- 1チグハグ君23/06/28(水) 22:41:15
- 2二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 22:41:56
お久しぶりじゃんね
- 3チグハグ君23/06/28(水) 22:42:05
ジェイス「うぅん?巷で話題ってどこの巷だ?」
ティガー「あ、ジェイス!ジェイスも前説来てくれたんだ!」
ジェイス「面白そうだったからな。てかわかりやすく解説って誰に解説するんだ?」
ティガー「あー…それは……まぁ、次元を隔てた向こう側?というか自分達をまだ知らない人達へ向けてというか……」
ハロ「キニスルナキニスルナ」
ジェイス「まぁ難しそうだしドーでもいいか!」
ティガー「いつものことだけど切り替えが早くて助かるよ…」
ティガー「あ!というかもう始まっちゃうよ!ハロ、ジェイス、声揃えていくよ!」
ティガー「せーの!」
「「「まだ間に合う!機動戦士ガンダム水星の魔女!『自分はグラスレー寮の生徒です』振り返り特番!!」」」
「「「スタート!!!」」」
ティガー「…あれ?でも解説は誰やるんだろう…?」 - 4二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 22:42:44
ニカ姉の幼馴染スレは?
- 5バトンタッチです!23/06/28(水) 22:45:43
スレッタ「ティガーさん、ハロさん、ジェイスさん前説ありがとうございます。ここからは私、アスティカシア高等専門学園パイロット科2年学籍番号LP041『スレッタ・マーキュリー』が担当します!」
「宇宙に浮かぶ花のようなフロント「アスティカシア学園」ここにはパイロットやメカニック、会社経営を目指す人達が日々切磋琢磨しています」
「さて、この物語の主人公はというと……あ!いました!」
「こちらの青い髪と青い瞳が特徴の方がこの世界の主人公のティガー・ハグラさんです!…あれ?でもLS…?ティガーさんって経営戦略科だったんですか!?」
ティガー「あー…それは自分が説明するよ」
「ティガーさん!?どうしてここに!?」
ティガー「ちょっと心配になっちゃって…」
ティガー「コホン、自分ことティガー・ハグラは当初は経営戦略科に所属していました。…まぁ、母さんの心配という名の愛ゆえだったわけなんですど、困ったことに自分には経営に関する才能が全くなかったので成績はほとんどドベの落第生だったんです」
- 6二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 22:46:52
うおお大久しぶり!!れ!!!待ってた!!!
- 7解説です!23/06/28(水) 22:55:36
- 8解説です!23/06/28(水) 23:02:50
「パイロット科に転科し勉強についていくため夜遅くまで勉強して、それでも日課の整備は忘れない。努力家ですね!」
「さてそんな日々の中で問題が起こります」
「スペーシアンとアーシアンの対立、それは例え学園という狭い箱庭の中でも変わりません。子供は親の姿を見て育ちますからね、そこはそんな簡単には変わりません」
「でも、それをおかしいと叫ぶ人が1人だけいました」
------------------------------------
チュチュ「お、お前なんだよ!?なんでいきなり割り込んで……」
ティガー「……きっと、父さんならこうしていたから」
ジェイス「なんだぁ、お前?……あぁ!知ってるぜ?シャディクに唆されてパイロット科に鞍替えしたやつだろ?ならどうだ?そのクソアーシアンを庇って俺と決闘でもするかぁ?」
ティガー「……やります」
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「……なんかジェイスさんのキャラ違いすぎません?」
ティガー「この時はアイツも地雷踏まれて怒ってたからさ、気にしないであげて」 - 9二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 23:07:51
そういやそろそろ最終回か
連載再開(?)おめ
楽しみにしてます - 10解説です!23/06/28(水) 23:10:20
「そんなこんなで人生初の決闘に望むことになったティガーさん。ですが始まる前から状況は芳しくありませんでした」
「ティガーさんの機体の『ハイングラ』は21年前に作られた機体で今の目線で見ると古い機体になります。対してジェイスさんの『カノーネブルク』はシュネーバイケン社の最新鋭機体。ティガーさんのパイロット能力が未知数という点を考慮しても結果は火を見るよりも明らかでした」
「ですが……」
------------------------------------
サビーナ「ハイングラは我らグラスレー社の傑作量産機だが、それも20年以上も前の話だ。いくらチューンしてあるとはいえ、この決闘の鍵を握るのは彼自身の腕だろうな」
シャディク「なかなか厳しい評だな、サビーナ」
サビーナ「それでも私は彼が勝つと信じているさ。先輩だからな」
『WINER LP014 TIGAER HAGULER』 - 11二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 23:11:13
あと一回で最終回だから……復活するんか
- 12二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 23:12:20
シャディクは別に計画から抜ける奴を始末するようなやつではないからサビーナさんが「抜けたい」といえば、情報を漏らさない契約で見逃してくれそう
- 13解説です!23/06/28(水) 23:16:39
- 14解説です!23/06/28(水) 23:22:14
「そういえば、私が編入して来たのもちょうどこの辺りでしたね」
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スレッタ「うーん……」キョロキョロ
ティガー「……どうかしましたか?」
スレッタ「次の授業の場所がわからなくて…」
ティガー「あー…それなら自分も取ってますから一緒に行きましょう」 - 15解説です!23/06/28(水) 23:28:24
「思えばティガーさんは最初から親切で優しい人でした」
「でも、そんなティガーさんとも戦わなければいけなくなってしまったんです」
「シャディクさんが起業規則を書き換えたことでミオリネさんはシャディクさん達に決闘を申請、地球寮とグラスレー寮の7vs7の戦いになってしまいました」
「ほとんどパイロット科がおらず、まともに連携も組めない地球寮は卓越した技量で堅牢な集団戦を仕掛けてくるグラスレー寮にじわりじわりと追い詰められていきます」
「でもそんな戦いの最中、ティガーさんは戦う理由に迷っていました」
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ティガー「シャディク先輩にもらった恩に報いたい」
ティガー「だけど、友達のスレッタさんとは戦いたくない」
ティガー「……なにより、ミオリネ・レンブランを救いたくないって心のどこかで思ってしまってる自分がいるんだ。誰かを守りたいのに自分の都合で嫌って、自己中心的な理由で救いたくないって拒否するなんてさ、最低だよね……」
ティガー「自分はどうすればいいんだろう……」
ティガー「自分のやりたいことなんなのかな……」 - 16解説です!23/06/28(水) 23:33:24
「しかし、迷いを振り切れないまま決闘が始まってしまいます」
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イリーシャ「怒らないでくださいね」
オジェロ「こっちに来んのかぁ!?」
マルタン「助けてぇ〜!」
メイジー「慣れないことすると火傷するよ☆」
------------------------------------
レネ「リリッケ・カドカリパティ!人の男に手ェ出した落とし前きっちり付けさしてやる!」
リリッケ「うぇぇなんのことですか!?」
レネ「ジョンバン・シモンズ!私のキープ君12号!」
リリッケ「う〜ん…あ!ランチのお誘いなら断りましたよ?」
レネ「アタシの男に恥かかせてんじゃねぇ!」
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ティル「リリッケ、逃げて!」
エナオ「メカニック科にしては筋がいいけど……」
エナオ「…3つ」 - 17解説です!23/06/28(水) 23:43:17
「グラスレー側によって次々に破壊され蹂躙されていく地球寮」
「そんな戦場を見てもなお、ティガーさんは戦う意志を決めきれずにいました」
「大恩のあるシャディクさんについて戦うのか、一度助けたチュチュ先輩のいる地球寮との戦いを止めるのか」
「板挟みの思考の中に囚われるティガーさんの目の前で、ついに地球寮側の機体がエアリアルのみとなってしまいました」
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シャディク「追い込んだ。堕とすぞ」
ガールズ「了解」 - 18二次元好きの匿名さん23/06/28(水) 23:47:47
来たああああああ続き待ってたあああああ
- 19解説です!23/06/28(水) 23:49:42
- 20解説です!23/06/28(水) 23:55:11
サビーナ「アンチドートが」
エナオ「オーバーライド?」
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「突如として青い光を放ち、スコア6へと至ったエアリアル」
「それまでの防戦一方が嘘のように次々とグラスレー寮の機体を落としていきます」
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ティガー「レネさん!」
ティガー「エナオ先輩!」 - 21解説です!23/06/29(木) 00:00:52
「そして、その銃口はサビーナ機にも向けられ、ガンビットが彼女の機体を撃ち抜こうとしたその時……」
------------------------------------
ティガー「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
サビーナ「ティ…ガー?」
スレッタ「あの機体…ティガーさん!?」
ティガー「今の今まで悩んでた。救ってくれた人、憧れの人、友達になってくれた人、嫌いな人
誰のために戦えばいいのか、ずっと悩んでた」
ティガー「でもそれでいいんだ、答えがないから悩むんだ、欲張りだから悩むんだ!自分はこれからもずっと悩んで悩んで悩み続ける!それが自分の向き合い方だから!」
ティガー「今からすることが正しいことかなんて今の自分にはわからない……でも、それでも!未来の自分が後悔しないように、自分は自分の守りたいものを守る!自分の信じる道を進む!」
ティガー「だから……」
ティガー「今はこれが自分のやりたいことだ!!!」 - 22解説です!23/06/29(木) 00:06:26
「サビーナ機に迫る全てのビームを叩き落とし、窮地を救ったのはティガーさんでした」
「猛々しく叫ぶとバックパックから光の鎌『ビームシックル』を取り出すと一直線にエアリアルへと迫ります」
「致命的な破壊に至らない箇所をわざと被弾させながら、地面を蹴り、ガンビットを足場にし、時にビームワイヤーで跳躍しスレッタすら認識できない速度でエアリアルに猛追を加えていきます」
「しかし両者の実力が拮抗しているのか、機体スペック故かエアリアルの装甲を切り裂けても致命傷を与えられずに千日手状態にもつれ込みます」
------------------------------------
ティガー「流石スレッタさん…一筋縄じゃ行かないか…」
スレッタ「見えない…追えない…!」 - 23解説です!23/06/29(木) 00:15:29
