    となると小さな立香の場合はそのままつるりと飲み込んで詰まらせてしまうかもしれない。その時はすぐさま対応してやらなくては。小さなシャルルマーニュは密かに緊張感をもって注視する。
    それに気付かず小さな立香はひたすらに大福を食べ続ける。「おいしいねえ。おいしいねえ」と止まらぬ笑顔で食べ続けている。
    もちもちのほっぺでもちもちの大福を食べている、幸せそうなもちもちのもちもちのもちもちもちもち…………。
    「…………ぶにゅ?」
    思わず触れてしまった。
    どうしたのだろうと目を丸める小さな立香に構わずふにふにと触れ続け
    「あそぶならたべおわってからでないとかっこわるいよ〜?」
    「……はい。すみません」
    大好きな兄に構ってもらえて嬉しい。そんな幸福でとろけた笑みを浮かべながら普段自分が兄にされている注意を口にされ、ぐぅの音も出ず、素直に手を下げ自分の分の大福の消化を再開させた。

  • 13二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 12:57:14

    そろそろQPが心細くなってきたなとシャル兄とベガス周遊に向かったわけだが
    ベガスで爆勝ちしてるシャル兄の姿はかっこいいのではないだろうか
    涼しい顔してディーラーと水面下でイカサマ駆け引きなんてしててもとてもかっこいい

  • 14二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 18:40:32

    悪いお兄ちゃんやで〜

  • 15二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 20:27:40

    >>14

    今日はにぃのお葬式だね。ご冥福をお祈りします。

  • 16二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 22:06:22

    >>15

    シャル兄「遊びであろうと勝負とあらば手は抜かないという信条を貫いただけなのになんでえ!?」

  • 17二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 22:08:19

    >>16

    かわいいバニーの女の子をいじめた(意味深)からな...。

  • 18二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 22:40:53

    やっぱり負けた分は給料引かれちゃうのかな……

  • 19二次元好きの匿名さん23/11/06(月) 23:12:47

    >>17

    これにはお母さんも冷めた視線送るわ

  • 20二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 08:06:17

    >>14

    ラフに描かれてる手がちゃんと男性的で良いですね


    兄が安価で譲ってもらったバイクの手入れを楽しそうにしている。

    「今まで丁寧にかっこよく使われてたもんな。同じくらい手間かけてやらなきゃ失礼だろ」とご機嫌な様子。そう言う通りバイクは少し古びているけどとてもぴかぴかでかっこいい。これに跨り風を切る兄もかっこいいこと間違いなしだろう。

    とはいっても、今の兄では屋敷の敷地内を走らせることしか出来ないのだけれども。忙しさとか怪我によるスケジュールの崩壊とかそういうあたりの事情で。けれどだからと整備に手を抜かない兄は大変かっこいいと思う。

    確かにバイク事故は恐ろしい結末を生む確率は高いのでもちろん心配だ。兄がどれだけ安全面に配慮していたってそれだけで済む話でもない。だけど、そうやって恐れてばかりなのももったいないのも分かっている。やはりバイクは颯爽と風を切って駆けてこそだ。

    「いつか立香も免許取ってさ。一緒にツーリングにでも行けたらいいよな」

    屈託なくそう笑ってくれたりするわけだし。

    兄の身となると心配と不安でこの上なくなくなるが、自分のこととなると大変都合よくどうにかなるんじゃないかなあ。と思ってしまうし。

    いいだろうなあ。シャルにぃと並んでツーリング。どんな景色もキラキラしてるんだろうなあ。

    幼少の病弱だった名残りで今も心配性な父の説得には骨が折れそうだけれども。それを果敢に突破したくなるだけの輝きはある。

    「うん。頑張るから一緒にいこうね」

    「おう!楽しみにしてるぜ」

    またひとつ兄と共に在れる方法を得た。

    それがとても嬉しかった。

  • 21二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 13:02:15

    エンジンつけずにシャル兄の中古バイクに乗せてもらって簡単な操縦方法をシャル兄から教えてもらうぐだ君

  • 22二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 19:14:19

    ぬい達も猫みたいに立ってる人の脚によじ登ったりできるのだろうか
    ……できるよな、何ならぬいによっては浮遊できるのもいるし

  • 23二次元好きの匿名さん23/11/07(火) 22:13:29

    時折開催されるぐだのぼり大会にシャルのぼり大会
    そのうち兄弟がゼッケン作ってくれる

  • 24二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 08:06:30

    ディレクターはなんらかのなにかで真っ黒だったと思われます(雑)

    「にぃ帰ろう」
    「立香?」
    収録終わりに小さなシャルルマーニュに小さな立香がしがみついてか細く告げる。
    いつもはこんなことをする子ではないのだ。シャルルマーニュがスタッフたちに挨拶を終えてから立香に「帰ろう」と声をかけるまでおとなしく待っている子なのだ。
    「えっと立香。兄ちゃんまだディレ、偉い人と話してんだけど」
    「帰ろう」
    立香は賢い子だ。わがままを言わないから同行を許されていることは分かっている。兄や周囲に迷惑をかけるような真似をすれば二度と連れてくれなくなることくらい分かっている。だからいつだって立香はおとなしく椅子に座っていたのだ。
    なので今のような状態ははじめてなのだが……どうしたというのだろう。流石にシャルルマーニュも困惑気味だ。
    「お願い……」
    「……………………。すみません弟が限界みたいなので今日は失礼させていただきます。今日はありがとうございました」
    震える立香の手を引いて近くで別のスタッフと会話しているマネージャーに声をかけて足早に立ち去っていった。
    「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。これでにぃがもう呼ばれなくなったら、」
    「いいんだ。恐かったな」
    少し治まってきたものの車の中でも震え続ける立香をシャルルマーニュは落ち着かせようと優しく抱きしめ頭を撫でる。具合が悪いのではない。怯えているのだ。立香はあの現場の何かに恐怖を覚えて必死にSOSを訴えていたのだ。
    であるならば何に、何故。
    「……………………」
    短く思考を巡らせてから運転しているマネージャーに声をかける。
    「あのディレクターについて少し調べてくれないか?あんまいい話を聞く人じゃなくても大げさな気もするが、念のため。うちで調べるのが問題なら坂本さん経由でもいいから」
    「分かりました。担当部署に話をしておきます」
    「ありがとうございます。さあ立香。今日はもうおしまい。家に帰るぞ。あとはあったかくして兄ちゃんと一緒に休もうな」
    「…………うん」
    マネージャーとの短いやり取りの後は立香を落ち着かせることに専念した。震える身体は大分治まってきていたがそれでも優しく抱きしめ頭を撫で続けていた。

  • 25二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 13:16:16

    保護者面の誰かが共演してて兄弟が立ち去るまでの始終を見てて「弟があれだけ怯えてるとは珍しい」と思って独自ルートで調べたら「あー、アウトだなあ」ってなっててもいい

  • 26二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 20:31:01

    >>24

    察しが悪くてよくわからんワイ

    ディレクターがロリコンでショタぐだをそういう目で見てたんか?

  • 27二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 21:37:19

    >>26

    ぬわー、説明不足すみません

    「そういえば村正が妖精國のどこかでぐだの危機感知力が高いって言ってた気がする」→「ならここのぐだもそういうの高めかもしれない」→「小さい頃はそれを直感的に分かっても語彙がなくて説明出来ないかもしれない」→「番組のディレクターが見た瞬間やべーのと分かってもなんて伝えたらいいか分からない+自分一人が騒いでも自分が出禁になるだけだから騒げない」→「おたついてる間に収録が終わりディレクターがシャル兄に話しかけたから慌てて飛びついた」って流れです

    最初はぐだ君視点だったのをシャル兄視点に変えちゃったからごっそり抜けました

    ディレクターはシャル兄に手を出したかったショタコンなのかシャル兄を潰したかった人なのか怨霊に憑かれた人なのか等は自由です

  • 28二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:07:17

    >>27

    解説せんきゅ

    ぐだくんは周りの危機感知には敏感だけど自分に対しての危機には鈍感だろうなって

  • 29二次元好きの匿名さん23/11/08(水) 22:42:47

    過去スレでかなり死んでもおかしくないことをしては寸でのところでシャル兄たちに助けられてたのでぎりぎりを見極められているかはかなり怪しい……

  • 30二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 07:52:57

    実際は赤い瞳もちゃんと好きかもしれない

    家で食事をする時に兄弟は向かい合わせになるように座っている。
    昔は隣り合うように座っていた。肩を寄せ合って食べるのが楽しかった。だが向かい合っている方が互いの顔を見ながら食事が出来ると気付いてからはそうしている。ふと顔を上げた時に美味しいものを食べて笑っている顔が見れるのは嬉しい。
    「あれ、シャルにぃ目ぇ赤いね?」
    「忙しかったからかなあ。戻んなくて」
    相手の変化にもすぐに気付けるし。
    とはいえ顔色が悪いわけではない。シャルルマーニュはいつも通りに忙しいわけだが自覚的にも他者目線からも疲れは見えない。ただ瞳が青ではなく赤なだけだ。
    「目が赤いのヤなんだよなあ」
    「そうなの?」
    「立香とお揃いじゃなくなる」
    「うひゃ」
    もちろん赤が嫌いなわけではない。何せ命の色なのだ。鮮やかに美しく燃えるような赤はかっこいい。けれど自分の瞳の色には抵抗があるのだ。
    遥か遠い時代の、自分ではない自分が身を投じていた戦火を思い出してしまう。自分が殺した人々の血を浴びて瞳が赤に染まってしまったのだと思ってしまうほどに。
    仕事に支障があるならカラコンで誤魔化せるが……。憂鬱なものは憂鬱なのである。
    「でもオレは好きだよ。シャルにぃの赤い目も」
    「そう?」
    そんなシャルルマーニュの憂鬱など知らぬ顔で立香は微笑む。
    「晴れた日の青空もいいけど帰りに見る夕陽だって綺麗だもん」
    「……………………」
    うっとりと見惚れているかのような声と表情。
    嘘は言っていない。ただただ純粋に見とれて褒めてくれていることにシャルルマーニュは一瞬声を失い、
    「ヤダ。お揃いがいい」
    「ええ〜?」
    まるで子供の駄々のように頑なに譲らないシャルルマーニュの物言いが放たれ、立香は困ったように苦笑いするしかなかった。

  • 31二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 13:16:03

    人魚の煮付けがなくても転生するたび兄弟になっているので永遠が成立している……

  • 32二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 13:46:32

    シャル兄「エミヤー、今日の晩飯はー?」
    エミヤ「今日は魚の煮付けだぞ」
    ぐだ「しるこサンドで誘った人魚の?」
    エミヤ「なわけあるか!漁師やってるあのランサーから仕入れた普通の金目鯛だ!」

  • 33二次元好きの匿名さん23/11/09(木) 22:08:49

    しるこサンドでなくても兄弟はお互い好きなお菓子を餌におびき出して「つーかまーえた!」「つかまっちゃったー!」ってやってそう

  • 34二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 07:59:55

    昔は大帝パパとも兄弟だったよねという話

    今週いっぱい兄が帰ってこない。なんと悲しい週だろう。
    リビングのソファーの上でぬいを抱きしめだらりと寝転びながら立香は無気力に過ごしている。
    退屈であるがやることはある。勉強とか読書とか筋トレとか。やりたいやらねばと思えど身体は無気力に支配されて動けない。
    動かなきゃ。動かなきゃ。と思っているうちにうとうとと意識も重くなりはじめ
    「━━。こんなところで眠っては風邪を引いてしまうぞ」
    「んんぅ」
    誰かに揺り起こされる。
    眠気で上手く目を開けられない。けれど分かる。大きな手。大きな身体。低く響く声。
    知っている。
    大好きで大好きで誰よりも尊い至高の━━
    「ぁに……うぇ…………」
    「……………………」
    一瞬、驚いたように息を引く音がしたのを寝ぼけた立香は分からない。
    「申し訳、ありません。私が兄上のような体躯になれなかったばかりに、影にすらなれず、兄上に世界の全てを一人で背負わせてしまい……」
    「いいんだ。お前が気にすることではない」
    兄の影であれたのはほんのひと握りの間だけだったのだ。若い時の一瞬だけ。兄の成長に自分では追いつくことは出来ず、兄の影となるために生かされていた自分は完全に存在理由を失ってしまった。
    それでも兄は自分を捨てなかった。愛することをやめなかった。
    こんな何の役にも立たない者にまで、なんと慈悲深い。
    「国のことも世界のことも、全て私が決めたことだ。最初から私一人で背負うべきものを短い間とはいえよく影として支えてくれた。心から感謝する」
    「しかし……」
    「いいんだ。お前が生きて側にいてくれたら、私はそれだけで」
    「……………………」
    優しく告げられる感謝の言葉に何か訴えたい感情はあった。けれどそれ以上に暴力的な眠気があまりにも強く。はくはくと唇を動かしかけてからまた眠りに落とされる弟の身体を、『兄』は愛しく抱きしめ抱き上げた。