「しかしこの決闘は団体戦、グラスレー側はティガーさんを含めまだ5人が健在です」
------------------------------------
シャディク「この機を逃してはいけない!サビーナ!メイジー!イリーシャ!エアリアルを囲め!」
4人「コピー!」
スレッタ「あっち!」
ティガー「!シャディク先輩!!」 - 24二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 00:16:01
このレスは削除されています
- 25二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 00:16:32
- 26解説です!23/06/29(木) 00:17:15
- 27解説です!23/06/29(木) 00:18:25
- 28解説です!23/06/29(木) 00:18:49
「地球寮の皆んなの援護射撃により辛くも勝利することができました」
「この時のティガーさんはというと……」
------------------------------------
ティガー「あー……負けちゃったなぁ……でも、よかったと思う。やりたいこと見つけられたんだ!守りたいものは全部守る!……少しは父さんに近づけてるかな…」
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「結構清々しい感じですね」
ティガー「実際この時は疲れもあったけど、心スッキリだったね」 - 29解説です!23/06/29(木) 00:26:02
「しかし、決闘での敗北は単なる勝ち負けだけでは無くもっとわかりやすい形で可視化されることになります」
------------------------------------
サビーナ「なぁ、救ってもらった私が言うのも心苦しいんだが……もうこの機体は、戦えない……
新しい機体に乗り換えるのはどうだ?シャディクに頼めばハインドリーの1機程度すぐに調達してもらえるはずだ」
ティガー「無駄だとわかっていても、やらなきゃいけないことなんです。精一杯手を尽くして、それから諦めます。大切な相棒だから……」
サビーナ「……そうか、なら私にも手伝わせてくれ。この機体は私を救ってくれた恩人だ、私も最期まで見てあげたい」
------------------------------------
「MSの限界を超えた戦闘はハイングラを整備不可能なレベルにまで破損させてしまっていました」
「それにしても、思い出話を花を咲かせるティガーさんを優しく見守るサビーナさん……ももももしかして!サビーナさんはティガーさんのことがすす好き!」
ティガー「いや、それは無いと思うよスレッタさん…」
「あれ?違いましたか…」 - 30解説です!23/06/29(木) 00:31:26
「結局、ハイングラの修復は不可能だと諦め、新たな機体にハイングラの『魂』を載せ替えることにしました」
------------------------------------
ティガー「またな、相棒。次会う時まで今よりも強くなるから、お前も強くしてもらえよ?男と男の約束だ」
------------------------------------
「これ!水星の時に読んだコミックでおんなじのおりました!これから新しい機体に乗り換える胸熱イベントが来るんですよね!」 - 31解説です!23/06/29(木) 00:31:49
「毎回思うんですけど、決闘で戦った人と学校で会うのってなんか気まずいですよね」
「正直今でもどうやって話したらいいかわからない時あります」
「それはティガーさんのときも同じでしたね」
------------------------------------
スレッタ「あ、あの!おっ、おはようございます!」
ティガー「おはよう…です。…………………………」
スレッタ「あ、あの、昨日は……お疲れ様でした」
ティガー「あ……はい…ありがとうございます………」
スレッタ「…………」
ティガー「…………」 - 32解説です!23/06/29(木) 00:32:09
スレッタ「あの、貴方のMS壊してごめんなさい……大切な相棒…なんですよね?小さい頃からずっと一緒にいるって聞いてたのに……」
ティガー「それを言うなら自分だって!……貴方の大切な家族、傷つけちゃいました……」
スレッタ「違います……私、いっつもエアリアルに頼ってばっかりで……貴方のせいじゃありません」
ティガー「MSは人と機体が一つになってこそ、その本懐を成す……って、伯父さんが言ってました。スレッタさんは強いです!だから、機体に頼りだからなんかじゃない、スレッタさん自身が強いんです!……………すみません、出過ぎた真似をして………」
スレッタ「……私、そんなこと言ってもらえたの初めてです……この学校に来てから皆、エアリアルのことばっかりで……えへへ、そっか、貴方から見た私って強いんですね!えへへ……」
ティガー「えぇ、強いです、とっても。…………ありがとう、スレッタさん」
------------------------------------
「ということで第一部はここまで!明日は第2部です!」 - 33二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 01:46:27
更新おつ
まんまFE風花の紅花(反逆ルート)か銀雪(他シナリオと同じ様に対立ルート)の分岐地点なんよ - 34二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 07:07:00
振り返りありがたい
- 35二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 18:05:42
今の視点で見るとティガー君やべぇな…
- 36今夜は第2部です!23/06/29(木) 18:58:35
「決闘が終わってしばらく経った頃、ティガーさんはスレッタのお手伝いで地球寮を訪れていました」
「地球寮の皆と汗を流し共に働き、小休憩で炭酸で喉を潤す!青春ですね……!」
「しかしティガーさんはこんなことを思います」
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ティガー「…………何で自分はここにいるんだ?」
------------------------------------
「それに気づいたら色々おしまいですよティガーさん!」 - 37解説です!23/06/29(木) 19:08:29
ティガー「え、勝手に人の寮上がるのって普通ダメだよね…?あれ、どうしよう……」
ティガー「スレッタさんどこ行ったんだよ…あれ?あの子確か、あの時の……」
ティガー「あー…えーと…お、お元気…でしたか?…怪我とかしてませんか……?」
チュチュ「ん…?……っ!あの時のお節介な奴!」
ティガー「そうですあの時の……」
チュチュ「何でお前がここにいんだよ?……まさか、決闘で負けた恨みじゃねぇよなぁ!」
ティガー「違います違います!自分はスレッタさんの手伝いをしていて、そしたら何故か今の今まで手伝うことになっただけです!」
チュチュ「………なーんて、なんとなくだけどわかるよ
助けてもらったからわかる。お前はクソスペーシアンみたいな悪い奴じゃない。じゃなかったら、この学校で見ず知らずの奴のために決闘するなんてお前の他には物好きのスレッタくらいしかやらないからな。どうせ今回も頼まれたのを断りきれなかったとかそういうやつだろ?」
ティガー「えぇ、まぁ…そんな感じです」
------------------------------------
「チュチュ先輩!?物好き扱いは酷いですよー!」 - 38解説です!23/06/29(木) 19:30:25
「もうすでに結構たじたじなティガーさんですが試練はまだまだ続きます…」
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ヌーノ「ん……?あれ?そういえばあいつこの前の決闘にいたやつじゃね?」
オジェロ「あー!9倍!!」
ティガー「あの、自分…ともだち……つくりかた……あの、その……」
オジェロ・ヌーノ「……………」
オジェロ「オジェロだオジェロ・ギャベル」
ヌーノ「ヌーノ・カルガン」
オジェロ「たく、スペーシアンにはコミュ障しかいねぇのかよ」
ヌーノ「ま、よろしく」
ティガー「あ、え、あ!じ、自分はティガー・ハグラでしゅ!皆んなからはチグハグって呼ばれてます……よろしくお願いします!」 - 39解説です!23/06/29(木) 19:30:38
------------------------------------
リリッケ「ティガーさんはチュチュちゃんのどこが好きなんですか?」
ティガー「はい?」
リリッケ「だってほら、ピンチのお姫様を救うのは一目惚れした王子様じゃないですか♪ねー、ニカ先輩」
ニカ「あはは…そうだね」
ティガー「好き……?誰が……?自分が……?あの子を……?へ?」
リリッケ「チュチュはどう?」
チュチュ「別に、まぁ悪い奴じゃ無いってのはわかるよ」
チュチュ「それに、お前一応、スペーシアンだろ?いい奴ってのはわかるけど……他のスペーシアンとか同じことしないとは限らないし……」
ティガー「自分は……困っている人がいたら助けたい……ただそれだけです。そこにアーシアンだとかスペーシアンだとかは関係ありません。」
チュチュ「困ってる人を助けたいってお前それ……はぁ…お前、相当生きづらそうな性格してんな」
リリッケ「でも、私はいい考えだと思いますよ?」
アリヤ「同感だ。身分や人種問わず困っている人に手を伸ばすのは一種の美徳と言える。もちろん、それを成し得る力あってこそだがな」 - 40解説です!23/06/29(木) 19:47:00
------------------------------------
「なんだかんだ馴染めてるようで私も嬉しいです!」
ティガー「スレッタさんが喜んでるのならいいんだけどさ、ほんとこの時どこにいたの?」
「ミオリネさんの温室のトマトのお世話を!」
ティガー「あー、なるほど」
「そういえばティガーさん、アリヤ先輩の占いも受けていたんですよね?」
ティガー「……あんま思い出したく無いアレか…」
------------------------------------
アリヤ「チュチュを助けてくれたお礼にここは1つ、私がタロットで君のこれからを占ってあげよう。とりあえずまずは……君のこれから辿る未来を占おうか」
『恋人の逆位置』
意味:恋に端を発する感情が悪い方向に働き、不道徳な関係になったり、関係性が破綻してしまう
-----------------------------------
アリヤ「ま、まぁこんな事もあるさ、次行こう次」
ティガー「じゃ、じゃぁ……サビーナせんぱ…サビーナ・ファルディンさんとの関係について……」
『審判の逆位置』
意味:過去に囚われたり、失敗などのトラウマに悩まされたりする - 41解説です!23/06/29(木) 19:47:39
-----------------------------------
アリヤ「………次行こうか」
ティガー「そ、それなら自分の…その、過去についてお願いします」
『教皇の逆位置』
意味:落ち込んでいる時や不安になっている時は、自分の世界に閉じこもってしまい、視野が狭まる傾向がある
-----------------------------------
アリヤ「………これで最後にしようか」
ティガー「……自分の夢でお願いします」
『力の逆位置』
意味:感情が暴走してしまっていたり、問題から目を背け投げ出してしまっている状態になる
----------------------------------- - 42二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 20:00:47
不 安 ! ! !
不 穏 ! ! ! ! - 43解説です!23/06/29(木) 20:03:25
「そのなんと言葉をかければよいのか…」
ティガー「大丈夫だよスレッタさん、その心遣いだけでもう重傷だから」
「でも占いは信じすぎちゃダメだってお母さんが言ってました!自分に都合のいいのだけを覚えて後は聞き流せばいいって!」
ティガー「それ本当に大丈夫なやつ?」 - 44二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 20:16:12
今更だけどSS形式に再編してるの凄い
- 45解説です!23/06/29(木) 20:21:52
「傷心のティガーさんですが、もう1人心を痛めている人がいました」
-----------------------------------
サビーナ「シャディク、話がある。……彼のことについてだ」
シャディク「…彼についてか、どうしたんだ?何か問題でもあったのか?」
サビーナ「彼を巻き込まずに実行すると言うのできないんだろうか。彼は何も知らないんだ……」
シャディク「それは無理だサビーナ。彼の力は対ガンダム、対MSの圧倒的な切り札だ」
シャディク「それに、野放しにすればチグハグ君は誰かを守るために俺たちに対抗してくるだろう。正直、彼の相手ができるほどの余裕はこちらにはない。君が一番わかっている話だろ?」
シャディク「それに、彼は君に対して好意を持っている。君からのお願いとでも言えば彼は頑張ってくれるはずさ」
サビーナ「私は彼を巻き込みたく無い……本当は遠ざけたい。でも、離れようとすると心がズキズキ痛いんだ…隣にいて欲しくなるんだ…」
サビーナ「彼を巻き込まないためには彼に嘘をつかなくちゃいけない、でももしバレたら…想像もしたく無い」
サビーナ「あぁ…私は多分彼のことが好きなんだな……気付きたくなかった…………こんな気持ち…」 - 46解説です!23/06/29(木) 21:52:38
「自分の恋心に気づいたサビーナさんはここから明確にティガーさんを避けるようになります」
「そもそも最初から自分には彼に優しくする資格などないのだから、これ以上好きにならないように、これ以上彼の存在が自分の中で大きくならないように、自分の本来の目的のために自分の恋心に必死に蓋をしようとします」
「そんなサビーナさんの気持ちを知ってか知らずかティガーさんは1人考え込みます」
-----------------------------------
ティガー「アリヤ先輩の占いだと、サビーナさんとの間に罪とか罰みたいなもんができるんだよな…」
ティガー「罪が自分一人だけで背負えばいいものならいいけど…先輩にも背負わせなくちゃいけないのは嫌だなぁ……」
ティガー「……そういえば先輩が笑ってるとこ見たことないな…先輩の笑顔を見る前に先輩に罪を背負わせるのだけはしたく無いな……よし、頑張れ自分!」 - 47解説です!23/06/29(木) 22:28:34
- 48解説です!23/06/29(木) 22:44:06
「とは言え、頑張りすぎてもダメです!」
「昔の人はこう言いました『武士は休まず高笑い』って!」
ティガー「『武士は食わねど高楊枝』だよスレッタさん。それじゃ休んでないし高笑いしちゃってるよ…」
-----------------------------------
ティガー「到着!ショッピングフロント!」
メイジー「今日は一段と元気だね」
イリーシャ「今日は戦場……負けられない戦い…」
レネ「こっちもなんか燃えてるし…」
イリーシャ「ほら行こ、早くしないと出遅れちゃう」
ティガー「了解です!」
メイジー「あはは、今日のイリーシャはグイグイいくね!」
レネ「ティガーも珍しくテンション高いじゃん」
ティガー「えへへ、実は昔父さんと母さんに連れて行ってもらったっきりであんまりこういうとこに来ないのですっごいワクワクしてるんです!」
メイジー「へぇ〜お父さんとお母さんと来たっきりなんだ…じゃぁ、今日は目一杯楽しまなくちゃだね!」
ティガー「はい!」 - 49二次元好きの匿名さん23/06/29(木) 22:51:37
- 50解説です!23/06/29(木) 22:53:22
ティガー「やっぱりそこそこ並んでますね」
イリーシャ「心頭滅却、焦りは功を損じさせる、勝負の前には深呼吸…」
メイジー「ふわぁ〜…ちょっと眠い……」
レネ「次の動画は…ぬいぐるみベースのコーデで行くか…?」
ティガー「あ、開きましたよ!」
イリーシャ「ぬいぐるみは一人一人お顔が違うから、ビビッと来た子を選ぶの」
ティガー「なるほど」
レネ「アタシには誰も同じに見えるわ」
メイジー「わかる人にはわかるってやつじゃない?」
ティガー「あ!この子!この子にします!」
イリーシャ「ビビッと来た?」
ティガー「来ました!」
イリーシャ「いいね、100店満点……👍」 - 51解説です!23/06/29(木) 22:58:45
イリーシャ「メイジー、レネ、私の方は終わったから次行きましょう」
レネ「やっとかよ」
ティガー「……………」
メイジー「ん?どうしたの?」
ティガー「あの子、迷子…かな?」
イリーシャ「確かにそうかも…」
メイジー「どーしたの?一人?お母さんはいる?うんうん、なるほどなるほど……」
レネ「早っ!?」
イリーシャ「どうだって?」
メイジー「欲しかったぬいぐるみを買いに来たら売り切れてたんだって」
一同「あぁ………」 - 52解説です!23/06/29(木) 23:01:45
ティガー「…………」
ティガー「はい、これ」
女の子「……いいの?」
ティガー「うん。この子が君のところに行きたがってる。この子のこと、大事にしてくれるかな?」
女の子「(コクン)」
ティガー「ほんと!じゃぁ、お兄ちゃんと指切りしよう
ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼんのーます!」
女の子「ゆびきった!」
ティガー「………それじゃぁ、お母さん探しに行こうか」
女の子「あ!ママ!」
ティガー「今度はお母さんの手を離しちゃダメだからね」
女の子「うん!バイバイおにいちゃん!」
ティガー「バイバイ!」 - 53解説です!23/06/29(木) 23:04:22
メイジー「よかったの?結構楽しみにしてたんでしょ?」
ティガー「あの女の子は多分、自分よりも楽しみにしていただろうから……あのくらいの年齢だと並ぶのも難しいだろうし」
メイジー「ふーん…相変わらずだね」
ティガー「普通じゃないですか?」
メイジー「だからだよ♪」
レネ「次はアタシの番ね」
ティガー「え?これ全部買うんですか!?」
レネ「当たり前でしょ、なんのためにアンタ(荷物持ち)連れてきたと思ってんのよ」
ティガー「あはは…流石っすね…それにしたって多すぎですけど……美容品とか案外体積大きいし…」 - 54解説です!23/06/29(木) 23:24:26
(フロント内の喫茶店にて)
メイジー「ティガー君って好きな人とかいるの?」
ティガー「ご゙ぼ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!」
レネ「メイジーそれ聞く?……アタシも気になるわ!」
イリーシャ「だめだよ、他人の色恋に土足で踏み入るのは……」
ティガー「…………イマス」
レネ「やっぱいるんだ!誰誰!」
メイジー「頻繁に行ってるし地球寮の子?」
イリーシャ「みんなはしたないよ……スレッタ・マーキュリーさんとか?」
ティガー「それは……ヒミツです」
メイジー「ヒミツかぁ……身持ち硬いなぁ」
レネ「ま、恋心なんて知られたくないだろうしね」
イリーシャ「(実は知りたかったとか言えない………)」 - 55解説です!(今夜の最後)23/06/29(木) 23:25:06
レネ「(んー、交友関係的にアタシ達の中って考えるのが妥当だろうし……となると同い年で性格面を考慮するとイリーシャ…?)」
イリーシャ「(よく地球寮に行ってはお手伝いしていますし、教室でも席近いですしスレッタさんなのかな?)」
メイジー「(教室で『君自身が〜』とか口説き文句みたいなこと言ってたしスレッタちゃんかな?)」
-----------------------------------
「結局誰なんですか?」
ティガー「教えないよ!」 - 56解説です!23/06/30(金) 09:18:32
- 57解説です!23/06/30(金) 09:42:28
サビーナ「それでは、模擬戦を開始する。エナオ」
サビーナ・エナオ「戦闘、開始」
エナオ「まずはティガー機から落とす、各自散開、攻撃を新型に集中」
レネ・イリーシャ「コピー!」
サビーナ「来るぞ、密集陣形!できるな!」
ティガー「はい!」
メイジー「おー、できてるできてる!筋いいね!」
ティガー「なんとなくです!」
レネ「なんだよ、全然できてんじゃん!」
イリーシャ「完全に予想外……」 - 58解説です!23/06/30(金) 09:48:45
サビーナ「いいぞティガー、その調子だ!」
ティガー「はい!……!」
イリーシャ「え、急に飛んで…」
ティガー「ごめんなさい!」
イリーシャ「キャァァァァァァァ!!」
レネ「イリーシャ!クソッ!右腕持っていきやがった!」
ティガー「……動きやすいけど……これは趣味じゃないな……」
エナオ「……作戦を変更する。全機新型に火力を集中させつつ後退、おびき出す」
レネ・イリーシャ「コピー」 - 59解説です!23/06/30(金) 10:06:18
ティガー「……!」
ティガー「(攻撃が自分だけに集中してる?誘き出されてるのか…?でもここで堪え続けても相手に体勢を整える時間を与えるだけ…なら!)」
レネ「来た!」
エナオ「君はとても優しい、それは君のいいところ。大事にして欲しい大切なところ」
エナオ「だが私は言った、誰かのために戦いすぎるのはよくないと。それは一見無敵に見える君の大きな弱点になる」
ティガー「囲まれたっ!ワイヤー……あっ」
レネ「その機体、ワイヤー搭載してないでしょっ!」
イリーシャ「ごめんなさい…」
エナオ「チェックね」
SHOT DOWN JUDGMENT/TIGAER HAGULER
ティガー「………うそ…」 - 60解説です!23/06/30(金) 17:53:38
メイジー「あちゃ〜…」