  • 35二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 08:00:19

    >>34

    はみ出た


    「…………あれ?」

    起きたら自室でベッドの上だった。

    最後の記憶はソファーの上だったのだが、誰が運んでくれたんだろう。こういうことはどう尋ねても誰も教えてくれない。一度まとまった息を吐いてから立香は起床の準備をはじめた。

    「おはよう立香。体調はどうだ」

    「おはよう父さん。元気だよ」

    「それは良かった」

    まだどこか眠気が抜けきってない立香に対し、父のカールはしゃっきりしていた。見習うべきと思えどなかなか上手くいかないものだ。眠気を引きずりながらなんとか朝食の卓につく。

    「今日は父さん朝一緒なんだね」

    「息子との時間はなるべく取らなくてはならないからな」

    「そっかあ。ならにぃもいたら良かったのにね」

    「そうだな」

    皆忙しいと顔を合わせるのも大変だ。そうぼんやりパンを手に取る立香にカールは少し間を開け

    「立香は兄が好きなのだな」

    「うん。にぃ大好き」

    屈託なく返事をする立香にカールも「そうか」と微笑み返した。

  • 36二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 13:05:52

    注射器を持って緊張してる様子の新人看護師さんに「がんばってねえ」と余裕のエールを送る注射慣れしてるショタぐだ君

  • 37二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 19:16:13

    老け顔で巨漢でつよつよな王様……先越されちゃったね大帝パパ。早くカルデアに来ないからだよ

  • 38二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 19:20:21

    >>37

    シャルルももう少し実装遅ければ三臨は完全にカール大帝になってたのかな

    大帝み強いシャルルも好きだから変わらんでいいけど

  • 39二次元好きの匿名さん23/11/10(金) 22:17:18

    霊基再臨クエのルーラーシャルルをしばいて勝てたからいい感じに融合して3臨のあれになったのであって負けてたら逆に大帝の力に飲まれていたのでは
    そんな夢を見てしまう
    テラリン後のいくらか丸くなった大帝でもシャルルには厳しめであってほしいしこれくらいクリア出来てこそという信頼や期待があってほしい

  • 40二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 07:58:52

    病弱な男の娘時代が抜けきってない中一くらいの少年ぐだ君にしかない栄養素

    ぽかぽかの陽気に庭の木陰で腰を降ろす。
    ふわとそよぐ風が頬を撫でて髪を揺らす。
    いい天気だなあ。
    くたびれて重くなった身体によく沁みる気候がありがたい。体力が回復していく実感が湧いてくる。とはいえすぐに駆け回ることは無理そうであるが。
    もったいないなあという惜しみと悔しさも同時に湧いてくる。早く人並みになりたいものである。
    「りーつか。休憩中か?」
    「うん。病気がなくなっても無茶するなってドクターに言われてたのに。怒られちゃう」
    「ゆっくりやっていけばいいさ」
    今日のような穏やかな日をそのまま具現化したような人。様子を見に来てくれた兄の屈託のない笑顔がとても眩しい。そんな兄に見せるには疲れ果てて青白くて情けない限りであるが、庭を歩いて疲れた時はいつもここで休んでいるので今力尽きているのはまあバレているだろう。情けない。当の兄は気にする素振りもなくただ元気付けるために笑い続けてくれる。
    「休むならやっぱここだよなあ。日通りも風通しも最高。俺も隣でくつろいでいいか?」
    「ううん。そろそろ行こう。最近は日が早いから。すぐに冷えるよ」
    「了解。じゃあ行こうか。どうする?おんぶ?抱っこ?」
    「自分で歩きたいな」
    「そっか。頑張る立香はかっこいいぞ。じゃあほら」
    嬉しそうに差し伸べられる手を取り立ち上がる。戻りきっていない体力でも歩いていけるようゆっくりと、転ばぬように支えとなって歩いてくれる。
    いくらなんでも甘やかされすぎやしないかと危機感を覚えることは多々あるが、ムキになって手を振り払えば間もなく自滅することも分かっている。ので、やはり兄の言うとおりゆっくりやっていくしかないのだ。
    早く普通に並んで歩けるといいなあ。
    願うことはそればかりである。

  • 41二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 12:21:04

    道端でくたびれちゃって「にぃだっこ」ってやってたショタぐだ君もいたかもしれない

  • 42二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 21:00:10

    今年も兄弟はポッキーゲームしてる

  • 43二次元好きの匿名さん23/11/11(土) 22:17:30

    配信中にポッキーゲームが始まった時点で騒然となっていたのに
    途中シャル兄が体勢を変えることによりカメラからは最後どうなったのか分からず更にヒートアップする視聴者

  • 44二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 08:03:59

    小さい頃に背比べしていた跡を見付けた。
    一つの柱に二人分の傷が細かにいくつもつけられていた。
    少しずつ少しずつ傷と名前が上に上がっていくのが懐かしくもあり我がことながら微笑ましくもあった。
    ……兄のほうが年上であるのだし、小さな頃の自分はおそらく病気の関係で発育が悪かったので仕方ないのは分かっている。分かっているが兄との傷の差が大きくその差が縮まる気配もなかったのが今更ながらに悔しかった。
    「……ま、今はオレの方が断然大きいけどね」
    苦し紛れの気休めに今の身長を柱に刻む。
    実際大きくなったよな。自分より断然大きな人たちに囲まれてはいるけど、チビと思われる範囲ではなくなったよな。
    新しく出来た傷にそんな思いを抱きながら立ち去り後日。
    「あ」
    『甘い』と言わんばかりに先日作った自分の身長の傷の上に現在の兄の身長の傷が新たに加えられていた。

  • 45二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 12:28:47

    久しぶりに友人帳見てたら夏目君の友達の片割れがシャル兄の人でびっくりした
    一般人枠だからパパ声のにゃんこ先生と絡むことは滅多にないが揃ってたんだな

  • 46二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 20:49:56

    夏日から急に寒くなって風邪を引くぐだくん
    ぬい達がベッドに囲んであっためてシャル兄がシチュー作ってる

  • 47二次元好きの匿名さん23/11/12(日) 22:13:56

    汗拭きぬいに冷えピタぬい
    シチューを食べる時は邪魔にならないようにシャル兄に回収される

  • 48二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 07:58:47

    ふわふわした話を書きたいと思うとショタ時代になりがち問題

    「ずるっとしてぐにゃってなってだばんした」
    水溜りの上で泥まみれの立香を見てその発言を聞いた瞬間にシャルルマーニュは慌てて立香を抱えて家に戻って風呂に投げこむ。
    そんなことをしたら兄まで泥に汚れてしまうのに構わず抱えられたことに申し訳なさがあると同時にだから兄はかっこいいと思ってしまったり。他の傷のチェックとはいえ一緒に風呂に入ったのも嬉しかった。
    ……ちょっとばかり心配しすぎでは?と思うところもあるけれど。今回だってちょっと転んだだけなのに。と思うところもあるけれど。
    風呂上がりにそんな内容の話を立香なりの言葉で伝えてみれば
    「立香の大丈夫はあてにならない」
    の一言で何も言えなくなる。
    あまりにも心配されすぎてとりあえず「大丈夫」と言ってしまうのは、立香自身にも心当たりがあってしまうから。それで大丈夫ではなく騒ぎになって怒られたこともたくさんあるのだから。
    そんなぐぅの音も出ない立香は気にせずシャルルマーニュは「痛かったら言えよ」と言いながらぐにゃってなったらしい足首を触ったり動かしたりとチェックをしてから簡単なテーピングをし
    「腫れたり痛くなったりしたらちゃんと病院行こうな」
    で今回は締められ後日になっても特に問題なく終息した。

  • 49二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 13:13:11

    学園恒例ダンスパーティーで男子が女子をお誘いしなければならない時期にシャル兄は皆に「弟誘うんじゃないぞ〜w」とからかわれるが「あったりまえだ。立香はかっこいい男子だぞ」と返してた

  • 50二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 20:08:34

    どうせ終わった後に家で二人で踊るんだ知ってるよ

  • 51二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 22:23:10

    シャル兄にエスコートされてうっとり揺られてるぐだ君も良し
    「立香もかっこよくエスコート出来ないとな!」ってシャル兄も練習のために女子のステップが踊れるといい

  • 52二次元好きの匿名さん23/11/13(月) 23:53:57

    これぐだくん当てはまるやろなあ

  • 53二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 08:07:57

    マネージャーたちがどれほど極力シャルルマーニュの負荷を減らそうと配慮を重ねたとしても、どうしょうもなくスケジュールが重なってしまう時がある。
    それにシャルルマーニュは基本的に文句は言わない。どれも断れない理由があると分かっていれば受け入れ涼しい顔してその全てをこなす。
    そしてそれが終われば
    「つーかーれーたー」
    「お疲れ様」
    立香の膝の上で堂々ごねつきくつろぐシャルルマーニュがいるのである。
    こういう自分がかっこいいとはもちろん思っていない。だが特別忙しかった後は特別だ。こういうシャルルマーニュを労るのは立香としても至福なのでそこはいつまでも自重せぬままでいてほしい。膝の上のシャルルマーニュの頭を撫でながら密かに祈ってしまうのであった。
    「あー、しばらく仕事はなしでいたいー。一年くらい真っ白でいたいー」
    「そうなったらそうなったでシャルにぃは予定いれまくっちゃうでしょ」
    「違いない」
    忙しすぎるのはあれだけど退屈には我慢ならない性質なのだ。三日と経たずに何もないスケジュール帳に不安にも似た落ち着きのなさに見舞われ手当り次第に何かで埋めていくのだろう。想像が容易かった。
    そしてまた無秩序な予定たちに忙殺されては落ち着いたらまたこうして立香の膝の上でだらりとしているのだろう。
    それでいいのだと立香は思う。
    兄のちょっとした隙間に一緒にいたい人と思ってもらえるのなら、それはこの上なく幸福なことなのだから。
    「でもやっぱ立香とのんびり長期旅行とかもしたいぜ」
    「そうだねえ、どっか行きたいねえ」
    「なー」
    その光栄な幸福を噛みしめながらシャルルマーニュの頭を撫で思考がろくにない他愛もない会話を重ねていった。

  • 54二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 13:15:08

    庭の落ち葉を集めてふかふかがさがさする遊びは使用人たちが落ち葉を片付けてしまうと出来なくなるので季節のスピード勝負味がある

  • 55二次元好きの匿名さん23/11/14(火) 22:02:16

    ぐだ「前回シャルルマーニュPUから一年経過していました。我々シャルにぃに出会うチャンスがない状態が一年以上……。由々しき事態です。寂しさで震えが止まらず地面が割れてしまいそうです」
    シャル兄「ところで立香の現在の石の数は?」
    ぐだ「えっとぉ……」