サビーナ「メイジー来るぞ!」
メイジー「了か…」
SHOT DOWN JUDGMENT/MAYGE MAY
エナオ「油断しちゃダメって言ってるでしょ?」
メイジー「あらら、こりゃ一本取られた」
『TIME UP』
ティガー「自分のせいだ……自分のせいだ……自分のせいで……」
メイジー「落ち込んでるね〜」
サビーナ「………………」 - 61解説です!23/06/30(金) 18:39:39
サビーナ「ティガー、聞こえているか?」
サビーナ「今回の模擬戦、君にとっては初めて尽くしだったんだ失敗するのも無理はない」
サビーナ「大事なのはこの失敗をどう捉えて次に活かすか、そうだろう?自分のせいだと後悔するなら次はその後悔をなくせるようにすればいい。お前にはそれができる力があるだろう?」
ティガー「自分の力……後悔をなくすための…力」
サビーナ「そうだ『本当に必要なもの』を心の中で見定めた時、初めてその力をお前は振るえるようになる」
ティガー「本当に必要なもの…」
サビーナ「自分の中の確固たる芯のようなものさ」
ティガー「でも自分には……」
サビーナ「これから見つけていけばいい。一朝一夕に見つかるものではないのだからな」
ティガー「……わかりました。絶対に見つけて見せます、本当に必要なもの…!」
サビーナ「あぁ、がんばれ」
サビーナ「……きっと私はそれを見届ける資格はないだろうけど……」
ティガー「先輩?」
サビーナ「なんでもないよ。さぁ、後片付けをしよう」 - 62解説です!23/06/30(金) 22:02:17
- 63解説です!23/06/30(金) 22:34:20
「記憶喪失になったティガーさんは学園中を彷徨います」
「時にシャディクさんに遭遇し」
-----------------------------------
シャディク「やぁチグハグ君、メイジー達から聞いたよ探し物してるんだって?俺でよかったら力に…」
ティガー「あ、いや、すみません!多分人違いです!!すぐに出て行きます!!」
-----------------------------------
「時にレネさんに遭遇し」
-----------------------------------
レネ「あ!チグハグじゃん!どしたの?そんなに必死こいて走って?」
ティガー「ひっ……ぁぁぁ……じ、自分はティガー・ハグラです……チグハグって人じゃないです……!」
-----------------------------------
「そうして這々の体でたどり着いたのは寮施設区画から外れたところにある地球寮でした」 - 64二次元好きの匿名さん23/06/30(金) 22:38:45
タライで記憶が飛んだ所唐突で本当笑った
でもしっかり伏線だったの好き - 65二次元好きの匿名さん23/06/30(金) 22:55:54
-----------------------------------
スレッタ「おはようございます」
チグハグ「あ、……おはようございます……」
スレッタ「手伝いに来てくれたんですね!今日は荷物がたくさん届いてるので荷解きお願いしたかったんです」
チグハグ「あ、自分は………」
-----------------------------------
ティガー「…………」
スレッタ「どうかしましたか?」
ティガー「あ、いえ、なんでも……ただ、スレッタ…さん?の服って他の人とは違うんだなって」
スレッタ「まぁホルダーですし、ミオリネさんのお婿さんですし」
ティガー「なるほど……」
----------------------------------- - 66解説です!23/06/30(金) 22:56:08
地球寮一同「いただきまーす!」
ティガー「あっ…イタダキマス……」
オジェロ「てかマジで記憶喪失なのかよ」
ティガー「え、まぁ…本当に何も覚えてなくて…なんで自分がここにいるのかも、なんでご飯をご馳走になってるのかもよくわかってない…です」
ヌーノ「俺初めて見たわ記憶喪失のやつ」
ティル「脳機能に何かしらの障害が発生しているんだと思うんだけど……」
アリヤ「とりあえず、ちゃんと病院には行くんだぞ」
ティガー「はい…なるべく早くに行っておきます……」
-----------------------------------
「突然の記憶喪失、ティガーさんにとってはたった一人で未知の世界に取り残されてさぞかし心細かったでしょう」
「そんなティガーさんのところに来客が来ます」 - 67解説です!23/06/30(金) 23:19:33
-----------------------------------
サビーナ「ティガー!」
オジェロ「げぇっ!サビーナ・ファルディン!」
マルタン「グラスレーの副寮長がなんで!?」
チュチュ「何しにきやがったんだよこのクソスペーシアン!」
ティガー「?」
-----------------------------------
サビーナ「よかった…やっぱりここにいたんだな。さぁ、帰ろう」
ティガー「あの………貴方は誰ですか?」
サビーナ「ッ…そう、だったな…今の君は何も覚えていないんだったな…私はサビーナ・ファルディン。君の味方だよ」
サビーナ「君はティガー・ハグラ。覚えていないかもしれないが、君はこのアスティカシア学園でグラスレー寮というところで暮らしている。いわばこの学園での君の家だ。私はそこで副寮長をしている。だから同じ寮の仲間である君を迎えにきたんだ」
ティガー「そう…なんですね……迷惑をかけてすいません」
ティガー「皆さんもご迷惑をおかけしました」
マルタン「あっ…大丈夫だよ、全然気にしてないから」
----------------------------------- - 68解説です!23/06/30(金) 23:32:22
サビーナ「なぁ、大丈夫か?あまり、無理しなくてもいいんだぞ?」
ティガー「全然大丈夫です!一人でも平気です!」
サビーナ「……そうか、君は強い子だな」
サビーナ「……ティガー君は、どうしてそんなに人助けをするんだ?知らない場所に来て不安でたまらないだろうに……」
ティガー「自分は、父さんが自分のせいで死んだんです。目の前に困ってる人がいて、助けたくて飛び出したんです。そしたら……」
ティガー「地球では暴動がよくあって、それに巻き込まれて……父さん、自分を庇って撃たれて死んだんです。自分に生きろって言って、死んだんです……」
ティガー「その後、また殺されそうになって、今度は地球の人に助けてもらって…自分の命は……色んな人に助けられて生きてるんです」
ティガー「だから………少しでもそれを返せるように、あの日憧れた父さんみたいに少しでもなれるように………なりたいんです。でも、その手段も何も、わからないんですけどね……」
-----------------------------------
「初めて吐露したティガーさんの根底にある記憶はサビーナさんの心を強く打つものでした」 - 69二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 01:30:08
思い返せばグラスレーとの決闘時のプロスペラは内心アホほど慌てていたであろう、スコア6を達成するや否やとんでもない奴が凄い勢いで襲いかかってきた
- 70二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 08:06:32
グエルとかシャディクは良くも悪くも変な方に思い切りがいい感じだけど、チグハグ君の場合はギリギリまで悩むけど行動した時のアクセルがすごい感がある
- 71二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 08:38:20
サビーナさんは選択肢にないだけでティガーくんと逃げるというのもありなんだよね
シャディクは残念がるだろうがヴィムのように始末しないだろうし - 72解説です!23/07/01(土) 10:33:43
-----------------------------------
サビーナ「……ティガー君は本当に強い子なんだな。でもいいのか?私なんかにそんな大事な事を話して」
ティガー「……本当はずっと誰かに話したかったんです。でも、母さんにもこんなこと言えなくて……貴方は暖かくて、ついぽろっと出ちゃって……」
サビーナ「そうか、君にとって私は暖かいんだな……それが知れただけで私は……」
ティガー「…どうかしましたか?」
サビーナ「なんでもないさ。さぁ、帰ろう。走り回って疲れただろう?」
-----------------------------------
ティガー「スゥスゥスヤスヤ」
サビーナ「これでいい、これだけでいいんだ……」
-----------------------------------
「これにて第2部はお終いです。続いては第3部!新規エピソードがちょこっと入った豪華版です!」 - 73解説です!23/07/01(土) 15:44:02
「地球寮との決闘からしばらくして、ティガーさんの元にはたくさんの企業からの連絡がひっきりなしに届いていました」
「エアリアルとの戦いで見せた超絶技巧を見た多くの企業がスポンサー契約を持ちかけてきたのです。さらに都合がいいことにティガーさんの推薦企業はMS産業とは少し離れていますし、経営科の成り上がりという都合のいいシンデレラストーリーまで持っています」
「グループ全体で業績が落ち込みがちな昨今、どの企業もわかりやすい広告塔を欲しがっていました」
「では、ティガーさんにスポンサー契約を持ちかけた企業の中からいくつかピックアップして紹介します」 - 74二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 15:44:12
うおっ!再開してる!
- 75解説です!23/07/01(土) 15:48:53
- 76二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 15:58:39
誰だ…?
- 77二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 16:01:07
(これ別のダイススレのやつか…?)
- 78解説です!23/07/01(土) 16:03:02
-----------------------------------
ブルプルププルプル
ティガー「あ、もしもしティガー・ハグラです」
リバメカ「やぁハグラ君元気かい?」
ティガー「リバティーの!その節はお世話になりました…」
リバメカ「いいのいいの、世話になったのはむしろこっちだから」
ティガー「それで、本日はどのようなご用件で…?」
リバメカ「いやそれがな!ハグラ君に乗ってもらったあのディランザ、君の言う通りにフィードバックしたら確かに性能良くなったんだよ!」
ティガー「本当ですか!?いやー…あの時は素人なのにとんだ無礼をしてしまったとばかり…」
リバメカ「何言ってんの、こっちとしても自立制御のアルゴリズムを"ズラす"なんて普通は考えつかないよ!」
ティガー「いやほんと、素人考えだったので…」
リバメカ「君いい腕持ってるよ、どうだい?卒業後はウチで働くのは?」
ティガー「えっ」 - 79解説です!23/07/01(土) 16:03:39
リバメカ「いやーこっちは万年人手不足でね、そっちにウチの会社が推薦したパイロットの坊主が…確か同い年だったかな?」
ティガー「はい、まぁ友達ですけど……」
リバメカ「それなら話が早い!来年度以降に入ってくる見込みがあるのがソイツとあとソイツの彼女の嬢ちゃんくらいしかいなくてね。どうだい?」
ティガー「それは…ちょっと考えさせてください。……まだ探し物見つかってないんです」
リバメカ「そうかい…いやー!青春してるねぇ!いいよいいよ!若いうちはどんどん迷ってチャレンジしなさい!おっちゃんも応援しとるぞ!」
ティガー「はい、ありがとうございます」
----------------------------------- - 80二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 16:05:40
- 81解説です!23/07/01(土) 16:18:37
- 82解説です!23/07/01(土) 16:33:27
-----------------------------------
γメカ「お疲れ様、どうだった乗り心地は」
ティガー「最高でした!めちゃくちゃ動きやすかったです!」
γメカ「それはよかった。ウチの製品は『操作性』と『追従性』も売りの一つだからね」
ティガー「さすが超老舗の名店……あ、そういえばガンマ・インダストリーって個人注文もやってるんですよね?」
γメカ「やってるよ?どうしたの?何か注文?」
ティガー「まぁはい、実は新しいMS作ってるんです」
γメカ「へぇ、グラスレー製の新型かぁ!」
ティガー「基礎設計はそうですね。製造は違うとこでやってるらしいんですけど、携行武装がいまいち定まってないのでそちらの会社にお願いしたいなと」
γメカ「うちにその依頼となると……」
ティガー「そうなんです実は………」
γメカ「成程!そりゃ面白そうだ!是非うちに担当させてくれ!」
ティガー「ありがとうございます!」
----------------------------------- - 83解説です!23/07/01(土) 16:58:15
- 84二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 17:04:07
乗ってみたお気に入り度
1.ドゥーム社: dice1d100=40 (40)
2.リバティーワークス社: dice1d100=86 (86)
3.サイトウ工業: dice1d100=43 (43)
4.ハンマー・フィールド社: dice1d100=19 (19)
5.ダン・ダーン社: dice1d100=85 (85)
6.ガンマ・インダストリー: dice1d100=57 (57)
7.シュネーバイケン社:dice1d100=57 (57)
スポンサーとチグハグ君の友好度
1.ドゥーム社: dice1d100=25 (25)
2.リバティーワークス社: dice1d100=99 (99)
3.サイトウ工業: dice1d100=96 (96)
4.ハンマー・フィールド社: dice1d100=1 (1)
5.ダン・ダーン社: dice1d100=37 (37)
6.ガンマ・インダストリー: dice1d100=86 (86)
7.シュネーバイケン社:dice1d100=2 (2)
こんなんだったか
- 85解説です!23/07/01(土) 17:17:44
-----------------------------------
サイメカ「やっぱり手慣れてるね君」
ティガー「そう…ですか?」
サイメカ「あぁ、その歳にしては……いやその歳じゃなくても君のワイヤー捌きは見事の一言に尽きるよ」
ティガー「あ、ありがとうございます…」
サイメカ「こんな時代に『サーペント』を見れるとは思わなかったよ」
ティガー「さーぺ…?あ、ハイングラの」
サイメカ「『 SCW-038 サーペント』十数年前に発売されたマテリアルビームウェアワイヤーウェポン、実体を持ったワイヤーと実態を持たず切断力に優れたビームワイヤーの2つの性質を持つ傑作装備…」
ティガー「お好きなんですか?」
サイメカ「あぁ、好きだね。とは言っても今どきワイヤー装備を好んで使うパイロットなんて余程の物好きくらいだけど」
ティガー「……僕は好きですよ」
サイメカ「君の機体、よく動けていた………次の機体も大事にしてやりなよ」
ティガー「……はい」
----------------------------------- - 86解説です!23/07/01(土) 17:30:57
- 87二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 17:41:52
チグハグ君が乗ってすぐに機体ぶっ壊したとこか
- 88解説です!23/07/01(土) 18:13:27
-----------------------------------
シュネ社長「いやはや君は若い割に礼節が良くなっている」
ティガー「ありがとうございます…」
シュネ社長「そうだ、君に紹介したいのがいるんだ」
ティガー「?」
シュネ社長「ジェイス君、入りなさい」
ジェイス「うっす…」
ティガー「あっ…」
ジェイス「……………」
シュネ社長「それじゃぁ、若い方がつのる話もあるだろうから私はこれで」
ティガー「え、ちょ…」 - 89解説です!23/07/01(土) 18:13:45
ティガー「……………」
ジェイス「……………」
ティガー「あー……えーと……お久しぶり……です」
ジェイス「………久しぶりってほどでもないだろ、教室で会ってるんだし」
ティガー「あ、あ…そう、だよね……そうですよねぇ……」
ジェイス「…………………」
ティガー「…………………」
ジェイス「…ウチの機体乗るのお前なんだろ?」
ティガー「えっ、あ、はい!」
ジェイス「コックピット、乗せて来んない?」
ティガー「えぇ………はい?」
----------------------------------- - 90解説です!23/07/01(土) 18:14:12
ティガー「本当に大丈夫?あの、悪い事は言わないから危ない事はやめて方が…」
ジェイス「いいから」
ティガー「アッハイ」
-----------------------------------
ジェイス「…ウッ、これは想像以上……」
ティガー「あ、あの…大丈夫…ですか?」
ジェイス「お前…マジ最高だよッ!!」
ティガー「あ、ありがとうございます」
----------------------------------- - 91解説です!23/07/01(土) 18:14:39
シュネメカ「オイコラァァァ💢」
ティガー「ヒィッ!!」
シュネメカ「なんで操縦してくれたんだ!おかげでフレームごとスクラップになってるじゃねぇか💢」
ティガー「あ、あの……それは……」
ジェイス「俺がやれって言った」
ティガー「!?」
ジェイス「俺の指示だ。文句あるなら俺か上に言ってくれ」
シュネメカ「……わかりましたよ。報告書、挙げときますから」
ティガー「……なんで?」
ジェイス「……お前はお飾りのパイロットが大っ嫌いな親の権力使って横暴な真似してるのをどう思う?」
ティガー「どうって……」
ジェイス「思った通りに言えばいい」 - 92解説です!23/07/01(土) 18:15:15
ティガー「………例え立場がどうであれ、それを誰かを助けるためにやったのなら自分はありがとうって言いたい…と思う」
ジェイス「………なぁ…もしよかったら……友達にならないか?」
ティガー「友達!?」
ジェイス「嫌ならいいんだが…」
ティガー「うーん……是非とも」
ジェイス「決まりだな。これからよろしく」
ティガー「よろしく。自己紹介しなきゃだね、自分はティガー・ハグラ。君はえーと、ジェイソン・サダリメルク君…で合ってる?」
ジェイス「ジェイスでいい」
ティガー「…ジェイス君」
ジェイス「君は付けない。ジェイスだ」
ティガー「……よろしく、ジェイス」
ジェイス「よろしく、ティガー」
----------------------------------- - 93解説です!23/07/01(土) 18:20:45
- 94二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 18:39:05
相性値100越えのふたり
- 95解説です!23/07/01(土) 19:05:34
「代理決闘を受けながらスポンサーとの連絡を保ち続ける日々を送るティガーさん」
「そんな日々の中、ティガーさんにとって一大事な出来事が起こります」
-----------------------------------
ジェイス「ん?どうしたんだそんな急いだ様子で」
ティガー「いやぁ……実は……」
ジェイス「1日レネ・コスタのキープくん体験!?」
-----------------------------------
シャディク「レネ達だいぶ面白そうなことやってるらしいよ」
サビーナ「……そうか」
シャディク「君はいいのかい?」
サビーナ「………私には関係のない事だ」
シャディク「そうじゃなくて、君の役割の話さ」
サビーナ「………」 - 96解説です!23/07/01(土) 19:16:57
-----------------------------------
レネ「いやぁ…アタシ本当は勉強苦手なんだよね」
ティガー「うーん…それじゃぁこっちでプリントでまとめるのでそれ使ってやりましょう」
レネ「へぇ…手慣れてるねなんかそういうバイトとかした事あるの?」
ティガー「いえ特には…自分流のやり方です」
レネ「なんでキープ君になる案、OKしたの?」
ティガー「いえ特には…強いて言えば新しいものが見えるかなって…それに誘ってもらいましたし…レネさん勉強ヤバそうですし」
レネ「…アンタってなんでそんなに人に優しくできんの?」
ティガー「困っている人がいたら助けるのは普通じゃないですか?」
レネ「……呆れた、アンタ本当にドがつくレベルのお人好しなんだね」
ティガー「…そうですか?」
ハロ「ソウダゾソウダゾ」
レネ「…アンタ、いつか食い物にされるよ」
ティガー「へ?」
レネ「さーて!ちょうどお昼だし学食行こ☆」 - 97解説です!23/07/01(土) 19:24:52
レネ・ティガー「いただきます」
レネ「……ねぇねぇオム一口ちょーだい」
ティガー「えっ///」
レネ「今はキープ君なんだから、それくらいしてよね」
ティガー「……ハイ」
レネ「モグモグ…まぁまぁね。私のパスタも一口あげる。ほれ、あーん…………考え事してんのはわかるけどさ、そんな風にしてたらご飯不味くなるよ?」
ティガー「……ご飯って食べる人によって、味変わるんですね」
レネ「……?どゆこと?」
ティガー「今まで、いろんな人とご飯食べてきました。親と食べると安心するし、友達と食べるとワクワクします。サビーナ先輩と食べると、ぽかぽかして……今は楽しいなぁ……って」
レネ「ふーん、それってさぁ……」
レネ「アンタの探し物、もう見つかってるって事じゃないの?」
ティガー「………え、マジですか?」
レネ「アンタ…マジかぁ………ハァ…教えてあげないから、自分で見つけなよ……ん、待てよ…このまま行くと一生わからないまま行くんじゃ……」
レネ「……よし決めた!今は私のキープ君なんだから、残りの時間で最高にカッコよくしてやる!」 - 98解説です!23/07/01(土) 19:31:10
-----------------------------------
レネ「まずはそのボサボサ髪よね。一体何やったらこんな酷くなるわけ?」
ティガー「いやー…髪切るのメンドくさくて…」