  • 56二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 07:57:01

    インフルエンザで面会謝絶になった。現在家庭内隔離状態である。
    それ自体はいい。大事な兄や家族や働いてくれている皆に感染すわけにはいかない。こんな苦しい思いをする必要なんてないのだ。
    熱にぼやつく身体に薬を流し再びベッドに潜り込む。あとはしばらくすればいくらか楽になってくれているはずだ。
    そんな立香の様子を心配してか、ぬいたちもベッドに潜り込んでは立香の顎に頭を擦り付けてくる。その気持ちと柔らかさとあたたかさが今は何よりも嬉しかった。けど菌がたくさん付着してしまっているのはよろしくないので治ったら洗って天日干しにしなくては。病み上がりにふかふかのぬいも間違いなく気持ちいい。楽しみだ。早く治さなくては。
    仕方ない。
    仕方ない。
    仕方ないったら仕方ない。

    だけどやっぱり

    シャルにぃに会いたいなあ。

    電話のひとつくらいかけてくれたっていいのに。
    いつかみたいに窓から現れてくれたっていいのに。
    でも寝込んでる人間に無理に起こす真似をする人じゃないからなあ。
    早く会えたらいいのになあ。
    体調不良により更に揺らぎやすくなっている心をぐっと抑えるようぬいを抱きしめ眠りについた。

    数日後

    「おっはよー立香。もう大丈夫なのか」
    「おはようシャルにぃ。もう平気だけど一応まだハグはなし」
    「おのれぇ……」
    久しぶりの再会にも関わらず勢いでは動かず寸でのところで牽制しあうおかしな兄弟模様が繰り広げられていたとか。

  • 57二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 13:18:36

    そういえば数日前に冬コミの当落が発表されていましたね
    もう少ししたらまたぐだ君が同人娘たちに差し入れを持っていく日々が始まるかもしれません
    今年の兄弟本はやっぱり邪霊公爵パロが多いのでしょうか
    あれには大変無限の可能性を感じます

  • 58二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 16:29:21

    今日は七五三なので着物姿のショタ兄弟が見れるのかー

  • 59二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 20:47:28

    振袖姿のショタぐだをめちゃ吸ってる大帝パパ

  • 60二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 21:19:43

    >>59

    「俺と母さんの目が黒いうちにやめとけよ」

  • 61二次元好きの匿名さん23/11/15(水) 22:12:32

    7歳のシャル兄と5歳のぐだ君
    5歳のシャル兄と3歳のぐだ君
    7歳のシャル兄と3歳のぐだ君
    どれも可愛い

  • 62二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 08:06:09

    「立香は俺以外に料理作っちゃ駄目だからな。俺のためだけに作るんだぞ」
    そんな言葉に舞い上がって料理を作っていた時期もあった。しかし今になって思えばあまりにも悲惨な自分の料理の出来を他に広げないためのターゲット集中だったのではないだろうか。兄が密かに記録し続けていた自分の料理の数々を見返して立香は血の気を引かせる。
    生焼け生煮え煮過ぎて崩れてでろんでろんに最早炭。
    お前はこうならないでくれ!大惨事!お料理失敗作選!なんて本でも作れそうなくらいの悲惨の山である。(売れるかどうかは考えないものとする)
    よくもまあ、このひとつひとつ全てを片付けて……。笑顔でごちそうさまして的確なアドバイスをくれて……。牛歩のほうがまだマシな成長速度に苛立ちひとつもお首に出さずに……。
    今となっては兄以外にも料理を振る舞うことを許されているが、それは全て兄の献身のおかげであるのだと重く重く胸に刻まねばならない。
    「で、立香は今何を作ってるんだ?」
    「父さんに夜食。最近年末に向けて忙しくなってきてるでしょ」
    「え〜。まあいいけどさあ」
    皿に盛られる温かく美味しそうなそれにシャルルマーニュは唇を尖らせ
    「昔は立香の料理は俺だけのものだったのになあ」
    「…………」
    不貞腐れた殺し文句がクリティカルに刺さってしまい
    「……じゃあシャルにぃにも作るけど、何食べたい?」
    照れ隠しに同じように唇を尖らせて問う言葉に、シャルルマーニュは満面の笑みを華やかせた。

  • 63二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 13:23:24

    「子猫ごっこ」と言って小さなダンボールに二人で詰まりじゃれつきあった末に寝落ちるショタ兄弟

  • 64二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 21:46:27
  • 65二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 23:20:18

    一発ネタで「兄」って刻印したいがそのために5千円はちょっとお高い……!

  • 66二次元好きの匿名さん23/11/16(木) 23:40:36

    藤丸って入れようかな……

  • 67二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 08:05:42

    小さな立香は身体こそ弱いが男の子らしくやんちゃで動きたがりで遊びたがりだ。
    しかし子供であるし身体は弱いので電池切れは早い。夜も早いうちにうとうとと兄のシャルルマーニュにもたれかかっている。
    「立香もう寝る?部屋に行く?」
    「やだあそぶ」
    「でも眠いだろ?」
    「いーーやーーーあそぶのぉ」
    いやいやとシャルルマーニュの肩に額を擦り付けて目を覚まそうとしているがあまり効果はなさそうだ。やはり今にも落ちてしまいそうなほど眠たそうだ。
    このままもう少し待って完全に眠ってしまってから運ぶのもいいだろう。しかし現在のシャルルマーニュの小さな身体では運ぶのは難しい。他の誰かに任せるのもちょっと嫌だ。
    ならばどうするか。
    少し考え
    「じゃあ俺の部屋のベッドで遊ぼうか」
    「ん〜?」
    出てきた提案に立香は半分以上眠っているかのような顔で首を傾げる。
    「ぬいたちも一緒にころころーってさ。楽しいと思うんだ」
    「んーーーーー、」
    右に左に首が大きく揺れ続け
    「しゃるにぃのベッドであそぶ〜」
    「よし。じゃあ行こうか」
    「はぁい」
    ふにゃふにゃの笑顔で立ち上がる足取りは覚束ない。転ばぬように手を取りゆっくりとした歩みで部屋へと向かった。

  • 68二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 13:12:19

    オベロン「ころころ〜〜〜スヤァって感じ?」
    シャル兄「いや、ころ……スヤ……って感じ」

    刑部「これから俺のベッドで遊ばないか(イケボ)」
    邪ンヌ「そういう用途で使うにはおっさんくさくない?」

  • 69二次元好きの匿名さん23/11/17(金) 22:06:17

    同級生「オベロン君はいつもアルトリアちゃんと立香ちゃんと一緒にいて両手に花だね」
    ショタオベ「本当にそうだよね〜。でも二人とも僕にはもったいないタカネノハナだから困っちゃうんだ〜」
    キャスぐだ((冗談じゃねえってオーラがあふれてる……))

  • 70二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 08:19:22

    シャルルマーニュと立香が通う学園は基本小中高と繋がっている一貫校である。
    しかし進級のためには試験があり、その際に一緒に参加していた中途編入者のための入学式もあるのだ。
    「そしてその入学式では試験成績1位の生徒が代表挨拶をするわけだが、それが俺だったらかっこいいと思わないか弟よ!」
    「かっこいいと思います!」
    「というわけで兄ちゃんは今日から本気モードで頑張ります!」
    「はーい!」
    宣言したからには兄は本気だ。空いてる時間は全て勉強に注ぎ込み弟もそれを邪魔しない。騒いで集中力を削がないようにぬいたちと「しぃ」と指を立てて部屋に退散する。
    何せ世界で一番かっこいい兄が学園で一番かっこいい存在として壇上に立つというのだから。
    ならば自分もそんな兄と共にいる者として少しでも出来る人間になっていなくては。やる気に満ちた兄に触発されて弟もまた密かにやる気を燃やし本を広げペンを手に取った。

    そして

    「立香ー!入学式の動画貰ってきたぞー!かっこいい兄ちゃん見てくれよ!」
    「見るー!」
    満開に咲く花と共に兄の有言実行は見事咲き誇らせることに成功したのだ。

  • 71二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 13:06:52

    オセロを並べてるだけのショタぐだ君とそれを微笑ましく見守ってるショタシャル兄

  • 72二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 22:28:08

    おめめきれいだな

  • 73二次元好きの匿名さん23/11/18(土) 23:16:42

    同じ眉間を寄せるでもちょっと雰囲気違う

  • 74二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 08:12:00

    乾燥の季節が粛々と流れている日々である。
    きらびやかなライトに当てられ全国のお茶の間にかっこいいを示している兄が肌荒れに細心の注意を払っているのはそうだろう。それも仕事であるのだから。今日も髪先からつま先までつやつやのぴかぴかでかっこいい。
    その点自分はというと最低限に整えて清潔に綺麗でいようという一応の意識はある。
    なにせシャルルマーニュの弟であるのだから。
    見劣るにしてもみすぼらしくあってはならない。それは兄と家の評価にも繋がるのだから。という意識はあるのだ。
    「立香〜?まーた手があかぎれてきてるぞ〜?ほら、兄ちゃんの塗ったげるから手ぇ出しな?」
    「はあい」
    しかしながら自分という人間は実に雑で抜かりがある人間である。どれほど意識していようと兄からしたらまだまだらしい。今日も自分よりも細かに自分を見てくれている兄にせっせと世話を焼かれている。塗った瞬間にさらさらになる高級そうなハンドクリームが、そういえば最近ひりひりしてた気がする手の甲に刷り込まれていく。よく見たらうっすら赤い線が細かにつき始めていた。
    いつまでも手間のかかる子供で申し訳ないなあという心はもちろんある。もっとしっかりと自立して忙しい兄の負担を軽くしたい心ももちろんある。
    けれど
    「まああんまり意味ないんだけど、今回はちょっと多めに塗っとくからな」
    「はあい」
    こうして自分の手を丁寧に触れてくれる兄の手が。至近距離で感じられる気配や香りが大好きで。その優しさが心地よくて。
    もう少し、もう少しこのままと。甘えた心が非常によろしくない足止めをしているのだった。

  • 75二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 13:48:34

    ぐだ君は自分のグッズ生産をあまりたくさん作ろうとしないから予約戦争が起きやすいことで有名だが
    その裏でシャル兄も戦争参加による悲喜こもごもで大騒ぎしていることを知っている人もいるし察している人もいるし知らない人もいる

  • 76二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 18:17:54

    ぐだくんのグッズは受注生産制にして本人に己の人気がどれだけのものか分からせたい

  • 77二次元好きの匿名さん23/11/19(日) 22:12:40

    このスレ世界の住人ならシャル兄グッズとぐだ君グッズをセットで欲しがる人が多そう

  • 78二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 08:08:30

    今日はもう疲れてしまったな。休んでしまおうかな。
    風呂上がりにドライヤーをかけながら立香は満ちる疲労感に思考を委ねる。
    とりあえず宿題などの迫っている予定もないわけだし。いいのではないだろうか。そうしよう。布団に包まってあったかくして寝てしまおう。
    固い決意で部屋に戻り部屋に戻れば
    「……先約がいる」
    シャルルマーニュが既に眠っていた。
    早い時間に休んでいるシャルルマーニュは珍しいと思うが疑問には思わない。茶飯事であるからだ。立香だって気分でシャルルマーニュの部屋に勝手に泊まって起きたら本人がいたこともよくあることだ。どれだけ大きくなろうとお互いそこに抵抗を覚えたことはない。
    なので本日もただ眠気があるばかりで
    「にぃ向こうちょっと行ってー。オレが寝れないー」
    と軽く奥に押しこめ己の領域を確保してから潜りこみ
    「立香があったけぇ」
    「うおお、のっしり」
    押しこめた分だけシャルルマーニュの身体が戻ってきて、半ば覆うように抱き着かれてしまう。これも珍しいことではないからそれほど驚くことはない。むしろ重みと熱がとても嬉しい。
    「立香があったかいと安心する」
    「そうなの?」
    「そうなの」
    「そっかあ」
    その寝ぼけ気味の幸福に満ちた声にどれほどの重みがあるのかを立香が理解しきるのは難しい。けれど渡し合うぬくもりと耳元に染み込む声が甘く溶かされ満ちていき、ただ幸せだなと二人で共に眠りについた。

  • 79二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 13:19:41

    仕事でめっちゃ疲れてぐだ君の声が聞きたくてスマホに手を伸ばすも今は絶対かっこ悪い声しか出せないなとやっぱやめするシャル兄

  • 80二次元好きの匿名さん23/11/20(月) 21:40:55

    高杉「やあやあやあ!まだ時期は未定だけどまたまた弟君を借りてくよ〜」

    シャル兄「流石に半年強で再度でかい出番にゃならねえだろ!?」

    ぐだ「おまけで社員旅行とかしてるかもね〜」

  • 81二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 08:07:39

    このレスは削除されています

  • 82二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 13:03:48

    このレスは削除されています

  • 83二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 19:02:41

    >>81

    このぬいの服作ってる動画出してるんだろぐだくん

    手先器用って感じるし手フェチにたまらんことになってる

  • 84二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 19:15:17

    これみたいにぬいと一緒に外でクレープ食べてる兄弟

    【ぬいぐるみ】吉祥寺にいる!【クレープ】


  • 85二次元好きの匿名さん23/11/21(火) 22:19:38

    >>83

    視聴者たちから型紙のPDFをもとめられて「し、素人デザインのものですが???」と宇宙猫になりつつ公開するぐだ君

    一応ハベにゃんやクレーンさんから指導を受けてるから最低限しっかりしてる

  • 86二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 07:56:46

    「シャルにぃピクニック行こう〜」
    「ピクニックぅ?」
    立香からの突然の誘いにシャルルマーニュが首を傾げれば、満面の笑みで小さな古びたピクニックボックスを見せてきた。
    とてもよく見た覚えがある。小さい頃二人でピクニックした時に使っていたピクニックボックスだ。厨房の人たちが用意してくれたパンにバターを塗ってレタスやハムやチーズやトマトや卵と好きなものを好きなだけ挟んで詰めて持っていったピクニックボックスだ。
    「そういえばそんなものもあったっけなあ」
    「部屋の整理してたら出てきたんだ。せっかくだから今から詰めて出かけない?昔みたいに庭にシート敷いてさ」
    「悪くないな」
    二人だけではあまり遠くに行けない小さい頃はそれだけでもちょっとした冒険だった。ピクニックボックスと遠足シートを持ってあたりを歩いているだけでわくわくで心が跳ねていたものだ。
    そして本日もとてもピクニック日和な天気をしている。出かけるならもってこいだ。
    「じゃあ行こうか。ボックスの中は?これから詰める?」
    「もう詰めてる」
    「流石」
    抜かりはないと胸を張る立香に笑顔で返しつつせっかくなら次は自分も何か作りたいとも思ってしまう。今の自分ならば用意してくれた簡素なサンドイッチの具より凝ったものも作れるのだし。
    あの頃と変わらぬ穏やかな陽気にあの頃とは違う自分たち。けれどあの頃と変わらず傍らに大切なその人さえいれば幸福である日々を携えて陽だまりの世界へと並んで足を進めていった。

  • 87二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 12:59:40

    人生ゲーム配信中にお互いプロポーズと結婚イベント時に「結婚したのか……俺(オレ)以外の相手と……」「今更何よ!」というコントを繰り広げる兄弟

  • 88二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 15:05:59

    自分の中のぐだ君が無言で召された

  • 89二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 18:22:37

    >>88

    シャル兄の他にも見事に親しい人達しかいなくて草

  • 90二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 18:25:35

    シャルルマーニュデザインのラブホ……ってコト!?これはぐだくんが召されてしまう……

  • 91二次元好きの匿名さん23/11/22(水) 22:37:29

    これだけ大きい企画だと立ち上げはかなり早い時期だったろうから
    ホテルではバッチリ正装のかっこいい感じでいくからフェスではラフめな感じで〜なんて決めてたのかな
    恐いお兄ちゃんだわ〜

  • 92二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 08:07:53

    今日の立香は部屋から出たらいけない日だ。
    本人は元気だと言い張るが顔色はいつも以上によろしくないし熱を計ったら少し高めだった。
    本人はそれでも元気だと言い張り外に出たいとぐずっていたが、それも長続きしない。あっという間に力尽きてベッドに連行されてしまった。
    「げんきなのにー。あそびたいのにー」
    「兄ちゃんの手が冷たくて気持ちいいならだめー」
    「えー?げんきなのにー」
    とは言ってもシャルルマーニュの手が冷たくて気持ちいいのは否定しない。薬だっておとなしく飲んでくれた。おそらくどれほど遊びたい気持ちはあっても動くだけの体力はないだろう。
    「にぃとあそびたいのにぃ」
    「兄ちゃんはここにいるから。今日は話して遊ぶ日」
    「ちぇー……」
    そうしてぐずる立香をなだめながらゆるりと言葉を重ね続ける。今日は何して遊びたかったかとか次は何をして遊びたいかの約束とか、この前はどの遊びが楽しかったとか。その間に立香の意識は徐々に徐々にと眠りに向かう。薬が効いてきたのか熱も少し下がった気がする。その安心にシャルルマーニュもまた体力が落ち抜け、いつの間にやら立香の枕の横で頭を落として手を握ったまま眠りについていた。

  • 93二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 12:33:15

    兄の手が冷たくて気持ちいいと思ってしまったら自分はお休みしなくてはならない対策としてどうにか兄の手を暖かくて気持ちいいのに出来ないかとあれこれ試してみるショタぐだ君

  • 94二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 19:53:38

    熱いのがダメなら冷たくなればいいのか!と思いつき誰もいない厨房の冷蔵庫に入ろうとするショタぐだ……?

  • 95二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 20:02:35

    >>94

    高さの関係で入れないし入れさせないぞ!

    9スレ目でも冷凍食品ごっこと称して雪の中に埋もれて眠りかけてたのさぁこの子……

  • 96二次元好きの匿名さん23/11/23(木) 22:01:21

    カドック「お前人体系の範囲は成績いいよな」
    ぐだ「小さい頃から、家で何度もみっちり教えられてて……。今思うと申し訳ないくらい皆必死だった……」
    カドック「へえ、偉い家だと色々あるんだな」

  • 97二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 08:25:25

    小さい頃から立香は時折気まずそうな顔をして白いビニール袋を持って帰ってくる。
    「猫だと思ったんだけどね」と袋をガサガサ言わせながらもごもご話してくれる。非常に可愛らしい光景だ。
    立香からしたら恥ずかしいことこの上ない話であろう。しかしシャルルマーニュからしたら大変かっこいい話であると思っている。何せたとえ勘違いで近寄ったのだとしても、そのビニール袋を再度捨て置かずに持ち帰ってくるのだから。そういう何気ないモラル心が積み重なって出来るものだと思っているから。たとえビニール袋を持ち帰ったのが複数枚でそれにあわせて立香の顔の赤さが増していたとしてもかっこいいのだ。
    それがある日から
    「マーリン魔術で猫がビニール袋になって逃げたんだって!」
    となったものだからどう反応したらいいものか。
    もしかしたら吹き込んだ当人すら「マジかよ」という顔をしていたかもしれない。
    そしてそういう猫が本当にいないと断言出来るかというと、もしかしたら一匹くらいいるんじゃないかなと思ってしまう範囲なのがまた困る。
    そんな感じに立香と白いビニール袋とのおかしな関係は続きに続き、そういえば昔はそんなこともあったよなあと思い出になりつつあるくらい息を潜めてしまったかと思いきや
    「マーリン魔術にやられました!」
    とやはり真っ赤な顔して帰ってくることがあるからこの弟は愛しいのだとシャルルマーニュはやはり思ってしまうのだ。

  • 98二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 13:31:58

    大帝一家の七五三もこんな感じかもしれん

  • 99二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 17:13:31

    公に出せる用の畏まった写真を撮ったあとは存分に弾けた写真を撮りその一部が家族公式垢に公表されるとか

  • 100二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 18:49:12

    わああ……

  • 101二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 19:02:41

    ぐだ「オレが!オレが!オレが!この一年以上どれほどシャルにぃと一緒に冒険がしたいと願っていたことか!!!PUも来ないし!ずっと寂しかったんだからね!!!」

    シャル兄「待て立香!?まだ俺が出るとは決まっちゃいねえぞ!?」

    ぐだ「いーーーやーーーーー!シャルにぃと遊ぶのーーーーーー!!!」

    カドック「寂しさ極まりすぎて若干の退行が起きているな」

  • 102二次元好きの匿名さん23/11/24(金) 21:53:50

    ぐだ「あんぱん差し入れる仕事がしたい(ぐるぐる)」

    若森「チョイスが古いな」

  • 103二次元好きの匿名さん23/11/25(土) 08:08:00

    お母さんと買い物にスーパーに行ったらお菓子コーナーにクラスメイトの立香ちゃんがいた。
    皆に優しい明るい男の子だけどいつも女の子の服を着ててすごく可愛いけど言ってることとやってることは普通に男の子な不思議な子。
    そんな立香ちゃんがお菓子コーナーで一人でお菓子を眺めてる。ぬいぐるみを抱えてすごくきらきらした目で色んなお菓子を眺めてる。隣にいるちっちゃい赤い服の黒髪の女の子は知り合いかなあ。たまたま一緒にいるだけの子かなあ。妹、はいるって話は聞かないから違うかなあ。立香ちゃんお兄ちゃんの話はいつもしてるけど妹の話は聞いたことがないと思うなあ。じゃあ関係ない子かなあ。
    でも立香ちゃん一人で大丈夫かなあ。
    立香ちゃんはあんまり気にしてないけどたまに知らない人に話しかけられるって言うし。そのたびに先生たちが青い顔してるのに。大丈夫かなあ。
    「立香!」
    「にぃ!」
    どうしようかと思っていたらお兄ちゃんのシャルル君が迎えにきてくれた。立香ちゃんも嬉しそうに寄っていった。そうだよね。立香ちゃんがいるんだからシャルル君もいるよね。いつ見ても二人でいると幸せそう。
    そんな風に眺めてるうちに二人は手を繋いでお菓子売り場からいなくなっちゃって赤い女の子もついていっちゃった。やっぱり妹なのかなあ。私もすぐにお母さんに呼ばれて一緒に家に帰った。

  • 104二次元好きの匿名さん23/11/25(土) 11:01:59

    part20以上来てから気付くのもあれですが現パロ注意くらいつけた方がよかったかもですね

  • 105二次元好きの匿名さん23/11/25(土) 14:48:59

    現パロというか一応BL注意入れた方がいいと思う

  • 106二次元好きの匿名さん23/11/25(土) 19:00:17

    ショタぐだ「ぬいが乗ってるから宿題できませーん。おひるねするー」

  • 107二次元好きの匿名さん23/11/25(土) 22:14:48

    >>105

    了解しました

    次からそうします

  • 108二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 08:00:17

    寒い日が増えて温かいものが欲しくなる日が増えた。ほかほかのココアがとても嬉しい毎日になった。甘さと温かさが全身に沁みる日々となった。コーヒーもいつか飲めたらかっこいいかもしれないが、今はココアの甘々で幸せだ。
    そんな幸せ満天そうにココアを待っている幼い立香に、厨房の者はクスリと笑う。
    「今日のココアには生クリームを乗せましょうか」
    「生クリーム!?」
    そんな夢に夢を重ねる所業などこの世に存在しているというのか。してもいいのか。予想もつかない世界への動揺に悲鳴にも似た声を上げる立香に厨房の者は微笑み用意する。
    深い焦げ茶の上に真っ白な生クリームが乗せられていく。きらきらきらきら輝いている。立香はそれをひたすらに目を輝かせて眺めて口にして
    「あまーい」
    また幸福に満ちた声を上げる。
    あとは夢中になって生クリームココアを飲み続ける。
    「立香。口の上クリームついてるぞ」
    「うえ?」
    その隣で同じく生クリームココアを飲んでいたシャルルマーニュが指で立香のクリームを拭い
    「あ」
    それを自身の口へと運び
    「にぃにクリーム取られた」
    「えぇ……」
    恨みがましくじとりと睨まれた。

  • 109二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 13:02:05

    いつもの

  • 110二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 16:47:43

    新宿コミカライズの女装ぐだ男くんかわいいぞ!!!!幼少期はこれが当たり前だったのかと思うと………

  • 111二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 21:27:32

    >>109

    絵柄違っても笑顔の感じ似てるの良いね

  • 112二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 22:31:43

    >>110

    幼少期のこの状態のぐだ君とどれだけじゃれつこうとやましい気持ちは一切生じなかったシャル兄の兄力強靭すぎんか?