レネ「髪なんて身だしなみを整える上ではマストなんだから、それくらいちゃんとしなさいな。ダッサイ髪型してると好きな人に嫌われるよ」
ティガー「えっ…あっ…それは……コマリマス」
レネ「……あとは服もね。ちょっとはオシャレしなさいよ。例えば……うーんデニムジャケットなら好青年…風に見える」
ティガー「風ってなんですか風って!?」
レネ「いい?いきなりかっこよくなろうったってそう簡単にはいかないの。日々の努力を怠っているアンタは外面だけでも繕わないとダメなの…よ!」
ティガー「おぉ……全然違いますね」
レネ「当たり前でしょ」
ティガー「あれ?でもこんなにしてもらってから言うことじゃないと思うんですけど、自分この後なんかすることあるんですか?」
レネ「……ここまでお膳立てされてそれとは相当な重傷みたいね…ほらほら!行った行った!」
ティガー「えっちょっ待っ……」
ティガー「……サビーナ先輩」
----------------------------------- - 99解説です!23/07/01(土) 19:38:30
ティガー「……………」
サビーナ「……………」
ユビサキチョコン
ティガー「……アッスイマセン!」サビーナ「………スマナイ」
サビーナ「……最近、色んなことに挑戦しているそうだな」
サビーナ「スポンサー契約に地球寮での手伝いに、ホルダーの代理決闘……少し前の君からは考えられないほどお前は変わった……少し嫉妬してしまうくらいにな」
ティガー「まだ、全然です。今でも迷ってばかりで、どの道に進みたいのかも、何がしたいのかもよくわからなくて……」
サビーナ「いや、そんな事は……大方、これ以上頼りたくない、とかそんな理由だろう?」
ティガー「……………」
サビーナ「……やっぱりな、お前の性格なら、そういう風に思うのも仕方ないか」
サビーナ「……………」タチドマル
ティガー「……先輩?」
サビーナ「……もし…もし、私が多くの人の敵になった時、お前は叱ってくれるか?」
ティガー「…叱るのは…得意じゃないので、一緒に考えるじゃダメですか?」
サビーナ「……!」 - 100解説です!23/07/01(土) 19:41:04
ティガー「先輩がそんなことするのなんて何か事情があるはずです!自分じゃあまり力にならないかもしれないけど、でも、悩みは1人で抱え込むのは辛いし苦しいです………一番よく、分かってますから……」
サビーナ「そうだな、1人で悩み続けるのは苦しいし辛いな。でも、それでも我慢しなくちゃいけない時もあるんだ。この世界には……」
ティガー「そんなのおかしいです!先輩にはシャディク先輩やみんながいます!……自分だって……友達は困っている時は助けて合わなくちゃダメです!」
サビーナ「……本当に、大きくなったな。そんな強い瞳をするようになって……」
サビーナ「…あぁ、そうだな。親しい仲なら助け合わなくちゃな。じゃぁ、君は私が困っていたら助けてくれるか?」
ティガー「はい!……サビーナ先輩も大切な人ですから!」
サビーナ「……//////‼︎!…あんまり、そう言う事は軽々しく言うものじゃないぞ…!」
サビーナ「…………でも、ありがとう、安心した」
ティガー「あ、自分、サビーナ先輩が笑ったの初めて見ました」 - 101二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 19:45:25
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- 102解説です!23/07/01(土) 19:46:16
サビーナ「そうか?…あまり笑わない性分である事は自覚しているが、そうか…お前も頑張ってるようだし、私ももう少し笑ってみる事を努力してみるよ」
ティガー「応援します!伯父さんも言ってました!明るい未来は笑顔に宿るんだって!キープスマイリングです!」
サビーナ「……そうだな。キープスマイリング」
ティガー「えへへ…あ、そうだ。サビーナ先輩に渡したいものあったんです」
サビーナ「私に?」
ティガー「これ、ずっと前に作ってて、ずっと渡したかったんです」
サビーナ「これは……?」
ティガー「…相棒の装甲の廃材から作ったんです。初めてだからそんなに上手じゃないけど……自分と相棒が守った初めての人で、相棒のこと見送ってくれたから……だから、持ってて欲しかったんです。お守りというか、そんな感じで」
サビーナ「いいのか?お前の相棒の……大切なものなんだろう?」
ティガー「大切なものです!……だから、持っていて欲しいんです」
サビーナ「……分かった。じゃぁ、付けてくれないか?私、こういうのはあまり慣れていないないんだ」
ティガー「え、あ……はい」 - 103二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 19:48:13
シャディク達と支援会話重ねて好感度上げてる感じが本編の皆と違って好き
- 104解説です!23/07/01(土) 19:49:45
ティガー「……キツくないですか?」
サビーナ「あぁ、大丈夫。多少くすぐったいくらいかな」
ティガー「あ、すみません」
サビーナ「いいんだ。今はこの感触を感じていたい」
ティガー「……………」
ティガー「できました」
サビーナ「……似合っているか?」
ティガー「………………」
サビーナ「ティガー…?」
サビーナ「あ、いえすみません……すごく…似合ってますよ」
サビーナ「そうか……」
ティガー「……////」
----------------------------------- - 105解説です!23/07/01(土) 19:53:28
「ティガーさん」
ティガー「違います」
「ティガーさん」
ティガー「いやどう見ても片想いですから!」
「どう見ても両想いでしょうが!💢」
ティガー「いやそんなわけないですよ!第一自分とサビーナ先輩じゃ月とスッポン、天と地ほどの差があるんですよ?」
「でも私が読んでたコミックではそういうものはむしろ恋の過程で超えていく障壁としてド定番でしたけど」
「………とにかく違うもんは違いますから!」
----------------------------------- - 106二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 19:55:05
色ボケたぬきぇぇ…
- 107二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 19:58:10
- 108解説です!23/07/01(土) 20:18:39
メイジー「で、そうまでして『また明日』して帰っちゃったと…」
ティガー「いや別に当初の目的は達成しましたし…」
メイジー「ふぅーん……でも、そんなふうにしてると、いつか置いてけぼりにされちゃうかもね」
ティガー「え?それどう言う意味………………」
メイジー「さぁ?ただ言ってみただけ」
ティガー「あ、そうなんですね。なんだびっくりした……」
メイジー「安心しなよ、私は君の味方だよ!」
-----------------------------------
ジェイス「お前案外モテんのな」
ティガー「違うから!」
ジェイス「でもお前、メイジー・メイのこと好きだろ?」
ティガー「……///…そりゃチームよく組むし、たまに料理一緒にしたりするし、優しいし…」
ジェイス「まぁアイツはお前みたいなタイプがゾッコンになっちまうタイプだからな。ま、せいぜい振り回されないようにな」
ティガー「なんだよさっきから!そういうジェイスは恋愛したことあるのかよ!」
ジェイス「俺、許嫁いるけど」 - 109解説です!23/07/01(土) 20:20:29
ティガー「へ?」
ジェイス「だから、俺許嫁いるからそういうのはしないんだって。まぁ、その許嫁も会ったことない…おいティガー!?」
ティガー「負けた……完敗だ……」
-----------------------------------
「ちなみに私にはお嫁さんがいます!」
ティガー「スレッタさん、傷を抉るのはやめて……」
「まぁまぁ、さて、次は最後!第4部です!」
ティガー「あ、話し切った」
----------------------------------- - 110二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 20:29:25
ジェイス君……メス堕ちしないのか?(最低)
- 111二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 21:36:54
- 112二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 21:38:03
かわいい後輩に脳を焼かれたんだな…
- 113二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 21:38:53
- 114解説です!23/07/01(土) 21:59:20
ジェイス「なぁ今度の土日に遊びに行かね?」
ティガー「ごめん、その日は無理」
ジェイス「なんか用事?」
ティガー「相棒取りにねプラント・クエタまで」
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サビーナ「なんだ、ここ最近ずっと嬉しそうだな」
ティガー「実はですね…コショコショコショ」
サビーナ「相棒の修理終わったんだな」
ティガー「はい!今度取りに行くんです!なんとなんと、伯父さんも一緒なんです!」
サビーナ「そうか、よかったな。ところでどこに取りに行くんだ?」
ティガー「プラント・クエタってとこらしいです。今度船に乗って行ってきます!」
サビーナ「プラント…クエタ……?」
ティガー「なんかダメでしたか?」
サビーナ「いや、なんでもない。気をつけてな」
ティガー「はい!それじゃ準備があるのでこれで」ペコリ - 115二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 22:07:09
クエタに行かせるのシャディク目線からすれば「最終試験」みたいな感じで笑う
スレッタと同じく良い子でガールズ達にも影響を与えてくれてはいるし凄い力を持ってるけど生き残らなければまあそれまでみたいな - 116二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 22:08:17
グラスレールートで交流を深めれば隠れた一面が出て来たり仲良くなれるんだ
- 117解説です!23/07/01(土) 22:10:43
サビーナ「………」ギュッ
ティガー「!?!?!?!?!?!?」
サビーナ「気をつけて行くんだぞ。ちゃんと帰ってくるんだ」
ティガー「先輩……?」
サビーナ「……柄にもないことをしたな。いいんだ忘れてくれ。…それじゃぁ、行ってらっしゃい」
ティガー「……はい行って来ます!」
サビーナ「……………」
-----------------------------------
サビーナ「……………」
レネ「サビーナのやつ悩んでさっきから、しょぼくれた顔してんだ?」
メイジー「チグハグ君がしばらく出かけるからじゃない?」
イリーシャ「恋の悩み…というやつかも」
サビーナ「なぁ、シャディク。やはり、決行時期を少しだけずらさないか?」
シャディク「何を言ってるんだサビーナ。またとないチャンス、逃す手はないだろ?……もしかして彼のことを心配しているのか?」
サビーナ「…………………」
シャディク「心配ないさ、彼抜きでも計画は実現可能だ。それに……運が良ければ生き残るさ。ミオリネもチグハグ君も」 - 118二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 22:12:49
シャディクは別にティガーにサビーナが惹かれていることを悪いこととか言わないんだよね
- 119解説です!23/07/01(土) 22:16:46
シャディク「それに彼に事を告げてどうなる?彼のことだ、猛反発して最悪敵対だろう。それだけは避けたい」
サビーナ「それでは、切り札をみすみす手放すというのか!?」
シャディク「時にはジョーカーを手早く切る必要もあるのさサビーナ。抱えてばかりで必要な時に使わなければどんなカードもクズに等しい。彼は新しい力をプラント・クエタで手に入れるはずだ。それならこちらの制御下に収める前にどれほどのものか見ておきたいしね」
サビーナ「確かに彼がいなくても当初の計画は完遂できるだろう、しかし!…………彼に協力してもらった方が成功率は上がるだろう?」
シャディク「確かにそうだね。でもそれは本来サビーナ、君の仕事のはずだよね?」
サビーナ「…………………」
シャディク「まぁ、いいさ。彼が思った以上に手強かったということにしておこう」