  • 113二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 22:56:23

    >>110

    これ見てもう今俺こうなってる

  • 114二次元好きの匿名さん23/11/26(日) 23:01:17

    >>113

    そうか、隔離しなきゃな……

  • 115二次元好きの匿名さん23/11/27(月) 07:57:24

    商店街で売られているアイスに新作が追加されていた。買った。寒いとか隣のカドックが引いた顔をしているとかそういうのはどうでもよかった。食べたかった。一口で身を縮ませて震えてしまったが大変美味しく満足だった。
    さてあとは身を縮ませながら全てを平らげるだけだと再び家に足を向けた時
    「おー、立香も今帰りか?」
    「あれ、シャルにぃも今帰り?っていうかコロッケ美味しそう」
    「ちょうどそこで出来たてだったからつい。立香も食べるか?美味いぞ」
    ばったりと兄のシャルルマーニュと出会い笑顔を華やかにする。そして勧められたコロッケを喜んで一口もらう。ホカホカでサクサクの流石の出来たてという美味しさであった。アイスで冷えた身体によく沁みる温かさであった。
    「立香はアイスか。もしかして新作?美味そうだな」
    「食べる?美味しいよ」
    スプーンで一口分すくい、それをシャルルマーニュの口へと運ぶ。「んーーー!」と美味しさと冷たさで声をあげ身を縮めている姿が先程までの自分のようで嬉しかった。
    それからまた立香はアイスを食べることを再開する。やはり自分で買った以上自分で片付けなくては。
    「…………お前らってテレビじゃなくてもそういうことするんだな」
    「「…………?そりゃあね?」」
    その脇で、何故かげんなりした顔をしているカドックに向けて二人は同時に顔を見合わせ首を傾げた。

  • 116二次元好きの匿名さん23/11/27(月) 13:14:15

    兄弟が大人になったら一緒に酒を飲むCMに出てほしい

  • 117二次元好きの匿名さん23/11/27(月) 22:19:08

    シャル兄がいない時にぐだ君が知らない人に声をかけられて「やめといたほうがいいよ〜?この子のお兄ちゃんこわ〜いんだから」なんてサッと代理でかわしてくれる勇士たちもいるかもしれない

  • 118二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 08:02:52

    「立香はかっこいいな」
    シャルルマーニュはいつもそう笑って立香の頭を撫でる。立香もそれを嬉しそうに受け入れる。
    複数の人から「可愛い」とは言われもしたけど「かっこいい」と言ってくれる人はシャルルマーニュだけだったので余計に嬉しかった。
    その嬉しいをお返しすることは出来るだろうか。
    少し考えて手を伸ばす。
    「にぃもかっこいいね」
    「だーろ?」
    自分も兄のように頭を撫でたいという意思は伝わったらしい。
    シャルルマーニュは立香の手が届くように少しだけ頭を下げてくれた。そして両手でわしゃわしゃとかき回すように撫でる立香にされるがままでいてくれた。
    かっこいいが信念のシャルルマーニュであるのだから髪を大きく乱されるのは本来あまりよろしくないだろう。しかし他の誰でもない最愛の弟からの賞賛であればそれもまた名誉なのだろう。ただひたすらに嬉しそうに受け入れるばかりだ。
    そして手を離し満足そうな顔をしている立香にシャルルマーニュはいたずらっぽくにぃと笑い
    「立香もかっこいいぞー!」
    「わーーーー!」
    負けじと両手で立香の頭を揉みくちゃにかき回した。

  • 119二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 13:09:52

    このレスは削除されています

  • 120二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 18:08:21

    ふと無印の色んな味のバームクーヘン買ってお茶してほしいなって思った
    あとこの時期はシュトレンも少しずつ食べるのかな

  • 121二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 20:47:58

    お茶も色んな種類用意してたらいいな
    茶葉にこだわったり蒸らし時間にこだわったり座敷で抹茶立てても楽しそう

  • 122二次元好きの匿名さん23/11/28(火) 22:12:00

    かっこいい!

  • 123二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 08:03:42

    「…………………………にぃ」
    「……っと、立香?」
    「…………」
    「立香?」
    「…………」
    か細い声を上げながら立香はシャルルマーニュの背に抱きついた。
    シャルルマーニュが声をかけても返事はない。
    振り返ろうとしても腹に回され服を握る指がわずかに震えていて、なんだか躊躇われる。
    どうしたものかと考えた末に、シャルルマーニュは立香の手に自身の手を重ねる。
    「兄ちゃんに言えること?」
    「…………」
    「いいえ」と言うように背中に頭を擦りつける感触を得る。
    「兄ちゃんが手伝えること?」
    「……………………」
    「そっか」
    こちらにも首を横に振る感触。理解する。
    立香は今、一人で立ち向かわねばならない局面に立ち向かっているのだ。余計な手出しなどしてはならない。そのおせっかいはかっこ悪い。
    それに立香は昔から言わないと決めたら強情なほど口を割らなかったし一人でやると決めたら一人でやらねば気が済まない子であるのだ。一度無理に手を出したら全力でむくれて一週間は口をきいてくれなくなったこともあった。今もそういう時なのだろう。心配でも手出し無用だ。
    震える手をそっと重ね続ける。
    「どうしても駄目そうならいつでも言ってくれよ?立香が一人で何か出来なかったことより立香が一人で何かに潰されたほうが俺は悲しいからさ。いつだって立香の味方になる俺はここにいるってことを忘れないでくれよ」
    「……………………うん」
    お互いそれ以上は何も語らず、立香が落ち着き「ありがとう」と言って離れるまでそうし続けていた。

  • 124二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 13:19:15

    ぐだ君と一緒にぐだぐだに向かうちびのぶたちと「俺がいない分お前たちがしっかり立香を守るんだぞー?」「のぶ!」「のぶのぶ!」ってシャル兄がやってるけど「あの子ら場合によっては普通にオレのこと撃ってくるんだよなあ」って思ってるぐだ君

  • 125二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 19:08:46

    出稼ぎらしいけどちびノブって亜種いっぱい居るし兄弟宅専属のちびノブもいたりするのかね

  • 126二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 20:07:19

    ぐだ「」

    シャル兄「ほらあ、安易に考えるなって言ったろ?」

    ぐだ「お土産楽しみにしててね!!!!!」

  • 127二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 22:27:06

    >>125

    シフトで入れ替わってるけど基本的に見分けがつかなさそうなのに兄弟は見分けがついてて「今日はあの子休み?」なんて声かけてそう

  • 128二次元好きの匿名さん23/11/29(水) 23:46:23

    ちょっと転んだらパネルに激突して割っちゃいそうなくらい近い

  • 129二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 07:59:41

    >>128

    変な画像つけちゃったすいません

    安心のちびノブは敵です


    シャルルマーニュはぼんやりとベッドに横たわる。

    思考は特にない。

    ただぼんやりと疲れたなあという感覚がずっしりと身を重くしていた。

    こういう時に最愛の弟がひょこりと遊びにきてくれたら疲れもいくらか和らぐのになあ。

    なんて思っても立香には立香の予定があるのは当然なのでくたびれた兄の介抱などしていられない時だってあるのだ。たまに甘えるくらいならセーフかもしれないが依存となったらかっこ悪い。ここはおとなしく一人で休息に努めるしかあるまい。寂しさに胸をざわめかせながらシャルルマーニュはくたりと身を沈め続ける。

    「ぬ。ぬ。ぬ」

    「ん〜?」

    そんなシャルルマーニュの胸に立香ぬいがよじ登ってくる。小さな身体で懸命に這わせて胸のところまでやってくる。

    構ってほしいのだろうか。様子を見に来たのだろうか。何にせよ胸に擦りつく小さな立香はいじらしくて愛おしい。

    「ありがとな」

    その頭や身を優しく撫でおそらく喜んでくれていることに安心を覚えてから意識をゆるりと落としていった。

  • 130二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 13:09:55

    シャル兄「レイドと聞いて立香の瞳が一瞬赤くなった気がしたのは見間違いだったのかやっぱ血が繋がってんだなと思っていいのかの判断がつかない。ただ殺る気には満ちていた」

  • 131二次元好きの匿名さん23/11/30(木) 21:25:15

    一ちゃん「弟君また可愛い子と一緒にいるけどお兄ちゃん大丈夫?心労増えてない?」
    シャル兄「んー……、いや、最近は知ってるおっさんと知らないおっさんを交互にしばいてればいい状態になってるから前よりかは楽な方かなあ」
    一ちゃん「……面倒でも知らないおっさんのほうはちゃんとこっちに通報してね?」

  • 132二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 07:51:00

    小さい頃に兄のサイン会に並んだことがある。
    親だとばれちゃうからと使用人さんを保護者役に付き添ってもらって「立香です!いつも見てます!大好きです!応援してます!」両手で抱えてた写真集を差し出したのだ。
    内緒で参加したからその時は兄もとても驚いたように目を丸めてから「いつもありがとう立香君。これからもよろしくな」と芸能人な笑顔でサインをして握手をしてくれたのだ。普段家族で弟な自分に見せてくれるような顔ではなく芸能人な顔をした兄と話せたのがとても嬉しかった。(実はどう見ても女の子な立香にシャルルマーニュが「立香君」と呼んだので周囲は少し疑問が漂っていたらしい)
    あとは邪魔しちゃいけないと黙って帰るつもりだったのだけど、兄のマネージャーさんにこっそり呼び止められて控え室で待たせてくれた。戻ってきた兄は疲れているだろうに「来てくれてありがとう」と満面の笑みで抱きしめてくれたのがとても嬉しかった。
    それから皆で仲良く帰って、それ以来この写真集は大事な大事な宝物にしている。とても良い体験だったと思っている。
    今は自分も大きくなって顔も少しは知れてしまっているのですぐに見付かって騒ぎになるかもしれないからもう出来ないだろう。とは思うが、今でもやったらやったで楽しいだろうなあ。とも思ってしまうのだ。

  • 133二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 13:07:43

    大帝パパ「長男では話にならん!私の会社は次男の立香に継いでもらう!」
    ぐだ「無理だよー!?」
    シャル兄「無理とは言わねえし俺が立香を支え尽くすのはむしろアリと思っちまうが、ノリで決めていい規模の話じゃないんだからもっとよく考えろ」

  • 134二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 20:54:08

    いいスクショとれた

  • 135二次元好きの匿名さん23/12/01(金) 22:49:15

    デリバリーノッブに兄弟に宅配してほしい
    あったかい蕎麦とか届けてほしい

  • 136二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 08:28:09

    「おかえりなさいませ立香様。今日も勉学お疲れ様でした」
    「ほあっ!?」
    帰宅するなりシャルルマーニュにかしこまった出迎えを受けて立香は思わず飛び退く。たった一瞬強く跳ねた心臓が痛い。というか混乱してなお早く強く鼓動を続けているためずっと痛い。よく見たら衣装もうちの使用人たちの制服である。
    「じゃじゃーん。似合うだろ?」
    「にぃぃぃ、似合ってますけどぉぉぉぉ、」
    一体何がどうしてそんなことに。
    得意げに笑って見せびらかすシャルルマーニュの姿に立香は未だ呼吸も整えられぬまま涙目になっている。
    嫌なわけではない。むしろ似合いすぎているくらいだ。それが立香にはあまりに刺激が強すぎるだけだ。
    「いやー、さっきそこで馬鹿どもと遊んでたら棚割っちゃってさあ、働いて返せってさ」
    「な、なるほどぉ……」
    預かっている稼ぎから引くのではなくしっかりと労働させて反省を促そうとするのが父らしい。まあ肝心のシャルルマーニュは反省よりも滅多にない経験だと言わんばかりに楽しげな笑みを浮かべている。
    「というわけでこれからしばらく俺は家でも労働モードだからよろしくな、立香様」
    「わああ、」
    シャルルマーニュからしたらいつもの遊びの延長のようなものかもしれないが、こんなうやうやしく……。いつまで……。いつまで……?
    「お、オレもそこの窓割るから一緒に働くぅ……」
    「やめとけー」
    己の心臓が持たないと胸を抑えて指を震わせる立香にシャルルマーニュはいたずらっぽくも苦笑いを浮かべた。