レネ「ま、あいつはそうそう死なないでしょ」
メイジー「だよねー、あんな動きするパイロット見たことないし」
イリーシャ「死んだら悲しいですし」
エナオ「優しいままではいられなくなるだろうな」
----------------------------------- - 120二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 22:18:12
何だったら革命を捨てても良いと思えるだけの自分だけの幸せを見つけたなら「もうこっから先は戻れない(本編だと20話の出撃前とか)」って所で「抜けても良いよ」って言いそうなんだよなシャディク
あまりにも重傷だと情報漏洩問題的に閉じ込めるかもだけど
- 121二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 22:23:20
- 122解説です!23/07/01(土) 22:25:26
シャディク「ま、そういうわけだサビーナ。それに俺だって辛くないわけじゃない。だけど1人のために計画を捻じ曲げるわけにもいかないってだけさ」
シャディク「そろそろヴィムから連絡が来るだろう。頼んだよ、サビーナ」
サビーナ「………あぁ」
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サビーナ「あぁ、手筈通りに頼む」
サビーナ「………………それと、一つ頼みたいことがある」
----------------------------------- - 123解説です!23/07/01(土) 22:26:13
シャディク「随分と大荷物だね」
ティガー「シャディク先輩!でもどうしてここに?」
シャディク「ちょうど宇宙港に用事があってね。ついでにお見送りでもと」
ティガー「お心遣い感謝します!」
シャディク「随分とたくさん詰めたね?お土産?」
ティガー「はい!あっちの方でちょうどおじさんも来るらしくて!久しぶりに再会なのでお土産の一つでもと!」
シャディク「へぇー羨ましいな」
ティガー「入学式ぶりなんですよー!いやー楽しみだなぁー」
シャディク「……そろそろ時間は大丈夫?」
ティガー「あ、行かない忘れてた…じゃぁそろそろ行きますね」
シャディク「ティガー君」
ティガー「はい」 - 124解説です!23/07/01(土) 22:26:27
シャディク「君の生まれを知ってね、疑問に思ったんだ。君が何者なのかをね?君はなんなんだ?化け物?それとも……人間じゃないナニカ?」
ティガー「えっ?何言って……」
シャディク「それじゃぁ楽しんで」
ティガー「ちょっと待っ…」
『まもなく、プラントクエタ行きのシャトルが発車いたします。ご乗船がまだのお客様は速やかにご乗船をお願いします』
ティガー「……………」
ティガー「帰ってきてから聞けばいいか…」
----------------------------------- - 125二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 22:27:12
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- 126二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 22:27:49
>シャディク「ま、そういうわけだサビーナ。それに俺だって辛くないわけじゃない。だけど1人のために計画を捻じ曲げるわけにもいかないってだけさ」
建前とかじゃなくって本心で言ってそう>辛くないわけじゃない
- 127解説です!23/07/01(土) 22:35:39
ティガー「ここがプラント・クエタ……まぁ言ってしまえば工場みたいなものだしそんな煌びやかなわけないか」
ハロ「キタイハズレキタイハズレ」
ティガー「えーと、確か待ち合わせはAブロックの…….」
チュチュ「あれ?なんだよ、お前も来てたのかよ!」
ティガー「うわっ!…びっくりしたぁ……チュチュさんでしたか。あー、自分はちょっと所用で」
チュチュ「へー、ただの学生が生産拠点なんかに用なんてあるのか?」
ティガー「その言葉そっくりそのままお返ししますよ……とは言っても、そっちは会社の荷物搬入ですもんね」
チュチュ「まぁな。でも1番はスレッタのエアリアルの受け取りだけど。お前は?」
ディガー「自分も相棒の受け取りに……」
チュチュ「なんだうちと一緒か!………どうした?」
ティガー「いえ、なんでもないです……」
チュチュ「なんでもないって…そういう時はなんかあるも───」
チュチュ「おいおいスレッタ大丈夫かよ?なぁ、お前も手つだ……あれ?アイツどこ行った?」
----------------------------------- - 128二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 22:35:55
サビーナさんが本編に居ないチグハグ君の影響で苦しんでる……
- 129解説です!23/07/01(土) 22:40:31
ティガー「…………」
ハロ「ゼンポウチュウイゼンポウチュウイ」
ティガー「…………」
ハロ「ゼンポウチュウイゼンポ…」ティガー「ワブッ…」
伯父「おいおい、ちゃんと前向いてねぇと壁に激突しちまうぞティガー」
ティガー「伯父さん……」
伯父「どうしたんだよティガー、そんなにしょぼくれちゃって?そんな顔で相棒に会ったら心配されちゃうぞ?」
ティガー「ごめん…」
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伯父「どうしたんだよティガー?なんか変なもんでも食ってお腹壊したか?」
ティガー「大丈夫大丈夫、なんでもないって」 - 130解説です!23/07/01(土) 22:43:02
伯父「そういや母さんから聞いたぞ?やりたい事見つからないんだってな」
ティガー「……前、決闘した時…スレッタさんと戦った時は『自分の守りたいものを守る』ことに必死だったけど、守りたいのに力不足で……どうしたらいいかわからなくて悩んでたら、そのうち、やりたいことまでわからなくなっちゃって……」
伯父「……なるほどなぁ。伯父さんもあったぞそういうこと」
チグハグ「伯父さんも?」
伯父「あぁ、伯父さんも誰かのために何かしたくてパイロットになった。だけど伯父さん下手っぴでな、目の前でただ仲間がやられていくのを見ているしかなかった」
ティガー「知らなかった、そんなこと……」
伯父「色々とある話だからな……ま、伯父さんは伯父さんなりにやることを見つけて今は宇宙の何でも屋 って訳だ」
伯父「ところで、さっきからなーに悩んでんだ?」
ティガー「………なんでもないよ」
ハロ「チグハグギモン!ギモン!ナニモノカ!ナニモノカ!」
ティガー「ちょっ…!ハロ……!」
伯父「…………………」
ティガー「……伯父さん………?」
伯父「……そうか、もう言わなくちゃいけない時か。そうだもんな、もう17だもんな……」 - 131解説です!23/07/01(土) 22:46:24
伯父「……本当は、お前の母さんが話す約束だったんだが……どうにもそう都合よくは問屋が卸しちゃくれなくてな…」
伯父「ティガー、お前はな……………」
伯父「……本当は生きられない命だったんだ」
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ティガー「えっ?伯父さん何言って…」
伯父「……混乱するのもわかる。だが、これを語るにはまず、お前の生まれる前のことを話さなくちゃいけない」
伯父「お前の母さんと父さんには、子供ができなかった。母さんの方に問題があってな、子供が出来にくい体質だったんだ」
伯父「それでずっと長いこと、不妊治療をしていたんだが、一向に成果は出なかった」
伯父「そんな時、ついにお前の母さんの妊娠が発覚した。そう、お前が来てくれたんだ」
伯父「お前の母さんと父さんはそれはそれは喜んだ。もちろん俺もな。お互い親戚がほとんどいなかったから祝い事は最低限だったけど、それはそれはめでたかった」
伯父「だけど、ある日の検査の時に問題が起こってな……それなんだが……あー……はぁ………ぼかさず言うのは本当に決心がいる……俺でこれなんだからアイツには無理だったろうな………」
伯父「その日の検査で、ティガー、母さんのお腹にいたお前はこう診断されたんだ」
伯父「『無脳症』だ、って……」 - 132解説です!23/07/01(土) 22:51:03
ティガー「は?なん……だよ…それ……」
伯父「すまない、いきなりのことでショックだったよな。俺の配慮が足りなかった……」
ティガー「………て……の……」
伯父「どうした?」
ティガー「な……んで……じぶ…ん…………は……い……きて…る……の………?」
伯父「それはな……お前の父さんが、お前を救おうと必死になったからだ」
伯父「お前の父さんはな、すごい医者で科学者だった」
伯父「無脳症、つまり……あー、脳が形成されていなかったお前のニューロンを複製して…俺は難しいことは苦手なんだ……」
伯父「お前も知ってるだろう?GUND。あれをベースに、アイツの得意分野だったナノマシンや神経系医療を掛け合わせて……だったか?」
伯父「つまり、ティガー、お前が生きていられるのはお前の父さんが、お前の頭の中を作ってくれたからなんだ」 - 133解説です!23/07/01(土) 22:51:39
ティガー「ねぇ、伯父さん………自分が持ってるものって何?」
ティガー「MS乗るのがちょっと上手いのも、ちょっと手先が器用なのも、若干料理が上手いのも……きっと全部、父さんがそうであるようにしてくれたことなんだよね……?だって、自分は脳無しだから…………脳無しに生まれたから………ねぇ、伯父さん………自分の持ってるものって何かなぁ……自分は何ができるのかなぁ……脳無しに生まれたのが悪かったのかなぁ…脳無しだからみんなに迷惑かけるのかなぁ……」
ティガー「……自分は、生まれてこない方が良かったのかなぁ………………」 - 134解説です!23/07/01(土) 22:54:34
伯父「ティガー、お前はな!生まれてきてよかったんだよ!」
伯父「お前はこの世界の誰よりも愛されて生まれてきたんだ!父さんがどんな手を使っても脳を作ろうとしたのも、母さんが毎日毎日、お前眠るお前に語りかけてきたのも、全部!お前に生まれてきて欲しかったんだ!たとえ親のエゴだとしてもお前に幸せに生きて欲しかったんだ!!」
伯父「お前がとびきりパイロットの腕があるのも、誰よりも手先が器用なのも、めちゃくちゃ料理が上手なのも、誰よりも他人を思いやって、困っている人を見捨てられない優しいところも全部、お前自身のものだ。誰かに与えられたものじゃ無い。お前が努力して、頑張って、掴み取ったものなんだ」
伯父「お前はただ1人の人間だ。多少、生まれ方が人と違うだけなんだ。誰にとっても世界でたった1人の大切なティガー・ハグラなんだ。だから……生まれてこない方がよかったなんて、そんなこと言わないでくれ…………」
ティガー「………ほんと、バカだなぁ、自分」
-----------------------------------
ティガー「ねぇ、伯父さんはさ、なんで自分にMSの乗り方、教えてくれたの?」
伯父「………どうして、気になるんだ?」
ティガー「どうしてって………なんとなく?」
伯父「伯父さんはな、昔、ガンダムに仲間を殺されたんだ」 - 135解説です!23/07/01(土) 22:58:04
伯父「伯父さんは昔、ドミニコス隊ってとこにいたんだ。まぁ、そんなに腕が立つわけでも無かったからな。予備としてその日の任務は船に置いてけぼりになっていた」
伯父「伯父さんの仲間達は危険なMSを破壊するための任務に従事していたんだが、伯父さんはそこでガンダムの"本質"を見た。そして、それが世界にもたらす災厄もだ。」
伯父「あの時、ガンダムは大量に量産されてプラントに搬入されていた。伯父さんもその所在の全てを知っているわけじゃ無いが……あれは、一機いるだけでも戦況をひっくり返しかねない機体だが、本質はそこじゃ無い」
伯父「あの機体の真に恐ろしいところは、ただの民間人が訓練された軍人さえ凌ぐ力を手に入れられるという点だ。……もし、量産されたガンダムがテロリストの手にでも渡ったら、大勢の人が被害に遭う。…………伯父さんは、それを防ぐために人生を捧げてきた」
伯父「………いずれ、ガンダムによる戦いが起きるだろう。それは、避けられない事だ。だから、お前には自分の身を守る術を身につけて欲しかったんだ。まぁ、お前の飲み込みと上達が想像以上過ぎたけどな!」
ティガー「でも、そんなこと本当に起こるのかな…」
伯父「必ず起こる。いや、もう怒っているかもしれない。だからこそ、こいつを作ったんだ。いつ起こってもいいようにな」
伯父「こいつの名前はペジュレヴァリエ。ティガー、お前の相棒の新しい姿だ」 - 136解説です!23/07/01(土) 23:00:21
ティガー「伯父さんは、この機体を使って自分に何をさせたいの?」
伯父「これでガンダム狩りをして欲しいなんて、バカなことは言わない。ただ、いつもみたいに学校で楽しくやってくれればいいさ」
ティガー「……伯父さん、その戦いが起こったら、きっと大勢の人が殺されちゃうんだよね?きっと、父さんみたいな人がたくさん出てきちゃうんだよね?」
ティガー「なら、戦う。自分がガンダムと戦うよ。みんなを守るために」
伯父「……いいのか?お前はまだ子供だ。守られていい立場なんだ」
ティガー「いいんだ。…それに、守りたい人できたんだ。大切な、守りたい人。その人を守りたいから、自分はこの世界を守る。きっとそれがあの人を守ることになると思うから」
伯父「君だけを守りたいってやつか。言うようになったな!」
ブーンブーン(警告音)
ティガー「伯父さん…………行くよ」 - 137二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 23:03:49
生身の体がないエリクトと生身の脳みそがないティガー……
- 138二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 23:04:35
別に対比する予定なかったのに変に対比できてしまった感
- 139解説です!23/07/01(土) 23:06:38
ティガー「この座り心地…少しの間だったのにもう懐かしいなぁ…ただいま相棒。早速で悪いけど、我儘に付き合ってくれ」
ティガー「計器類チェック、マスタースイッチ確認…INS調整問題なし、ファイトレバーオン」
『星間物質を含む脅威オブジェクトなし、発信権限をパイロットに譲渡』
ティガー「受け取りました」
ティガー「あ、そうだ伯父さん」
ティガー「ガンダム倒すっていったけどさ、ガンダムにもいいのと悪いのがいると思うんだ。友達のガンダムはその子の家族で……だからさ、自分が倒すのは人を傷つける悪いガンダムだけじゃダメかなぁ………」
伯父「👍」
ティガー「ありがとう。……それじゃぁ…スゥーハァー」
「………ティガー・ハグラ、行きます」
----------------------------------- - 140解説です!23/07/01(土) 23:11:09
- 141解説です!23/07/01(土) 23:19:06
- 142解説です!23/07/01(土) 23:21:11
「なんか見慣れたタイトルの下にくっついてますね」
ティガー「この物語の副題みたいなものですね」
「ぺるあすぺ……?」
ティガー「今は皆さん調べて考察してみてください!」
ティガー「それでは今度こそお終いです。スレッタさん最後も一緒に!」
スレッタ・ティガー「バーイバーイ!!」 - 143二次元好きの匿名さん23/07/01(土) 23:38:13
面白かった!
表題の下のやつはラテン語? - 144チグハグ君23/07/01(土) 23:41:21
yes(意味は自分で調べてみてね)
- 145二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 01:27:32
更新乙でした
総集編をSS形式にするとは気合入った作者さんだ楽しみにしてます - 146二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 03:08:18
エリクトの過去を見る限りプロスペラからするとチグハグ君は地雷なように思えてならん、生きていた自分の娘はGUNDを巡る呪いで肉体を失ってるのに、本来生きれなかったチグハグ君はGUNDを含めた祝福を受けて生きている
- 147二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 06:11:37
困難を乗り越えて星へ
かかっこいいな - 148解説です!23/07/02(日) 07:25:03
第1回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒です|あにまん掲示板学年:dice1d3=@2 (2)@学科:dice1d3=@3 (3)@1.パイロット科2.メカニック科3.経営戦略科性別:男(固定)所属寮:グラスレーちなみにdice1d5=@1 (1)@ のことが…bbs.animanch.com第2回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅡ|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1343821/終わらなかったのでbbs.animanch.com第3回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅢ|あにまん掲示板前々スレhttps://bbs.animanch.com/board/1343821/前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1344377/終わりが見えないbbs.animanch.com第4回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅣ|あにまん掲示板前々前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1343821/前々スレhttps://bbs.animanch.com/board/1344377/前スレhttps://bb…bbs.animanch.com第5回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅤ|あにまん掲示板はじめhttps://bbs.animanch.com/board/1343821/2番目https://bbs.animanch.com/board/1344377/3番目https://bbs.a…bbs.animanch.com第6回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅥ|あにまん掲示板1番目https://bbs.animanch.com/board/1343821/5番目https://bbs.animanch.com/board/1349759/そうして、少年は前に進むbbs.animanch.com第7回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅦ|あにまん掲示板最初https://bbs.animanch.com/board/1343821/一つ前https://bbs.animanch.com/board/1353527/みなぎってきたbbs.animanch.com第8回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅧ|あにまん掲示板最初https://bbs.animanch.com/board/1343821/一個前https://bbs.animanch.com/board/1358548/優しい嘘は誰のために?bbs.animanch.com第9回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅨ|あにまん掲示板最初https://bbs.animanch.com/board/1343821/1個前https://bbs.animanch.com/board/1361691/男子三日会わざれば刮目して見よbbs.animanch.com第10回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅩ|あにまん掲示板最初https://bbs.animanch.com/board/1343821/1個前https://bbs.animanch.com/board/1364964/初めてってドキドキするよねbbs.animanch.com第11回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅪ|あにまん掲示板最初https://bbs.animanch.com/board/1343821/一個前https://bbs.animanch.com/board/1369049/ダイヤモンドから夢を放つペルセウスbbs.animanch.com第12回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒でⅫ|あにまん掲示板デイ・ドリーム・ビリーバーbbs.animanch.com第13回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですXⅢ|あにまん掲示板今でも、忘れはしない遥かなジュブナイルbbs.animanch.com第14回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですXⅣ|あにまん掲示板僕はそう小さなツバメbbs.animanch.com第15回
【🎲】自分はグラスレー寮の生徒ですⅩⅤ|あにまん掲示板僕は人間じゃないんです。本当にごめんなさいbbs.animanch.com - 149チグハグ君23/07/02(日) 07:26:50
- 150二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 12:21:44
しかもチグハグ君「その少年はガンダムを狩る」モードだしな…
- 151二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 12:40:12
よく考えるとお父さんが遺した生体ナノマシンって大丈夫か?下手したらデビルガンダムみたいなの誕生しない?
- 152二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 12:45:44
モチーフであるペルセウスとかのギリシャ神話要素がどんな形で活かされるか楽しみだわ
- 153二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 12:48:22
- 154二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 18:35:15
- 155二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 18:56:19
- 156二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 19:54:01
とりあえず本編でも生き残ったからな、幸せになれよ
- 157二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 20:00:42
チグハグがいたせいで本来死ぬはずがなかった誰かが死ぬ…ってことにはならないで欲しいが
- 158二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 20:44:08
- 159二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 20:53:26
悲しいけどあり得るからなぁ
イレギュラー突っ込んだら大局的には本編より良い結果に行けたけど本来なら出ない死人が出たみたいな
例として5人のメンバーが居て「民を苦しめる悪い王様を倒そう」ってなってる時
①.本来の世界なら「5人が行動を始める前に襲撃されて捕縛。悪い王様は倒せなかったけど5人は生き残って人生を全うする」って道を辿る
②.①と違って本来の5人にオリ主加えて6人になってる世界の場合は「オリ主の力もあって襲撃を返り討ち。その勢いで悪い王様を倒すも6人中4人の仲間がその過程で死んだ(目的は遂げてるけど本来の歴史に比べたら死人が出てる)」
って感じのお話はあり得るからね
簡単に運命は変えられないけどあっちを変えたらこっちが爆発したなんてのもあり得るんだ
- 160二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 20:57:09
- 161チグハグ君23/07/02(日) 21:28:18
- 162二次元好きの匿名さん23/07/02(日) 22:35:29
たて乙