  • 137二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 13:16:45

    ふと兄弟で「あったかいんだから〜」ってやってほしいなって調べたら8年前の曲だった

    8年前……

    クマムシ - あったかいんだからぁ♪


  • 138二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 13:47:32

    >>121

    お茶ノッブや利休さんから茶道の指導を受けるショタ兄弟いそう

    抹茶に苦手意識持ってたけど甘い和菓子と食べるとお茶の苦味がちょうど良いことに子どもながらに気づくかもしれない

  • 139二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 21:48:10

    今頃ぐだくんは今魔川軍レイド戦で大忙しか……全体宝具持ちが有利だからシャル兄も付き合えるね(そして付き合わされるオベロン)

  • 140二次元好きの匿名さん23/12/02(土) 23:24:02

    久しぶりのレイドでりんご食べながら周回で目を回すぐだ君と小休止させるシャル兄

  • 141二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 08:07:30

    久しぶりの暖かな日にこれはチャンスだとぬいたちをまとめて洗濯した。
    洗濯風景を動画にしたら「洗濯機の中から悲鳴が聞こえないか」とのコメントをいくつか貰ったが、洗濯機の稼働音がそう聞こえるだけではないだろうか。まあ本当に悲鳴であっても汚れは落とさねばならないかは我慢してもらわねば。
    そして洗濯機から出された多数のぬいたちが並んで干されている光景もなかなかに壮観だ。妙な迫力すらある。
    これも写真を上げると人気がある。
    普段ふかふかなぬいが濡れてしぼんでしわしわしているあたりにおかしさがあるのだろうか。しかもそれに大きさが加わるとまた味わいが増えるらしい。一番人気はしぼしぼのしわしわになっている大帝ぬいだ。確かにあのぬいでもどこか威風堂々な父がしょぼくれているのは立香目線でも面白いものがある気がするけれど。
    まあとにかく今日はぬいが洗えて嬉しい。天気に恵まれた日があって嬉しい。やってきた達成感の上に疲労感が重なり段々うとうとし始め
    「立香〜?いくら今日はあったかいからって外で寝たら風邪引くぞ」
    「……ああ、うん。そうだよねえ」
    後ろからやってきた兄のシャルルマーニュがそっと立香の肩にブランケットをかけてくれた。

  • 142二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 13:33:39

    水族館に行って「おいしそーだなー」「おいしそーだねー」って見て回ってるショタ兄弟

  • 143二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 21:55:33

    オベロン「あーーーー、あ゙あ゙〜〜〜〜〜。メロン5年分くらい欲しい〜〜〜〜〜〜〜〜」
    ぐだ「オレはメロンソーダがいいなあ」
    シャル兄「お疲れ様」

  • 144二次元好きの匿名さん23/12/03(日) 23:50:57

    >>142

    ドクターフィッシュのいる水槽に手か足を入れてこそばゆい感覚にキャッキャしてるショタ兄弟もいるよね

  • 145二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 07:59:53

    シャルルマーニュが余り物の棒と紐と小物で猫じゃらしを作って揺らせばぬいたちもそれを追って群がってくる。
    そういうそれらを見ていると自分たちを模して作られたそれでもやはり違う存在なのだなあとしみじみ思う。……………………いや、どうだろう。自分だって目の前に面白そうなかっこいいものがふらついていたらとりあえず追い掛けてしまうだろうから、結局同じものなのかもしれない。立香のぬいなんて猫じゃらしそっちのけで自分の肩や頭に登ってきたり膝の上でくつろいだりしているのだから。
    「皆いいなあシャルにぃにかまってもらえて」
    「立香も一瞬に遊ぶか?」
    「遊ぶ〜」
    そう言って傍らに置いていたボールを放ればそれを立香とぬいが追っていった。
    いや立香まで行く必要はなかったのだが。ボールをぬいが追ったついでに立ち上がろうかとかそういうつもりだったのだが。
    思惑が外れて固まるシャルルマーニュの隙をついて、ボールを追わなかったぬいが猫じゃらしに飛びつきぶらざるのを放置して待つこと少し
    「取ってきたよー」
    笑顔でボールを持って帰る立香とボールに興味をなくし立香にひっついて帰ってきた自分モデルのぬいたちを見ながら、やっぱこいつらも自分が思うより自分かもしれないと思うシャルルマーニュであった。

  • 146二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 12:58:34

    >>138

    やんちゃな兄弟のプロフ欄に茶道の免状や資格があると記されていたらまたギャップ差に爆発してしまう

  • 147二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 21:47:52

    ぷにぷに可愛い

  • 148二次元好きの匿名さん23/12/04(月) 22:28:07
  • 149二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 08:01:39

    釣りをしようと二人で海に出かけた。
    シャルルマーニュが少し前に見つけて立香と一緒に行ってみたいと覚えていた人の少ない穴場な小さな海だ。そこの小さな堤防の先端に椅子を置いて並んで糸を垂らす。じっくりとした長期戦の始まりだ。
    実のところ何が釣れるのか本当に釣れるのかは分からない。ただ人がいない場所で立香とのんびりするにはちょうどいい場所そうだと気に入っただけだから。
    それに関して立香も異を唱えなければ嫌な顔ひとつもしない。いつも通りにゆるやかに笑って「何か釣れるといいね」とか「ゆっくり出来る時間が出来て良かったね」とか「日焼け止めしてたけど照り返しで焼けないかな。大丈夫かな」なんて口にしている。どこまでも寛容で出来た弟である。感謝しかない。
    さてそんな弟を少しでも喜んでもらえる釣果があればいいのだが……。こればかりは運次第だ。
    そして
    「釣れなかったなあ」
    「釣れなかったねえ」
    人がいないにはちゃんと理由がある。陽が昇って落ちるまでお互い糸がぴくりと動くことすらなく帰路につき
    「でも二人でのんびり出来て良かったね」
    「楽しかったな」
    響く海の音と交わす言葉とゆったりと噛みしめる互いの存在に多幸感が満たされた。非常に良い休日であったと思っているのだなら単純なものだ。
    暗がりゆく道を歩きながらいつかの次を夢見て言葉を交わし合うのだった。

  • 150二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 09:37:22

    デリバリーノッブ「ノッブ宅配サービスノブ!ご注文の天ぷら蕎麦と味噌煮込みうどんノブ!」
    ぐだ「ありがとー。わぁおいしそー!」
    シャル兄「つーかお前ら結構普通に喋れるようになってないか?」

  • 151二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 13:00:32

    兄弟宅で働いてれば人語の他にもぬい語も習得出来そう
    しかし兄弟宅以外でぬい語が活用出来るかどうかは謎である

  • 152二次元好きの匿名さん23/12/05(火) 21:49:16

    ぐだ「シャルにぃ大変!噂の○○(任意)しなきゃ出れない部屋だよ!」
    シャル兄「うーーん、ほーーーーー?……よし。しばらくここで待機出来るだけの備蓄はあるな。誰かが助けにくるまでおとなしく待ってようぜ。いざとなったら俺が頑張ってジュワユーズ最大出力(デュランダル13撃分)まで上げるからさ」
    ぐだ「む、無理しないでね?」

  • 153二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 08:00:20

    長い長い廊下を立香は走る。
    いつからここにいるのか分からない。どこに出口があるのかも分からない。そもそもどこに行けばいいのかが分かっていない。ただ分岐点もないから真っ直ぐに進み続けているだけだ。
    無機質なタイル張りの廊下にカツカツと自身の足音だけが響いている。疲労の上に不安と焦燥で心臓と呼吸は更に乱れる。
    普段ならば5分だけでも休憩を入れて心身を落ち着けようとしていただろう。しかし今はそんなことすら頭にない。ただただ逃げなくてはと足を止めることが出来ない。
    ここには誰もいない。自分以外は何もない。
    そうだというのに何に怯えているというのだろう。誰を恐れて逃れたいと思っているのだろう。走って走って、どこへ向かっているのだろう。
    何もかも分からないままただ走る。
    急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げいそげいそげいそげいそげいそげいそげいそげいそげいそ
    「立香」
    「!?」
    ふいに手首を掴まれ足が止まる。
    振り返れば兄が、シャルルマーニュがいた。
    胸を掻き毟りたくなるほどの衝動に駆られる立香とは裏腹にひたすらに穏やかに微笑むシャルルマーニュがいた。それだけで、心に少し余白が出来た気がする。
    「帰ろう」
    「……」
    「帰ろう」
    「…………うん」
    優しく響く言葉に安心を得て、縋るように吸い込まれるようにシャルルマーニュの方へ足を踏み出した瞬間
    「…………………!」
    ベッドの上で目を覚ました。
    真っ暗な部屋の中で全てが夢だったと理解することに少しかかった。
    そしてその隣には
    「……にぃ」
    安らかに眠る兄がいた。
    寝ている時でも立香を守るように抱きしめて眠っていた。
    「ありがとう」
    その優しさに心からの感謝の言葉を述べてからシャルルマーニュの胸に顔を埋めて再び眠りに落ちた。

  • 154二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 12:44:02

    晴信「弟って、いいよな……」
    シャル兄「いい……」
    ノッブ「ブラコンが増えよった」

  • 155二次元好きの匿名さん23/12/06(水) 22:15:00

    ぐだ君をドライブに誘うたびに車の中で「兄貴は好きかー?大事にしろよー」と言ってくる晴信君

  • 156二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 07:53:11

    カドックは趣味で知らない山を散策してた

    ふと兄に連れられて行く山の中の秘密基地に行きたくなった。
    道は覚えてるし身体もいくらか丈夫になったから一人でもいけるんじゃないかと安易に考えていた。
    駄目だった。
    歩いても歩いてもそのような場所には辿り着けなかった。
    おかしい。行けると思ったのに。
    もしかして自覚がなかっただけで自分は結構方向音痴なのだろうか。
    木陰で尽きた体力の回復に努めて考える。
    日が沈む前に一度帰って体制を整えるべきだ。帰りの道ならまだ分かる。これ以上ムキになって散策を続けたら遭難して大騒動になりかねない。それだけは避けなくては。
    方針が決まったところでもう少し体力を回復させようと休憩を続けていた時
    「おい」
    声が降りてくる。
    淡い青みがかった銀髪の、金色の瞳の同じ、
    「おそらくだがこのあたりには工房がある。結界を下手につついて厄介事になる前にお前も帰れ」
    「けっ、かい?……なるほどお」
    それは辿り着けないわけだ。まさかただの遊び場にそんな仕掛けまで施していたとは。遊びに行ったら誰かか何かに荒らされていたら悲しいものな。そういう徹底したところが大変シャルルマーニュであると思う。なるほどなあ。
    「流石シャルにぃ、さんだあ」
    「なんだお前の親族の工房か。心配して損した。じゃあ早く帰れよ。知ってるだろうが暗くなったら獣が出る」
    「うん、ありがとう。また明日ね、カドック」
    「ああ、また…………うん?」
    わざわざ忠告しにきてくれた親切な少年に礼を言えば大層不可思議な顔をされる。それに立香はまた微笑む。
    「同級生になった人の名前と顔くらい覚えるよ」
    「…………そ、そうか。同じクラスの……よろしくな」
    「よろしく」
    秘密基地には行けなかったが友達は出来た。今回の冒険はそれで大収穫ではないだろうか。
    体力が戻りきっていない少しばかり青い顔でひたすらに立香は笑みを浮かべていた。
    そしてこの出会いがカドックの生来の苦労人気質を更に加速させる事態の数々に巻き込まれることになることには、まだ誰も気付いていない。

  • 157二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 13:09:47

    このレスは削除されています

  • 158二次元好きの匿名さん23/12/07(木) 21:59:57

    刑部「バイト中のまーちゃんがスーツなのかメイド服なのか。それが大事」
    ぐだ「うち男女ともパンツスタイルだよ。ジークみたいな感じ」
    シャル兄「仕事なんだから一番大事なのは動きやすさだよな」
    刑部「それはそれでいいようなもったいないような」

  • 159二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 07:57:33

    激しい音を立てて風雨が荒れる夜だった。
    小さな兄弟はそれを布団を被って聞いていた。その瞳は寝る前だというのに揃ってきらきらと輝いていた。
    「ごー、ごーってしてるね」
    「おっかない魔物が暴れてるんだぞ〜?立香なんてぺろりなんだぞ〜?」
    「えー?」
    意地悪な笑みで言われてももう信じるような年ではない。鏡のように意地悪な笑みを立香も返す。
    「でもにぃは負けないんでしょう?」
    「あったりまえさ!」
    意気揚々とシャルルマーニュは起き上がりその勢いで布団が翻る。
    「ここにいるのは世界一かっこいい聖騎士シャルルマーニュと栄えある精鋭十二勇士!数多の苦境苦難を共に乗り越えた俺たちに勝てない悪など存在しない!」
    「おお〜」
    そして語られるのはただ一人のための英雄譚。
    一夜限りのとびきり愉快でヤンチャな活劇討伐。
    瞬間瞬間に作成される思いつきで暴れる嵐の魔獣の大災害。それにシャルルマーニュや仲間たちがなんのなんのとかわし受け流し立ち回り隙あらば斬りつける。相手がどんなに強大であろうと自分たちは決して怯まない。諦めない。折れることのない心と身体で夜を越えそうなほどの時間戦い続け
    「魔獣の身体は大きく揺らいでゆっくりと倒れていきそして…………立香?」
    「……………………」
    語るに夢中なシャルルマーニュの横でいつしか眠りについていた立香に気付き、ひとつ呼吸を置き
    「そして、魔獣の腹から見事立香は助け出され、皆でお家に帰りましたとさ」
    「……………………」
    「めでたしめでたし」
    満足そうな顔で安らかに眠る寝顔と寝息にシャルルマーニュは微笑み撫でて「おやすみ」と告げて改めて眠りについたのであった。

  • 160二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 13:05:43

    >>148

    シャル兄が真面目と言われている一方、隣の部屋でオベロンはさぼってるもんだから

    この子らまた運営が意図してないところで正反対性を更新してるとなりました

    たまに社長が「兄君遊んでくれないのかい?」って差し入れ片手に覗きにきてほしい

  • 161二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 22:04:28

    シャル兄「くーりすますが今年も殺りにきた〜……♪」
    ぐだ「それ聴くとクリスマスだなってなるからクリスマス当日になるともうあんまりクリスマス感ないんだよね」
    シャル兄「クリスマスの頃には新年特番の収録になってるしな……」
    ぐだ「お疲れ様だよ」
    (長時間の特番ゲストラッシュによる過労疲労)
    (それを顔に出してはいないつもりでもよく見てるファンからは「流石にシャルル君も疲れてるね」とか言われる)

  • 162二次元好きの匿名さん23/12/08(金) 22:28:24

    ファン(シャルル君たちの会社、リヨ先生に相当ヤバい弱みでも握られてるのかな)

  • 163二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 08:22:51

    光を失った空を染み込ませたようなドレスを纏った少年が教会に立つ。
    神も失われた世界では既に教会も意味を持っていない。だが形式的にこの場所が選ばれた。「人間と結婚するなら教会がいいだろう」と。逆に嫌味に聞こえるくらい屈託無く。
    その教会の先にいるのは邪霊公爵。享楽のように人間を殺し飼育する種族の高位にいる者。少年はその男に全てを捧げることが最初から決められていた。拒否権はない。そのような意思を持つという選択肢すら得られないまま生かされてきた。
    光を持たぬ花嫁を待つ漆黒の礼服を纏う公爵の姿は相変わらず無邪気に満足げだ。「やっぱり俺の見立て通りだな」と。
    「こういう時って人間は「健やかなる時も病める時も」って言うんだっけ?でもなんかしっくりこないなあ」
    そう一人しばし考え
    「でも誓いをしっかりと口にするってのは大事だよな。うん。それじゃあそうだな、よし、こうしよう」
    ひとつ咳を払い真っ直ぐに花嫁を見つめ
    「誓おう。この世全ての人間を我が手で滅ぼしたとしても、お前だけは永劫に我が隣我が腕の中で安らかな幸福を与え続けよう」
    空の教会に凛々と響く誓いに花嫁は光無きままそれを見つめ
    「はい。私も永劫、この身この魂が続く限り、公爵様の幸福に尽くします」
    「よろしい」
    意思を持たない誓いでも、少年の言葉に公爵は満足そうに頷き、そして彼の顔を隠し覆うヴェールに手をかけた。

    「っていう設定で撮ったのがこの写真なんだけどね、」
    『だからなんでそこまで話して販売はないんですか』
    本日もぐだおチャンネルは配信主である立香の何でもない雑談のつもりで軽やかに炎上しているのであった。

  • 164二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 13:24:04

    ぐだ「オレもー!オレも警察になりましたー!シャルにぃと張り込みするー!しますー!」
    シャル兄「おっ?警察で名物の凄腕兄弟バディになるか?なっちゃうか?」
    若森「待ていきなり半人前が混ざるな。せめて再計算の時間を要求するぞ」
    一ちゃん「っていうか身内同士を同じ部署にするのは基本的にちょっとね?」

  • 165二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 22:34:36

    ドライノッブ達と一緒に峠を攻めるシャル兄
    終わったらサービスエリアでぐだくんが待ってて一緒に食事する

  • 166二次元好きの匿名さん23/12/09(土) 22:35:48

    大帝パパ「立香はサンタさんに何をお願いするのかな」
    ショタぐだ「しゃるにぃといっぱい遊べるじかん!」
    大帝パパ「…………物理で頼む」

  • 167二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 08:22:58

    「立香はかくれんぼ上手だな」
    「うん。みんなに見つからない場所いっぱい知ってるよ」
    学校のとある物陰にて。
    壁に身を預けしゃがみこんでいる立香にシャルルマーニュは明るく声をかける。
    「オレがちょっとつかれたなって思うとみんなしんぱいしちゃうから」
    だから見つからない場所でこっそり休憩出来る場所を見つけるのが上手くなった。それでもシャルルマーニュは当たり前の顔してみつけてくれる。そんな兄が流石と思うし大好きだ。
    「ふーん。じゃあどれどれ?」
    立香はただ疲れてるだけと思っていても。
    シャルルマーニュからしても立香の友人たちの不安心配はよく分かる。休む立香の前で膝をつき立香の額に手をあて瞳を覗き両頬を揉む。そして抱きしめてぽんぽんと背を叩き
    「うん。多分疲れてるだけだな」
    一度離れて軽やかに肩を叩く。
    シャルルマーニュとしてもこんなのは所詮素人判断で本当はせめて保健室に行ってほしい。ただの疲れであるにしても休むなら見ていてくれる先生がいる保健室のほうが断然いいに決まっている。
    しかしあまり強く言えば今度はシャルルマーニュすら見つけられない場所を見つけて立香は休むのだろう。そして万一それがただの疲れでなかったとしたら……。ぞっとする。
    「もうすぐ休憩時間終わるけど休めたか?どうする?兄ちゃん教室まで送ろうか?」
    「んー……、大丈夫。一人で帰れるよ」
    「そっか。無理するなよ」
    とにかく頑張りたがる立香にシャルルマーニュは大きな心配を抱きつつも顔に出さず、もう一度ハグしあってから互いの教室に戻ることにした。

  • 168二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 13:51:31

    戦線の時も思ったが背景が赤いとシャル兄の白青カラーがよく映える

  • 169二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 14:11:30

    >>168

    あれ?

    腕の赤の紋様がぼんやり光ってるのは前からそんな感じに見えてたが

    ジュワユーズの柄も若干光ってる?

  • 170二次元好きの匿名さん23/12/10(日) 22:16:03

    光ってました

  • 171二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 07:49:08

    山の秘密基地近くの柿の木に柿がたくさんなっていた。
    このあたりは誰にも見つからない秘密の場所なので誰にも見つからないまま大きく綺麗な実となっている。
    小さな兄弟はそれを柿の輝きにも負けない瞳の輝きで眺めていた。
    「おいしそうだねえ」
    「うまそうだな。ちょっと待ってな」
    そう言って兄のシャルルマーニュはあっという間に柿の木に上ってしまった。それを立香は更に瞳の輝きを増して見上げていた。
    シャルルマーニュは比較的太めの幹にひとまず身を置いて手近な柿をもいで表面をハンカチで拭く。渋い柿なら立香に食べさせられないと試しに一口食べてみる。……うん。ちゃんと甘く熟してくれている。これなら立香も食べられそうだ。まあ立香に食べさせるならちゃんと洗ってからのほうがいいと思うけど。
    「にぃ〜。おいしい〜?オレも食べたいから投げて〜」
    「…………」
    にこにことこちらを見上げて大きく手を振る立香を見てふとよぎる。
    絵本で見た美味しい柿を独り占めして固くて青い柿を蟹に投げつけ大怪我をさせた猿のことを。
    あの猿はこんな風景を邪魔くさいと思ったのか。
    猿と蟹とは兄弟ではないけれど。猿からしたら蟹など友達ですらなかったけれど。こうして相手を信じることに疑いもない無邪気で愛らしい立香が、そんな、そんな身勝手な理由で……。
    「んん〜?にぃ何かんがえてるの〜?難しいこと〜?」
    「いいや?猿はだめだなって思ってただけ」
    「さるぅ?」
    一体なんの話をしているやら。全く繋がりの見えない話に首を傾げる立香をよそに、シャルルマーニュはいくつか柿を回収してから颯爽と木から降り立った。

  • 172二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 13:10:57

    シャル兄「立香気をつけろ。社長が気さくで面白い兄ちゃんだからって油断して弱ったところで改造されちまうぞ」
    ぐだ「ぴえ」
    高杉(ここは君たちには違うよと弁明するより思わせぶりに笑っていたほうがしばらく反応が面白いだろうと判断し放置)

  • 173二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 21:33:50

    高杉「いいのかい?僕に頼めば常に「にぃ大好き」って言ってくれる立香君が発生するだよ?」
    シャル兄「嫌だ!いつもじゃなくてたまにでも真心こもった大好きが欲しい!」
    ぐだ「にぃ大好き!」
    シャル兄「俺も立香大好き!」
    高杉「真っ当なご意見だった」

  • 174二次元好きの匿名さん23/12/11(月) 23:24:16

    ぐだ君と一緒だからシャル兄が気合い入れて2臨だ

  • 175二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 07:59:54

    朝霧の強い庭内をシャルルマーニュは軽く流す。
    手入れの行き届いた景観の良さに感謝しつつ周回を終えれば、玄関には弟の立香が出迎えてくれていた。
    「お疲れ様。はい、あったかいの」
    「さんきゅ」
    カップの中身はホットミルク。
    冷えた空気の中でも動いてきたのだからいくらか身体は温まっているのだが、それでも更に内部を温めてくれるミルクは嬉しいものだ。舌を火傷しないようゆっくりと体内に流していく。
    「本当はついて行こうかなって思ったんだけど、今日は霧が強いからさ。見つけられないかと思って」
    庭は広い上に一本道ではない。シャルルマーニュがどの道を選ぶかも完全にその日の気分だ。
    一慌てて追いかけたところでシャルルマーニュがどちらに向かったのか分からないまま追いつけず、ただ疲れて玄関に戻ってくるのは悲しすぎる。
    人でもラこれだけンニングはいいことだけれども、今日はミルクを温めて出迎えをしよう。今日はそんな気分であったのだ。
    「霧が濃いと立香は違う世界に迷っちまいそうだもんな」
    「それはまあ…………そうだねえ……」
    「そこは否定してくれよ」
    いつまでも危なっかしい弟で困ったものである。
    しかしそのあたりを議論をする時間はない。シャルルマーニュはカップの残りをあおって全て飲み干し
    「ミルクありがとな。じゃ、汗流してくるからまた食堂でな」
    「うん、また」
    空のカップを返してひとまず部屋に戻るのであった。

  • 176二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 13:11:15

    家にあるトレーニングルームでシャル兄たち(父や母も利用してる)が使ってるどの器具も動かせず力尽きるぐだ君
    トレーナーさんがぐだ君用の初心者メニューを作ってくれる
    今は普通の人よりちょっと上くらいのメニューも出来るようになってきた

  • 177二次元好きの匿名さん23/12/12(火) 22:05:31

    でけえバーベルを持ち上げようとショタぐだ君が数分奮闘するもびくともせず力尽きたところで大帝パパがふんすと持ち上げショタぐだ君がぱちぱちする動画がバズった回

  • 178二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 08:01:35

    >>81

    変な人とip被ると消されちゃうのは何度もあったがss消されるは初だな


    夜に戸を叩く音がして開けたら立香がいた。

    「にぃ今日は一緒に寝てあげるよ」

    ぬいを抱き締めた小さな立香がそんな強気な発言をした理由をシャルルマーニュはちゃんと分かっている。

    先ほどまで見ていたホラー番組だ。

    先ほどまでしっかりシャルルマーニュの腕に抱きついて震えていたのだから分からないわけがない。

    立香と眠るのはいつだって大歓迎だ。むしろこっちがお願いしたいくらいだ。ふわふわな立香のぽかぽかがあればいつもより眠りの安らかさが格段に上がるくらいだ。

    けれどこんなに分かりやすく必死に誤魔化そうとしているとちょっと意地悪もしたくなる。

    「どうしよっかなあ。今日は一人な気分かなあ」

    「えっ、ぇぇ……」

    いつもなら二つ返事で了承してくれるのに。

    予期せぬキャンセルに慌てる立香にシャルルマーニュは腕を組みつつ密やかに様子を伺う。

    「俺も立香に甘えてばっかじゃいけないしなあ。立香に無理させるわけにいかないしなあ」

    「ぇぇ、ぇぇ、に、にぃはそんなこと気にしなくていいんだよぉ……」

    「でもなあ」

    どんどんと怪しくなる雲行きにあっという間に涙目になっていき

    「にぃ……おねがいだよぉ……」

    青い顔して今にも泣いて縋りつきそうな姿が可愛くもあり可哀想にもなってきたのでこの辺にしとくかと笑って「いいよ」と部屋へと招いた。

  • 179二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 13:19:36

    ぐだ「シャルにぃ最近服きつそうだね?太った?ケーキどうする?」
    シャル兄「太ったっつーか筋肉つけすぎた。メニューと食事の調整しないと監督のイメージから外れそうでヤバい。今日のケーキは食う」
    ぐだ「役者って大変。お茶いれてくるね」

  • 180二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 21:22:46

    ぐだ君が自室で喜びに舞い踊っている

  • 181二次元好きの匿名さん23/12/13(水) 23:01:51

    ぐだ「(衣装はともかく)力仕事だってそこそこ出来るもんね」

    シャル兄「そういや春に野球やったもんなあ。ホットコーヒーある?」

    ぐだ「あるよ〜」

  • 182二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 07:54:46

    家の庭で猫が集会を開いていた。
    首輪付きやら野良やら老猫成猫子猫に黒白茶灰まだらなどなど多種多様。最大手人気スポットと化していた。
    まあこれだけ手入れが行き届いた広い庭であるし何より他所より外敵が少なそうな場所である。そんな会が開催されていても不思議はないだろう。自分と立香だって今でもたまに日向ぼっこピクニックをしているくらいだ。猫にとってもそういう場所と認識されているのは嬉しいことだ。ゆっくりしていってほしい。
    では猫にとっては邪魔な異分子でしかない自分は早々に退散すべきだろう。
    そう思って退散しようとしたとき、足元から引っ張る感触に止められる。
    「のぶのぶぶ、のぶぶぶぶぶ」
    「いてもいいのか?」
    「のっぶ!」
    このあたりの管理を任されているちびのぶの一人がむしろ中に入って休んでいけと言ってくる。
    「のぶ!」
    一声かけて入っていくちびのぶに連れられて入場すれば、本当に誰一匹も立ち去ることなく混ざることが出来た。それどころか人懐っこいのがすり寄り腰をかけると同時に膝の上に。撫でればころころと気持ちよさそうにしている。
    ちびのぶってすごい。
    シャルルマーニュはかつてないほどそう思いながら猫を撫で続け
    「立香みたいだ」
    思わずこぼしてしまった言葉に
    「じゃあ本物を撫でればいいと思う」
    いつの間にやら隣にいたらしい立香が頬をふくらませてそう言うので、要望通りに頭を撫でることにした。

  • 183二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 13:06:54

    >>180

    どう見ても隠し撮りのような画質と角度と遠さでシャル兄グッズの箱開封前のぐだ君の落ち着きのなさや開封後のバタつきやグッズご対面時の舞い踊りから転げ回りまでの模様がSNSの一家総合公式アカウントにあげられるもすぐさま消されそれがまたファンたちに「ガチなんだ」と思われたらしい

  • 184二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 19:05:39

    >>183

    後日正座&指導&始末書&減給処分になるちびノブたち

    ぐだ「消してって騒いだのオレだけど厳しくない?」

    シャル兄「こういうのは初手で厳しくしないとこんなもんなんだって安易に思われちゃうから」

  • 185二次元好きの匿名さん23/12/14(木) 22:10:43

    ぐだ「こちら終身雇用希望の蛍さん」
    シャル兄「うちで終身雇用とまでいくと筆記と面接(人事)と面接(父と幹部)が必要になるけどイケる?」
    蛍「き、キッチンカーで働きながら、機を見て……」
    シャル兄「っていうか俺も終身雇用とは言い難いっつーか俺だからこそやらかしたら容赦なく切られる」
    ぐだ「シャルにぃなら大丈夫と思うんだけどなあ。まあオレもまだバイトに毛が生えたくらいの扱いだけど」
    蛍「大手の雇用事情も厳しい……」

  • 186二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 07:58:39

    「ほおおおおおお、わああああああああ」
    人通りのない早朝の駅構内に一人の少年の歓喜の声が響き渡る。
    その視線の先には巨大な広告。シャルルマーニュが広告塔をしている商品が貼りだされているのだ。
    最愛の兄の栄えある姿を人目を憚らずに騒ぎたい。その一心で早起きした甲斐があったものだ。嬉々として立香は声をあげてカメラのシャッターを切り続ける。
    「しかし本物と一緒に暮らしてるのに飽きないっすねえ」
    「芸能人シャルルマーニュは別腹!」
    「お、おう……」
    なんとなく心配でついてきたマンドリカルドの言葉に立香は大いに反発する。
    その勢いに圧されつつも「そう言われればそうかもしれない」と思いだす。
    普段日常的に天真爛漫に弾けているシャルルマーニュを基本として見ていれば、このような広告のクールな流し目で大人の色香を出したシャルルマーニュを見ることはそうないから新鮮で面白いのかもしれない。契約で仕事とはいえよくもまああの朗らか男がここまで空気を変えられたものである。そのあたりには感心というか敬意というか、そちら方面の感情はある。
    まあとはいえ、立香のように黄色い声ではしゃぐまでの情熱は持てないけれど。
    人が通らないことを祈りながら様々な角度から広告の撮影に勤しむ友人を見守り続け
    「んー、とりあえずこれでいいかな。ありがとう!」
    「じゃあ帰りますか」
    満足充填顔した立香と共にひとまず帰ることにした。

  • 187二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 12:46:22

    ぐだ君の我を忘れた撮影中に「あ、すいません。今彼満喫中なんで勘弁してあげてください」と軽く通行人に撮影されかけているところをやんわりガードしてあげるマンドリカルド

  • 188二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 19:53:37

    売れっ子さんめ

  • 189二次元好きの匿名さん23/12/15(金) 22:13:06

    Q.シャルル君は可愛い服を着ているぐだ君を見て何を思っているんですか?

    A.似合ってるし可愛いと思っているけどかっこいい服の方がもっと似合うしかっこいいのにもったいないなあと思っています

  • 190二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 08:43:13

    そういえばいつか立香が食べたいと言っていた限定ケーキがあるのはこの店じゃなかったっけ。
    シャルルマーニュはとあるケーキ屋の前を通りかかってふと思い出す。
    とはいえ当人も覚えている可能性はそこまで高くないと思う。何せ二人でテレビを見ていてたまたま紹介されている店の商品を見て「美味しそうだね。食べてみたい」と言っていただけなのだから。もしかしたら全くの見当違いな記憶で立香が食べたいと言っていた店はここではない可能性もある。しかしこんなことで確認の電話をかけるのもいかがなものか……。でも立香が喜ぶ顔は見たいな。どうしようかな。シャルルマーニュは店の前で少し考える。
    「ありがとうございましたー」
    とりあえず入ってからまた考えようと入ってみたものの、やはりテレビで取り上げられるほどの人気店だ。限定ケーキは既に売り切れていた。
    残念と思いつつも限定ケーキ以外も美味しいだろうと比較的日持ちのいいマドレーヌをいくつか購入して帰宅する。どんな味がして立香がどんな顔をするか楽しみだ。
    「おかえりシャルにぃ!早かったね!」
    帰るなり満面の笑みの立香に出迎えられる。いつもより笑顔が弾けているように見えるのは自分が今お土産マドレーヌを持っているゆえの気のせいだろうか。そう思っている前で立香は「ちょっと待ってて」とぱたぱたせわしなく、一度姿を置くに消し
    「前にテレビでやってたケーキ屋さん覚えてる?美味しそうだねって一緒に言ってたやつ!あそこの限定ケーキ今日やっと買えたんだ!一緒に食べよう!」

  • 191二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 11:37:49

    ぐだ「コーヒー飲んでも眠い日は何やっても駄目ぇ……」
    シャル兄「寝るのが一番の体力回復なんだから大人しく眠りな?」
    ぐだ「スヤァ……。夜に寝れなくなってたら一緒に起きててぇ」

  • 192二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 13:09:55

    アポが終わったらZEROが再放送らしいですが
    そういえば状況が全く違うから比べるのは論外だけどテラリンシャル兄のおそらく自分の意見とは全く違いそうな相手でも応対力が突っ切れてたのすごいなあと思ったのを思い出しました
    アポもシャル兄や勇士たちが大好きになって各鯖の内面が分かるようになってから見直したら面白さがまた違って良かったです

  • 193二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 15:53:46
  • 194二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 16:42:28

    BLタグはつけましたが今まで変わらず重度の健全ブラコンたちのわちゃわちゃでお送りしたいです

  • 195二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 18:52:43

    エコバッグ片手にもう片方で手を繋ぎあって「夕飯何食べよっかー。何食べたい?」なんて言いながら買い物に向かう兄弟

  • 196二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 19:17:57

  • 197二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 19:19:36

    埋め

  • 198二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 19:21:15

    シャル兄「失礼な」
    ぐだ「純愛だよ」
    マンドリカルド「純愛だからこそなんつーか」

  • 199二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 19:25:16

    プリキュアごっこがやりたい弟とライダーごっこがやりたい兄(ショタ時代)

  • 200二次元好きの匿名さん23/12/16(土) 19:25:52

    初日の出を一緒に見に行こう

オススメ

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